理学療法士のメリット・デメリット【学生&再受験者向け】

理学療法士のメリット・デメリット【学生&再受験者向け】
悩みねこ

理学療法士を目指したいと思っています。
理学療法士のメリット・デメリットを教えてください。

こんなお悩みを解決します。

仕事にお金を求めたり、やりがいを求めたり人それぞれ違うもの。
しかし、理学療法士はなるためには、お金と時間がかかるため、一度選んでしまうと替えががききません。

高校生や再受験を目指される皆さんは、情報をできるだけ集め自分が理学療法士になれるのかなれないのか合っているのか合っていないのか慎重に考えると思います。

理学療法士に向いているかどうかは下記の記事が参考になると思います。
理学療法士を目指して後悔しないように私の視点で理学療法士のメリット・デメリットを紹介します。

ちなみに、理学療法士の就職先には病院もあれば、クリニック、老人保健施設、特養と色々です。

職場環境によってメリット・デメリットが変わるのは当たり前です。あくまで私個人の意見として参考にしてください。

私は老人保健施設で働いており現在4年目です。
目次

理学療法士のメリット

専門職としての面白さがある

リハビリをする理学療法士の写真
私たち理学療法士は、動作を見て、日常生活の動作ができないもしくはできるけれど間違った方法で動作を行っている場合、原因を見つけ、そこに介入して治療します。

あくまでDrの指示のものリハビリを行いますが、Drからは「こういった疾患だから、関節をやわらかくしといて、筋力つけといて、立ち上がり訓練しといて」とざっくりとした指示だけです。

つまりは、自分たちで考えて原因を見つけて、自分たちで治療することができます。

治療を薬に頼ることなく、自分の知識と自分のハンドリング(手でさわって治療する)だけで患者さんが治っていく様子をみていると専門職としてのやりがいを感じます

勉強すればするほど、治療できる割合が増えていくのも理学療法の面白さです。

見違えるほどよくなり、「先生のおかげでこんなによくなりました!」と言われた瞬間が理学療法士になって良かったと思う最高の瞬間です。

定時に帰れる

残業がないイメージ
私が働いている老人保健施設では定時に帰ることができます。

なぜ定時で帰れるのかというと、リハビリはMAXで1日24単位(1単位20分)標準で1日18単位とることができます。

これだと20分x18=360分要するに6時間になり、1日の労働時間は8時間ですから1日の3/4はリハビリをしていることになります。

これでもかなり多いですが、私の友達が働いている病院では21単位あるそうです。

時間にして7時間ですが、若いうちは大丈夫でしょうが、体力仕事であるリハビリを1日7時間続けることはかなり厳しいのではないでしょうか。

私の老健では、二人働いており、患者さんの数も70人(100人のところが多い)、さらに集団リハビリといっぺんに6~10人やってしまうため、1日10~12単位ほどしかなく時間に余裕があります。

空いた時間で書類業務ができるため、定時で帰ることができます。
したがって、患者さんの数、療法士の数によって1日何単位するのかは変化するので残業があるところももちろんあります。

私は一度転職しており、2回とも老人保健施設で働いていますが、どちらも残業はありませんでした。

実習先で5つの病院に行きましたが、定時で帰っている療法士がいなかったことや友達の病院での話を考えると病院は定時で帰れないみたいです。

大学病院だと勉強会や研究があるため、日を跨ぐこともあります。
  • 老人保健施設で働くと定時に帰れる可能性が高い
  • 病院は定時で帰れない可能性が高い
将来楽な職場で働きたい。定時で帰りたいと思ってる方は下記の記事を参考にしてください。

仕事が楽

休憩する理学療法士達の写真
某大学病院は実習をやめたくなるほど忙しかったです。

理由は、リハビリとリハビリの間の移動時間があまりなく、走って移動していました。

病院の規模が大きいほど、館内が広く、患者数も多いため忙しい傾向にあるようです。

忙しいほど、心に余裕がなくなり、先生方はみんな顔が引きつっていました。

正直先生方の余裕がなさすぎて、怖かったです。

しかし、某大学病院以外の病院、老人保健施設ではそんなことはありません。

比較的ゆっくりと時間に余裕もって移動もリハビリもすることができます。

リハビリ職は書類業務もあるため、リハビリで体を動かした後、座って書類業務をすることができます。

1日パソコンの前に座って作業するわけでもないので、かえってこれが体にとって心地よいです。

体力仕事とデスクワークのバランス加減が仕事を楽にしてくれています。

やりがいは確かにある

理学療法士にやりがいを持っている女性の写真
ネットで理学療法士の本音とかで検索すると、やりがいはあると出てくることが多いです。

これは本当です。

1度、患者さんがわざわざリハビリ室まで会いに来てくれて、「先生のリハビリが1番よかった」と言ってくれました。

本当にうれしかったことを今でも覚えています。中々、「ありがとう」と言ってもらえる職業はありません。

また、勉強すればするほど治療技術があがり、リハビリで回復させれることが多くなってきます。

直接治療に関わることができるので、効果を実感することができ、これもやりがいに直結します。
笑顔ねこ

患者さんの笑顔が見られることが、1番のやりがいだなぁ~

理学療法士のやりがいについては下記の記事を参考にしてください。

じいちゃん、ばあちゃんが可愛い

大笑いする高齢者の写真
患者さんのほとんどは、じいちゃん・ばあちゃんなのでみんな可愛くてしょうがないです。

9割はみんな認知症ですが、そのボケぶりがまた可愛い。

みんな家族の一員みたいで、「気をつけて帰りなよ~」といつも心配してくれています。

「今日はリハビリないの~?」とリハビリを楽しみにしてくれてたりします。

寝たきりの人達も私が行くと、にこっと笑ってくれます。

みんなの笑顔が見れるいい仕事だなと思います。

老人保健施設で認知症の方ばかり相手するのは、戸惑うかもしれませんが、じいちゃん・ばあちゃんが好きなら十分選択肢に入れてもいいのではないでしょうか。

老人保健施設は時間の流れがゆっくりです。自分のペースでリハビリできるところがかなりの魅力だと思っています。

転職活動がしやすい

転職活動をする理学療法士の写真
転職活動はほとんど、経験年数と病院で働いていたかどうかで選択肢が増えます。

年齢ではねられることはありますが、10年間フリーター38歳で就職した私でも転職できていることを考えると、資格さえあればいいというところが多い印象です。

面接も楽なところが多く、2次面接まであるところは1つもありませんでした。

地方では人手不足なこともあり、40歳をこえての転職活動も苦労せずにできると思います。私が転職活動したのは40歳でした。

40歳以降では自分で選べるほど職場はないでしょうが、意外と急募しているところは多いので、理学療法士の仕事ができなくなるということはまずないです。

理学療法士の転職活動については下記の記事を参考にしてください。

スーツで出勤しなくていい

私服で出勤する女性の写真
スーツで出勤しなくていいことは人によってはあまりメリットに感じないかもしれませんが、スーツが嫌いな私にとってはかなりのメリットでした。

職場までは私服、職場では制服を着ています。

毎日洗濯でき、清潔感のある服を着れることは自分にとっては嬉しいことでした。

医療職の制服は職場にもよりますが、かっこいいと思います。

私の職場は自分でカタログから選ぶことができたので自分が気に入ったものを着ています。

夜勤がない

夜勤で疲れた女性の写真
理学療法士には夜勤がありません。
私にとって、夜勤がないことが重大なことでした。

理由としては、生活のリズムが崩れると疲れがどうしても溜まってしまい、幸福度が下がると思ったからです。

疲れた体で仕事したいですか?

医療職は夜勤が多い職種が多いので、医療職でありながら夜勤がないのはかなりのメリットだと思います。

睡眠は仕事のパフォーマンスに直結するので本当に大切です。

調子が悪い、怒りやすい、イライラする人は一度睡眠に目を向けてみてはどうでしょうか?

睡眠については下記の記事に詳しく解説しています。

イケメンが多い

イケメンの理学療法士の写真
女性にとっては職場にイケメンが多いかどうかは死活問題?な気がします。

理学療法士はスポーツの怪我をきっかけになる人が多いため、イケメンが多いのが特徴です。

スポーツ選手は性格的にも明るい方が多く、爽やかであるためイケメンが多い印象です。

私の同期もイケメンばかりでした。

詳しくはこちらを参考にしてみてください。

オムツ交換など介護の仕事をしなくていい

高齢者を介護する女性の写真
私の働いている老健では、介護士さんがするオムツ交換などの介護業務はやらなくても大丈夫です。

病院によっては、リハビリ前に便を漏らしていると理学療法士がやる必要があったり、食事の介助をしなければいけなかったりと、意外と介護業務をやらされます。

「介護業務をするために理学療法士になったわけではない!」と思っていても、病院といっても会社ですから、上から命令されればやるのが当たり前です。

介護業務が負担に感じるかどうかは人それぞれでしょうが、私はオムツ交換が一番嫌いな仕事なので本当に老健で良かったと思っています。

理学療法士のデメリット

給料が安い

給料が安くて悩む女性の写真
職業名平均年収
医師1378万円
看護師499万円
准看護師407万円
診療放射線技師547万円
臨床検査技師496万円
理学療法士427万円
参照:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査
理学療法士の平均年収は、427万6400円です。上記の表だけみても理学療法士の給料水準が他の医療職に比べ、低いのが良く分かります。

実際の理学療法士の給料水準を見る場合は、高所得者の理学療法士によって年収が吊り上げられる平均年収よりも、極端に年収の高い人、低い人に引っ張られることなくより実際の数字に近い中央値を用いたデータの方が堅実に私たち理学療法士の給料水準を表していると思います。

理学療法士の年収中央値は351万円です。平均年収から大分下がりました。
※参照元:平均年収.jp

ちなみに私は中央値ぐらいしか給料をもらっていません。

医療は診療報酬や介護報酬の点数で決まってしまい、新人の理学療法士でも、ベテランの理学療法士でももらえるお金は一緒です。

したがって、昇給がほとんどなく(私のところでは2年間で3000円)、長年勤めても給料がほとんど増えません。

しかし、理学療法士の現実を知らないまま、理学療法士を目指す学生が多い印象です。
やりがいだけで食っていけないのが世の中。

手取り20万~25万ほどでほぼ昇給なしで結婚して子供を養えますか?といいたくなります。

詳しくは下記の記事を参考にしてください。

理学療法士になるまでにお金がかかる

学費のイメージ
国立大学の学費は250万円ほどで済みますが、私立の大学にいくと600万ほど学費がかかります。

専門学校では、400万ほどかかります。
※参照元:befriend

さらにこれにプラスして教科書代、交通費、遠くに実習になると宿泊費までかかります。

実際に私は学費以外にその他諸々を考えると、1000万円はかかっています。

そのせいで、卒業した時には500万円の奨学金という名の借金を背負うことになりました。
1度理学療法士を目指すと、途中で理学療法士になることをやめることが難しくなります。

私の同期は60人いましたが、一人は退学して就職、一人は4年大学に通って資格取った後、コンサルタントの会社に就職したのでもちろん別の道に途中で変えることも可能です。

勉強をしても給料は増えない

勉強のモチベーションが上がらない女性の写真
先ほども言ったように診療報酬で理学療法士の給料が決まるため、いくら勉強してスーパーPTになったとしても給料はまったく増えません。

したがって、給料を増やしたい人は、休日に他の場所で働く、セミナー講師をする、転職をする方法があります。

他にも自費リハといって、起業して理学療法士の名前を使わずにリハビリをしている人もいます。

自費リハは自分で価格設定できるため、どこまでも収入を増やせますが、相当腕に実力がないと客が集まりません。

逆を言えば、一生勉強をする必要があり、倒産するリスクがあります。

私は勉強はほどほどにして、副業(ブログ)で収入を増やそうと現在頑張っているところです。

副業に興味がある方は下記の記事を参考にしてください。

年間休日が少ない

休日の楽しむ女性の写真
理学療法士には年間休日が少ないところが圧倒的に多いです。

私が求人を探していた時ほぼ9割105~110日が多かったです。

つまり、週休二日制で祝日に休みも、正月に休みもないということになります。

理学療法士だけでなく、医療職全体が年間休日が少ない印象です。

私の職場は年間休日120日でなんとか土日祝休みのところを探すことができました。

探せば、年間休日の数を売りにしているところもあります。

しかし、条件を増やせば増やすほど働く場所を狭めることになるので就職や転職が難しくなるでしょう。

大学病院はやめたほうがいい

大学病院で働く理学療法士達の写真
私が通っていた某大学の大学病院はブラック企業でした。

なぜかというと、日を跨ぐぐらい研究を手伝わされる、仕事の途中でもタイムカードをきらされる、勉強会で業務後も残るのは当たり前、仕事が忙しいなど色々ありました。

先生方はみんな心の余裕がなく、顔がみんなひきつっていました。

勉強にはなるかもしれませんが、私がついたバイザーは主任でしたが、理学療法士としての実力は大したことなかったです。

『大学病院=学べる』と安易に考えると後悔することになります。

理学療法士になって辛いと思ったことを下記の記事にまとめてあります。

理学療法士のメリット・デメリットのまとめ

私は理学療法士という仕事がそこそこ好きで、自分には合っていると思っています。

しかし、理学療法士はやりがいがありとても良い職業ですが、私が人生をやり直せるなら、理学療法士にはなりません。

理由はやはり給料が安すぎるからです。

少子高齢化の社会で未来は停滞するしかない日本でどこの会社も昇給は望めなくなっています。

一度IT関連の求人情報を見てみてください。

年収500万スタートが当たり前、1000万近い求人がかなり多いです。

理学療法士の求人は年収500万円の求人ならかなり高額の求人になります。

理学療法士という職を選ばないというよりも、たくさんのスキルを手に入れて収入源を増やしていくことがこれからの世の中では最適解になりそうです。

そう思えば、会社としては安定している理学療法士という仕事は副業の世の中ではそこそこいい選択肢かもしれませんね。

この記事を読んで、理学療法士の受験を考えている方は下記の記事を参考にしてみてください。
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