頑張ったからと言って、給料が上がるわけではなく、媚びを売ったからと言って、上司に気に入られるわけでもなく、むしろ仕事が出来ると余計に色々なことを頼まれたりします。 頼ってくれることは嬉しいですが、自分の仕事にさらに仕事を足すだけで、自分にとって何かメリットがあるわけでもありません。 恩を売ると意味ではいいのかもしれませんが、下手をすると良い人つまりは都合の良い人になりかねません。 アリを観察していると、「働きアリ」と一見サボっているようにみえる「働かないアリ」が2割いるそうです。 彼らは、働きアリが運んできた餌を食べ、働きアリが掃除した巣で生活し、ぶらぶら散歩しています。 「働かないアリ」はぶらぶら歩いていると、思いもよらなかったデカい餌に出くわし、巣に戻り、餌があったことを知らせると、働きアリが運んできてくれます。 あなたはどちらのアリになりたいでしょうか?「仕事なんか適当でいい」と割り切りサボる才能はあるでしょうか? 私は仕事に限らず、何でも適当にやるのが大好きです。 こんな考え方になったのにはちゃんとした理由があります。 医学部再受験で一生分の努力をし、人には「才能」というものがあるせいで、必ずしも夢が叶うわけではないことを知りました。 「諦めなければ、夢は叶う」は嘘で「諦めなければ、前に進めない」が真実でしょう。
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全力を出し切り、一生懸命やったところで必ず望んでいる結果がでるわけではありません。
逆に一生懸命にやったからこそ、それに固執しすぎてしまい、中々諦めることができなくなってしまいます。
人生を柔軟にするためにも、仕事は一生懸命するのではなく、『適当』にやる必要があるのです。
その理由について詳しくご説明していきます。
目次
仕事なんか適当でいい理由
必死にならないほうが上手くいく
必死でやっていた頃は、心に余裕がなく、歯を食いしばってやりましたが、何も上手くいきませんでした。
何でも適当でいいやと考えを変えてからの方が、何かを挑戦するときに下手に緊張しなくなり、かえって上手くいことを悟りました。
人の能力の最高値は必死にやったときでなく、心にゆとりがあるときだと後になって知ったわけです。
私は過度の面接嫌いでしたが、「適当でいいや」と思った途端に気が楽になり、あまり緊張することなく、普通に話すことができました。
必死になって面接対策本を読んで面接の準備をしていれば、きっとうまくいかなかったと思います。
面接は準備に時間をかけるべきではなく、回数をこなして自分なりに失敗をすることが大切だということを学びました。
初めの一歩に「適当でいいや」という考えが必要なのです。
人生は右肩上がりに上がっていかない
「働かないアリ」に必要な素質として「ダラダラすることに罪悪感がない」ということです。 ダラダラすることは、人生において大事な要素です。 その理由は、社会的な背景にあります。 生きている限り、人も社会も成長していくと思い込んでいるかもしれません。 しかし、最近の日本社会を見てどうでしょうか? 円安により物価は上がり続けているため、お金の価値はどんどん減っていっています。それに見合った昇給がないため、生活は苦しくなるばかりです。 人生が右肩上がりになっていくと考える「成長バイアス」が誰しも植え付けられており、就職して何年かすれば昇給がなく給料がそんなに増えないと知ることになるので、現実と「成長バイアス」とのギャップに苦しむことになります。 人生とはほとんどの人にとってただ「ダラダラした日々が続く」だけです。 「ダラダラした日々が続く」ことを前提で生きていれば、努力が報われなくても生きていけます。
努力は報われるわけではない
少年漫画を見ていると、努力していれば必ず報われるようにできています。 努力したのに報われないのならば、人の感動は起きませんし、人は能力ではなく誰もが努力次第で夢を叶えられると信じたいのです。 ですが、現実世界では努力が報われないことが、社会では当然だったりします。 私は理学療法士という医療職ですが、介護保険で給料が支払われているため給料が上がることはありません。 なぜかというと、理学療法士は20分間1単位としてお金が発生しますが、この金額が一定であるため、新人だろうがベテランだろうが単価は変わりません。 美容院ならばベテランの美容師は単価が高いでしょうが、私達理学療法士はどれだけ経験を積もうが単価は変わらないので、経営側からしたら給料を上げることができないのです。 一般の会社でも、自分が頑張っただけなのに、チームとして全体が評価されたり、管理職である上司が評価されたりといったことがあります。 頑張っているからと言って、上司からの評価が上がるわけではなく、上司の好みで評価が上がったりします。 こんな職場環境だったら、適度にサボった方がラクに生きられるということです。
会社に期待しても意味はない
会社員が会社で気にするのは人事評価ですが、実績と上司からの評価などで、上から順番にA、B、C、Dと評価をつけて、給料や昇給に反映されます。
ここでAの評価を得るには、身を挺にして働いたうえに、上司にも気に入られなければなりません。
それ相応の能力がないととても難しいです。
日本の企業では、社員が会社の売り上げのどんなに貢献しても、ボーナスが他の社員よりも少し多めに出る程度です。
もし収入を増やしたいと考えるならば、給料の高い企業に転職するか、副業したほうがラクに収入を上げることができます。
私は副業で収入を増やすことに成功しています。
まだ副業されていない方は一度副業について考えてみてください。
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仕事を適当に楽にする方法
興味があることは徹底的に調べる
今はあらゆる情報がネットで検索できる時代です。 私もブログを通して、ネット上に発信している立場ですが、疑問に思ったことは徹底的に調べるようにしています。 例えば、ふるさと納税がありますが、どう考えてもどうせ払う税金なら、モノをもらって払った方がお得に決まっています。 その仕組み自体は、やらない理由はないのですが、調べもせず「なんかめんどくさそう」と思ってやらなかったりします。 他にも「iDeco」や「NISA」は税制的に個人が得する仕組みを国が用意してくれているので、利用しない手はありません。 興味が沸かないと言われればそれまでですが、「仕事だから調べる」「しょうがないから調べる」ではなく、「知りたいから調べる」と出発点にしてどんどん興味が出たものを徹底的に調べるようにしましょう。 ふるさと納税やiDecoやNISAのように調べるだけで楽に生きられる方法がいくらでもあります。 お金に余裕が生まれれば、そんなに必死に働かなくても済むはずです。
聞き分けのいい豚にならない
私を含めたいていの日本人は聞き分けがいいように思います。 「肉屋を応援する豚」と言う言葉があるそうですが、いつか自分が殺されてしまう状況の豚が、肉屋の営業を心配してしまい、最後には屠畜される話だそうです。 まさに会社の社畜である私達に当てはまる言葉なのでしょう。 私はしょっちゅう会社の経営について心配をしていますが、まさに心配する豚なわけです。 最初に勤めた会社では、会社のためにあれこれ考えて尽くしてたのにも関わらずあっさり解雇されました。 会社というものは社員のことを替えのきく部品程度にしか思っていません。
会社との付き合い方を「会社に雇ってもらっている」という一方的な関係だと思うのは得策ではない。自分自身のことを、一人社長で経営している「個人店」なのだと捉え、勤め先の会社を「対等な関係を築いている契約先」だと思うといい。会社は自分の働きを買っている大口の契約者の1つにすぎない。気に入らなければ、取り替えてもいい相手なのだ。
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会社を大口の契約先と考えると、「自分がなにを提供できるのか」ということに敏感になります。 質の良い商品でなければ、商品単価が上がらないのは当たり前ですが、自分自身が「人材価値」のある人間なのかを考えるきっかけになります。 「自分が商品価値の高い人間ではない」と分かっているのならば、会社で生き抜く戦略としては、他の社員と仲良くなって「この人をクビにしたら私も別のとこに行きます」という派閥を作ることです。 大して働いていないけれど、まったく働いていないわけではなく、だからクビにするほどでもないという微妙なポジションを獲得することが仕事を適当に楽にする方法です。
他人を犠牲にする
『他人を犠牲にする』というと少し言葉が悪いように感じられます。 しかし、年を取るにつれて働かないようにシフトしていったほうがいいのには、ちゃんとした理由があります。 体力が落ちてくると、同じような仕事をし続けることが難しくなるからです。 私は理学療法士という医療職についてリハビリをしていますが、完全に体力仕事です。 病院などに勤めると7時間ぶっ続けでリハビリをしなければいけません。 これは若いからできるのであって、41歳にもなった私には到底無理な話です。 私の仕事のスタイルは、基本忙しいふりをしてどんな仕事であれ余分な仕事は受けないようにしています。 暇そうにしていればどんどん仕事を頼まれるようになるし、1つ頼まれてやってしまうと2,3つと際限がありません。 できる人をアピールしすぎるとどんどん仕事量が増やす羽目になります。 したがって、無能な人や楽をしたい人の生存戦略はどれだけ忙しそうに仕事をしている人をみても、決して仕事を請け負ったりせず、自分のペースを保つために忙しいふりをすることです。 他人を犠牲にすることになりますが、先ほど申した通りにあくまで会社とは個人契約と割り切り、自分の仕事だけ無難にこなしましょう。
職場は人間関係で選ぶ
働く場所を選ぶとき、皆さんはどうゆう基準で選ぶでしょうか? 大体は「給料の高さ」や「仕事のやりがいを感じるところ」で選んでいるように感じます。 私が働く場所を選ぶ基準の1つに『一緒には働く人との人間関係が良好かどうか』『そこの人達と相性がいいか』で判断するようにしています。 他にも年間休日が多いかどうか、残業がないかどうか、仕事が楽かどうかも基準の一つですが、一番上にくるのは人間関係です。 なぜかというと、私は1度転職をしていますが、その理由が『人間関係』だったからです。 上司からのいじめと同僚と上手くいかず、やめることになりました。 人間関係が良好かどうかは全然仕事の精神的楽さが違ってきます。 前の職場が今よりたとえ月10万給料が高いとしても今の職場を選びます。 それぐらい『人間関係』は働きやすさに影響します。
サブスキルを育てる
仕事を適当にこなすためには、サブスキルを育てる必要があります。 スキルアップというと、ついつい自分自身の仕事に直接かかわるものばかりをしてしまうように感じられます。 しかし、自分のメイン武器となるスキルを一定レベル以上にものにしようと努力しても、労力の割に成果に繋がらないことが多いのではないでしょうか。 メインスキルがそこそこのレベルになっているなら、サブとなるスキルを育てておくことをお勧めします。 私のサブスキルは言うまでもなく『ブログ』ですが、このサブスキルのおかげでライティングスキル、マーケティングスキル、SEOの知識を手に入れることができました。 おまけに副業としてお金も稼げています。 仕事を適当にやってたとえ首になったとしても、サブスキルで稼げていれば収入が0になるわけでもないので、そこまで焦ることもなくなるでしょう。 収入源を複数持っておくことは心にゆとりをもたらします。 ただし、サブスキルを育てて意味があるのは、メインのスキルが一定レベル以上にばっている場合です。 じゃないと、メインスキルもサブスキルも、中途半端で役に立たないという結果になってしまいます。
自分が勝てるところで勝負する
自分より仕事ができる人と比べてしまって「自分は無能だ」「自分には価値がない」と落ち込んでしまう人もいるのではないでしょうか。 そのせいで仕事のモチベーションが下がってしまうことも多々あると思います。 ここで大切なことは「自分が勝てるところで勝負する」ということです。 私は能力の高い人間ではありません。大学中退、フリーター生活10年間とロクな人生を歩んでいません。 しかし、他の人よりもパソコンができるため、会社では重要視されています。 パソコンを勉強して身に付いたわけではなく、もともとパソコンが好きで得意だったから身に付いただけだったのですが、まさに自分の勝てるところなわけです。 どんな小さなことでもいいので自分が他の人よりも勝っているポイントを見つけて、それ以外は「どうでもいい」という考え方を持つと、人生ラクに生きられます。
仕事なんか適当でいい。ラクに生きていこう!
人は一生懸命やったことに対しては、見返りを求める生き物です。 「どうしてこんなに頑張っているのに給料が上がらないんだ」「何もしてないあいつばかり昇進しておかしい」世の中こんなことばっかりです。 頑張るからこそ何か成果がでないとやっていられません。 能力が高い人ならば会社で上手くやって成果を出すことは可能でしょうが、無能である私たちにはそれが難しいのが現実です。 それならば、仕事なんか適当に頑張り、昇進できたらラッキーぐらいの方が見返りを求めず、会社にも過度に期待を持つこともなくなります。 替わりに自分が頑張った分だけ見返りが得やすい副業を頑張ってみてはどうでしょうか。 私は一度解雇されたときに会社からの収入だけに頼り切ってしまったことに対して後悔しています。 収入が0になると心が不安定になり、無職と言うレッテルは自己肯定感をかなり低くしてしまいます。 少しでも人生をラクに生きられるように自分なりの生存戦略を持つことが大切です。
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尚この記事は、ひろゆき著の『ラクしてうまくいく生き方』を参考にしています。 ここに書いてあること以外にもラクに生きられる方法が満載なのでぜひ読んでみてください。
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