仕事を楽しいと思ったことがない人への処方箋

仕事を楽しいと思ったことがない人への処方箋
仕事は仕事内容によっては楽しいものではありません。

仕事には単純労働、肉体労働、知的労働と色々ありますが、自分の性格に合っていないと途端につまらなくなります。

仕事を選べる立場ならばいいですが、学歴なし、職歴なし、資格なし、高年齢などではほとんどできる仕事は限られてしまいます。

自分のやりたい職につけず、単純作業に近い仕事では、仕事に楽しみを見出すのは至難の業です。

しかし、積極的に行動を起こさないと仕事は余計に楽しくないものに変貌してしまいます。

「楽しくない⇒無気力になる⇒行動を起こさない⇒余計楽しくなくなる」と負の連鎖になってしまいます。

仕事を楽しむためにはどうしたらいいのでしょうか?

最初に結論を言ってしまえば、『一流を目指す』ことです。

一流を目指すことがなぜ仕事を楽しむことに繋がるのか順を追って解説していきます。
目次

仕事を楽しむために一流を目指す理由

毎日同じことの繰り返しでは飽きがくる

Office worker with tie to work
仕事は基本的に言われたことさえやっていれば給料がもらえます。

つまりは、努力をしてもしなくても昇給もなく給料もほとんど変わりません。

ここから導き出される合理的な答えは、「仕事は適当にやってラクに給料をもらう」になります。
しかし、言われたことをだけやるというのは仕事内容になにも変化がないので極度に飽きがきます。

仕事は適当でいいと思っていますが、適当にやりすぎると毎日がつまらなくなります。

かといって、すべての物事に全力で打ち込んでいると心や体にガタがきます。

つまりは、自分の限界を的確に見極めて適度に頑張ることが大切です。

適度に頑張ることで日々の生活に刺激が生まれ、刺激があるから退屈せずに仕事を楽しむことができるのです。

誰からも必要とされなくなる

誰からも必要とされず頭を抱える男性
仕事はいくらでもさぼることができますが、さぼりすぎると誰からも頼りにされなくなります。

自分はいつも頼りにされず同僚の他の人が頼まれていたりすると、疎外感を覚えることがあります。

当然の報いと言えは当然なのでしょうが、さぼり方を間違えてはいけません。

さぼるというのは、何度も言いますが自分の限界を的確に見極めて仕事をしつつも、心と体が壊れる前にさぼるときはさぼるという意味です。

その仕事に関して何でも分かっている一流の人と仕事は一応はできているがいい加減な人にあなたならどちらに助言を求めるでしょうか?

あなたの中で答えはもう出ているはずです。

あなたに誰も頼ってこないのは、頼りたいと思わせるだけの器量を持ち合わせないだけなので、どうせ同じ時間仕事をするならば一流を目指しましょう。

成長できている方が楽しい

喜んでいるビジネスマン
一流を目指すということは、GOALがありません。

先がない階段を永遠と上り続けることになります。

それが嫌になってしまうかもしれませんが、ふと後ろを振り返れば随分と上ってきたことに気付くはずです。

仕事は成長できていると実感できるからこそ楽しくなります。

私は人間関係で心が疲れ果て、会社を転職した当初は何もやる気がせず、ただダラダラと生活していました。

最初は仕事がラクで心が回復していくのが分かりましたが、1年も経つと毎日が退屈になってきました。

そして、この1年何も成長できていない、仕事をしていても楽しくない自分に気付いたのです。

このまま永遠ダラダラと仕事をして一生を無気力に終えるのかと思った瞬間ものすごく怖くなりました。

しかし、「どうせやるならてっぺんを目指そう。一流を目指そう」と思い立った瞬間生きる気力が生まれてきました。

人は何かを全力でやりたい生き物なのだとつくづく思います。

今は、階段を上るように1歩1歩成長できている生活がたまらなく楽しいです。

全力でやるからこそ生きがいを得られる

全力で仕事をする男女

仕事という文明に対する自己との関わり以外に、生命燃焼できるものはないです。つまり私の思想でいう「人間燃焼」です。文明と自分との関係ということは、必ず葛藤があり苦悩があり、自分の思うようにならないから、その中に生きがいが出てくるのです。だから生きがいというのは苦悩の中に存在する。だから楽しいものの中には、生きがいは絶対に無い。

現代の考察
今の現代社会では中々全力で仕事をするのは難しいでしょう。

なぜかというと、周りで必死に仕事をしている人はいませんし、仕事を必死にやればやるほど他者との軋轢を生むからです。

全力にやったからといって、給料が増えるわけでもなければ、会社からの評価が上がるわけでもない。

では何のために全力でやるのかというと、自分自身を納得させるためです。

「自分は全力でやり全力で生きている」と自分に思えることが生きがいに繋がっていきます。

人生は一度きりと言いますが、それが本当に分かっている人は何人いるのでしょうか。

人生が一度きりだからこそ、全力を出し切って人生を生き切りたいと思うのは私だけでしょうか。

高齢になって後ろを振り返ったとき「自分の人生は何だったのだろう」と思う人生を私は歩みたくありません。

「全力で生き切ったからいつ死んでも悔いはない」という人生を私なら歩みたいです。

人の役に立てるからこそ充実感を得られる

屋外で散歩をする理学療法士と高齢者
自分のためだけに頑張るのはどこかで限界がきます。

大抵の人は自分が幸せになるために頑張ってると思いますし、最近では「自分が幸せにならなければ、他人を幸せにできない。」という考えが横行しています。

現代人は皆、幸福という麻薬に毒されていると思った方がいい。幸福と言うと聞こえはいいですが、実はそれはエゴイズムのことなのです。皆さんも何となく感じているかは分かりませんが、そもそも幸福という概念は、自分以外のものに感じて思う概念なのです。例えば、自分が好きな人、自分が愛する人が幸福になってほしいと願うのが、幸福の哲学的な概念と言えます。ところが、幸福ということが自己にあてはめらた場合、それは即刻エゴイズム以外のなにものでもなくなってしまいます。その点を現代は忘れさせてしまった。

現代の考察
自分の幸福ばかり考えれば考えるほど、自己中心的になり、自分さえよければいいという思考になってきます。

こうなると他人を幸せにするどころか、自分さえ苦しめる羽目になります。

一度自分が金持ちになったところを想像してみてください。

好きなモノを買い、高級車に乗って好きな場所に行き、おいしいモノを毎日のようにたらふく食べる。

お金の心配はないので、自分の好きなことだけをして生活する。

私ならばどこか空しさを感じてしまいます。

もちろん、自分のこころとからだのケアのためにリフレッシュする一人の時間は必要ですが、自分のためだけに生きる生き方は虚無感を感じてしまっても当たり前といえます。

人の役に直接立てる仕事は少ないですが、自分の仕事が世の中の何の役に立っているかを考えることは仕事に充実感を与えてくれるはずです。

仕事を楽しいと思ったことがない人への処方箋

仕事の活力を生むために運動を習慣にする

ダンベルを持って筋トレする若い男性

自信がない人は筋トレをして下さい。

①身体がカッコ良くなる②異性にモテる③テストステロンというホルモンがあふれて気分上々④上司も取引先もいざとなれば力尽くで葬れると思うと得られる謎の全能感⑤恋人に裏切られてもバーベルがいるという安心感

以上の理由から自信がつきます。

筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法
運動を行うことのメリットは科学的にも証明されています。

特に筋トレで分泌されるテストステロンにはやる気や闘争心の向上させる効果があります。

私は現在41歳ですが、40代に突入したあたりから、何もやる気がせず無気力の状態が続いていました。

メンタル的に病んでいた時期でもあったため、人生ラクな方がいいとずっと思っていました。

もちろん、ラクに生きる生き方はメンタルが病んでいるときには効果的で心を休ませることができます。
しかし、これをずっと続けていては人生が退屈になってしまいます。

無気力だから何もする気が起きない状態を改善させたのが、運動でした。

私の場合は、有酸素運動にランニングとサイクリング。無酸素運動に筋トレを続けています。

少しずつ負荷を増やしていったところ、色々なことにチャレンジしてみたいという活力が生まれ、今では行動することが億劫でなくなっています。

現在無気力で何もやる気がない人にはぜひ騙されたと思って、筋トレをはじめとした運動をしてほしいです。

わずか10回の腕立て伏せでもへんな全能感が湧いてきます。一度試しにやってみてください。

仕事の活力を生むためにも、『運動』は必須といえます。

志をたてる

志を持って立ち向かうビジネスマン
志というと馴染みのある言葉ではないのかもしれません。

志とは人生において自分が命を懸けてでも成し遂げたいことです。人生の道しるべといったほうが分かりやすいでしょうか。

自分がどの方向を向いて仕事をしているのか分かっていないと自分の中に軸ができないので他人に合わせて生きるようになってしまいます。

他人に合わせて生きるようになれば、自分の意志がなくなるので自分の存在意義が感じられなくなります。

志は、一度立てたら死んでも断行する。日々そのことだけを考え続け、自己の血肉と化していく。時々、思い返して気分を新たにするようなものは志とは呼べない。志は一日中、本人から離れることのない決意を言う。自己そのものと化した強固な決意を意味している。

生くる
今の時代に志を立てて、人生を生きている人は少ないでしょう。

何となく仕事をし、趣味を楽しみ、何となく時間が過ぎている人が圧倒的に多いのではないでしょうか。

ただふと人生を振り返ったとき、「今まで自分は何をしていたのだろう」という空しさに駆られてしまうことがあります。

自分の人生は何だったのか。それを決めるのは自分自身です。

ではどうやって志を立てたらいいのか? 志の立て方は次の通りです。

それには、まず本当に成し遂げたい目的を決める。それも大きいほど良い。大きいほど変更がきかないからと思えば良い。そしてその目的は、必ず他人や社会の役に立つ善良なものであることが重要となる。品格があり、慈愛の心に裏打ちされた事柄に限る。

生くる
私の場合は仕事が理学療法士という医療職なので、『自分の治療技術を提供することで患者さんが健康に人生を生き切れること』を志にしています。

そのためには、まだまだ経験も知識もまったく足りていません。

ただ方向性ができているので自分が何をするべきかはよく分かっています。

小さな目標を作る

ステップアップするビジネスマン
志を立てたら次にすることは、その志を目指すために具体的な行動を小さな目標をして達成していくことです。

志を具体的な行動に細分化しなければ、本当にそこを目指せているのか少しでも近づいているのか分からなくなります。

小さな目標を立てたら、具体的な習慣的な行動として何をするのか考えましょう。

私の場合は、①毎日30分セミナー動画を観る、②専門書を30分読むと決めています。

毎日の習慣化する理由は1日でもサボるとやらない言い訳を人は考えてしまうからです。

小さな目標を達成していけば、達成感を得ることができ、また自分が成長できていることを確認できるので毎日の仕事が楽しくなるはずです。

勉強をする

カフェで勉強をするビジネスウーマン
私は理学療法士という医療職であり、専門職であるため、勉強しない日はありません。

生涯勉強が終わらない職種についているとも言えます。

しかし、それについて嫌だと思ったり面倒だと思ったことは一度もありません。

なぜなら、勉強すればするほど自分の治療技術が上がり、自分の変化を実感できるからです。

仕事が楽しくない人は、毎日の仕事に変化がないのが原因です。

といっても職は選ばないといけません。

仕事選びで迷っている人に僕がおすすめしているのは、「カンストの訪れが遅い仕事を選ぶこと」です。カンストとはカウンターストップの略で、ここでは仕事の熟練度とそれに伴う生産性を示しています。カンストの訪れが遅いというのは、要はマスターするには時間や手間がかかって、そのマスターの具合により生産性がアップする仕事です。

凡人道 役満狙いしないほうが人生うまくいく
お金だけがすべてではないですが、将来積み重ねが利かない仕事は給料がたいして上がりません。

また、積み重ねが利かない仕事は勉強してもスキルが上がらない傾向にあります。

そうなると肝心の変化を味わうことができません。

毎日同じことの繰り返しであるレジ打ちや警備員など仕事を楽しめというほうが難しいでしょう。

今更転職なんてできないと思われるかもですが、私が30代で大学に行き、理学療法士の資格を取っています。
行動さえすれば、新しい人生を歩めます。諦めずに頑張ってみてください。

仕事を楽しいと思ったことがない人は行動を起こさないと何も変わりません

パソコンを操作するOL
私も理学療法士という医療職でありながら、給料がまったく上がらない現状に嫌気がさし、まったく仕事のやる気が上がりませんでした。

そうなると毎日が楽しくなく、何のために生きているのか分からなくなってしまいました。

趣味活動にも力が入らず、かなり中途半端に生きていたと思います。

人生はラクでしたが、ラクだけでは生きていけないことを知りました。

私が一番最初に起こした行動は本を読むことです。

自分は年齢以上に心も体も老けていると思った私は下記の本を読みました。
『不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる』で一番重要なことは、若返るには苦痛⇔回復のサイクルが必要だということです。

要するにラクな生き方は何の苦痛もないため、体力も気力もどんどん落ちていくということになります。

それを知った私は最初に運動の負荷量を一気に上げました。

運動のおかげで、体力と気力が戻り、今では毎朝一時間の運動を欠かすことはありません。

仕事のやる気も生まれ、積極的に勉強するようになりました。

仕事を本気で取り組むことで、人生の価値はお金ではなく、生き切ることに考え方をシフトできるようになります。

今は心から仕事を楽しめるようになりました。

ぜひ皆さんも読書の習慣をつけ、自分を少しずつ変えていってください。
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