 悩みねこ
悩みねこ30代フリーターですが、大学受験を考えています。
今更大学に行っても意味はあるでしょうか・・・?
私は大学を中退したあと、10年以上フリーターをしていたけれど、大学受験をきっかけに人生が好転した人間だ。
20代後半や30代でフリーターをしている人にとって、まともな就職活動はかなり厳しいと思う。
私も実際に就職活動の絶望感を味わったからこそ、20代後半や30代のフリーターがどれだけ就職するのが大変かをよくわかっているつもりだ。
今あまりフリーターという立場に危機感を持たず、気楽に過ごしている人は、いずれ必ず後悔すると思う。
私も20代前半のころは「人生なんとかなる」と思っていたけれど、20代後半になって就職活動を始めたときには、どこにも就職先が見つからず、どうすればいいのかもわからなくなり、八方ふさがりの状態で毎日不安と恐怖の中で生きていた。



今27歳ですが、20代前半で遊びすぎたせいで、全然就職先が見つかりません・・・。
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この記事を読んでいるフリーターの人は、私と同じように今後の人生をどうすればいいのか分からず、大学受験で人生をやり直そうと考えているのかもしれない。
私も大学を目指そうとしたとき、大学の勉強についていけるのか、そして大学を卒業したあとに本当に就職できるのか、不安でたまらなかった。
フリーターから大学受験を目指し、たとえ大学に入って卒業できたとしても、本当に就職できるのかどうか不安になる人も多いと思う。
私の場合、さっきも書いたように、大学受験をきっかけに人生が好転した。医療系の大学に入学し、卒業して資格を取ったことで、37歳という年齢で初めての就職をつかむことができた。
つまり、医療系の大学を受験すれば、人生をやり直せる可能性はかなり高いということだ。
もちろん、大学受験をするには中学・高校レベルの勉強をやり直す必要があり、大学に入るためのお金を用意して、入学してからもひたすら勉強を続けなければならない。
「自分は頭が悪いから大学受験なんて無理だ」と思っている人のために、参考までに私のスペックを紹介しよう。
私のスペック
- 最初の大学を留年し、さらに卒業できず、22歳で大学中退
- 22歳から33歳まで10年以上フリーター
- 20代後半で就職活動するもことごとく落ちる
- 27歳からフリーターをしながら、医学部再受験を志す
- 医学部再受験を志すも失敗し、方向転換するも理学療法士専攻の専門学校は不合格
- 33歳で理学療法士専攻の医療大学になんとか合格する
- なんとかストレートに大学を卒業し、37歳で理学療法士として老健に初就職をはたす
自分でも笑ってしまうくらい経歴はひどいと思う。
でも、ここまで経歴がボロボロで職歴がまったくなくても、37歳という絶望的な年齢で就職することができた。
私は医学部再受験のとき、毎日10時間以上勉強していたのに、センター試験の得点率が7割にも届かなかった超バカだ。
そんな超バカな私でも医療系の大学に進学できたんだから、フリーターでもある程度努力すれば大学に合格することは十分に可能だと思う。
一般職への就職は難しいけれど、大学進学を通して少しでも人生を立て直したいと思っている人には、この記事がきっと役に立つはずだ。
目次
フリーターで大学受験は意味があるのか?
文系、理系の大学ではなく、医療系の大学を狙う


フリーターから大学受験を目指すなら、しっかりと戦略を立てる必要がある。
どこの大学でもいいわけではなく、文系や理系よりも医療系の大学を狙うべきだ。
その理由は、文系や理系の大学を出ても就職先が一般職になることが多いのに対し、医療系の大学に入って国家資格を取れば、その資格があるだけで就職が一気に有利になるからだ。
さらに、病院や医療系の施設には「配置基準」という決まりがあり、各職種ごとに必要な人数が定められている。
だから「急募」と書かれている求人の多くは、その基準を満たしていないケースが多く、資格さえ持っていれば、経歴や職歴が悪くても、高年齢でも採用されやすい。
もちろん、大きな病院に入るのは簡単ではないが、人手不足で求人を出しても応募が少ないような職場では、むしろかなり優遇されることが多い。
やっと就職できた職場でも、うまく馴染めなければ転職したくなるものだ。だからこそ、医療系の資格を持っていることは、人生のリスク回避につながると思う。
私の場合は、37歳で初めて就職し、40歳で一度転職活動をしている。理学療法士の資格を持っていても、年齢や経験年数の壁は高く、何度も不採用になった。そこで、あえて「急募」で募集している職場に狙いを絞った結果、経歴も職歴も最悪で、しかも40歳という高齢にもかかわらず、転職に成功した。
ただし、医療系の大学といっても、医師、歯科医師、獣医師、薬剤師といった上位の医療職はおすすめしない。お金も時間も勉強量も、すべての負担が大きすぎるからだ。
私は無謀にも医学部再受験を目指し、5年という長い時間と予備校費用をどぶに捨ててしまった。今思えば、もっと早い段階で別の医療職を目指していれば、ずっと早く今の仕事に就けていたと思う。
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大学に受かるための勉強は大変か?


フリーターが大学受験を目指すうえで一番の問題は、当たり前だがまず大学に入るための勉強をしなければならないということだ。
私は20代後半で大学を目指したので、高校時代の勉強の貯金なんてまったくなかった。
だから私は中学の内容からやり直すところから始めた。
大学受験をするにあたって、勉強を始める前にやるべきことは「受験戦略を立てること」だ。
戦略の中でいちばん大事なのは、どの大学を目指すかを決めること。
私立大学のように科目数が少なく、勉強量を大きく減らせるところを選び、さらにできるだけお金をかけずにすむように、自宅から通える大学を選ぶのがポイントだ。
その中から、自分が本気で行きたい医療系の私立大学を選ぶといい。
もちろん、国公立大学にも医療系の学部はあるが、大学入学共通テスト(旧センター試験)で9科目を勉強しなければならず、負担はかなり大きくなる。
さらに、一人暮らしをすると地域にもよるが、生活費だけで月におよそ12万円はかかる。
フリーターの立場で大学に通うとなれば、ほぼ確実に奨学金を借りることになる。
学費を奨学金でまかなう必要がある以上、生活費に回す余裕なんてない。
フリーターの状態では給付型の奨学金はほとんど無理なので、現実的には貸与型を借りることになる。
でも、奨学金はあくまで「借金」だ。
借りる金額が多ければ多いほど、働き始めてから返済に苦労する。
だからこそ、少しでも奨学金の負担を減らすために、実家から通える大学を必ず探したほうがいい。
医療系といっても、医師・歯科医師・獣医師・薬剤師以外なら、大学でも専門学校でも国家試験に受かれば資格は取れる。
実際の受験生活


ここからは、医療系の私立大学を受験する前提で話を進める。私立大学とはいえ、受験勉強は本当に大変だ。


上に挙げたのは、私が受験した某私立大学の受験科目だ。
受験勉強の負担を少しでも減らすためには、あらかじめ受験科目を決めておく必要がある。
学生時代、誰にでも得意科目があったと思うが、私も自分の得意科目を中心に受験科目を選んだことで、勉強がかなり楽になった。
科目を絞れば、国公立大学の受験に比べて大学入学共通テスト(旧センター試験)がない分、勉強量は半分以下で済む。
期限を1年間と決めて、フリーターのバイトで息抜きしながら、残りの時間を勉強に使うくらいの覚悟が必要だ。
なお、予備校はなぜおすすめできないかは下記の記事を参考にしてもらいたい。
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「フリーターを続けていても大丈夫なのか?」と思う人もいるかもしれない。
でも、たとえ1年でも宅浪でずっと勉強していると、精神的にかなりきつくなる。
フリーターを続けていれば、少なくとも人との関わりがあるから、孤独になりすぎるのを防げる。
一人で黙々と勉強していると、精神的に必ず病んでくる。
実際、私も宅浪していたときにうつっぽくなった経験があるので、本当に気をつけてほしい。
それに、1日10時間も連続で勉強するのは現実的にかなり難しい。
もし本当に毎日10時間勉強できるような集中力があるなら、そもそもフリーターにはなっていないと思う。
だから、1日の中で2〜3時間でもいいから、集中して勉強する時間を作ることが大事だ。
大学に受からなかったどうする?


そもそも、私立大学だけでなく専門学校も受験しておくことをおすすめする。
1年で受験生活を終わらせるためにも、滑り止めは必ず必要だ。
私立大学や専門学校なら、受験日が重なることはほとんどないと思うので、できるだけ多く受験しておいたほうがいい。
それでも大学受験に失敗した場合は、フリーターを続けながらもう一度受験勉強をするしかない。
就職活動に時間を使うくらいなら、大学受験に本気で取り組んだほうが、正社員として働ける可能性は圧倒的に高くなる。
それくらい、フリーターの就職活動は現実的に厳しい。
もちろん、職種にこだわらず、正社員という肩書にもこだわらないなら就職先はある。
でも私は、工場の単純作業や夜勤のある介護の仕事はどうしてもやりたくなかった。
だからこそ、夜勤のない理学療法士の資格を取れて、本当に良かったと思っている。
私は医学部を目指していたので、受験生活が5年ほど続いたが、焦らずに勉強を続けることが大事だと思う。
医学部のような難関を狙わなければ、凡人でも1年で十分に合格圏まで持っていける。
年下との学校生活はやっていけるのか?


年下の学生とうまくやっていけるのか、大学の勉強についていけるのか、不安になる人も多いと思う。
20代後半で童顔なら、同級生と間違われるかもしれない。
でも、私は33歳で入学し、見た目も完全におっさんだったので、どう見ても浮いていた。
年齢差は、干支を一周してさらに3歳上、つまり15歳差。
最初のころは笑えるくらい誰も話しかけてこなかった。
あとになって仲良くなった同期に聞いたところ、「一人だけオジサンがいたから、話しかけづらかった」と言われた。
それでも、最終的には自然と友達ができた。だから心配はいらない。
心理学者のロバート・ボーンスタイン氏のメタ分析によると、「特別なきっかけがなくても、他人と接する時間が増えるだけで好感度は上がる」とされている。
つまり、親しく話したり、一緒にイベントに出たりしなくても、単に顔を合わせる回数が増えるだけで、自然と関係は深まっていくということだ。
(参照:『最高の体調 ACTIVE HEALTH』)
リンク
ここまで難しく考える必要はない。
一緒に勉強したり、実習を乗り越えたりしているうちに、自然と仲良くなれる。
15歳差の私でも問題なくやってこれたんだから、30代であっても友達づくりをそんなに心配する必要はない。
入学した後の勉強についていけるのか?





大学に入学した後に勉強についていけるか心配です。大丈夫でしょうか?



再試は何度か取りましたが、留年になるほど追い込まれたことはありませんでした。
もちろん、一か月前から試験勉強をするなど、留年しないための努力はしました。
どの医療職を選ぶかによって勉強量はかなり変わるので一概には言えない。
けれど、33歳で大学に入学して、明らかに記憶力が落ちていた私でもストレートで卒業し、無事に国家資格を取ることができた。
だから、勉強についていけるかどうかは最終的にあなた次第だと思う。
人間の能力には、生まれつきの差があるのも事実だ。これは科学的にもはっきりと示されている。
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でも、私のスペックを見て「高スペックだ」と思う人はいないはずだ。
つまり、高スペックじゃなくても、ある程度努力すれば、上位の医療職を除いた医療系の国家資格はなんとかなるということだ。
実際、私のほかにも30代の男性学生がいたが、何度か留年を繰り返した末に退学してしまった。
フリーターのよくないところは、勉強に慣れていないことだと思う。
1日1時間も机に向かって勉強できないようでは正直きびしい。
だからこそ、大学受験の段階でしっかり勉強に慣れておくことが大事だ。



勉強のコツは矛盾しているかもしれませんが「無理をしないこと」「勉強が嫌になったらやめる」です。
1年生のときの大学の試験科目には、誰もが苦戦する難関科目がある。
医療系なら共通して言えることだが、それは「解剖学」と「生理学」だ。
この2つは勉強する範囲がとにかく広く、再試験になる学生が多い。
大学での勉強についていけるか不安になるかもしれないが、そんな気持ちはみんな同じだ。
あなたが目指している医療職が理学療法士でなくても、大学での勉強に関しては、きっと下の記事が参考になると思う。
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フリーターから大学を卒業しても就職先はあるのか?





大学卒業後に本当に就職できるのでしょうか?



フリーターで就職する場合、一番ネックになるのが面接だと思いますが、私は医療系の大学に通ったので、系列病院とのパイプが強く、面接はほぼ顔パスでした。
多くの人が一番気になるのは、「大学を卒業しても本当に就職先があるのか」ということだと思う。
何百万円ものお金と4年という時間を費やしているわけだから、就職できなかったら何のために大学へ行ったのか分からなくなる。
確かに、就職できるかどうかは気になるところだと思うが、医療職の資格のチカラは本当に大きい。だから、そこまで心配する必要はない。
大学によって多少の違いはあるが、医療系の大学にはあらかじめ提携している病院や施設がある。
大学はそうしたところに卒業生を送り出すパイプ役のような存在で、元フリーターであろうと、経歴が悪かろうと、ちゃんと就職できる。
ただし、必ず自分の希望通りの職場に行けるとは限らない。
私の大学では、成績順に志望先の病院や施設を選ぶ仕組みだった。
私はほぼ最下位だったので、選ぶ権利はなく、希望していた病院ではなく老人保健施設に配属された。
けれど、今では老健のほうが自分の性格に合っていて、本当に良かったと思っている。
なぜそう感じるかといえば、私が就職したのは37歳というかなりの高年齢だったからだ。
医療系の仕事はどうしても体力を使うことが多く、理学療法士も例外ではない。リハビリの仕事は想像以上に体力を奪う。
その点、老健は病院に比べて仕事量が少なく、リハビリの時間も短い。
年齢や体力のことを考えれば、無理せず長く働ける職場を選ぶことがいちばん大切だと思う。
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それでもどうしても病院などの花形の職場で働きたいという人は、ある程度経験を積めば転職しやすくなる。
だから、まずは最初の3年間は我慢して今の職場でしっかり働くことが大事だと思う。
自分にとってどんな職場が一番合っているのかなんて、実際に働いてみないと分からない。
3年間は修行期間だと思って踏ん張れば、その後の選択肢はいくらでも広がる。
就職が自分の思い通りにいかなくても、人は意外とすぐに慣れる。
たとえ希望していた職場に就職できたとしても、あとになって後悔することだってある。
そればかりは誰にも分からない。
だから、自分の運命だと思って、就職した職場で一生懸命頑張ればいい。
フリーターで大学受験する際のお金の問題
奨学金を借りる





大学に通うお金が全然ありません。
どうしたらいいのでしょうか?
私が卒業した理学療法士養成の私立大学の学費は、4年間で6,574,000円だった。
とはいえ、実際には奨学金を使う人がほとんどだと思う。それでも、この金額は本当に大きい。
奨学金はすぐにもらえるわけではなく、在学中(入学時の春)に申し込み、書類に不備がなければ、申込締切月の約2か月後に初回の奨学金が振り込まれる。(6月または7月)
※初回の振り込み時には、支給開始月からの分がまとめて振り込まれる。
(参照:日本学生支援機構)
つまり、入学してから最初の前期分は、奨学金に頼らず自分で学費を払う必要がある。
前期だけで1,146,000円かかるが、このお金は自分で用意しなければならない。
もし自分でどうしても用意できない場合は、人生がかかっているのだから、親に頼み込んででもなんとかしてもらうしかない。
奨学金には2種類ある。
第一種奨学金(無利息・返済義務あり)は、自宅から通う場合、月5万4千円借りられる。
第二種奨学金(利息あり・返済義務あり)は、月2万円~12万円の範囲で1万円刻みで金額を選べる。
両方を最大限利用すれば、月17万4千円まで借りられる。
4月から9月までの半年間で計算すると、17万4千円×6か月=1,044,000円になる。
後期の学費は約70万円なので、奨学金からなんとか支払うことができる。
2年生以降は入学金の30万円分がかからないので、その分だけ少し楽になる。
アルバイトをする





アルバイトしている時間なんてあるんですか?
勉強に専念するべきでは?



奨学金を少しでも減らしておかなければ、卒業後苦労する生活を強いられます。少しでも働いて、奨学金を借りる金額を少なくしましょう。
4年間、奨学金を満額で借りた場合は、17万4千円×48か月(4年間)で合計8,352,000円になる。
この金額を見れば、どれだけの借金を背負うことになるのか、よく分かると思う。
奨学金はとりあえず満額で借りておき、学生生活の中ではできるだけバイトをして、少しでも学費の足しにするのが現実的だ。
大学生活では、学費以外にも交通費や教科書代、交際費など、思っている以上にお金がかかる。
バイトをしなければ、とてもじゃないが生活は回らない。



奨学金は必要最低限使うようにし、卒業と同時に余った分は返しておくことを声を大にしてお勧めしておきます。
奨学金は打ち出の小槌じゃない。必ず返さなければならない借金だということを肝に銘じておくべきだ。
大学生活を楽しみたい気持ちはよく分かる。
でも、それが許されるのは、まっすぐ大学に進学して、経済的に余裕のある家庭に生まれた人たちだけだ。
フリーターから大学生になった場合は、大学生活をどう楽しむかよりも、卒業後の借金をいかに減らすかを考えるほうがずっと大事になる。
学生時代に頑張って働いて奨学金の額を少しでも減らしておけば、そのありがたみは卒業して働くようになってから本当に実感する。
たとえば、私がなった理学療法士の初任給は23万円ほどで、手取りにするとだいたい19万円。
そこから奨学金の返済で2万円引かれると、昇給がない限り17万円で何十年も生活していかなければならない。
私の場合、奨学金の返済が3万円ほどあったので、なんとか月に10万円貯金できるように、日々の生活を工夫してやりくりしていた。
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卒業後に少しでも楽をしたいなら、大学生活ではとにかく勉強とアルバイトに専念することだ。
確実に進級・卒業するためにも、サークル活動などは思い切って諦めたほうがいい。
副業で少しでもお金を貯めておく





今から副業を始める理由は何かあるのですか?



いつでもどこでもできる副業を作っておくと、大学生活や就職後だけでなく、人生が楽に生きられます。
時間と場所に縛られない副業でお金を稼げるようになると、生活がかなり楽になる。
時間と場所に縛られない副業というのは、YouTuberや、私がやっているブログ、Webライティング(ChatGTPが台頭しているのでこれは無理かもしれない)などのパソコンを使った仕事のことだ。
隙間時間にお金を稼げるのが、こうした仕事の大きな魅力だと思う。
大学生活は通学時間が長かったり、夏休みや春休みなどの長期休暇があったりするので、意外とお金を稼ぐチャンスは多い。
もちろん、勉強が最優先だから副業ばかりしているわけにはいかない。
でも、副業の基礎を大学時代に作っておけば、卒業後は本業+副業の収入でずっと楽に生活できるようになる。
少なくとも、私はそうやって年収を増やしてきた。



医療職は職種によってまったく昇給がなく、他の一般職に比べて給料が低い場合があります。



なんだって!それは困る。
だから、副業が必要なのか・・・。
少なくとも、私が目指した理学療法士の平均年収は、一般職の平均年収よりも低い。
フリーターの立場で年収のことを考えるのは、ある意味ぜいたくな悩みかもしれない。
でも、フリーターだからこそお金に余裕がないわけで、少しでも副業で収入を増やす手立てを作っておくことが大事だ。
フリーターで大学受験は意味がある!今からでも遅くありません。





フリーターでも大学受験が大丈夫なことがよく分かりました!
ありがとうございます!



私が大学卒業&就職できているので無駄になることはありません。
しっかり医療系の資格を取り、就職を目指しましょう!
あくまで私の経験からしか話せないが、理系や文系の大学に比べて、医療系の大学のほうが圧倒的に就職しやすいと思っている。
私は40歳で転職活動に成功しているが、10年以上フリーターだったという負の経歴を持ちながら、40歳で転職できたのは、普通に考えれば奇跡に近い。
医療系の業界で転職のときにネックになるのは、学歴・年齢・経験年数・そして経験した仕事内容だ。
それでも、基本的に資格さえあれば「誰でもいいから来てほしい」という職場が多い。
特に田舎の施設は配置基準ギリギリで運営しているところが多く、来る者拒まずで採用されることも珍しくない。
世界的に見れば年齢はあまり問題にならないが、日本ではどうしても年齢で差別されやすい。
だからこそ、人生がやり直しのきかない現実を考えれば、フリーターの立場で大学を目指すなら、リスクをできるだけ減らし、無難に医療系の大学を狙うのが賢明だと思う。
せっかく大学を卒業したのに就職できなかった、ということがないように、しっかり戦略を立てて人生設計をしてほしい。
ただ、正直に言えば、40代での大学受験となると、資格を取っても本当にうまくいくかは分からない。
まともに就職するのも難しい現実がある。
だから、40代であれば、フリーターをしながら副業で収入の柱を作るのが、現実的で一番いい選択だと思う。
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