
フリーターですが、大学受験を考えています。
今更いっても意味あるでしょうか・・・?
私はフリーター歴10年でしたが、大学受験によって人生が好転した人間です。 20代後半や30代のフリーターにとって、まともな就職は絶望的でしょう。 私も身を持って感じているのでよくわかっています。 現在あまり危機感がなく、フリーターで楽しんでいる方は後々後悔することになります。
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この記事を読んでいる方は八方塞がりになって大学受験で人生をやり直そうと考えているのではないでしょうか。
ただ勉強についていけるのか、大学を卒業した後に就職ができるか心配になるでしょう。
結論だけ述べれば、冒頭で人生が好転したと述べたように、私は大学受験をして医療大学に入学&卒業&資格を手に入れたことでまともな職に就職できました。
つまりは、大学受験すれば人生をやり直せる可能性が高いということです。
もちろん、大学受験には、中学・高校から勉強をやり直し、大学に入るためのお金を用意し、大学に入ってからもひたすら勉強する必要があります。
参考までに私のスペックを紹介します。
私のスペック
- 大学を留年したけれど卒業できず、22歳で大学中退
- 22歳から32歳の10年間フリーター
- 20代後半からフリーターをしながら、医学部再受験を志す
- 医学部再受験を志すも失敗し、理学療法士専攻の医療大学に進学
笑ってしまうぐらい経歴がひどいと思いますが、ここまでひどくても38歳という絶望的な年齢で就職できています。 一般職への就職は難しく、大学進学をすることで少しでも人生を挽回したいという方にはこの記事は役に立つはずです。
目次
フリーターで大学受験は意味がある?
文系、理系の大学ではなく、医療系の大学を狙う


フリーターで大学受験といっても、しっかりと戦略を練る必要があります。 文系や理系の大学のどこでも入学すればいいというものではなく、医療系の大学を狙う必要があります。 理由としては、文系・理系の大学の就職先は基本一般職ですが、医療系の大学にいき、国家資格を取れば、資格があるというだけで就職しやすいからです。 大きな病院とかは難しいかもしれませんが、人手不足で求人をだしても誰も来ないような職場ではかなり優遇されます。 特にねらい目が急募で募集している職場です。 私は一度転職活動をしていますが、年齢や経験年数で落とされることが多かったので、急募で募集しているところに狙いを定め、経歴最悪の40歳という年齢で転職活動に成功しています。 少し話が脱線しましたが、医療系の資格を手に入れられる大学ならば、就職した後も職場に馴染めなくても比較的転職もしやすいと思います。
大学に受かるための勉強は大変か?


一番の問題がそもそも大学に入るために勉強する必要があることでしょう。 私は20代後半で大学を目指しているので、高校時代の勉強の貯金はまったくありませんでした。 したがって、中学から勉強をやり直しています。 最初に勉強する前に戦略を練る必要があります。 大切なのは、私立大学などの科目数が少なく勉強量が大幅に減らせるところ、できるだけお金をかけないですむように自宅から通える大学にすることです。 その中からあなたが一番行きたい医療系の私立大学を選んでください。 国公立大学にも医療系の学部はありますが、センター試験の9科目を勉強する必要があるので大幅に負担が増えます。 また、一人暮らしをすると住む地域にもよりますが、約12万ほどかかります。参照元:ホームズ フリーターの身で大学に通うとなると間違いなく奨学金を借りることになりますが、奨学金で学費を賄う必要があるため、とてもじゃありませんが、生活費に回している余裕はありません。 奨学金は給付型はまず無理なので、貸与型になると思いますが、奨学金という名の借金です。 奨学金の額が多いと、後々働くようになってから苦労します。
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実際の受験生活


医療系の私立大学を受験する前提でお話しします。 私立大学といえども、勉強は大変です。


上記は私が受験した某私立大学の受験科目です。
受験勉強の負担を少しでも減らすためにも、受験科目は予め決めておく必要があります。
学生時代あなたにも得意科目はあったと思いますが、そこから受験する科目を選ぶと楽に勉強できます。
科目を絞れば、国公立の大学受験に比べセンター試験がないので半分以下の勉強量ですむようになります。
期限は1年間と決めて、フリーターのバイトで息抜きしつつ、後の時間は勉強に費やしましょう。
予備校は以下の理由でおすすめできません。
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フリーターを続けていれば最低限人との関りがあるので、精神的に孤独になるのを防ぐことができます。
一人で黙々と勉強していると精神が必ず病みます。 私が宅浪時代、うつ傾向になったので気を付けてください。
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ここまで難しく考える必要はないのでしょうか、ともに勉強し、ともに実習を乗り越えた仲ですから、自然と仲良くできます。 15歳差の私が大丈夫だったので、20代で大学入学ならば、まったく心配はいらないでしょう。
入学した後の勉強についていけるのか?


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しかし、私のスペックをみてもらったようにとてもじゃありませんが、高スペックの人間には見えないでしょう。
要するに、高スペックでなくても、ある程度努力次第で医師以外の医療系の国家資格はなんとかなります。
ただ、私の他に30代の男性の学生がいましたが、何回か留年をしたあげく、退学になってしまいました。
フリーターのよくないところは、勉強慣れしていないことです。1日1時間も机に座って勉強ができないとなると論外でしょう。
なんとか大学受験中に勉強に慣れてください。勉強のコツは矛盾しているかもしれませんが「無理をしないこと」です。
詳しくは下記の記事を参考にしてみてください。
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勉強する範囲があまりに多く、再試になる可能性が高いのがこの二つです。
大学での勉強がついていけるか不安になると思いますが、みんな同じです。
あなたが目指す医療職は理学療法士ではないかもしれませんが、大学での勉強についてはきっと下記の記事が参考になるはずです。
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あくまで私の経験上でのお話しかできませんでしたが、理系文系の大学に比べ医療系の大学の方が圧倒的に就職はしやすいと思っています。 私は40歳で転職活動に成功していますが、10年間フリーターという負の経歴を持ちつつ、40歳で転職活動に成功するなど普通から考えたら有り得ないと思います。 医療系の業界で転職でネックになってくるのが、学歴、年齢、経験年数、経験した仕事内容です。 しかし、基本的に資格さえあれば、だれでもいいから来てほしいところが多く、田舎の施設になると施設基準に満たしていないかぎりぎりの人数のところが多いので、来るもの拒まずで採用されます。 働く上で世界基準では年齢はネックにはなりませんが、日本はとにかく年齢で差別される国です。 人生やり直しがきかない以上、フリーターという身で大学を目指すのであれば、リスクはなるべく取らず、無難に医療系の大学を狙ってはどうでしょうか。 せっかく大学を卒業をしたのに就職できなかったことがないように戦略を立てて、人生設計しましょう。 ただ、さすがに40代での大学受験となると資格があっても上手くいくのか正直分かりません。 まともに就職も難しいでしょうから、40代であるならば、フリーターをしつつ、副業をするのが最適解だと思います。
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