フリーターで大学受験は意味あるのか?32歳での大学入学

フリーターで大学受験は意味あるのか?32歳での大学入学
悩みねこ

フリーターですが、大学受験を考えています。
今更いっても意味あるでしょうか・・・?

私はフリーター歴10年でしたが、大学受験によって人生が好転した人間です。

20代後半や30代のフリーターにとって、まともな就職は絶望的でしょう。

私も身を持って就職活動の絶望感を感じているのでよくわかっています。

現在あまりフリーターに危機感がなく、フリーターで楽しんでいる方は後々後悔することになると思います。

私自身も20代前半は『人生なんてなんとかなる』と思っていましたが、結局はどこにも就職先が見つからず、どうしていいのかも分からず、八方ふさがりの状態で毎日不安で怯えながら生活していました。
この記事を読んでいるフリーターの方はは今後の人生をどうしていいのか分からず、大学受験で人生をやり直そうと考えているのではないでしょうか。

大学を目指そうにも、大学の勉強についていけるのか、大学を卒業した後に就職ができるか心配になるでしょう。

結論だけ述べれば、冒頭で大学受験で人生が好転したと述べたように、私は大学受験をして医療大学に入学&卒業&資格を手に入れたことでまともな職に就職できました。

つまりは、医療系の大学を受験すれば人生をやり直せる可能性が高いということです。

もちろん、大学受験をするには中学・高校から勉強をやり直し、大学に入るためのお金を用意し、大学に入ってからもひたすら勉強する必要があります。

「自分は頭が悪いから大学受験なんて無理だ」と思ってる人のために、参考までに私のスペックを紹介します。
私のスペック
  • 最初の大学を留年し、さらに卒業できず、22歳で大学中退
  • 22歳から32歳まで10年間フリーター
  • 20代後半からフリーターをしながら、医学部再受験を志す
  • 医学部再受験を志すも失敗し、理学療法士専攻の医療大学に進学
笑ってしまうぐらい経歴がひどいと思いますが、ここまでひどくても38歳という絶望的な年齢で就職できています。

また、私は毎日10時間勉強していても、センターの得点率が7割にも満たなかった超バカです。

超バカな私でも、医療系の大学に進学することができているのでフリーターであっても、ある程度の努力次第でなんとでもなります。

一般職への就職は難しく、大学進学をすることで少しでも人生を挽回したいという方にはこの記事は役に立つはずです。
目次

フリーターで大学受験は意味がある?

文系、理系の大学ではなく、医療系の大学を狙う

医療の大学で勉強する学生達の写真
フリーターで大学受験といっても、しっかりと戦略を練る必要があります。

文系や理系の大学のどこでも入学すればいいというものではなく、医療系の大学を狙う必要があります。

理由としては、文系・理系の大学の就職先は基本一般職ですが、医療系の大学に入学し、医療系の国家資格を取れば、資格があるというだけで就職しやすいからです。

大きな病院などは難しいかもしれませんが、人手不足で求人をだしても誰も来ないような職場ではかなり優遇されます。

特にねらい目が急募で募集している職場です。

私は一度転職活動をしていますが、年齢や経験年数で落とされることが多かったので、急募で募集しているところに狙いを定め、経歴最悪の状態で40歳と高齢に関わらず転職活動に成功しています。

少し話が脱線しましたが、医療系の資格を手に入れられる大学ならば、就職した後も職場に馴染めなくても比較的転職もしやすいと思います。

大学に受かるための勉強は大変か?

勉強が大変な女性の写真
一番の問題がそもそも大学に入るために勉強する必要があることでしょう。

私は20代後半で大学を目指しているので、高校時代の勉強の貯金はまったくありませんでした。

したがって、私は中学の勉強からやり直しています。

そして何よりも、勉強を始める前に大学受験の戦略を練る必要があります。

大学受験の戦略で大切なのは志望校をどこにするかですが、私立大学などの科目数が少なく勉強量が大幅に減らせるところ、できるだけお金をかけないですむように自宅から通える大学にすることです。

その中からあなたが一番行きたい医療系の私立大学を選んでください。

国公立大学にも医療系の学部はありますが、センター試験の9科目を勉強する必要があるので大幅に負担が増えます。

また、一人暮らしをすると住む地域にもよりますが、約12万ほどかかります。参照元:ホームズ

フリーターの身で大学に通うとなると間違いなく奨学金を借りることになりますが、奨学金で学費を賄う必要があるため、とてもじゃありませんが、生活費に回している余裕はありません。

奨学金は給付型はまず無理なので、貸与型になると思いますが、奨学金という名の借金です。

奨学金の額が多いと、後々働くようになってから苦労します。
少しでも奨学金の借りる額を減らすためにも必ず実家から通えるところを探しましょう。

医療系といっても、医師以外は大学と専門学校どちらでも国家資格に受かれば資格がもらえます。

私としては大学をお勧めしますが、詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてみてください。

実際の受験生活

勉強でつまづく女性の写真
医療系の私立大学を受験する前提でお話しします。

私立大学といえども、勉強は大変です。
個別学力試験の受験科目
某私立大学の受験科目
上記は私が受験した某私立大学の受験科目です。

受験勉強の負担を少しでも減らすためにも、受験科目は予め決めておく必要があります。

学生時代あなたにも得意科目はあったと思いますが、そこから受験する科目を選ぶと楽に勉強できます。

科目を絞れば、国公立の大学受験に比べセンター試験がないので半分以下の勉強量ですむようになります。

期限は1年間と決めて、フリーターのバイトで息抜きしつつ、後の時間は勉強に費やしましょう。

予備校は以下の理由でおすすめできません。
「フリーターを続けていても大丈夫か?」と思われるかもしれませんが、1年であろうと宅浪で勉強していると精神的に病んできます。

フリーターを続けていれば最低限人との関りがあるので、精神的に孤独になるのを防ぐことができます。

一人で黙々と勉強していると精神が必ず病みます。 私が宅浪時代、うつ傾向になったので気を付けてください。

大学に受からなかったどうする?

不合格のイメージ
そもそも私立の大学だけでなく、専門学校も受験しておくことをお勧めします。

1年で受験生活を終わらせるためにも必ず滑り止めは必要です。私立の大学や専門学校ならば受験日が重なることはほとんどないと思いますので、できるだけ受験するようにしましょう。

それでも受験に失敗した場合は、フリーターを続けつつ受験勉強をするしかありません。

就職活動に精を出すぐらいなら、大学受験を真剣にやった方が正社員として働ける可能性が格段に上がります。

それぐらいフリーターの就職活動は厳しいです。

もちろん、職を選ばなければいくらでもあると思いますが、工場勤務などの単純作業は私はしたくなかったので医療系の資格を取れて本当に良かったと思っています。

私自身も受験生活を4年ほど続けていますので、焦らず勉強をしていきましょう。

医学部のような大層なところを目指さなければ、凡人であっても十分合格圏内にもっていけます。

年下との学校生活はやっていけるのか?

年代の違う男女二人組の写真
悩みねこ

年下と一緒で仲良くなれるでしょうか・・・
勉強についていけるでしょうか・・・

年齢が違う年下の学生とうまくやっていけるかどうか、勉強についていけるかどうか心配になってくるでしょう。

20代後半で童顔ならば同級生と間違われるかもしれませんが、私は32歳で入学して顔もおっさん顔だったので明らかに浮きました。

年齢差は、干支を一周しさらに3つ年下の15歳差です。

最初は笑えるぐらいに誰も話しかけてきません。

後から聞いた話では「一人オジサンがいたから、話しかけづらかった」と言っていました。

しかし、最終的には心配しなくても自然と友達ができます。

心理学者のロバート・ボーンスタイン氏によるメタ分析では、「特別な刺激がなくても他者と接触する時間を増やすだけで好意は増す」と結論づけているそうです。

つまりは、親密な会話を交わしたり、一緒にイベントに参加しなくても、相手の顔を見る回数が増えただけでも2人の中は自動的に深まっていきます。参照元:最高の体調 ACTIVE HEALTH

下記の記事でさらに詳しく解説しています。
ここまで難しく考える必要はないのでしょうか、ともに勉強し、ともに実習を乗り越えた仲ですから、自然と仲良くできます。

15歳差の私が大丈夫だったので、20代で大学入学ならば、まったく心配はいらないでしょう。

入学した後の勉強についていけるのか?

大学の勉強についていけない女性の写真
選ぶ学科によって、勉強量が異なるため一概に言えませんが、32歳入学し記憶力が明らかに低下している30代の私でも学校を卒業し、無事国家資格を取っているので勉強についていけるかどうかはあなた次第としか言えません。

人間の能力には歴然とした生まれ持った差があります。それは科学的にも明らかになっていることです。
しかし、私のスペックをみてもらったようにとてもじゃありませんが、高スペックの人間には見えないでしょう。

要するに、高スペックでなくても、ある程度努力次第で医師以外の医療系の国家資格はなんとかなります。

ただ、私の他に30代の男性の学生がいましたが、何回か留年をしたあげく、退学になってしまいました。

フリーターのよくないところは、勉強慣れしていないことです。1日1時間も机に座って勉強ができないとなると論外でしょう。

なんとか大学受験中に勉強に慣れてください。勉強のコツは矛盾しているかもしれませんが「無理をしないこと」です。

詳しくは下記の記事を参考にしてみてください。
大学の科目には難関と言われる科目があります。
医療系すべて共通だと思われますが、解剖学と生理学です。

勉強する範囲があまりに多く、再試になる可能性が高いのがこの二つです。

大学での勉強がついていけるか不安になると思いますが、みんな同じです。

あなたが目指す医療職は理学療法士ではないかもしれませんが、大学での勉強についてはきっと下記の記事が参考になるはずです。

フリーターから大学を卒業しても就職先はあるのか?

面接を受ける女性の写真
何百万円というお金と4年という時間を費やしているのですから、就職できなかったら何のために大学に行ったのか分からないでしょう。

皆さんにとって一番気になるところでしょうが、医療職の資格のチカラは絶大で特に気にする必要はありません。

大学により違いはあると思いますが、大学ごとにあらかじめ提携先の病院や施設があるはずです。

大学はそういったところに卒業生を供給するパイプ役を担っており、元フリーターだろうと経歴が悪かろうと就職できます。

問題は、必ず自分が希望するところに斡旋されないところです。

私の大学では成績順に志望先の病院や施設を選ぶことができ、私は最下位に近かったので選ぶ権利はありませんでした。

本当は病院に勤めたかったのですが、老人保健施設に配属になってしまいました。

しかし、今では老人保健施設の方が自分の性格に合っているので本当に良かったと思っています。

ある程度経験を積めば、転職しやすいので最初の3年間は我慢してその職場で働きましょう。

自分にとってどこが一番最良な選択かどうかなんて、働いてみないと分かりません。

フリーターで大学受験する際のお金の問題

学費イメージ
私が卒業した理学療法士養成私立大学の学費は4年間で6,574,000円です。

といっても、実際には奨学金があるので奨学金で賄うことになると思いますがそれでもとてつもない金額です。

奨学金はすぐにもらえるわけではなく、在学中(入学時の春)に申し込み、申込書類が不備なく提出された場合、申込締切月の2か月後に初回の奨学金が振り込まれます。(6月または7月) 参照元:日本学生支援機構
※ただし、初回振込み時は、支給始期からの月額がまとめて振込みされます。

つまりは、前期分は奨学金の力を借りることなく、学費を払う必要がでてきます。

前期だけで1,146,000円かかりますが、このお金は自分で用意しなければいけません。

自分で用意できない場合は、自分の人生がかかっているので、親に泣きながらでもいいので頼みましょう。

奨学金は第一種奨学金(無利息 返済の義務あり)で自宅から通う場合、月5万4千円借りられます。

第二種奨学金(利息付 返済の義務あり)は、2万円~12万円から選択(1万円刻み)できます。

合計最高で17万4千円借りられるわけですが、4~9月の半年間の振込で17万4千円×6で1,044,00円借りられます。

後期の学費は700,000円なので、なんとか奨学金から払うことができます。

2学年以上は入学金の30万円分楽になります。

しかし、4年間奨学金を満額で借りた場合は、17万4千円×48(4年間)で8,352,000円になりますが、これだけの借金の返済がどれだけ大変か分かるでしょうか。

私としては、奨学金は満額で一応借りておき、学生生活は出来る限りバイトをして、少しでも学費の足しにしましょう。

大学生活は学費以外にも交通費、教科書代、交際費などお金がかかることが多く、バイトをしなければとてもじゃありませんが、お金が足りません。

奨学金は必要最低限使うようにし、卒業と同時に余った分は返しておくことを声を大にしてお勧めしておきます。

奨学金は打ち出の小槌ではありません。必ず返す必要がある借金だということを肝に銘じておいてください。

フリーターで大学受験は意味がある!今からでも遅くありません。

大学にチャレンジする男性の写真
あくまで私の経験上でのお話しかできませんでしたが、理系文系の大学に比べ医療系の大学の方が圧倒的に就職はしやすいと思っています。

私は40歳で転職活動に成功していますが、10年間フリーターという負の経歴を持ちつつ、40歳で転職活動に成功するなど普通から考えたら有り得ないと思います。

医療系の業界で転職でネックになってくるのが、学歴、年齢、経験年数、経験した仕事内容です。

しかし、基本的に資格さえあれば、だれでもいいから来てほしいところが多く、田舎の施設になると施設基準に満たしていないかぎりぎりの人数のところが多いので、来るもの拒まずで採用されます。

働く上で世界基準では年齢はネックにはなりませんが、日本はとにかく年齢で差別される国です。

人生やり直しがきかない以上、フリーターという身で大学を目指すのであれば、リスクはなるべく取らず、無難に医療系の大学を狙ってはどうでしょうか。

せっかく大学を卒業をしたのに就職できなかったことがないように戦略を立てて、人生設計しましょう。

ただ、さすがに40代での大学受験となると資格があっても上手くいくのか正直分かりません。

まともに就職も難しいでしょうから、40代であるならば、フリーターをしつつ、副業をするのが最適解だと思います。
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