
理学療法士早4年目、理学療法士という仕事に不安を覚えながらも
やっててよかったと思うことを紹介します
理学療法士に38歳というかなりの高齢で理学療法士になり、老人保健施設で働き始めて早5年目になります。 私みたいな年齢で理学療法士になるのは稀ですが、社会人から理学療法士になる方が多いのも事実です。
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理学療法士になるためには学校にもよりますが、3~4年という時間と400万~650万ほどのお金がかかります。
「そこまでして時間とお金をかけて理学療法士になる価値はあるのか?」と誰もが疑問に思うでしょう。
生まれる子供の数が減り高齢者がどんどん増えていくこれからの未来では、医療保険や介護保険を圧迫するため、これから理学療法士の給料が上がることはほぼありません。
さらに老人保健施設でのリハビリの仕事は在宅復帰が目的とうたっていますが、実際には特養と変わらず長期入所される方が圧倒的に多いです。
家族さんの本音としては「身の回りのことが自立して自分でできない限り、家に帰ってきてほしくない」なので長期で預かってもらった方がいいのです。
つまりは、家族さんのニーズとしては、「リハビリはそんなに必要ない」のが現状です。
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では、給料面で好待遇が望めず、リハビリする意味も望めない老健での理学療法士としてのやりがいはどうなのでしょうか? 私たちは年収だけや仕事のやりがいだけでは職業を選びません。 自分との適性、仕事の面白さ、年間休日、残業時間、人間関係、仕事の楽さなど人それぞれ職業選びは様々です。 あなたが学生ならばまず自分が理学療法士に向いているかどうか考えるでしょう。
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理学療法士という仕事は、給料が安いだけでなく、医療職であるためか、年間休日が少なく、さらに職場によっては7時間ずっとリハビリをし続けるという体力仕事でもあります。
これだけ聞けば、あまりやりたいと思えるような職業ではありません。
給料面ではあまり高望みできない理学療法士は給料以外で職場を選ばなけれはいけません。
ではその中の1つである『老健での理学療法士のやりがい』はどうなのでしょうか?
私が老健で理学療法士をやっててよかったと思うことを紹介したいと思います。
目次
老健での理学療法士の仕事のやりがい
新人の1年目はただ業務に追われるだけ


私は2年半、1つ目の老人保健施設で働いていました。 2021年の10月に転職活動を終え、今は2つ目の老人保健施設で働いています。 実習で職場の雰囲気や仕事内容はなんとなく分かっていたものの、新人のうちは、何をしたらいいのか、どうやってリハビリをしていいのか分からない状態でした。 半年もすれば、仕事には慣れてくるものの、リハビリに慣れてきたというよりはパソコン業務に慣れてきただけでした。 当然、リハビリをして結果だせることもなく、ただ業務に追われるだけでやりがいとか考えている時間はなかったです。



仕事を覚えるだけで大変でした・・・
そんな中でも、毎日1時間は勉強するようにしていました。 私の勉強方法は、リハデミーです。 リハデミーは有名講師によるオンラインセミナーを時間に縛られることなく見ることができます。 動作分析の白本といえば、実習生の中では有名でしたが、『動作分析』の著者である石井慎一郎先生の動画もあります。 実際のハンドリングも見ることができるので、私としては一番おススメです。 新しい知識を手に入れ、「なるほど!」と知識欲を得ることはとても楽しい時間です。 毎日同じリハビリをしていると必ず飽きがきます。 少しでも自分の腕を向上させて、納得のいくリハビリができるようにすることが肝要です。 最初のうちは勉強してもやりがいに繋がることはありませんでしたが、自分がリハビリで何をするべきかは少しずつ分かるようになっていきました。 下記は石井慎一郎先生の著者です。
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『動作練習 臨床活用講座』では、『動作分析 臨床活用講座』では分かりにくかった実際のハンドリングについて詳しく書かれています。 私個人としては『動作分析 臨床活用講座』よりも『動作練習 臨床活用講座』の方が立ち上がりのどの段階ができない場合、何をしたらいいのか詳しく書かれていたのでとても参考になりました。
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新人の方でまず何から勉強していいのか分からない方は下記の記事を参考にしてみてください。
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2年目は勉強しても給料が増えないことに葛藤を覚える


理学療法士は勉強しなければ、学生でもできるようなことをひたすら繰り返すだけでリハビリの効果はまったくでません。 理学療法士というのは名ばかりで、安月給といえども、それだけのお金を貰っていることが申し訳なくなるレベルです。 しかし、理学療法士という仕事は医療保険や介護保険でお金をいただいているので昇給が望めず、給料が上がらないため、勉強に意味を見出せません。 理学療法士として、やりがいを見出せない人はここで悩む人が多いと思います。 勉強はしなければいけない。けれど、やっても給料が上がるわけではない。勉強するのもただではない。 ならば、勉強しない方が金銭的には得なのではないか? 私は、勉強をしてやりがいを覚えながらも、特に評価されることもなく、勉強にのめり込めば込むほど、お金だけが減っていく矛盾に葛藤を覚えていました。
初めて感じたやりがいは、自分が勉強しただけ患者さんが良くなったこと


上記に書いた葛藤も束の間、結局は患者さんが良くならないことからの無力感から勉強はし続けました。
やはり、勉強したら勉強しただけのリハビリ効果がでてきます。
そして何よりも自分のリハビリに自信が持てるようになります。
よく分からないけれど患者さんが良くなってきた場合と自分が考え推論を立てた上でよくなった場合は、達成感が全然違います。
この時に初めて自分のリハビリで患者さんが良くなったことで理学療法士としてのやりがいを感じることができました。
お金だけがすべてじゃないと感じさせてくれる瞬間でした。スキルがたまる職業でなければ、こういった達成感は得られないと思います。



おお!狙った通り歩行に改善がみられた!!!
現在勉強のやる気がでず、困ってる人はいると思います。 私も新人の半年間は全くと言っていいほど勉強しませんでした。 理由としては、給料のことを抜きにしても元々そこまで理学療法士という仕事に魅力を感じていなかったからです。 しかし、人は変わるものである3つのきっかけから勉強するようになりました。 詳しくは下記の記事を参考にしてください。
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3年目からリハビリの意味について考え始める


勉強をしただけ、リハビリ効果が上がり、患者さんが良くなることは間違いありません。 しかし、『患者さんのリハビリをしてADLを上げること』は一見正しいのように聞こえますが理学療法士のエゴです。 なぜなら、老健での患者さんはたとえ良くなっても家に帰るわけでもなければ、寝て起きてご飯を食べてといったサイクルを延々とし、ただ死を待つだけの存在だからです。 老健に預けられる家族さんは、自宅での介護ができないので預けられることが多く、必ずしも自宅に帰ってきてほしいわけではないのです。 家族さんの中には、「リハビリなんかしなくていい。とにかく介護が大変だから預かってくれ。」と言われる人達もいらっしゃいます。 当然、入所者さんは家に帰りたいので、家族を恨み、また家族も入所者さんに暴言を吐かれ、恨みを持つ場合があります。 これが現実です。 『リハビリをしてADLが上がり、自宅に帰れてみんな笑顔』というのは体のいい理想でしかありません。 そのような経緯で入所されるので、最初に入った老健では死んだような目をしている高齢者が多いのが現実でした。 患者さんのQOLを考えないリハビリに何の意味があるのでしょうか? ただ一人よがりにリハビリ効果がでたからと満足しているだけでは、どんどんリハビリ効果がでてもやりがいがなくなっていきました。



自分が満足していても、患者さんが満足していないリハビリに何の意味があるのだろう・・・
転職先でリハビリの形をかえる


理学療法士は積極的に転職するか他の療法士との繋がりを作る必要があります。
理由としては、最初に勤めた職場がリハビリのすべてだと思ってしまうからです。
私の転職の体験談は下記の記事を参考にしてください。
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理学療法士の転職で失敗しないために。経歴最悪での転職活動。
40代理学療法士ですが、そろそろ転職を考えています。転職活動は難しいでしょうか? ここでは私の転職の体験談をお伝えして、少しでも皆様の参考になればなと思います…
同じ老健であっても前の職場と今の職場では全然違いました。
実は前の職場で働いていた時は、老人保健施設で入所者が過ごすことは地獄だと思っていました。
なぜなら利用者さんのほとんどが「死にたい」と言っていたからです。
今の職場は、老人保健施設で過ごすのも悪くないと思わせてくれます。
理由としては
- 入所者同士のコミュニケーションがある
- レクが充実しており、入所者が笑っていることが多い
- 入所者のためになるリハビリをしている
さらに詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
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リハビリに関係あるのは③だけですが、今の職場に入職してから考えがガラリと変わりました。 私の施設は基本型なので個別リハビリと集団リハビリが一回ずつあります。 集団リハビリは、ただの体操ではなく、みんなが楽しめる体を動かすレクレーションをやっています。 集団リハビリをやっていると、とことん人というものは繋がりを求める生き物なのだなと思います。 集団リハビリの方が、圧倒的に楽しそうに笑ってリハビリをしています。 個別リハビリでは意欲がなく、まったく動けなかった人も集団リハビリでは、ちゃんと動けるんです。本当にびっくりしました。 個人やチーム対抗戦になると、目の色を変えてムキになってやり始めます。「そんな力どこにあったんだ?」と思わずにはいられません。 集団リハビリは一人一人見ていないから効果がないように思うかもしれませんが、集団リハビリより本人のやる気とポテンシャルを出してくれるリハビリはないと思います。
笑っている顔がみたい


理学療法の直接的な目的は運動機能の回復にありますが、日常生活動作(ADL)の改善を図り、最終的にはQOL(生活の質)の向上をめざします。
理学療法士協会
老人保健施設で一生を終える高齢者の方のQOLとは何なのでしょうか? 高齢である限り、どれだけリハビリしても年齢とともに能力は下がっていきます。 どれだけリハビリをしても最終的には寝たきりになってしまうことが多く、自分達がしてきたことに意味はあったのだろうかと思い悩んできました。 しかし、たとえそうであったとしても、リハビリで笑って過ごせる時間を持たせられたことが今の私にとってやりがいになっています。 もちろん、これからも勉強してスキルアップはしていきます。 それでも、理学療法士のやりがいは何かと聞かれたら迷わず「患者さんが笑って楽しんで暮らせる時間を増やすこと」と答えます。 寝たきりになってしまう方でも、私が行って声をかけるとニコッと笑ってくれます。 喜んでくれているのが分かるのです。寝たきりとなり、ずっと天井の壁をみて過ごす生活。 自分がもし寝たきりの状態になったらと思うとゾッとします。 私なら笑うことすら難しいでしょう。 そんな方が少しでも笑える時間を持たせられることが私の中の仕事の意義となっています。 老人保健施設での理学療法士の仕事について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
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ある程度自由にリハビリができるのが老健


職場にもよりけりでしょうが、私の施設ではケアプランに則っていればある程度自由にリハビリをすることができます。
リハビリをしてもらう上で一番大事なことは、『楽しく』リハビリをしてもらえることです。
従来通りの運動だけのリハビリでは、リハビリを拒否する入所者が多かったのですが、作業療法を混ぜたりして、その人に合ったリハビリを提供したところ、拒否なく、入所者の人から「また誘ってね」と言われるまでになりました。
90歳を超えて、家にも帰れない状態で、そこまで必死に運動をしてADLを上げれたとしても、それが本人様にとって何のためになるのでしょう?
老健に入所されている98%は家に帰れない長期入所者です。
それならば、人生の最後まで楽しく過ごしてもらった方が入所者のたくさんの笑顔をみることができます。
私はリハビリがしたくて理学療法士になったわけではなく、リハビリを通して皆さんの笑った顔が見たくて理学療法士になりました。
ある程度自由にリハビリできる老健は、比較的他の病院や施設に比べ、入所者のQOLの観点から笑顔を作りやすい、やりがいのある職場ではないでしょうか。
老健の高齢者は家族も同然


老健は良くも悪くも長期入所が多いので1年以上入所されている方が多いです。
そうなれば、自然と付き合いも長くなり、一緒にいる時間も長くなるので患者さんというよりは家族同然の存在となります。
私は利用者さんのほとんどのフルネームを覚えています。
それぐらい付き合いが長く濃いということです。
人間関係がどんどん希薄化している今の世の中ですが、そのようなことは老健ではありえません。
淡々とリハビリの治療をこなしたい人には老健は向いていないのかもしれませんが、リハビリだけでなく入所者の人生のQOLをしっかり考えてあげられる老健は十分やりがいは感じられます。
ゆっくり濃く入所者のリハビリに携わりたい人は老健に向いています。
老健は、大切な人の笑顔を見ることがリハビリの目的だと気付かされてくれる良い職場だと思います。
理学療法士のやりがいは良い人間関係に左右される


理学療法士を辞めたいと思う理由の一位は、誰もが『人間関係』と答えると思います。 それぐらい人間関係によって、毎日の仕事の楽しさが左右されます。 理学療法士としてのやりがいも、いい人間関係を持つことができなければ決して一人の力だけでは難しいとも言い切れます。
仲良しは人間社会においては共通の目的、共通の理念、共通の志に生きていなければ存在しません。共通の目的に向かっている者だけに、仲良しの関係が生まれてくるのです。生命の理念Ⅱ
つまりは、共通の目的を持たなければよい人間関係が気づけず、同じ職場で仕事をしていてもつまらないものになってしまうでしょう。
仲間と試行錯誤しながら良いリハビリを提供できるようにしていくことは、とても楽しいモノであり、それによって利用者さんのQOLを高めることができれば当然やりがいが生まれます。
私の職場は二人しか理学療法士しかいませんが、上司と部下という関係ではなく、対等な立場で意見交換ができています。
お互いの得意不得意を補いつつ、施設を良いモノにするために毎日考えながらリハビリをしています。
一人の力では大したことはできません。仲間と新しいリハビリを生む過程は何よりも楽しいモノになるでしょう。
幸せの観点からいけば、理学療法士は良い職業


みなさんの究極の目的は、お金を得るためでも、ゴッドハンドを手に入れるためでもなく、幸せになるために職を選びたいのではないでしょうか。
高収入でも、残業が多いせいで健康を害しては幸せとはいえません。
リモートワークの仕事でも、まったく人と接点がなければ孤立する可能性があります。
コンビニのレジ打ちのような達成感を得られないような職だとやりがいを感じることは難しいです。
理学療法士は、職場によっては残業が少なく、夜勤もない職業なので、健康を害する事はありません。
理学療法士として大変なことはもちろんありますが、少なくとも私の職場は楽に仕事ができています
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朝起きて、散歩をして、ご飯を食べて、仕事をして定時に帰り、8時間睡眠ができていればセロトニン的幸福が得られます。 理学療法士は患者さんとコミュニケーションをとることで、人とスキンシップが取れます。 患者さんの笑顔を見ていると、元気がたくさんもらえます。人とのふれあいはオキシトシン的幸福が得られます。 理学療法士は、リハビリの効果で患者さんが回復する姿をみれば、達成感が得られます。 日に日に良くなっていく患者さんをみると、とても嬉しいです。達成感はドーパミン的幸福を得られます。 「セロトニン的幸福、オキシトシン的幸福、ドーパミン的幸福て何だ?」と思われたと思います。 セロトニン、オキシトシン、ドーパミンは幸福に関する脳内物質です。 幸せを感じるというのはこの3つのホルモンがでている状態です(厳密にはたくさんの幸せホルモンがあります) セロトニン的幸福は、健康の幸福です。 オキシトシン的幸福は、つながりと愛の幸福です。 ドーパミン的幸福は、お金、成功、達成、富、名誉、地位などの幸福です。 ここでは詳しく説明しませんが、理学療法士はこの3つの幸福ホルモンが得られやすい職業です。 理学療法士のやりがいはここでいうドーパミン的幸福に入りますが、定時で帰れたり、人とのつながりがあるため、他の幸福感が得られやすいと思います。 価値観をお金だけに置かなければ、とても良い職業と言えます。 参考文献:精神科医が見つけた 3つの幸福
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老健での1番の理学療法士のやりがいは「ありがとう」と言ってもらえること


今でも思い出すのが、患者さんがわざわざリハビリ室まで来てくれて
「のんねこ先生のリハビリが一番よかった~ありがとね~」と言ってくれたことです。
その方はデイケアを利用していましたが、事情がありデイケアを利用できなくなってしまい最後に挨拶にきてくれました。
私よりもスキルがある先輩方もいて、その先輩方もその患者さんをみてくれていましたが、私にだけ言ってくれました。
理学療法士になってよかったと思った一番の思い出です。
私はおばあちゃんこだったので、とにかくおじいちゃんおばあちゃんが大好きです。
したがって、利用者さんをみんな自分のじいちゃんおばあちゃんだと思って接しています。
私にとっては利用者さんは家族であり、大切にしたい人たちばかりです。
私たちが相手にしているのは人であり、ただADLを上げるだけの患者さんではありません。
理学療法士になりたい理由は人それぞれですが、理学療法士の年収が低いことを気にしているのならば理学療法士になることをお勧めしません。
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きっと素晴らしい理学療法士になれると思います。ぜひ頑張って理学療法士になってほしいです。
理学療法士に適性がある人は将来リハビリの勉強を続けられるかどうかです。
そして、何よりも人の役に立てることに喜びを感じられるかどうかです。
たまに教科書を開く程度の勉強では、そこそこの理学療法士にしかなれません。
夢中になってリハビリの勉強を続けられる人がたとえ年収が低くても、理学療法士という職を続けられるでしょう。
人生の半分は仕事に占められています。仕事の充実度をあげるためにも勉強を続けることをお勧めします。
勉強し効果のあるリハビリを続け、患者さんから「ありがとう」と言ってもらえる回数が増えれば増えるほど充実感を得られます。
中々お客さんから「ありがとう」と直接言ってもらえる職種はありません。
直接感謝の言葉をいただけることは理学療法士の魅力の1つだと思います。
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