理学療法士で勉強しない人が勉強をしたくなるコツ

理学療法士で勉強しない人が勉強をしたくなるコツ
理学療法士の中には勉強しない人が一定数います。

私が学生だった頃は理学療法士の道を目指したものの理学療法士の仕事にまったく魅力を感じず、勉強を必要最低限しかしていませんでした。

学校のカリキュラムは体系的に国家試験に特化した内容を習うだけで、リハビリの主といえる評価法や治療技術については基本的なことしか教わりません。

実習では運が良ければ、スーパー理学療法士に出会って『本当の治るリハビリ』を見ることができますが、そうでないと「リハビリなんかこんなもんか。つまんねー。」となったりします。

私の場合は後者で指導者に恵まれず、リハビリの楽しみをまったく味わえませんでした。

理学療法士になったものの1年目の半年間は業務を覚えることに精一杯でまったく勉強する気がおきず、給料分働けばいいとしか考えていませんでした。

こんなまったくやる気のなかった私ですが、どうして勉強するようになったのでしょうか?

理由は5つあります。
勉強のやる気が出るようになった理由
  1. 実際に自分でリハビリをするようになって、まったく良くならない患者をみて申し訳なくなった
  2. 同期が勉強をどんどん頑張るので悔しくなった
  3. 良い勉強教材に出会うことができた
  4. 本物の理学療法士を見て、理学療法を極めるとはどうゆうことかを知ることができた
  5. 一流の理学療法士になることを決心した
この中でも私の中で一番理学療法士の勉強が好きになれたのが③と④です。

なぜかというと、「患者を治してあげたい」という気持ちは熱しやすく冷めやすく一時の感情でしかありません。

何でもそうですが1番のめり込む方法は、『好きになること』です。

好きなことは何時間でも毎日でも続けられますが、好きではないことはどんだけ綺麗な言葉を並べようが続けることができません。

私は良い勉強教材に出会うことでリハビリの勉強が好きになれました。

学校の勉強は本当につまらないと再確認したぐらいです。

もしこの記事を読んでいるのが学生さんであっても、学ぶ教材を変えることで一気に勉強が楽しくなります。

また、本物の理学療法士に出会い、自分が目指すべき姿をしっかり知っておくことが大切です。

本物の理学療法士は理学療法で治せる疾患はほぼ治すことができます。

本物の理学療法士の知識量は半端なく、5年目である私が話を聞いていても全く理解できませんが、一流という人はこうゆう人のことを言うんだということだけは分かります。

話が長くなりましたが、理学療法士で勉強しない人が勉強をしたくなるコツを順を追って説明していきます。
目次

理学療法士で勉強しない人が勉強をしたくなるコツ 5選

効果がでないリハビリを提供することによる罪悪感がきっかけになる

良心のイメージ
新人の頃は、ただ業務を覚えることに時間を追われることになると思います。

しかし、半年も経てば業務にも慣れ、自分のリハビリと向き合う時間が増えていきます。

学校で教わったことではROMと筋トレ、動作訓練をただやみくもにするだけなので効果がでるリハビリはできません。

評価をして仮説・検証することを学校の実習である程度教わりますが、知識もないのに仮説検証もクソもありません。

間違ってはいけないのは、多くの知識があるからこそ仮説の数が増え、さらに経験で仮説の精度も上がってくるのです。

知識がない状態で仮説も浮かばずやみくもにリハビリをしていると、患者さんから「ありがとう」と言われることに罪悪感が生まれてきます。

焦らなくても、半年間ぐらいで罪悪感が生まるので、「勉強をしようかな」というきっかけになるはずです。

同期が勉強をしているのを見ると焦りを覚える

同僚に負けそうで焦る理学療法士の男性
職場に同じ同期がいることが一番良いですが、そうでなくても学校時代の理学療法士の同期と会う機会を増やすべきです。

なぜなら、必ずといっていいほど仕事の話になり、「俺、今こんな患者持っているんだけど、どう思う?」と聞かれます。

勉強している友人ならば、まったく自分には分からないことを話し始めるので話についていけず焦りを覚えます。

理学療法士は良くも悪くもプライドの高い人種です。

そのせいで一部で理学療法士は性格が悪いといわれてるぐらいです。
理学療法士にとっては自分の考えが絶対であり、自分の考えを否定されるだけで怒りの覚えることもしばしばです。

しかし、この怒りが自分を勉強に向かわせてくれます。

これも罪悪感と同じで熱しやすく冷めやすい感情ですが、勉強を始めようと思うきっかけにはなるでしょう。

経験年数が上がれば上がるほど、勉強している人としていない人の差が開くので、卒業してから5年も経てば同期が話していることが何も分からないこともあります。

それぐらい実力の差が開くので理学療法士の仕事は面白いわけですが、私たちはプロとして働いているわけですから、それ相応の実力は持っておきたいものです。

オンラインセミナー動画が充実している

セミナー動画を観る理学療法士の女性
私が最初に紹介した一番おススメしたい良い勉強教材というのがリハデミーやリハノメなどのオンラインセミナー動画です。

私が理学療法学の勉強を好きになれたきっかけは、リハデミーのオンラインセミナー動画の石井慎一郎先生の講座です。

石井慎一郎先生は動作分析の白本として学生の中でも有名な先生です。

白本を読んだだけでは分かりにくい部分が多かったですが、セミナー動画をみることで実際に行っている手技を見ることができます。

石井慎一郎先生の素晴らしいところは、動作分析の理論が力学的に分かりやすく解説しており、比較的簡単に手技もマネすることができるところです。

新人の理学療法士の方には、「何から勉強していいのか分からない」という人が多いと思いますが、石井慎一郎先生の動画を見て、一通りリハビリの基礎を学ぶのが良いと思います。

私は石井慎一郎先生の動画のおかげでリハビリに自信を持つことができるようになりました。

リハビリのオンライン動画にはリハデミー以外にもリハノメがあります。

リハデミーは実際のオフラインセミナーの動画が多いですが、リハノメは講義型の動画が多い印象です。

治療手技を詳しく見たい方はリハデミー、広く浅くリハビリの知識を講義形式で学びたい方はリハノメがお勧めです。

最近では整形の大御所である赤羽根先生の動画を疾患別にリハノメで学んでいます。(リハデミーには赤羽根先生の動画がありません)

特に疾患として多い、変形性膝関節症や圧迫骨折について詳しく学べるので私としてはお勧めです。


リハビリは治療手技だけでなく、解剖学や生理学などの基礎知識も必要になってきます。

教科書を読むには情報量が多すぎますが、講義形式では要点でまとまっているのでとても知識として吸収しやすいです。

他にも、ポジショニング、ADL、在宅、訪問リハビリなど幅広く学べるのがリハノメです。

ぜひリハデミーとリハノメを使い分けてください。
リハノメ 公式サイトはこちら

本物の理学療法士に出会う

リハビリをするスーパー理学療法士
リハビリにやる気がでない一つとして、本物のリハビリを見ていないからともいえます。

実力のないうちは、「理学療法士がリハビリをしてもしなくても変わらない。単なる理学療法士の自己満足だ」と思いがちです。

職場に恵まれず、凄い理学療法士に出会わなければいつまでたっても本物を見ることができません。

本物の理学療法士を良い方法は、自費でやっている理学療法士の整体に行ってみることです。

自費リハは実力の世界なので、実力のない理学療法士は自然と淘汰されます。

つまりは、実力のあるスーパー理学療法士しか残っていない場合が多いので、適当に自分の体に不調なところを見つけて行ってみましょう。

その際には予約がなかなか取れない整体をお勧めします。

一流の理学療法士になることを決心した

足のリハビリを受ける女性と理学療法士
人間とは不思議なもので自分の才能の見限り「もうこれでいいや」と思った時点でまったく成長しなくなります。

『成長しない=変化がない』ということですから仕事に楽しみを見いだせず、嫌なことからは逃げるようになり、ロクに働かないのに口だけ一丁前に会社や他人に対して文句ばかり言うようになり、いわゆるクズと呼ばれるような理学療法士になってしまいます。
こういった理学療法士に限って「仕事がつまらない」「給料が安い」「リハビリしてもよくならない」と努力もせずに成果だけ得ようとします。

といっても、私自身もどれだけ勉強しても給料が上がらないのだから、合理的に考えた末、楽な職場でいい加減にやってお金を貰えればいいやと安直な考えになってしまったことがあります。

気持ちを切り替えることで仕事自体は楽になりましたが、毎日がつまらなく、やる気もなく、無気力といっていいほどクズな理学療法士になっていくのが分かったのです。

しかし、一人の著者と出会ってから考えが180°変わり、『一流の理学療法士になる』と決めてから仕事や勉強にやる気がみなぎってきました。

その著者の本の一文を引用させていただきます。
いまはダメでも、死ぬ気になって何度も何度も挑戦すれば、必ずできるようになります。  しかし、もしも「自分には才能がないから」と思ってしまったら、そこまでです。「このへんでいいや」と思ったときが、終わるときです。
成功に価値は無い!
著者の名前は執行草舟といい、現代の価値観とは違う武士道の価値観で生きてらっしゃるので私たちの生き方とは全然違いますが、一つ一つの言葉には魂がこもっており、本を読んでいると生きる気力が湧いてくるのです。

理学療法士として一流を目指すというのは、とても厳しい道のりであり、誰もが簡単になれるものではありません。

ただ、一流になることを目指すことは永遠に終わりがないということですから、どれだけ実力がついても、渇望感を与えてくれます。

患者さんのリハビリをしていると上手くいかずくやしい思いをしますし、失敗したなと思うことがほとんどです。

その失敗を「しょうがないよね」で終わるのか「もっともっと勉強して今度こそ患者さんを良くしてやる!」とくやしさをバネに変えていくのかは結局は『一流を目指しているかどうか』につきると思います。

生き方は人それぞれであり、生き方を決めるのは自分自身ですが、私としては最後に十分に生き切ったと思えるような人生を歩みたいと常々思っています。

理学療法士で勉強しない人がオフラインセミナーに行くことはありか?

理学療法士のセミナーを受ける新人理学療法士
コロナがあったせいかオフラインセミナーはほとんどなくなり、セミナーのほとんどがオンラインセミナーに変わってしまっています。

もちろんオフラインセミナーが0になったわけではありませんが、探してもなかなか見つからないのが現状です。

オフラインセミナーは人数を集めるために都市部で開催されることが多く、地方で働いている人にとってはセミナーに向かうだけでも大変になります。

また、費用は日数や時間にもよりますが大体1万円以上で安月給の理学療法士にとってはかなりの痛手です。

オフラインセミナーに行くことで、他の理学療法士と出会えることは刺激になりますし、新しい知識を学べることは今後の働き方に影響を及ぼすと思いますが、定期的にオフラインセミナーに行かないとモチベーションがすぐに下がってしまいます。

つまりは、オフラインセミナーは学ぶきっかけにはなりますが、金銭的に続けていくことは難しいでしょう。

もちろん一流の理学療法士を目指しており、「理学療法を極めることしか興味がない!」と言い切れる人にとってはいいでしょうが、給料が上がらないままモチベーションを保つことは本当に大変です。

私の考えとしてはオンラインセミナーの方が金額が安く、リハノメであっても月3,000円ほどの出費で色々な先生方のセミナーをみられるのでオンラインセミナーの方がコスパが良いと思っています。

しかし、実際のセミナーを雰囲気を感じることはできないので刺激に差ができます。

といっても、結局は学ぶにしてもお金がかかるので、継続的に学ぼうと思った場合、選択肢はオンラインセミナーしか私はないと思っています。

理学療法士で勉強しない人への処方箋

勉強しても給料が上がらないからしたくない

給料がまったく上がらない理学療法士の男性
私も一時期この状態でした。

新米の理学療法士でも20年目のベテランの理学療法士でもリハビリ単価は変わりません。

リハビリの単価が上がらないということは、経営側の目線でいえば、昇給させる余地がないということになります。

これは周知の事実で、このせいでモチベーションが上がらない理学療法士が多いのが現状です。

認定・専門理学療法士という理学療法士協会の資格がありますが、私が見てきた求人情報では資格を持っているからといって、手当がつくといった記載はありませんでした。

完全に自己満足の資格であり、資格を取ったからといって潤うのは資格をビジネスとしている協会だけです。

給料を上げたいならば、転職するのが1番の手ですが、今の職場が居心地が良ければ躊躇してしまいます。

手っ取り早く勉強を収入につなげるならば、副業が1番良い方法です。

私はリスクが少なく時間の合間にできるブログを選択しました。

他にもnoteなのでリハビリの知識を有料コンテンツとして販売している人もいらっしゃいます。

勉強したことを自分なりにまとめ、ブログやnoteで発信していけば時間はかかりますが、昇給を待つよりは収入を増やすことができます。

私のブログ歴は2年以上ですが現在は月5桁以上の収益があります。

他にもYoutubeなどで発信している方もいらっしゃいます。自分に合った発信方法を選んでみてください。

私はブログしかしていないので、ブログの発信方法しかお伝え出来ませんが下記の記事を参考にしてみてください。
また、勉強しても給料が上がらないからしたくない人は、人生の価値基準が『お金』にあるようです。

お金は生活するのに必要ですし、お金のために働くことを否定するつもりは全くありません。

ただ人生の充実度を考えた場合、たとえお金の心配がなくなっても、働き続ける人が多いのが現実ではないでしょうか?

最近ではFIRE(経済的自立と早期リタイヤ)が流行っていますが、お金の心配がなくなり、会社を辞めて自由に生活してしまっても、結局は仕事に戻る人が多いようです。

つまりは、仕事がなければ人生は毎日が退屈でつまらくなってしまい、自分の楽しさだけ求める人生は空しさを覚えてしまいます。

私は20代のころゲームにはまり人生を棒に振りましたが、好きなゲームをしていても何年もしていれば飽きてしまいただ空しさだけが残りました。
話がそれてしまいましたが、勉強しても給料が上がらないからしたくない人へ処方箋として、『理学療法士としての理想を作る』です。

自分が理学療法士として何がしたいのか、何を目指しているのか分からなくなると仕事がただの作業になってしまうのでやる気が起きないのです。

理学療法士としての理想を作ると、具体的に自分が何をすべきかが分かってきます。

そうすれば、何を勉強すべきかどこで働くべきかが分かってくるので、実際に行動に落とし込めば、自分が成長できていることが実感できるはずです。

少しでも理学療法士としての理想に近づいていけば、仕事が楽しくなり、どんどんお金のことを考えなくなります。

リハビリの勉強がつまらない

リハビリの勉強がつまらない理学療法士の女性
そもそもリハビリの勉強がつまらないと思う方は、何をしてもムダでしょう。

上で紹介したオンラインセミナー動画やセミナーに参加してみて、それでもつまらないと感じるならば、そもそも理学療法士に合っていないのです。

私の同期に在学中に理学療法士にはならずに、コンサルタントの会社に就職した人がいます。

コンサルタントの会社は多様な人材を求めているので、彼は医療系の知識を武器に面接を受け内定をもらっています。

大卒という肩書きされあれば、どこの会社にも応募できるはずです。

転職としても1度チャレンジしてみてはどうでしょうか?

勉強したいけれど、なんとなくやる気になれない

勉強のモチベーションが続かない女性の写真
中には勉強はやってみると楽しいけれど、なんとなく勉強を始めるのが難しいという人もいるのではないでしょうか。

私も同じなので気持ちは分かります。

勉強するのがめんどくさいなと思う人は、たまに気が向いた時だけ勉強してあとはしないことが多いのではないでしょうか。

私は勉強できない時が続き、毎日勉強することをやめてしまうとまったくやる気がなくなってしまいます。

人は勉強してから2,3日空くとまた勉強するのがめんどくさいと思ってしまうようです。

したがって、お勧めは毎日少しでもいいので必ず情報に触れることです。勉強を習慣化しましょう。

私の場合は、「勉強するぞ!」と意気込んでやるわけではありません。

毎日10分だけ真剣に観ると決めています。

理由としては、10分だけと決めることで勉強のハードルを下げることができること、10分間で気分が乗ればさらに延長して勉強できること、真剣にやることで10分間でも生きた知識になることが挙げられます。

勉強は楽しいと思う時もあれば、めんどくさいと思ってしまうこともあります。

できるだけ勉強のハードルは下げましょう。

勉強したところで患者さんが良くならない

理学療法士がリハビリしても良くならない患者
私は老人保健施設でリハビリしているので、ほぼ9割が80歳以上です。
80歳を越えるとリハビリをしても効果が薄く、回復できる人はほんのごく僅か(1割ほど)です。

そういった方ばかり相手にしているとモチベーションがどうしても下がります。

勉強すればするほど、治せる可能性が高まるのは確かですが勉強に対する時間帯効果が小さく、勉強しても意味がないという結論になりかねません。

リハビリをしていると陥りやすい間違いが、リハビリは機能回復だけを目的にしてないことです。

真のリハビリテーションは、身体機能の低下によって下がった幸福度(QOL)を機能回復やほかの手段で元に戻すことを指します。

大切なのは、担当している患者さんにとって幸福(QOL)は何かということです。

絵を描くことが好きな患者に必要なことは歩くことではありません。長時間座る能力と上肢の機能です。

私たちは日常生活動作だけに目がいきやすいですが、大事なのは入所者さんの希望です。

といっても、長期入所の人場合「家に帰りたい」以外の希望がない場合もあります。

長期入所の入所者は家族の希望で長期入所であって、本人の希望はまったく通りません。

ではQOLはどうするかというと集団リハビリなのでゲーム要素を入れ、笑って楽しめるリハビリをするようにしています。

機能回復させることだけがリハビリではありません。今の場所が余生を過ごすだけの場所になってしまっているのならば、少しでも充実感が持てる場所に変えていきましょう。

理学療法士は勉強した方が仕事は楽しくなる

患者さんと楽しく仕事をする理学療法士
勉強しなければ、毎日同じ訓練になってしまうので患者さんも治らずただ毎日の仕事がマンネリ化します。

変化がない日常よりつまらないことはありません。

勉強することで仮説検証の精度が上がっていき、少しずつ患者さんが良くなっていく姿を見ていると、「もっと良くしたい!」という欲求が生まれてきます。

これがいわゆる仕事が楽しいという状態ですが、少しでも結果をだそうと思うとそれなりに時間がかかります。

私の場合は毎日2時間勉強して2年ほどでやっと少しは効果がでてきました。

勉強の成果なんてそんなもんです。

勉強しても収入が増えるわけでもない、毎日勉強を続けても効果が出るのはほんの少しと聞けば、本当に勉強なんて割に合いません。

それでも、患者さんが元気になっていく姿をみると、「まぁしょうがないか」という気分になるから不思議なモノです。

理学療法士は勉強して実力のある方が転職しやすい

転職活動をする理学療法士
長年仕事をしていると『転職』という言葉が頭をよぎってきます。

といっても、理学療法士が転職をする理由は、収入面に問題があるか、人間関係が悪いため他の職場に移りたい場合がほとんどでしょう。

どちらかと言えば後ろ向きな転職活動が多く、決して前向きな転職活動ではありません。

転職活動で一番必要になってくるのが理学療法士としての自信ですが、あなたの理学療法士としての腕前はそもそも報酬に見合っているのでしょうか?

資格と経験年数があるからと実力に見合っていない就職先を探そうとする傾向があるように感じられます。

勉強をしていないと自分に実力がないことは自分が一番よく分かっているため、実力をさらにつけるために転職するという前向きな転職活動ができません。

転職活動はかなりのエネルギーが必要なので躊躇する人が多いでしょうが、収入面や人間関係云々関係なく何よりも転職活動に踏み切れない理由は実力がないからと言い切れます。

理学療法士として一流を目指すことは、あなたの心の中に確固たる自負心を作ってくれます。

医療保険や介護保険に頼らなくても自分の腕前だけで食っていけると思えるぐらいに実力を身に付ければ、会社に依存することもなくなります。

自費リハをいつでも始められるような実力を身に付けておくことをお勧めします。

理学療法士で勉強しない人でもコツを掴めば勉強をしたくなる!

理学療法の勉強をする新人理学療法士
理学療法士になったのに関わらず勉強していない理学療法士は結構多いです。

私の前の職場では、上司、先輩、後輩みんな勉強していませんでした。

勉強してもしていなくても給料が変わらないのならば、勉強の時間を他の時間にあてた方が人生が有意義になるというのにも納得です。

中学、高校でも一定数は勉強しないもしくはできない人達のことを考えれば、理学療法士の中にも勉強しない人がいるのは当然のように思います。

勉強を強制したくてこの記事を書いたわけではなく、「勉強した方が仕事は楽しい」ということを伝えたかったのです。

私は別に毎日寝る間を惜しんで勉強しているわけではありません。

学校の勉強ではないのですから、気ままに勉強して飽きたり気分が乗らなかったらすぐやめます。

それぐらいの勉強で十分なんです。

たとえ理学療法士という仕事が自分に合わなかったとしても簡単に進路を変更することはできません。

そうなれば、「一生理学療法士でやっていく覚悟」というよりは「理学療法士でやっていくしかないという諦め」が必要です。

勉強をすることで少しでも理学療法士という仕事が好きになれることを切に願います。

一度理学療法士のやりがいについて考えてみるといいかもしれませんね。
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