私は30代から理学療法士を目指した者の一人です。 私と同じように30代・40代で理学療法士に挑戦する人は少なからずいるのではないでしょうか。 私の近所にある整形外科は社会人経験の理学療法士ばかりでした。 といっても、社会人経験を経て20代後半で理学療法士を目指した人が圧倒的に多く、私のように30代で理学療法士に挑戦する人は稀です。 理学療法士になるためには、多額のお金(500万~800万)と時間(3~4年間)が必要です。 そのため、途中で簡単に理学療法士になることを挫折するわけにはいきません。 皆さんは一大決心をして理学療法士を目指すと決めたのでしょう。 しかし、本当に20代後半や30代にもなって理学療法士になれるのか心配になってしまうと思います。 『20代後半や30代でも理学療法士になれるのか』とい問いに対して結論だけ先に言ってしまえば、理学療法士になれます。 しかも、経歴が悪く、頭が良くなくても理学療法士になることができます。 その証明として、20代や30代から理学療法士を目指される方は、ほとんど社会人を経験されていると思いますが、私の場合は、社会人経験はなく10年間フリーターという経歴が最悪の状態から理学療法士を目指しました。 というものの、最初は理学療法士を目指していたわけではなく、「医学部再受験に失敗したので理学療法士になった」というのが正解です。 したがって、私が理学療法士になれたように「絶対理学療法士になるんだ!」と強い意志がなくても理学療法士になれます。 社会の底辺な私でも理学療法士になれているので皆さんに安心してもらえるように私のスペックを紹介します。
私のスペック
- 20代前半で最初の大学を中退
- そのままずるずる10年間フリーター
- 医学部再受験をするもセンターで6割しか取れず失敗
- 理学療法士の専門学校を受けるも不合格
- 30代前半で理学療法士の私立大学を受けなんとか合格
私がいかに低スペックか分かってもらえたでしょうか?
これならば自分も理学療法士になれると思ってもらえたならば安心です。
因みに私は32歳で理学療法士の私立大学に進学し、38歳で就職して、40歳で転職し今5年目を迎えています。
したがって、30代から理学療法士を目指しても十分やっていけると自信を持って言うことができます。
ただ情報はあることに越したことはありませんが、自分が理学療法士になりたいかどうかはしっかり考えておいてください。
そうしなければ、理学療法士になるまでにあまりにハードルが高いので途中で挫折してしまいます。
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それでは学校の選び方から学校入学から就職まで詳しく解説したいと思います。
目次
30代から理学療法士になるための学校選び

理学療法士になるためには専門学校か理学療法専攻の大学に入らなければなりません。 その際の判断基準になってくるのが、理学療法士になったときにどこで働きたいかです。 30代から理学療法士を目指すということは、学校を卒業する頃には40歳近い年齢になります。 もし、あなたなら経験もない40歳近い理学療法士を雇いたいと思うでしょうか? 未経験ならば若い理学療法士かもしくは年配ならば経験豊富な管理職候補の理学療法士を雇いたいはずです。 30代未経験の理学療法士というのは、上司が年下になることが多く、上司は年上を相手にしなければいけないので嫌がられる場合があります。また、おじさんというのは変にプライドが高いので周りからすれば一緒に働いたとしてもやりにくいのです。 つまりは、30代から理学療法士を目指したとしても働きたい職場を選ぶ権利はほぼないと言っていいでしょう。 理学療法士として働く職場としては、病院ほど人気があり、介護分野であるデイケア、介護医療院、老健などは人気があまりありません。

おじさん・・・別にいばってないよ・・・
病院で働きたいなら附属病院のある医療系大学を目指す


30代から理学療法士を目指す人が病院で勤務するには、附属病院のある医療系大学を目指した方が就職は楽にできます。 なぜかというと、大きい大学ほど系列の病院とのパイプが強く、常に新人の理学療法士を供給しているからです。 これは転職エージェントを使用して新人を確保するよりも、大学とのパイプを強くして転職エージェントを使わない方が費用がかからないためです。 転職エージェントの相場としては年収の30~35%ですから、年収360万円の新人を雇おうと思ったら100万近く転職エージェントに支払う必要があります。 私は某私立大学に合格しましたが、比較的私立の中では有名な医療系大学でした。 就職活動になると学校側から系列の病院や施設に行く気はあるかないかを問われます。 系列の病院や施設は学校の成績順で希望が通りやすく、良い成績ならばあなたが希望している病院にも就職することができます。 つまりは、30代から理学療法士を目指す人が病院に就職するためには大学の強いパイプを利用することが一番確実だということです。



頑張って勉強するぞー!!!
金銭的な負担を減らし、少しでも早く理学療法士になりたいなら専門学校を選ぶ


専門学校の良さは、3年間通えば理学療法士になれるところです。 3年間で済むということは、4年制大学と比べ学費が少なくて済むということ。 入試レベルは入試科目数が少なく、社会人枠ならば小論文と面接だけという楽なところが多いですが、落とし穴があります。 それは、卒業するのが難しいということです。 理学療法士になるためには国家試験に受からなければいけませんが、合格率を100%に近づけるために学校がすることは何だと思いますか? 答えは、成績が良い学生にだけ国家試験を受けさせることです。 短期間で学ぶということは、それだけ凝縮して学ばなければいけないということです。 30代となれば、当然記憶力は20代に比べ極端に落ちます。 医療科目は暗記科目が多く、記憶力が悪いとかなり勉強にてこずるでしょう。 学費を払ってしまえばもうやり直しがきかないので、必死に勉強すると思いますが、簡単に入学できるからと甘く見てはいけません。 私は私立の4年制大学のでしたが、私の他に1人だけ年上の30代の男性がいました。 その方は何度か留年を繰り返しており、結局は留年が多すぎて退学になってしまいました。 要するに、学校に多額のお金(500万は貢いでいるでしょう)と膨大な時間(4年はいたと思われる)を費やした挙句大学中退しか残らなかったというわけです。 夜間で働きながら通える専門学校もありますが、働きつつ学校の勉強をして本当に進級できるのか考えてみてください。 専門学校はビジネスです。学生さえいればお金が入ってくるので、甘く考えていると痛い目をみるのはあなたです。 『学校に入学=理学療法士になれる』わけではありません。 最初に「30代から理学療法士を目指しても大丈夫」と言いましたが、しっかり勉強できるならという話です。
学費はどうするか?


理学療法士になるには学費は専門学校ならばン3年で約400万、私立の大学ならば4年で約600万です。
しかし、この金額プラスその他諸々で+300万はかかると思ってください。
この+300万を在学中にいかに減らすかが今後の人生に影響します。
実際にはお金の問題は奨学金を借りれば最初の1年間の学費があれば、なんとかなるでしょう。
私は奨学金を借りて卒業しました。
しかし、晴れて理学療法士になった後、理学療法士の給料で奨学金の返済はかなり辛いです。
私はフリーターという身分だったので1学年目は親にだしてもらい、残りの3年は奨学金でまかないました。
それにより、480万ほど借金ができ、今も毎月約3万円ずつ返済中です。
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理学療法士の初任給は高く22万ほどですが、手取りにすると20万をきります。
さらにそこから毎月1~3万円ほど引かれるわけです。
あなたが毎月17~19万円ほどで充分生活できるのかよく考えてください。
因みに私は新人の頃は一人暮らしでしたが、奨学金の返済分を差し引いた手取り17万円で頑張って10万貯金していました。
工夫次第でいくらでも支出は減らせます。参考にしてみてください。
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理学療法士の専門学校or大学の入試の難易度は?


ほとんどの人は専門学校ならば社会人枠で入試を受けると思いますが、私みたいなフリーターもしくは大学を目指したい方は一般入試を受けると思います。 一般入試は、専門学校の方が入試科目数も少ないため簡単で、大学ほど難しくなります。 国公立だと共通テスト(センター試験)の点数も必要となるため、膨大な時間がかかるためお勧めできません。 高校の勉強を9教科勉強し直すのは完全にムダです。時間がかかりすぎます。 したがって、選択肢としては専門学校もしくは私立の大学ということになります。 私が私立の大学に入学した理由は、医学部再受験をしていたので高校の勉強はほぼ網羅できていたこと、大学中退だったので大卒がほしかったこと、面接にまったく自信がなかったことが挙げられます。 私は最初に『私のスペック』で紹介した通り、実は専門学校は不合格になっています。 なぜランクの高い私立大学で合格し、専門学校で不合格になったのでしょうか? 受験は戦略が間違っているとランクが低くても実力を出し切れず落ちます。 詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
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私立大学に合格するためにどれぐらい時間がかかる?


私としては私立の大学をお勧めしているので、私立の大学での話になります。 下記の入試科目は私が合格した大学の入試科目です。


私立の大学は見て分かるように、3科目だけ勉強すれば合格することができます。
といっても、専門学校より勉強する範囲は広く、一度も勉強したことがない範囲ですと記憶するのに多少なりとも時間がかかります。
得意科目にもよるでしょうが、この中で一番時間がかかるのが英語と理科です。
英語は得意不得意がはっきり分かれますので、不得意ですとものすごく時間がかかります。
理科は暗記科目が多く多少なりとも時間がかかりますが、3つの中から好きな科目を選べる分、興味を持って勉強できると思います。
高校時代にどれだけ勉強してきたか、高校を卒業してからどれだけ時間がたっているかにもよりますが、私個人の意見としては、1年間みっちり勉強すれば十分合格圏内にもっていけると思っています。
毎日1教科2時間ずつ勉強したとしても毎日6時間の勉強で済みます。これを負担と思うかどうかは人それぞれでしょうが、一大決心したのならば、多少の困難は乗り越えましょう。
30代での理学療法士の大学での生活
周りは年下ばかり


私は私立の4年生の大学に入学しました。 したがって、理学療法専攻の私立の大学での話となります。 入学すると理学療法専攻の同期は62人でほぼ全員18歳もしくは19歳です。 専門学校は社会人の入学者が多いですが、大学は難易度が高く、勉強に時間がかかるため、滅多に入学者はいません。 したがって、30代の入学者は私一人だけでした。 干支を一周以上している同期と一緒に学生生活を送らなければなりません。どれだけ大変か分かってもらえるでしょうか? まず完全に浮きます。 最初はおじさんがいるということで誰も近寄ってきません。むしろ忌避されます。 幸い、大学といえども高校の延長のようにクラス制で席も固定で決まっていました。 したがって、おじさんであろうと誰かが隣に座らなければいけないのです。 ほとんど話すことはありませんでしたが、それでも最低限の会話はありました。 半年経ったころから向こうも慣れてきたのか「一緒にご飯食べませんか?」と言ってきてくれる人がいました。 結果的に、普段の学校生活では特に話すことがなくても技能練習や実習などで話すきっかけがたくさんあり、幸いにも友達が何人かできました。 卒業した今でも、たまに遊ぶことがあります。歳は15才離れていますが、気軽に何でも喋れる良き友人です。 したがって、「学校には行っても溶け込めるだろうか?」と心配することはありません。 年上だからといって説教臭いことは言わず、ため口であろうと環境に慣れましょう。 『郷に入っては郷に従え』です。
学校の勉強にはついていける?


先ほど医療科目は暗記科目が多く、難しいと説明しました。 多額のお金を出している以上、卒業できるかどうか国試に受かるのかどうか心配になると思います。 成績が悪ければ、先ほど紹介した1こ上の30代の人と同じように留年、退学になります。 結論だけ述べれば、私でも留年することなく進級、国家試験に一発合格しているので大丈夫です。 しかし、それは仕事しながら学校に通うなどせず、十分に勉強する時間と勉強を継続する力がある人だけです。 解剖学や生理学など難関と言われる科目があり、その科目は必須科目なので単位を落とすわけにもいきません。 私はコツコツと継続して勉強することで最大の難関といえる解剖学と生理学の単位を取ることができました。 学校の勉強や勉強の仕方については下記の記事で詳しく説明しています。
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必ずバイトをすべし


30代の大学生活で楽しい大学生活を夢抱いていてはいけません。
学校の授業&勉強は一番最優先でするのが当たり前ですが、次に大切になってくるのが先ほどご説明した通りバイトです。
大学生活は学費以外にも色々お金がかかります。詳しくは、教科書費、交通費、交際費、昼食費、下宿費などで4年間過ごせば軽く100万、200万円を超えます。
そのお金を奨学金で賄えばそのまま卒業後は学費とは別に余計に借金が増えてしまいます。
大学生活は授業が多すぎて、中々バイトは出来ませんが、土日や長期休みは他の大学生と同じようにあるのでその間にバイトをして少しでも奨学金という名の借金を減らしていきましょう。
実習先によっては、家から通えない場合があり、そのために賃貸を借りると軽く30万円を超えてしまいます。
大学生活は自分の人生がかかっているので、できるだけ節制に務め、確実に理学療法士になれるように頑張る時期です。
30代の実習での扱われ方


実習先の先生方は20代が圧倒的に多く、主任クラスにならないと30代は中々いません。 年下からいえば年上の学生は扱いにくく、忌避される傾向にあります。 よって、バイザーとしてついてくれる先生は私の場合は主任の方ばかりでした。 といっても、30代だからといって丁重に扱われるわけではなく、20代の学生よりは大人の対応で厳しく指導されます。 私個人としては、20代の先生につくよりは歳の近い先生の方がやりやすかったのでよかったと思っています。 実習先によっては、20代30代関係なく辛いことが結構あります。 実習自体はどちらかといえば辛いモノですが、心を無心にして乗り切りましょう。
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理学療法士の国試は大丈夫か?


理学療法士の学校を卒業できようが国試に受からなければ理学療法士にはなれません。 学校の単位で先生方に甘くしてもらったとしても、国試は点数が足りなければ問答無用で不合格です。 不合格になれば、1年浪人生活になります。 因みに第56回の令和3年度の理学療法士国家試験では全受験者の合格率は79.0%です。 現役生のみでは86.4%とおよそ9割近い合格率なのですが、既卒者の合格率は23.9%となっています。 したがって、一回目の国家試験で落ちてしまうと受かる確率が圧倒的に減ってしまうということです。 30代で気力や記憶力が落ちている状態で働きもせず浪人するのはかなりの精神的負担でしょう。 現役で必ず合格してください。 国試の勉強のコツは、毎日継続して勉強することだけです。 勉強の量としては、
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この2冊を完璧にすれば受かります。 一度本屋さんでどれぐらいの量なのか確認するといいでしょう。 理学療法士の国家試験の勉強方法について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
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30代から理学療法士になるための就職活動


皆さんにとって一番のネックになるのが実際に就職できるのかどうかだと思います。 私が就職活動をしたのは38歳のときです。そんな年齢で就職できるのか普通ならば不安になるでしょう。 実は私が通っていた私立大学で本当に良かったと思うことがありました。 それは就職活動がとても楽だったことです。 最初の方に大きい大学ほど系列の病院とのパイプが強いと説明しました。 系列の病院とのパイプが強いということは、選ばなければほぼ確実にネームバリューで合格できます。 就職を斡旋してくれる就職担当の先生がおり、「ここの病院どうかな。ここの施設どうかな」と紹介してくれます。 面接もほぼ顔パスでどうでもいいことを質問されるだけです。私の場合は「高校の部活は何してました?」だけでした。 選ばなければと言いましたが、希望の就職先には成績順でいけるしくみになっています。 私は成績は後ろから数えた方が早かったので自分の希望は通らず、「就職できればいいや」という気持ちで老人保健施設に就職することになりました。 しかし、ここまで説明したことはあくまで私の大学での話です。 専門学校などはパイプが弱いのでほぼ自分で就職先を探さないといけないと聞きます。 未経験30代の理学療法士はあなたが思っている以上に需要がなく、急募ですぐに人が必要かもしくは誰も来なくて困っているところしか就職できないと思ってください。 専門学校に比べれば入学することが難しい私立大学ですが、就職の面ではかなり楽できます。 学校には必ずメリットデメリットがあるものです。 ただ、元々病院を目指しているわけでもなく、楽な職場がいいのなら老人保健施設をお勧めします。 定時帰り、体力がなくても働け、ゆったりとリハビリできます。 詳しくは下記の記事で説明しています。
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