大学を中退して後悔したこと。その後の人生がボロボロに・・・

大学を中退して後悔したこと。その後の人生がボロボロに・・・
のんねこ
理学療法士
現在は理学療法士という医療従事者として働いていますが、かなりの底辺な人生を歩んできました。

22歳で大学中退⇒フリーターを10年以上経験⇒医学部再受験失敗⇒33歳で理学療法士養成大学に進学⇒37歳で理学療法士として初就職しましたが、人間関係のトラブルで40歳で無職に逆戻り。なんとか転職先を見つけて現在働いています。
こういった経験からお金を大切に使うためにミニマムに生きることにしました。

失敗ばかりで成功体験なんてほとんどありませんが、私と同じように社会の底辺の方でも、ミニマリストになることで人生を上手く生きていく方法をご紹介できたらと思います。
本記事は、現在大学在学中で中退しようか悩んでいる方を対象に、大学を中退すると後悔することになることをお伝えしていきます。

私は大学を2年次に一度留年した後3年次に大学を中退したので、4年間大学に在籍していました。

にも拘わらず大学を中退した理由は3つあります。
大学を中退した理由
  1. 大学の勉強が楽しくなくて、まったく身が入らなかったこと
  2. 将来何をしたいのか分からなくなってたこと
  3. 社会にでるのが怖かったこと
私は高校卒業後、某私立大学の情報通信工学科というプログラミングを勉強する学科に入ったのですが、実際にプログラミングをやってみると全然楽しくありませんでした。

毎日大学でオンラインゲームをひたすらやってすごし、まったく勉強しなかったため、単位が取れず進級は難しいところまでいきました。

その後、結局は留年し、1学年年下と周りがまったく知らない人ばかりなので、ますます勉強に身が入らなくなりました。

3学年にはなんとか進級できたもの、3学年は、つまらないjavaのプログラミングと科学の実験で余計に興味が持てず、ますます学校から遠ざかりました。

最終的には授業にまったく行かなくなり、親に相談もせず、大学を中退しました。

大学を中退する理由は人それぞれ違うでしょうが、私と同じようにやる気が出ず、このまま大学に通うべきか悩んでいる方は多いと思います。

大学に入ってみると「思ったのと違った」と思うことは私だけでなく皆さんにもあるのではないでしょうか。

大学に通い続けたとしても、興味の持てない科目を勉強することはかなりの苦痛です。

ただ、大学が嫌だろうかなんだろうか途中で大学を中退すると必ず後悔します。

大学を中退をすると今後の人生は、ほぼ悪い方向に傾きます。

ホリエモンやマーク・ザッカーバーグなどの天才は同じように大学を中退していますが、彼らは別にやりたいことがあって中退しており、前向きの大学中退であるため、私のように大学中退がマイナス要因にはなりません。
このようにして高度化した知識社会では、「高学歴」も二極化していく。有名大学で修士号・博士号を取得したり、医師や法律家などの資格をもつ者はこれからも知識社会の成功者でありつづけるだろうが、その頂点に立つのは「教育」になんの価値も見出さず、中退して自ら事業を起こした「とてつもなく賢い若者」なのだ。
シンプルで合理的な人生設計
大学を中退して上手くいくのはとてつもない天才だけであり、私を初めほとんどの大学中退者は凡人です。

自分はとてつもなく賢いという自覚ならばいいですが、凡人が大学を中退しても失敗し、後悔することは確かです。

ほとんどの大学中退者に待っているのは、無職かフリーターか派遣社員で一生安月給で働く人生です。

大学というのは今後の人生を全て決めてしまう場所といっても過言ではありません。

選択肢を間違えないように大学中退をしたらどう後悔するのか知っておくことは大切です。

では順を追って大学を中退して後悔したことを説明していきます。
目次

大学を中退して後悔したこと 11選

親に600万円の学費を支払わせたことが本当に申し訳なかった

親に申し訳なく感じる大学を中退した女性
まったく勉強していなかった私は、2年次に一度留年して3年次まで大学に通いました。
したがって、大学には一応4年間在籍しています。

私立だったので、一年間の学費は130万円x4年間=520万円で入学金を合わせると600万円ほど学費を払っていたと思います。

さらに交通費、寮費、教科書代、食事代などを合わせると1,000万円近いお金をドブに捨ててしまったことになります。

大学を中退したことで親に怒られた記憶はないですが、本当に申し訳なくて情けなかったです。

社会人になって働くようになり、1,000万円を稼ぐことがどれだけ大変か、数字の重みがよく分かるようになりました。

私の現在の年収だと1,000万円を貯めるのに最低10年間はかかります・・・。

親に1,000万円のお金を支払わせてしまったことが、大学を中退をして一番後悔したことです。
泣くねこ

今でも申し訳ないと思ってます。本当にごめんなさい。

挙句の果てに、1,000万円をかけて手に入れたものが大学中退というマイナスのレッテルです。

大学中退というマイナスのレッテルは、劣等感を抱かせ、他人からの評価を下げ、就職する際にも必ずマイナスに働くようにになります。

大学中退というレッテルがつき、劣等感を抱くようになった

劣等感を抱いている大学を中退した男性
努力ができない、自分で決めて入学した大学を卒業できないとその後の人生は劣等感を抱いたまま生きていくことになります。

劣等感を抱くと何に対しても自信が持てなくなり、挙動不審で自分で考えて行動することが難しく、何をするのにも二の足を踏んでしまいます。

現に私は大学中退後フリーターとなり、劣等感のせいで就職できずにいました。

劣等感を抱くようになると臆病になるので、面接に応募するだけでもとても怖くなり、また面接に行ってもロクに喋れないので、最後には面接自体から逃げるようになりました。

「フリーターがなぜ就職しないのか?」と疑問に思う人がいると思いますが、劣等感も就職しない一つの原因になっているのです。
大学中退後フリーターを10年以上続けましたが、33歳で入りなおした医療系の大学は無事卒業することができ、理学療法士の国家資格を取り、なんとか37歳で初就職をはたしたので、劣等感は大分少なりました。
しかし、自分で行動し何かを達成できないと一生劣等感を抱くことになります。

自己肯定感というのは他者から認められて初めて生まれるものですが、大学を中退すると他者と比べて相対的に自分のステータス(社会的地位)が下がってしまいます。
周囲の者と比較して自分の方がステイタスが高いとき、自尊心や自己肯定感が高まり、逆に自分のステイタスが低いと感じた時、劣等感を覚え自己肯定感が下がる。その意味でわたしたちはみな、ある状況では自尊心が高く、別の状況では自尊心が低い。
世界はなぜ地獄になるのか
そうなると社会的地位を身に付けなければ、永遠と自己肯定感は下がり続けるようになります。

どこにも属していない状態で社会的地位を上げることは不可能なので、自己肯定感を上げることははっきり言って難しいです。

私の場合は、理学療法士という職業で正社員として働けているので少しは社会的地位が上がりました。

また、ブログ運営といえども、個人事業主としてお金を稼ぐことで社会から認められているわけではないですが、少しは自己肯定感が上がったと思っています。

ブログは一から自分で企画して、運営しなければいけません。誰かに言われてやるものではなく、すべて能動的な結果の集大成です。

自分で行動をして結果をだせたということか、成功体験へと繋がっています。
人に言われたことをやるのではなく、自分で考えて行動してみてください。

特にブログのような副業は一から自分で考えなければ稼ぐことができません。

会社に雇用され給料としてお金を頂くことと、個人事業主としてお金を稼ぐことは意味合いが全然違います。

自分一人でお金を稼ぐことはとても難しく、自分がいかに能力のない人間か思わされます。

大学中退後そのままフリーターになってしまった

フリーターとなって働く大学を中退した男性
大学に行っても、今後何をしたいのか分からず、今後の将来をどうするのか何も考えずにやめてしまいました。

大学をやめて人と接することや何かを体験することが極端減った状態では、余計に何をしたいのか思いつくわけがありません。

つまりは、新しく刺激がないので同じ思考で同じ行動を取ってしまうのです。

やりたいことが見つからないまま、そのままずるずるとフリーターを10年以上も続けることになりました。

自分自身フリーターなった後は1年ぐらいフリーターを続けていればそのうちやりたいことが見つかるだろうと気楽に考えてしまい、結果ずっとフリーターを続けることになってしまったので大学を中退して後悔するようになりました。

フリーター中やりたいことを探さなかったわけではありません。

探したけれども、どれもやる気が出ず「やりたい仕事が見つからない」とただ嘆いていました。


しかし、そもそもやりたい職業についている人が何人いるのでしょうか?

私は現在理学療法士という職業についていますが、絶対なりたかった職業というわけではありません。

自分のやりたいことを探すというよりは、何でもいいからとにかくやってみることが大切だったんだと思います。

今の職業は先ほど言ったようにやりたい職業ではありませんが、自分に合っている職業だと思っています。

自分が100%満足できる職業なんて存在しませんから、トライ&エラーで職選びはしていくしかありません。

自分の好きなことを仕事にしたいのであれば、正社員でとりあえず働いて生活の基盤を作ってから、副業で色々と試していきましょう。

就職が難しくなり、余計に社会にでるのが怖くなった

大学を中退して社会が怖くなった女性
大学を留年おまけに大学中退。就職活動をするにもこれらのことを説明しないといけません。

大学在学中でも就職活動する自信がありませんでしたが、大学を辞めた状態では余計に就職活動する自信がなくなってしまいました。

こんな大学も続かない、何も能力がない自分に何ができるのだろう。

こんな情けない自分を雇ってくれるところなんてない。

そう思い込んでしまい完全に自信を失ってしまった私は、その後の人生は何をやっても上手くいかず、大学を中退したことを後悔するようになりました。

勇気を振り絞って、市が運営しているプログラミング学習を学べ就職への斡旋もしてくれる職業訓練所に応募したこともありましたが、それでさえ面接で落とされました。

その後は、面接に行くのが完全に怖くなり、だらだらとフリーターを続け、途中で医学部再受験を志しました。

正直に言ってしまえば、フリーターの最初は自由を謳歌できたので楽しかったですが、後半はただ焦りに苛まれました。

大学にいっていた時間がまったくのムダになってしまった

すべてが無駄に終わってしまった大学を中退した女性
大学在学中にろくに勉強もせず、ゲームばかりしていた4年間という時間は、結果何の実りもない空白の時間になってしまいました。

ホリエモンやスティーブ・ジョブズは、大学在学中に会社を立ち上げるために、大学を中退しました。

私の場合は、やりたいことが見つからず、勉強に身が入らなかったので大学を中退しました。

同じ大学中退でも大学での過ごし方が全然違います。

私は大学中退後もフリーターをしながらゲームをし続けましたが、20代前半という人生において貴重な時間をゲームというロクでもないことで費やしてしまいました。

ゲームは本当に何のためにもなりません。

ホリエモンの『好きなことだけで生きていく』という本が一時期流行りましたが、好きなことだけで生きていける人は限られたごく一部の人だけです。

それに断言しますが、好きなことをやりすぎると最後は飽きます。

結局は、ほどほどに趣味として楽しむことが好きなことを1番楽しむことができます。

私はフリーターをしながら26歳までひたすら好きなゲームをやって過ごしましたが、最終的には飽きてしまいました。

好きなことだからと言って永遠と続けられるわけではないことを身を持って体験したわけです。
大学中退という肩書きはその後の人生を考えても、マイナスにしかなりませんでした。
しょんぼりねこ

私の肩書は大学中退にフリーター・・・(涙)

20代はその後の人生を考えても特に貴重だったと思います。

20代と素晴らしい年代は、チャレンジ精神に旺盛で、自分で稼いだお金であらゆることに挑戦できます。

その経験が今後の人生を左右するといってもよいでしょう。

若さは武器です。若いというだけで許してもらえることがあります。

歳を取れば働いていようがいなかろうが、歳相応の態度を求められます。

20代はやり直しがききやすいです。そして、20代の経験や貯金がその後の人生を大きく左右すると断言できます。

私は現在42歳で、奨学金という借金をやっと返し終えましたが、彼女なしの独身生活です。

独身生活を後悔しているわけではありませんが、20代で社会人として恋愛していたら今頃は結婚していたのだろうかと思ってしまいます。

40代独身男性を哀れだと思うかは人それぞれでしょうが、少なくとも私は結婚していないことを後悔しているので出来る限り結婚することをお勧めします。
私自身も20代30代は、一人の方が気楽でいいと思っていたのですが、40代になると急に寂しくなるのです。

後悔先に立たずですから、ぜひ気を付けてください。

周りの目が厳しくなった

周りの目が厳しい大学を中退した男性
親からは毎日「これからどうしていくの?」と今後の将来について聞かれました。

少し時間が欲しいと言って、やりたいことが一向に見つからず2、3年たっても答えがでないままでした。

妹は自分をみてか同じようにフリーター状態になってしまいました。

年に一度は親戚を会う機会がありましたが、私の今の状況については何も言われませんでしたが、顔を合わすのがとても億劫になりました。

大学の友人とは最初の2,3年は同じように遊んでいましたが、どんどん私から離れていき、高校の友人からは完全に白い目でみられるようになりました。

このように私の周りの人間関係が少しずつおかしくなっていきました。

親の目、世間の目、何より自分の目が一番辛いです。

自分の人生は自分だけのものなので、誰も責任はとってくれません。

親は生きている間は助けてくれるかもしれませんが、親がいなくなった後は自分一人で生きていかなければなりません。

大学中退後はまともな人生を歩めませんから、結婚できず、一人でいる確率が高くなります。
女性が希望する相手の理想の年収は、500~700万円が 32・8%ともっとも多く、全体の72%が400万円以上を希望しています。
結婚滅亡
現に独身女性たちは年収の400万円以上を求めているので、年収の低いフリーターや派遣ではいかに結婚できないかわかるのではないでしょうか。

大学中退=独り身で生きていく可能性が高くなるとだけ覚えておいてください。

といっても、変に孤独を恐れる必要はありませんが、40代で結婚を考えても確率的に結婚できる可能性は下がるので、孤独で生きていく覚悟は必要です。

自分だけでなく家族も地獄をみるようになった

子供のことを心配する親
親も自分の育て方が悪かったのではないかと気を病むことが多くなりました。

そのせいで精神病になってしまい、ずっと精神科に通って薬を飲んでいました。

妹も人生が上手くいかずリストカットするほど追い込まれていました。

親は自分の精神状態が悪いのに必死に働き、さらに妹を精神科に連れていき、心も体もボロボロの状態だったと思います。

子供がロクに働きもせず、フリーターで過ごしているのを見たらどれだけストレスでしょうか。

精神不安定なときに頼りになるのが宗教です。一時期のめり込んでしまい、ひたすらお祈りを続けるという状態を続けていました。お祈りしないと精神を保てないのだと思います。

今では私も妹も生活が安定しているので宗教をやめていますが、もし今でもフリーターのままだったら、さらにのめり込んでいたと思うとゾッとします。

自分の人生は自分だけのモノではありません。家族は心からあなたの人生を心配しています。

親の疲れてやつれきった顔を思い出すと、大学を中退してしまったことを今でも後悔します。

面接時には大学中退時の理由を聞かれる

面接を受ける大学を中退した男性
大学を中退してしまうと、最終学歴は高卒ですが経歴欄には必ず大学中退を書く必要があります。

なぜなら、空白の期間に何をしていたか聞かれるため大学中退と言わざるを得ないのです。

あなたが面接官なら大学中退についてどう思うでしょうか?

私が面接官ならば「やる気がない」「続かない」「問題解決能力がない」とマイナスなイメージしか湧きません。

つまりは、大学中退について誤解がないようにしっかり説明する必要がありますが、ほとんどの場合、私のように「やりたいことが見つからなかった」「勉強にやる気が出なかった」が原因でしょうから難しいところです。

大学中退後何度か面接に行ったことがありますが、もちろん大学中退の理由を聞かれ、まったくいい顔されませんでした。

大学を卒業していても就職が難しいぐらいですから、大学中退ではますます就職は難しくなります。

最終学歴は高校卒であるため、雇用条件が悪くなる

工事現場で作業をする作業服姿の男性達
日本の社会は今でもれっきとした学歴社会です。

大卒ならば大卒の給料、高卒ならば高卒の給料しか貰えません。

実際のデータを見てみると、高校新卒者の生涯年収は、男性が2億1000万円、女性が1億5000万円ですが、大学(大学院含む)新卒者の生涯年収は、男性が2億6000万円、女性が2億1000万円なので5000万円もの差が生まれます。
(出典:労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計労働統計加工指標集2022」)

さらに学歴がよくないと雇用条件だけでなく、選べる職種も極端に狭くなります。

3Kと呼ばれる「きつい」「汚い」「危険」仕事や、さらに「給料が安い」「休暇が少ない」「カッコ悪い」が加わって「6K」とまで呼ばれる人がやりたがらない仕事しか選択肢がないのが現状でしょう。

大学中退の高卒ならば、「単純作業しかできない」「社会性がない」「仕事ができない」「仕事が続かない」と思われてもしょうがないと思います。

学歴というのは短い面接時間でその人の能力をはかる1つの指標です。

学歴があるということは、大学に行くだけの努力をすることができ、大学を卒業するだけの知識を持っているということになります。

有名大学であればあるほど、評価が上がるのは当然といえるでしょう。

面接時の受け答えは訓練次第である程度できるようになるので、学歴を重視するのは当たり前です。

私の場合は学歴を手に入れるために33歳でもう一度大学に入りなおしました。

大学中退後はフリーター生活を10年以上続けたせいで、もうまともに就職できるとは思えなかったからです。

医療系の資格は素晴らしいです。

私のように大学中退とフリーターという黒歴史があり経歴が悪く職歴がなくても、正社員として医療職に就くことが出来ます。

私の現在の年収は42歳でありながら360万円ほど(42歳の年収の中央値は450万円)でかなり低い水準ですが、定時上がりで、年間休日120日以上あり、ワークライフバランスが取れているので概ね満足しています。

皆さんがこの労働条件をみて、良いのか悪いのかどう判断をするかは分かりませんが、私の経歴を考慮すれば、十分優遇されていると私は思っています。

人生をやり直したいならば医療系の資格は挽回できるチャンスです。

詳しくは下記の記事を参考にしてみてください。

何も行動ができなくなる

体育座りをする引きこもりの女性
大学を中退して後悔することとして、新しいことを始めることが難しくなることが挙げられます。

大学中退は自信を喪失させてしまい、自分が何者であるのか何がしたいのかさっぱりわからない状態です。

特に20代は生きがいについて考える時期ではありますが、考える過ぎると何も行動に移せなくなります。
先ほどご説明した通り大学を中退してしまえば、最終学歴は高卒です。

おまけに大学中退という負のレッテルつきであると、自由に自分のやりたいことを選択するどころか自分にやりたいことがあっても学歴がなくて、希望の職種につけない状況に追いやってしまいます。

就職活動は人生においてかなりハードルが高い挑戦ですが、就職活動がさらに億劫になり、「就職活動しなきゃしなきゃ」と思うだけで行動に移せなくなります。

何もしない状況が何年も続くと、就職活動どころか「外に出るのも怖い」「人と話すが怖い」とプラスどころかマイナスの成長をしていくようになります。

こうなると、何も行動に移せません。

自分の能力に自信があるからこそ前向きの発言ができ、前向きに就職活動ができるのです。

就職できた後の人生も苦労する

悩む40代のビジネスマン
20代という貴重な時間に社会性を身に付けられないとその後の人生も苦労します。

私は大学中退後にフリーター生活を10年以上を送り、33歳で医療系の大学に進学し、37歳で初めての就職ができましたが、その間まったく社会性がついていないので精神的に幼稚で、働き始めて5年になりますが今でも苦労することが多いです。

同僚からは歳相応の社会性が求められます。

社会人スキルは働く場所にもよるでしょうが、田舎のアルバイトなどでは身につきません。

私は現在42歳になりますが、今でも周りと衝突し、軋轢を生み、人間関係が上手くいかないことが多々あります。

責任を持って仕事をこなすことよりも感情を優先してしまうことも多く、毎度自分の幼さを痛感させられます。

大学中退後によほどの経験を積んでいれば別かもしれませんが、家にひきこもり何もしなかった時間は何も成長もなくむしろ後退していくので、マイナス要因にしかなりません。

空白期間を作らず働くというのは大人になるためにも必要なことです。

親もいつかいなくなるので、いつまでも子供のままではいられません。

大学中退という形で逃げ出すと、今後も後悔する人生になる

落ち込む女性
大学中退というのは一種の逃げですが、嫌なこと、苦しいことから一度でも逃げ出してしまうと何をしても逃げ出す人生になってしまいます。

そもそも人生は楽しくて幸せになるために生きているという前提が余計に人を苦しめていると思います。

人生とは不合理であり、理不尽であり、苦しいことや辛いことばかりであり、自分の思い通りにならないものです。

マスコミが『幸せになるために人生はある』『幸せになろう』というような風潮を広めたせいで、人生は明るいものだと勘違いさせられています。

長年生きれば生きるほど、人生とはどうしようもならないことだと気付きます。

苦労もあるし、落ち込むこともあるけれど、そのときのあなた自身の行動が今後の人生を決めるといってもいいでしょう。
不仕合せの時、 草臥るる者は益に立たざるなり。

「草臥るる」は「くたぶるる」と読みます。不幸せのときこそが、人間の生命の価値が問われているときなのです。だから、不幸せになってがっくり落ち込んでしまうようではダメだ、ということです。

不幸に向かって体当たりをする。それが生命の燃焼です。 不幸に押しつぶされてしまう人は、生命を燃やすことができない弱い人間 だということです。
成功に価値は無い!
私は将来やりたいことが見つからず、大学に通う意義がなくなり、毎日の不安や苦しみから逃げたくてとりあえず大学を中退するという形をとってしまいました。

大学から逃げたからといって、人生がひらくわけでもなく、結局ゲーム依存症にフリーター10年以上という人生から逃げ続ける人生になってしまいました。

それも人生とは楽しく自分の思い通りになるものだと思っていたからです。

正社員として働くようになればすべてが解決すると思っていましたが、そうではありませんでした。

正社員として働けるようになっても、仕事の悩みが増え、不安や孤独感に苛まれることがあります。

人間関係が辛くて逃げ出すように転職しましたが、結果的に今でも思い悩むことが多いのが現実です。

結局、自分を100%満足させてくれるような理想郷などなく、理不尽に耐えながら生きていくのが人生だと悟りました。

一番やってはいけないことは、『逃げる』という行為です。逃げれば、自分で自分を許せなくなってしまいます。

最後に力を振り絞らせてくれるのは、自分の中の自負心だけです。

自分の信念を決して曲げないことが、あなたを今後強くしてくれるでしょう。

大学中退で後悔するならば、どうすればよかったのか?

公園でパソコン作業をする日本人女性
自分にとって興味のないことを勉強することは苦痛でしかありませんが、大学を変えたからといって状況が変わるわけでもありません。

私は結果的に2度大学に行っていますが、二つ目の大学でも興味を持って勉強できず、苦痛で仕方ありませんでした。

二つ目の大学は理学療法士という医療職になるための大学だったのですが、実習先で「理学療法士という仕事に興味を持てません」と指導してくれる先生に言ったぐらいにやめたくて仕方ありませんでした。

ただ、あとがなかったので結局頑張って卒業し、理学療法士で満足して今では仕事しています。

何が言いたいかというと、大学を変わったとしても自分を満足させてくれる大学なんてそうそうないということです。

結局は自分自身の生き方の問題であり、私自身一番いけなかったのが、どちらの大学も真剣に勉強に取り組んでいなかったことです。

真剣に勉強しなければ興味なんてわくわけありませんし、勉強に面白みが生まれるわけありません。

自分の中にこれだけは極めるという専門を作っておくと楽しく勉強できるはずです。

といっても、日本の社会の仕組みは転職してしまえば、前職とまったく違う仕事をすることがあるようにあまり専門職として働かない傾向にあります。

仕事を面白くするには専門職として専門を極めることだと思っていますが、それが中々できません。

したがって、大学を入りなおす際にもなるべく資格がある専門職になれるところをお勧めします。

理学療法士という仕事にも大学時代は興味が持てませんでしたが、理学療法士は専門職であるので勉強すればするほど理学療法士という仕事にとても魅力を感じるようになってきました。
ただし、仕事に魅力を感じるには条件があって、その仕事に対して自分がどれだけ真剣に向き合っているかが大切になります。

ただし、仕事は、努力した量と年収が比例関係にある場合のみ、やる気が生まれるのであって、頑張っても給料が上がらないのでは、当然やる気がなくなってしまいます。

したがって、大学を中退せずにとりあえず手に職を持ち、安定した収入を手に入れ、副業で自分の好きなことを仕事にすることが今の世の中の最適解になるのではないでしょうか。

副業が上手くいけば、副業を本業に変えていけばいいのです。

副業の最大のメリットは、良くも悪くも自分の実力がすべて成果として発揮されるとことです。

能力不足や努力不足ならばお金を稼げませんが、雇われのようにどれだけ努力してもまったく年収が増えないということもありません。

仕事というのは人生の大半を占めるので、仕事が充実すればするほど人生が充実すると言えます。

最後に

大学中退を後悔する男性
しっかりとした理由があり、大学を前向きにやめるのはいいと思います。

しかし、大学を中退した後に何をしていいのか分からない状態でやめても、その後の人生はフリーターかニートで一生過ごす確率が高くなります。

そうすると、必ず大学中退を後悔する日がきます。

では大学を中退するか悩んでいる人は、先ほどご説明したようにとりあえず手に職を持ち、副業で自分の好きなことを仕事にしていってください。

大学を中退する理由は、「自分のやりたいことが見つからない。大学が面白くない。就職するのが怖い。」など人それぞれ違うと思いますが、どれだけ年月を重ねようがやりたいことなんてみつかりません。

私が結果的にやりたいことが見つかったのも当時付き合っていた彼女が入院したからです。

彼女のために何もしてあげれない劣等感から医学部を目指すことになりました。

人生でそういったきっかけが起きなければ一生フリーターで何もないままずるずるといっていたと思います。

「勉強のやる気が出ない」「人生に意味を感じない」という20代の若者が多いと思いますが、甘えられた環境では当然そういった考えに陥るのも当然といえます。
そういった考えに陥るのは、あなたが無知すぎるからです。

悩んで苦しんで絶望を味わっていないからこそ、活路が見いだせないのです。

もし、あなたが無知で生きる活力さえ見いだせないのならば、『読書』を死ぬ気でするようにしてください。

先人たちがどのように生き、どのようなことで悩み、どのようなことで苦しんできたのかを知ることが大切です。

最近の本は、金儲けだけの本が多いので心に響かない本が多いので、読書案内として最初の一冊に執行草舟先生の『生くる』をお勧めします。
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