
今、フリーターです。
このままフリーターでも大丈夫でしょうか・・。
こんなお悩みを解決します。 まず、私の自己紹介をします。 私は大学中退後10年以上フリーターをしていました。 29歳ぐらいからフリーターをしながら医学部再受験をはじめ、医学部は無理だと悟り、理学療法士という他の医療従事者になるために、32歳で某医療大学に進学。 その後、老健に就職し、現在に至っています。 したがって、10年以上フリーターをした経験から、現在フリーターをしている人たちの気持ちが分かります。 そもそも私がフリーターになったのは、大学に入ったもののやりたいことが見つからず、そのまま社会にでるのが怖くなったからでした。 ひたすら遊ぶことしかせず、今さえ良ければいいと思ってました。 フリーターは本当に辛いです。 20代前半は焦りも少ないですが、25歳を答えたぐらいから一気に後悔の渦に飲み込まれます。 当たり前ですが人生一度きりでやり直しができません。 25歳を過ぎてから「フリーターでは食っていけないから、正社員にでもなるか~」と思っても、どこにも就職先はありません。 夢を追いたいのなら、フリーターではなく、正社員として働きながら追うことをお勧めします。 ここではフリーターを絶対おススメしたくない理由をお伝えすることで、これからの人生の参考になればと思います。
目次
フリーターで辛いこと 10選
スキルが身につかない
焼き肉屋、郵便局、本屋、コンビニ、ラーメン屋、レストランの接客と色々やりました。 多少の接客スキルは身についたかもしれませんが、他の会社で応用できるものではありません。 所詮バイトレベルなので社会人スキルもまったく身に付きませんでした。 せめて、フリーターをするならスキルの観点でやったほうがまだ面接で話すことができるのでIT系などそちらのアルバイトをしましょう。 バイトレベルのスキルでは面接でもまったく意味ありませんでした。 重要視されるとしても、飲食店系のスキルは同じ飲食店系の会社だけです。 飲食店に就職したいならいいですが、時間が不規則で忙しい時間帯は身体的にもハードなのでまったくお勧めしません・・・。
続ければ続けるほど自信がなくなり、社会にでるのが怖くなる
一度、市が運営しているIT会社への就職斡旋で職業訓練の面接に行ったことがあります。
あまりに緊張しすぎてまともにしゃべれず・・・。何も自信がなかったので、自分が何をしたいのか述べることができませんでした。
面接でも「君は何がしたいの?」「いつも語尾に『~だと思います』をつけるよね?『したいです』て言えないの?」とボロクソに言われました。
その後は、初対面の人と話すことすら怖くなっていました。
自信がないから一歩踏み出そうとしているのに、「職業訓練すら適わないなんて・・・」という気持ちでいっぱいでした。
こんなこともあり、面接に関しては完全にトラウマになりました。
フリーターの期間が長ければ長いほど、自分の心を蝕み、自信を失いやすくなります。



面接なんて行きたくない・・・
彼女に振られる
定職についていないので当たり前ですよね。
一年ぐらいは再就職に向けて、応援してくれていましたが、私が自信がなく面接にも行かないので愛想を尽かされて捨てられました。
彼女に振られたこともあり、余計に自信がなくなり、うつ病になってしまい、まさにどん底でした。



一年ぐらいまともにベッドから出ることもできませんでした・・・
女性はやはり収入や安定で男性を選びます。
好きでいてくれるから、いつまでも自分を支えてくれるなんて甘い幻想は捨てましょう。
一人で生きていくならいいですが、将来結婚を考えているならフリーターは間違いなくやめた方がいいです。
将来年金がもらえない不安が残る
年収が100万(月約9万)以上超えるとそれだけで住民税や所得税がかかります。 フリーターは低収入になりやすいので、社会保険のお金を払ってしまうとあまりお金が残りません。 国民年金保険は、月額16,610円です。(参照元:日本年金機構) 国民健康保険も年収130万以上で親の扶養に入っていなければ、年間95,239円(平成29年度の平均金額)かかります。 (参照元:キャリアゲ) 私は、国民年金を払うお金もなかったので10年以上免除してもらっていました。 免除してあっても、老後全額貰えれるわけではありません。 貰える金額は、全額納付した場合の2分の1(満額は64000円なので32000円)です。 これでどうやって老後生活していくのでしょうか? 将来的に生活保護が受けられるかどうかは分かりません。安易に生活保護に頼ればいいと思うのはやめときましょう。 私は厚生年金として払い始めたのは38歳のときです。 まだ払い始めてから3年ぐらいしかたっていません。(2022.5現在) 22歳から働いて年金を支払うとすると、16年分まともに年金を払っていない計算になります。 私は、将来は年金がもらえず老後が心配なので、お金は使わず貯金にまわしています。 若い頃は「年金なんてどうせ貰えないから、払っても無駄だ」と思っていました。 私と同じような考えの人は多いのではないでしょうか。 では、聞きますが年金を貰うつもりがないとして、他に安定してお金を貰える手段を確保しているのでしょうか? たとえ払った金額が返ってこなくても、高齢になって安定した収入が得られるのは安心感が違います。 生きていくのに最低10万は必要です。 高齢になってどうするのか具体的に述べられないのならば、安易に年金なんて払わなくていいと思うのはやめましょう。 自分が高齢になるときには助けてくれる親もいません。すべて自己責任です。若気の至りでは済まされません。
親が心配で病気になってしまう
生活費はすべて親にだしてもらっていました。 20代前半は親も心配して、就職に向けて、口をだしてきました。 20代後半は親も精神的に疲れてしまい、精神科に通うまでに精神を病んでしまいました。 親に迷惑かけていると分かっていたので、それで私も余計に精神的に病んでいきました。 夢を追いかけてフリーターになる方もいらっしゃいますが、親としてはとても心配です。 1,2年ならいいですが、それが10年も続けば自分の子供の将来について居ても立っても居られなくなります。 自分がフリーターで過ごす年数=親が心配で夜も眠れない年数だと思ってください。 別に親は自分のことをそんなに心配してないと思われるかもですが、少なくとも私の親はそうでした。 親はこの世で一番大切な存在なはず。 どうせ夢を追いかけるならば、社会人として働きながら、親を安心させて追いかけましょう。
将来が不安になる
途中から医学部目指していたので、俺は夢を追っているんだという言い訳を自分にしていました。 けれど、馬鹿だったんです。失敗したらどうなるかとか何も考えていませんでした。 10年以上医学部目指して勉強していました!といっても、どこも企業は雇ってくれません。 年金は貰えず、定職にもつけない。いつか親もいなくなる。 不安で不安で死にそうでした。 歳を取れば取るほど、就職は難しくなります。 やり直しがきかないのがフリーターです。 自由に働けるからフリーターがいいと若い時は思いがちですが、30代40代でフリーターをしていると他の人からの目はただの痛い人です。 それに耐えられる精神があるのならいいですが、私にはとても無理でした。
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フリーターになる前に戻りたい。
しっかりと自分の人生考えとけばよかった・・・
フルで働いても10万ぐらいにしかいかない
田舎だったので時給は850円。
10万稼ごうと思えば、6時間勤務で20日は働かないといけません。
普通の正社員であれば時給2,000円はいくと思うので、半分以下しか貰えてないことになります。
フリーターは景気によって、簡単に首を切られます。
コロナでよくわかった人が多かったのではないでしょうか。
首にならず、自宅待機になったとしても、収入がなければ死活問題です。
収入が少なく、貯金がしにくいフリーターは収入が途絶えれば、明日食べるものもなくなります。
お金がないと犯罪に走りやすくなります。
犯罪を犯してしまえば、もうどんなに悔やんでも人生のやり直しがきかなくなります。
世間の目が辛い
親戚とお盆や正月など会う機会があったのですが、何も言わないものの私を見る目が犯罪者を見るような目でした。 これが本当に辛い。 何もしていないのに犯罪者になった気分です。 気のせいなのかもしれませんが、世間が私のフィルターでそう見えてしまうということです。 私が逆の立場なら、フリーターを目の前にしたら「いい歳こいて何してるんだ」と間違いなく思いますね。



自分を知ってる人がいるところに出かけることが本当に嫌でした
友人がいなくなる
大学時代の友人がいて、定期的に飲み会があったのですが、負い目もあってか出席する気になれません。
飲み会のお金は向こうは社会人だったので1次会2次会と合わせたら1万ほどかかりました。
そういったこともあり、どんどん出席しなくなり、友人がいなくなりました。
会ったとしても、友人はきちんと仕事しているので、話す内容も仕事の話ばかり。
「のんねこ今何してるの?」と聞かれて身の内話をすると、周りが気を遣ってギクシャクしているのが良く分かりました。
ただひたすら自分がみじめで情けなかったです。
就職しにくくなる
10年フリーターやってた人なんて普通考えたら雇ってくれません。 おまけに病気持ちで、自信がなくハキハキ答えられない、目が死んでいる。 雇っていいことなんて何もないです。 働きたいと内心思っていても、社会は厳しく、就職にはありつけませんでした。 勇気をだして面接に行く⇒ぼろくそ言われて、自信をなくす⇒またひきこもり、月日が流れる⇒精神が少し回復して面接に行っても、余計にぼろくそに言われる。 延々にこの連鎖が続きます。 ニートや無職、フリーターになってしまうのはこの連鎖から抜け出せない人たちがほとんどだと思います。 働けと言われても働けないのです。 今は正社員として働けていますが、正社員となったから言ってゴールではありません。 まず、圧倒的に社会人としての常識やスキルが足りません。 40歳ともなれば、歳相応の態度が求められます。 また、私は専門職であるため、圧倒的に技術量が足りません。16年のブランクは大きすぎます。 そして、先ほど話したように年金のことが心配で今どうしようか思案中です。 将来的には、貯金をして、個人年金をするつもりですが、まだ奨学金が残っているのでそこまでいけていません。 正社員はゴールではなく、0からのスタートでもなく、マイナスからのスタートだと思ってください。 今となって普通に生きることの大切さが身に沁みて分かります。
フリーターで辛いことのまとめ
フリーターで辛いこと
- スキルが身につかない
- 続ければ続けるほど自信がなくなり、社会にでるのが怖くなる
- 彼女に振られる
- 税金や社会保険を払うとお金があまり残らない
- 親に申し訳なくなる
- 将来が不安になる
- フルで働いても10万ぐらいにしかいかない
- 世間の目が厳しくなる
- 友人がいなくなる
- 就職しにくくなる
精神的にタフで「我が道をいく!」という人ならいいです。 けれど、10年後その考えが続けられのか甚だ疑問です。 その後、考え直して就職しようとしても就職先はありません。 1人でも生きていけるように必ずリスクは考えておくべきです。 人生は自己責任です。自分のケツは自分で拭かなければなりません。 下記の記事は私がフリーターから抜け出した方法を解説しています。
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