フリーターの何が悪い!フリーターでいると被るデメリットランキング

フリーターの何が悪い!フリーターでいると被るデメリットランキング
フリーターの魅力は、自分が働きたい時間に働きたいだけ働けるところです。

正社員に比べ、責任感もないため、気に入らなければ仕事を辞めやすく、自分が気に入った場所でいつでも働くことができます。

最近では物価高のおかげで時給1,000円以上のところが田舎であっても当たり前にみられるようになりました。

正社員の給料が田舎の中小企業ではほとんど変わらないため、むしろフリーターの方がよい時給で働ける場合があります。

となると当然の帰結として、フリーターの方が自由が利くのでフリーターの方が最高の働き方じゃないかと思う人も当然いるでしょう。

親や世間的には後ろ指を指されるフリーターですがこれまでの話だけだと「フリーターの何が悪い!」と言いたくなるのもうなずける話です。

私はフリーター歴10年のフリーターの大ベテランですが、現在は正社員として働いています。

「フリーターの何が悪い!」と思ってる人たちは、フリーターでいると被るであろうデメリットを考えていく必要があります。

なぜならば、後々後悔しても20代という貴重な時間は戻ってこないからです。

少なくとも私はフリーターの大ベテランとして、10年間フリーターであったことを後悔しています。

私の経験を皆さんにお伝えすることでフリーターでいることのデメリットを考えてもらいたいと思います。
目次

フリーターの何が悪い!フリーターでいると被るデメリットランキング

1位 結婚できない

結婚できずにソファーでスマホを触る30代男性
フリーターの状態でいるとはっきり言ってしまえば結婚を諦める必要があります。

当たり前といえば当たり前ですが、自分一人食わせていくだけでもやっとなのに家庭を持つことなどできるはずありません。

私自身フリーター中に3人の女性とお付き合いさせていただきましたが、3人とも振られました。

将来を描けない男性と一緒にいてくれる女性はほぼいないといっていいでしょう。

結婚がすべてではありませんが、40代頃から少しずつ結婚しなかったことを後悔するようになります。

少なくとも今の私は40代の独身男性ですが、自分のお金をすべて自分で使える満足感はあるものの、パートナーと一緒に色々なことを楽しみたいという欲求に駆られています。
結婚しなくても、友人がいればいいではないかと思われそうですが、一緒に遊んでいた友人は家庭を持つようになり、ほとんど接点がなくなってしまいます。

一人でもできる趣味活動があればいいのかもしれませんが、ふと一人でいることが寂しくなることがあります。

そして何よりも一人で遊んだことというのは、何も思い出に残らないということです。

あなたにとって大切な思い出は必ず自分以外の誰かが一緒にいないでしょうか?

思い出に残るというのはあなた自身を形作る材料になります。

人にやさしくされた思い出があれば、他人にやさしくできます。

結婚しない人が増えている世の中ですが、私は現在40代で独身であるため、結論として結婚しなかったことを後悔しています。

やはり他人と関わることで思い出を作りたいです。

人によりけりだと思いますが20代30代の頃はよくても後々寂しくなってくる可能性があることだけは覚えておいてください。

2位 歳を取れば取るほど不安になる

フリーターであることを後悔し始めている青年
20代の頃というのは無限の可能性に満ちており何でも挑戦さえすればできる気にさせてくれます。

ありきたいな社会人として働くよりは「ビッグな大人になりたい」「起業して社長を目指したい」「好きなことで食っていきたい」と夢を見れる時期でもあり、フリーターでいることにも何も後悔がありません。

むしろ毎朝同じ満員電車に乗って通勤している人達をみて、「社畜として働いて可哀そう」などと同情心を持ってしまう人もいるでしょう。

漫画のワンピースが流行ったためか自由気ままに自分のやりたいことをやってるルフィみたいな人物がかっこいいと思ってしまいます。

しかし、後悔し始めるのは20代後半頃です。

自分は特別な人間ではなく、まったく能力もない社畜と呼んでいた普通の会社員にも劣る存在だと気付き始めます。

ドラマや漫画では主人公が劇的に人生を変えていく様子が描かれていますが、普通の一般人にはそんな転機は訪れません。

結局はドラマや漫画の主人公にはなれず、ごく平凡なサラリーマンにさえなることができません。

20代後半から一発逆転という言葉に溺れやすく、twitterなどのSNSをはじめとするインフルエンサーに騙されやすくなります。

はっきりと言いますが、読書家で自分なりにしっかりとした哲学を持っていなければ必ず自分の軸が簡単に折れることになります。

「フリーターの何が悪い。フリーターで生きていく!」と決めたとしても、熟考したことでなければ簡単にこの考えは後悔に変わります。

20代後半で後悔したとしても、まともな就職先はもうありません。

親が生きているうちはある程度安定した生活は保障されていますが、いなくなった後のことを考えたことはあるのでしょうか?

自分一人の収入で生きていく自信がないのならば、フリーターを早い段階でやめることをお勧めします。

3位 年金が生活できるほどもらえない

年金の文字素材
フリーターとなると厚生年金に加入できないので、国民年金になると思いますが20歳から60歳まで40年間国民年金を支払い続けたとしても令和5年度の満額の受給額は66,250円になります。

今は親がいて生活費をほとんど払わなくていいからフリーターでもなんとかやれている場合が多いでしょうが、月6万の収入で一人で生きていく自信がそもそもあるでしょうか?

そもそも国民年金保険料の金額は、1カ月あたり16,520円ですが、フリーターで稼げる金額で毎月これだけ払うのはかなりの痛手です。

どれだけ「フリーターの何が悪い!」と突っぱねても人生が早めに終わらない限り、老後という残りの人生のことを考えていかなければいけません。

因みに総務省の家計調査によると、高齢者の一人暮らし世帯における1カ月の生活費は、平均約16.5万円となり、年間では約198万円かかります。

つまりは、国民年金だけでは月10万ほど足りない計算になります。切り詰めれば多少この金額は下がるでしょうが、それでも10万を補うのはほぼ無理だと思われます。

フリーターを続けるのであれば、老後の収入源を必ず確保してからにしましょう。

4位 自負心が生まれない

自負心がなく落ち込むフリーター男性
皆さんにあてはまるかどうかは分かりませんが、私は男として生まれてきた以上何か1つ極められるものがほしいと思っています。

そして人生の中で一番過ごす時間が長いのが仕事です。

したがって、必然的に仕事を極めることが人生において自分の中に自負心を生んでくれます。

私はフリーター時代は、焼き肉屋、本屋、郵便配達、飲食店と色々バイトをしてきましたが、スキルがたまった感覚はなくただお金を稼いでいるだけでした。

今は理学療法士という医療職で働いていますが、経験を積み、勉強をし、リハビリを行っていくうちに自分の中に自負心が生まれるようになりました。

専門職としての誇り、自分が1つのことを極めようと頑張っている感覚、他の人に負けない知識こういったものが自分に骨格を作ってくれています。

私は10年後20年後人生を振り返ったときに今まで自分は何をしてきたのだろうと思いたくありません。

これだけは精一杯やってきたというものがほしいのです。

フリーターというのは責任感もなければ、専門性がつくわけでもありません。

お金を稼ぐだけの人生にいつか空しさを感じる日がきます。

20代というのは特に知識と経験が身につき、人一倍頑張れる時期でもあります。

誰にも負けない何か1つのことを極めてみたいと思いませんか?

5位 世間から後ろ指をさされるようになる

世間から後ろ指をさされるフリーターの男性
20代前半でフリーターは若気の至りということで何も言われないかもしれませんが、20代後半でフリーターだと「定職にもつかず何やってるんだ」と後ろ指をさされるようになります。

特に一番感じるのが、親戚との付き合いです。最近では親戚づきあいはかなり減りましたが、親戚づきあいがなくても田舎の方では近所づきあいが残っています。

田舎のうわさは広まりやすく、フリーターで働いているだけで犯罪者扱いを受けます。

もちろん面と向かって非難されることはありませんが、近所を歩いているだけでそういった目を向けられるようになります。

最初の頃は私自身も世間の目を気にしていませんでしたが、20代後半にもなると自分が自分自身に後ろ指をさすようになります。

「いい歳して何をやってるんだ」「一生このままフリーターで終わるつもりか」と自問自答が始まります。

それぐらい人というのは周りと一緒だと安心する生き物で、普通の人生から外れた生き方というのはとても苦しいモノだと分かっているのです。

こういったことが原因で自信をなくし、20代後半で定職に就こうにもやる気が出ない、自信がない、人と関わるのが怖いという状態に陥ってしまいます。

世間から後ろ指を指されるというのは最初はよくても潜在意識の中にしっかりと残ってしまうので注意が必要です。

6位 孤立しやすくなる

フリーターで孤立してしまった女性
親は子供がフリーターのまま就職しないと口を出したくなるもので、「これから先どうするつもりなの?」「就職活動してるの?」などと口酸っぱく言われるようになります。

こういったことが続いていくと、親から距離を取るようになり、どんどん不仲になっていきます。

友達はしっかり正社員として働いているので、自分がフリーターでいることがみっともなくなり、会う機会が減っていきます。

友達同士の会話は仕事の話か家庭の話なので、どうしても話が合わなくなります。

フリーターでいると周りが自分を認めてくれないというよりも、自分が自分を認めたくなりなり、人と会うことが億劫になっていきます。

フリーターを続ければ続けるほど孤立することになります。

同じフリーター同士ならばいいかもしれませんが、意外とフリーターで働いている人は少ないモノでアルバイトで働いているのは大体が大学生です。

自分の趣味の世界を持っているならばいいのですが、孤立生活に慣れてしまうと人間関係が億劫になりフリーターであることすらもやめてしまう可能性があります。

つまりは、引きこもりになり、最終的に外に外出することすら難しくなります。

フリーターという不安定な状態は、孤立する可能性があることを忘れずにいてください。

7位 お金が貯まらない

金欠のフリーターの男性
フリーターの時給は昔に比べ上がってきましたが、それでも1,000円ほどでしょう。

短い時間しか働かない、あまり働きたくないようではボーナスのないフリーターでは、せいぜい一か月稼げても15万ほどだと思われます。

実家暮らしならいいでしょうが、この金額に一人暮らしだと間違いなくお金が貯まりません。

といっても、20代前半のフリーターはほとんどが実家暮らしでしょうから、自分で稼ぐお金=自分がすべて使えるお金と思ってしまい、15万円で好きなことに使えるのでむしろ普通のサラリーマンよりも贅沢な生活ができます。

好きなものを食べ、好きなモノを買い、好きなところに行く、まさにフリーターの最大のメリットともいえます。

しかし、これはずっと続くわけではありません。親がいなくなれば、生活費はすべて自分で払わなければいけません。

フリーターの身分だと国民年金すらかけていない場合があるので、老後は働かなければまったくの無収入になる可能性があります。

親と一緒に住んでいれば、貯金しようと思えば十分貯金できますが、20代前半で贅沢を覚えてしまうと、浪費癖がどうしてもついてしまいます。

少なくとも私はそうでした。

フリーターで働く時間を増やして収入が増えたとしても、人間は収入が増えた分だけさらにお金を使うようになります。

実家暮らしのフリーターというのは、お金の価値観がおかしくなってしまうので大変危険な身分です。

8位 歳を取れば取るほどやり直しがきかなくなる

就職活動が上手くいかないフリーターの男性
正社員として働く場合、やり直しがきくのは20代前半まででしょう。

歳を取れば取るほど、選べる職種の数がどんどん減っていき、30代にもなると正社員としてではなく派遣としか働けなくなります。

私は市のITエンジニアの職業訓練プログラムに参加したいと思い応募しましたが、それすら受かりませんでした。

フリーターのような身分を救うための就職支援じゃないのか思いましたが、受からないのでどうしようもありません。

フリーターというのはあなたが思っている以上に世間からの評価は悪いです。

面接では「今まで何をしてきたの?」「どうして大学を中退したの?」「すぐに就職しようと思わなかったの?」と聞かれたくないことをズバリ聞かれます。

ぼろくそに言われて自信をなくし、少し元気がでて就職活動を再開してもまたぼろくそに言われるの繰り返しでどんどん引きこもるようになります。

世間的だけでなく、あなたの心境も変わってしまいますます就職から遠のきます。

結局私は、大学進学で就職を果たすというかなり遠回りの方法をとっています。

32歳のフリーターにとって就職活動は敷居が高すぎで、大学進学がやっとでした。

私のように30代のフリーターは正攻法では就職できません。医療系の資格を取ることをお勧めします。

詳しくは下記の記事を参考にしてみてください。

9位 フリーターでは社会性がまったく身につかない

カフェでバイト中の日本人の若い男性
フリーターで働く場合は中小企業の飲食店で働くことが多いと思いますが、そういったところで働いていても社会性が身につくことはありません。

一番の理由は、責任がないからです。

責任を持って仕事をしなければいけないからこそ、自分勝手な行動に抑制がかかり、社会性を身に付けることができます。

少なくとも私は、38歳で初就職だったので、まったく社会性が身についておらず苦労しました。

目上の人に敬語が話せず、電話対応のときもきちんとした言葉で話すことができません。

自分の気分の浮き沈みで急に仕事を休んだり、早退したりしていました。

もちろん若ければこういったことも許されますが、40代に近いおじさんがこんなことをしていれば上司に怒られないとしても、自分自身情けなくなります。

10位 他者からの評価が得られない

無気力な若い男性
あなたが他人を判断する理由はなんでしょうか?

その人のことを何も知らなければ、判断材料となるのは職業や学歴、身なり、顔立ち、体格など分かりやすく目に見える範囲ばかりです。

フリーターでいれば、当然お金がないので身なりも悪くなり、安くてカロリーの高いモノばかり食べるので肥満傾向になり、職業もフリーターという世間ではよくないレッテルしか貼られなくなり、総合的に見て他者からの評価はとても低くなります。

フリーターを続ける人は、農業生活で共同体が大切だった昔とは違い現在は一人でも食べていける時代なので他者からの評価をそもそも気にしていない人が多いと思われます。

少なくても私は20代前半は特に誰に言われようと気にしていませんでした。

ワンピースのルフィと同じように自分のやりたいことを社会に飲まれずやっているという変な自信さえ持っていたぐらいです。

しかし、普段は一人でいたとしても、フリーターとして働く場合は人と関わるので他者からの評価が得られずどんどん立場をなくしていきます。

アルバイトは大学生が多いですが、30代40代のおっさんがいれば何も言わないとしても心の中では「このおじさん、いい年して何をしているんだろう」と思っています。

そこでメンタルをやられないのならばいいのですが、本能的に人は他者からの評価を気にするのでどんどん心が病んでいきます。

これは私自身が経験したことなので、はっきりとそうなると言い切れます。

人である以上、他者からの評価を無視することはできません。自分の価値を少しでも高めるために精進するしかないのです。

フリーターの何が悪い!と意地を張れるのは最初だけ

無気力でうつむく20代フリーター男性
「フリーターの何が悪い!」と虚勢を張れるのは20代前半の最初だけです。

人はどうしても他人と比べてしまう生き物です。友達はまともに正社員として働き、恋人にはフリーターだからと振られ、親からは「まともに働け!」と言われればどうしても「フリーターの何が悪い!」と大声で言えなくなってきます。

20代前半は自信に満ち溢れているので、いくらでも就活してやり直しがききますが、20代後半は徐々に自信がなくなり、就活しても失敗だらけで余計に自信をなくし、殻にこもるようになってしまいます。

フリーターで自分を過大評価していると社会にでたときにどれだけ自分に需要がないのかよく分かります。

会社は必要な人材をほしいのであって、何の能力もないフリーターで働いてきた人をほしいなんて思っていません。

20代後半になればなるほど、職を選ぶ権利はほぼなくなり、どこでもいいから手あたり次第に就活をしなければいけなくなります。

一生フリーターとして生きていく方法も紹介させていただいていますが、どちらにしろ厳しい道になります。

それぐらい自分一人で稼ぐというのは難しいのです。
会社員として普通に生きるのが一番楽で安心して生活できます。

親がどうして厳しく言うのかといえば、それだけ社会というものを経験してきているから社会の厳しさをよく知っているのです。

20代はそのことに気付かず、ワンピースの影響からか夢を追いかける傾向にありますが、漫画の内容を自分の哲学にしては絶対にいけません。

あくまでエンターテイメントと割り切るべきです。

この記事を読んでいるのが20代前半ならば全然間に合うので就職活動を頑張ってください。

20代後半もしくは30代ならば私のように医療系の大学に行くことをお勧めします。
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