一人がつらい人へ。孤独で生きるメリットを知れば生きていける。

一人がつらい人へ。孤独で生きるメリットを知れば生きていける。
しょんぼりねこ

一人がつらいです。どうやって生きていったらいいでしょうか・・・

こんなお悩みを解決します。

職場によっては年収が上がらず自分のことでいっぱいいっぱいで、とても子供を育てるところではなく、結婚をせずに一人で生きていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

私は、42歳になりましたが、私の職場は昇給が全くと言っていいほどなく年収がこれ以上あがることがありません。(年収は360万ほどです)
40代独身男性の特徴とも言えるかもしれませんが、結婚したいとは思いつつも他人と過ごすより一人の時間が好きなので結局は結婚せずに生きています。

はっきり言って、寂しくないと言えばうそになりますが、高年齢で低年収では結婚はもはや絶望的なので半分諦めもあります。
そうなると一人で生きていくしかないわけですが、『一人で生きていく』と聞くとネガティブな印象を受け、一人はつらいと思い込んでしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

孤独死という言葉があるぐらいですから、『一人』というのは世間のイメージはとても悪いように感じられます。

しかし、最近ではソロ活という一人でアクティブに楽しむ考えが増えてきました

江口のりこさん主演の『ソロ活女子のすすめ』はドラマにもなり、一人という生き方が世間では認められつつあります。

結婚していれば安心する人もいるかもしれませんが結婚したとしても配偶者と一緒に死ねない以上最後は結局一人で生きていく必要があります。

そうなると一人で生きていく力は誰にでも必要だということになります。

ここでは孤独のメリットを紹介することでポジティブに一人で生きていく方法をお伝えします。
目次

人は群れて安全を求める生き物

空にハートが浮かんでいるイメージ
人はもともと群れるように出来ています。

歴史をさかのぼれば私たちの祖先は、他者と協力して獲物を狩り、家を作り、農作物を収穫しなければ生きることができませんでした。

つまり、生きていくためには群れることが必須だったといえます。

したがって、私たちは本能的に孤独を不安に感じてしまいます。

しかし、現在はお金さえあれば一人でも十分に生きていくことが可能な時代でもあります。

お金さえあれば、雨枷を防ぐための家を借りることも買うこともできます。

お金さえあれば、獲物を買ったり、農作物を作らなくても、食物を買ったりして空腹を満たすことができます。

お金さえあれば、簡単に良い服を買うことができ、寒暖で死ぬこともありません。

つまりは、お金されあれば、他者に頼らなくても一人で生きていける時代と言えるでしょう。

一人はつらくても一人で生きていく重要性

一人で生きていくと覚悟を決めた女性
孤独というのは、崇高に向かう人間になるための魂を掴むために一番大切な生き方です。孤独な人間にしか宇宙の根源との対話は出来ません。私の言葉で言えば「ただ独りで生き、ただ独りで死ぬ」覚悟です。本来人間は誰もがそう生きるよりほかないのです。そのことを命の深いところで分かると孤独に生きられるのです。我々人間は、孤独だから人を愛し、人を信じ、義のために立つことが出来るのです。国家や家族のために本当に生きることが出来る人は、昔から最も孤独を抱き締め、自立した自己を築き上げた人々でした。自立こそが、人のために生きられる。自立がなければ、それは国に頼り、他人に頼っているだけの人生しかないのです。
超葉隠論
人間関係の苦しむ理由の根本は、他者に依存しているからといえるでしょう。

だから、人に嫌われたくないと他者の顔を伺い、他者の言動に気を遣い、他者を満足させるために生きているように感じられます。

職場で嫌われれば居場所をなくしますし、家族から愛想をつかされればまさに毎日が地獄です。

まさに他者がいなければ生きていけませんし、お互いがお互いを縛りあい依存関係であるため、どっちか一方がいなくなれば狂乱してしまうでしょう。

しかし、そもそも一人で生きていれば他者に依存していないわけですから、他人の言動に左右されることがなくなります。

他者にも会社にも国にも頼らず生きていくだけの力があれば、他者から嫌われようが会社を解雇されようが、年金がなくなろうが特に困ることもないわけです。

一人で生きていくというのはそれだけの力を持っているものですが、誰もが何かにすがろうとします。

何かに依存した方が楽ですし、自分で考えて行動する必要もありません。

私としては他者に左右されるよりはむしろ一人で生きた方が楽だと思うのですが、皆さんはどうでしょうか。

一人はつらくない!孤独で生きるメリット

他者の「個」を尊重できる

雨の日、窓際に座って読書をする女性
孤独は一人の時間を愛し、自分が大切な「個」を保とうします。

自分の「個」を大切にするからこそ、他者から価値観の押し付けを受けた時の不快感は誰よりも分かっているはずです。

人は誰でも自分のライフスタイルを持っています。それを邪魔されることよりもストレスが溜まることはありません。

寝る時間も起きる時間もご飯を食べる時間もお風呂に入る時間も自分で気ままに決めたいと思うのが人というものです。

他者に自分の生活を邪魔されることが嫌なことだと分かっているからこそ、自分の価値観を他人に押し付けることがなくなり、他者の「個」を尊重できるようになります。

しかし、他者の「個」を尊重するためには、適度な距離感が必要です。

家族であっても、友人であっても、結局は他者である以上、距離感を見誤るとお互いにストレスが溜まるようになります。

一人で生きていく人ができる人は、ある意味では他者との距離感の取り方のプロと言えるでしょう。
のんねこ

「個」を尊重するということは、相手を大切することに繋がりますね

依存関係にならない

一人でカメラ撮影をする男性
一人で生きていけるようになれば、依存関係になることはありません。

どうして一人でいることがつらいのか。それはあなたが他人に依存しているからです。

自分の幸せを他者に依存していると、いつまでたっても幸せにはなれません。

「あなたがいれば私は幸せ。あなたさえいれば他に何もいらない」とか言ってくる人は重くありませんか?

一見、愛情表現なようにみえますが、ただ他者に依存しているだけです。

私にも経験がありますが、こういった人は他者の言動に一喜一憂になりやすいです。

一人で幸せになれるからこそ、他者といることでより幸せになれるのです。

依存していなければ、感情の起伏も少なくなり、心穏やかに暮らしやすくなります。

人のせいにしなくなる

ビジネスウーマンと青空
一人で生きていくことは、自分で考え、自分で行動し、自分でその結果を引き受けなければいけません。

すべて自己責任ということです。

「因果応報」という言葉がありますが、私はこの言葉が好きです。

「因果応報」が分かっていれば、人のせいにしなくなり、他人を恨むこともなくなります。

自己責任は一見重いように感じますが、むしろ自己肯定感を上げてくれると思います。

一人で生きていくということは、自分の力で生きていくということです。

自分に1人で生きていくだけの力があると分かれば、自己肯定感が上がらないはずがありません。

他にも自己肯定感を上げる方法を紹介しています。

騙されにくくなる

犯罪被害にあう老人
よく儲け話に「騙された」と聞くことがあります。

こういった人たちは、自分で努力せずに、ラクに他人のノウハウを聞いて、稼ぎたいと思ってる人たちです。

儲け話があるのなら、自分でやっているはずで、他人に教えたりするわけありません。

同じことをやる人がいれば、当然自分は儲からなくなります。他人に教える必要がありません。

少し考えればわかることですが、上手い言葉に騙されてしまいます。

一人で生きる人は、自分で考え、自分で稼ぐ力を自然と身に付けます。そうしなければ、生きていけません。

そのため、騙されにくくなるでしょう。

食や旅行を満喫できる

カフェで一人でコーヒーを飲む女性
人と一緒にいるときの目的は、一緒にいて話すことであって、食や旅行は手段でしかありません。

最近では、ながら作業の人がほとんどではないでしょうか。

一度、外食で食べに行ったときにスマホをしまって、食べることだけに集中してみてください。

いつもより何倍も食事を味わうことができ、おいしく感じるはずです。

旅行に行っても、観光地をじっくりと眺めることはあるでしょうか?

大抵、友達や家族とお喋りしながら回るので何があったのか覚えてないケースが多いように思います。

一人で行けば、ゆっくりと自分の気が済むまで堪能し、飽きればすぐ帰ることができます。

このことは、ソロ活女子のススメというドラマで教えてもらいました。

そのことはこちらの記事にまとめてあります。参考にしてみてください。

一人の静寂な時間をゆったり楽しめる

部屋でゆったりと音楽を聴く女性
私は一人でゆったりと音楽を聴いている時間が何より好きです。

こういった時間が心にゆとりをもたらせてくれます。

静寂は大切な思索の時間です。
また、読書や仕事などの作業はどうしても一人の方が集中できます。

作業をしていれば、寂しいと感じる時間も少なくなります。

たとえ、寂しいと感じたとしても、寂しいと思うからこそ他人を大切することができます。

私のおすすめの作業は、朝散歩を一人ですることです。
朝は新鮮な空気に満ちているのでとても気持ちがいい。景色もいつもより数倍綺麗にみえます。

人や車が少ないため、とても静寂な時間です。
この時間に色々思索してみてください。あなたの中の整理されていない考えが、1つにまとまってくると思います。

他にも朝の散歩のメリットを紹介しています。
一服ねこ

まったりする時間が何よりのしあわせ~

他人と比べなくなる

緑の中で深呼吸する日本人女性
一人でいるというのは、物理的にという意味だけではありません。

今はネットがあり、SNSなどで簡単に繋がりを持ててしまう時代です。

SNSは他人と比較することで嫉妬心が生まれたり、他人に誹謗中傷されたりと、ネガティブな感情を抱きやすい場所です。

そういった場所から解放された方が、落ち込むこともなくなります。

人は他人の人生を妬むことで自分の人生が辛いものだと錯覚してしまいます。

他人と比較するのをやめるには、物理的にも間接的にも一人になるしかありません。精神論だけでどうにかなる問題ではありません。

私はtwitterをしていましたが、やめました。他人と比較することに疲れたからです。

詳しくはこちらの記事で解説しています。ぜひ参考にしてください。

人間関係は、あっさり淡い付き合いでよい

ジムでスマホを見る笑顔のアジア人の女性達

君子の交わりは淡きこと水のごとし、小人の交わりは甘きことあまざけのごとし

荘子
分別のある立派な人は水のようなさっぱりと清らかな付き合いを好むが、そうではない人物は甘酒のようなベタベタとした付き合いをするという意味です。

正直、私はベタベタした関係は嫌いです。

ベタベタとした関係は、同調や独占を求める関わり方になりやすく、長続きしません。

お互いのテリトリーに踏み込まない関係の方が長く付き合え、相手のことも尊重できます。

相手と一緒にいて心地よいの思えるのは、相手のことが好きでいられる距離感です。

一人がつらい時の対処法

一人で生きるメリットが分かったとしてもどうしても人は寂しくかんじてしまうことがあります。

どうやって対処していっていいのかいくつかの方法をご紹介します。

一人で楽しめる趣味を見つける

窓際で読書をする女性
人は何かに没頭している時は寂しさを感じません。

要するに暇な時間があると、寂しく感じてしまいます。

私はインドアな趣味では読書、ブログ、勉強、アウトドアな趣味ではサイクリング、ウォーキングをしています。

どれも一人でできる趣味ばかりです。

趣味活動は休日にすると思いますが、雨が降ってもいいようにインドアの趣味とアウトドアの趣味の両方を持っておくことをお勧めします。

また、多趣味である方が飽きることなく長く続けられます。

趣味となるとお金のことを考えてしまいますが、お金がなくてもできることはいくつかあります。下記の記事をぜひ参考にしてみてください。

他人に依存しない生き方にシフトしていく

一人で生きていく女性のイメージ
いきなり他人に頼らずに生きていくことは難しいですが、一つずつでいいので他者にお願いしていたことを自分でするようにしてください。

「自分でやるよりも人にやってもらった方が早いから」という思考が自立心を奪っていきます。

会社に頼らずに生きていくには副業をして、自分でお金を稼げるようにシフトしていきましょう。

自分で生きていくだけのお金があれば、会社に楯突いてクビになったとしても特に困ることはありません。

国頼らずに生きていくには、死ぬまで働くつもりで体力と知力を温存できるように今から運動習慣をつけてください。

社会保障を当てにしているから健康に気を遣わず、後先考えずにお金を使ってしまうのです。

今から欲を抑え、支出を抑えられるようになれば老後にお金がなくてもそう困ることはありません。

現在の生活を維持しようと思うから、お金がなくて困るのです。

初めから他人にも会社にも国にも頼らず生きていくと決めた方が自分らしく生きられるでしょう。

ゆっくりなテンポの音楽を聴く

コーヒーとパソコン
普段の生活で音楽を聴くことは多いと思いますが、私がお勧めしたいのは『ゆっくりなテンポのバックミュージック』です。

音楽を聴いても寂しいのには変わらないのですが、『ゆっくりなテンポのバックミュージック』を聴くことで一人の時間を心地よい時間に変えることができます。

激しい曲や明るい曲はその場は明るい気持ちになれるかもしれませんが、ずっと聴いているとどうしても疲れてしまいます。

1日落ち着いた時間を作りには『ゆっくりなテンポのバックミュージック』は欠かせません。

私も毎日音楽を聴きながらコーヒー片手にブログを書いて一人の時間を味わっています。

一人がつらい時はよくMusic Drawingの曲を聴きます

一人はつらいと勘違いしている

麦わら帽子の女性と自然風景
マスコミの影響で一人はつらいものだと刷り込まされています。

それもすべて孤独死という言葉が生まれたからでしょう。

明治より前の結婚は、お互い精神的にも経済的に自立した男女が結婚していました。

夫婦別財であり、夫といえでも妻の財産である着物などを、勝手に売ることはできませんでした。

パートナー的な経済共同体という形に近く、あくまで夫婦の関係は対等でした。

この事実は『結婚滅亡』という本に書かれています。
今のような寂しいから、お金がないから結婚するような時代ではなかったわけです。

そもそも一人はつらいというような精神的に依存傾向が強い人と誰が結婚したいと思うでしょうか。

一人はつらくはありません。一人はつらいと思わされているからつらいのです。

だがよ、チームワークほんとはなんなんだ?

助け合って、かばいあってりゃそれでいいのか?

そういうやつもいるけどな、悪いが俺にはごまかしてるようしかみえねぇ。

それぞれが自分のできることを死ぬ気でやって、”俺はやったぞ。次はてめぇの番だ、できなきゃぶっ殺す”

くらいの気合いがあって初めてチームワークってのは成立するんじゃねぇのか?

そう考えるとよ、仲間って言っても一匹狼でいいじゃねぇか?俺はそう思うぜ。

ワンピース-ロロノア・ゾロ
私が大好きなワンピースのロロノア・ゾロの言葉です。

やたら、人同士は助け合わないといけないとみたいな風潮ですがそれが大嫌いです。

助け合いというのは依存関係を生みやすく、相手の自立する力を奪ってしまいがちです。

私は職業としてリハビリをしていますが、相手を100%助ける介助はしません。

一度してしまうと、相手に頼り切りになり、自分で動かなくなるからです。

高齢者は自力でできないことが多いので、特に依存心が強いです。

一人で生きていくのは厳しいことですが、自分で生きていく力と自信が身に付きます。

自分で生きていく力と自信を身に付ければ、今後の世の中を生きていく安心感を生み出します。

一人の生活は時期に慣れます。一人でも生きていけるようにしましょう。

この記事は中野 善壽の『孤独からはじめよう』を参考にして書いています。
中野 善壽の『ぜんぶ、すてれば』も読みごたえのある本です。

こちらは下の記事で解説しています。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次