極限までモノを減らし続けたミニマリストが捨てたモノ

のんねこ
理学療法士
現在は理学療法士という医療従事者として働いていますが、かなりの底辺な人生を歩んできました。

22歳で大学中退⇒フリーターを10年以上経験⇒医学部再受験失敗⇒33歳で理学療法士養成大学に進学⇒37歳で理学療法士として初就職しましたが、人間関係のトラブルで40歳で無職に逆戻り。なんとか転職先を見つけて現在働いています。
こういった経験からお金を大切に使うためにミニマムに生きることにしました。

失敗ばかりで成功体験なんてほとんどありませんが、私と同じように社会の底辺の方でも、ミニマリストになることで人生を上手く生きていく方法をご紹介できたらと思います。
本記事は、極限までモノを減らしたいミニマリストの方を対象に、極限までモノを減らし続けた中野善壽さんが捨てたモノをご紹介します。

極限のミニマリストというのは私が勝手に名付けただけで、中野善壽さんはミニマリストになろう思っているわけではなく、生き方が元々ミニマリスト的だっただけです。

中野善壽さんは寺田倉庫株式会社代表取締役社長、亜東百貨COO、株式会社鈴屋代表取締役専務という経歴の持ち主です。

2021年8月にACAO SPA & RESORTの代表取締役会長に就任されて現在に至ります。

私は中野善壽さんの著書『ぜんぶ、すてれば』に出会うまで彼のことは全然知りませんでした。

中野善壽さんの生き方で一番驚いたのが、お金も生活に必要な分以外は、すべて寄付しているところです。

ミニマリストは必要最低限で生活していくことを主としており、必要最低限のモノだけで生きるだけで大変なのですが、中野善壽さんは稼いだお金をすべて寄付しており、モノだけでなくお金も必要最低限で生きています。

こんなことは普通の人には到底真似できません。

最近twitterやyoutubeを観ていても、お金お金お金とお金の話ばかりで少し嫌気がさしてきますが、こういったお金に執着しない生き方をされている方とみるとホッとするのは自分だけでしょうか。

ミニマリストといえばモノだけを捨てる印象が強いですが、中野善壽さんはモノ以外も捨てており極限のミニマリストといえます。

極限というと言いすぎかもしれませんが、限度ぎりぎりまでモノを減らしているところを鑑みるにその名にふさわしいと私は思っています。

中野善壽さんの生き方を少しでも参考にすれば、苦しみの元凶である執着から少しは解放されるのではないでしょうか。

執着から解放されれば、モノやお金、人間関係に振り回されることはなくなるでしょう。

※下記の記事でもモノ以外にも捨てるべきモノを紹介しています。
目次

中野善壽さんの持ち物

椅子とテーブルと観葉植物が置かれたミニマリストの部屋
どうして中野善壽さんは極限のミニマリストと呼ぶのに相応しいのでしょうが?

理由は、彼の持ち物はハンドキャリーが可能な極小さな鞄に入るだけだからです。
中野善壽 の持ち物
  • 下着
  • 靴下
  • iPad
  • 家の鍵
  • 眼鏡
  • 携帯電話
  • 小さな財布
  • 薄い手帳
私も自称ミニマリストなのでモノが少ない方なのですが、それにしてもあまりにもモノが少なすぎます!

「服はどうしてるのだろう?」と思うかもしれませんが、服は現地で調達です。

社長という立場でありながら家も車も高級時計も持っていません。

家は台湾に家賃1万2千円の借家があるだけです。LOCOTABIの情報によれば、台湾の物価水準は日本の2/3だそうです。

社長という地位から考えると、物価が安いと言っても借家の家賃が1万2千円は安すぎますね。日本でいうと1万8千円のところに住んでいる計算になります。

極端にモノが少なく、家賃もここまで安いとなると、どれだけ極限のミニマリストなんだろうと思ってしまいます。

中野さんに比べたら、私なんてまだまだひよっこのミニマリストです。私には到底真似できそうにありません。

家の中がほぼ空っぽで驚かされるミニマリストで有名なしぶさんでも全持ち物は219個なので、いかに中野さんが極限のミニマリストなのか分かってもらえたでしょうか?

極限のミニマリストが捨てたモノ

今日の自分を妨げるものはぜんぶ捨てる

夏の青空と白いTシャツを着た笑顔の女性
僕が何より伝えたいのは、「今日がすべて」という言葉です。 情報が多く、将来のことも、周りの人も気になる時代において、「今に集中する」のはどんどん難しくなっているのかもしれません。 しかし、事実として、夢中になって楽しむことができるのは今しかありません。
ぜんぶ、すてれば
リストラ、円安による物価高、病気、少子高齢化により年金額の減少など生きているだけで不安になることが多く、今を集中するというよりは、将来に対する備えに一生懸命になっています。

誰でも中野善壽さんのように「今に集中する」ことができればいいですが、私を含め一般人には、中野善壽さんのように生きるのは難しいと思われます。

したがって、この引用から学べることとしては、収入の一部を投資や貯金という形で将来の不安にあて、また夢中になって楽しむためのお小遣い的なお金も用意して、分別をしたお金の管理をしていくことでしょう。

将来の不安に備えて収入のすべてを投資や貯金に回してしまっては人生を楽しむことはできません。

マネーフォワードあどのアプリで最低限生きるためにいくらお金が必要なのかを見える化をしていけば、不安に駆られることも少なくなると思われます。

人付き合いを捨てる

人付き合いのイメージ
周りと合わせないといけない、という全体主義・同調主義は危険です。 あまりにその圧力が強いと、本当に危険な時に自分の判断で 逃げ出すこともできなくなるし、全員揃って破滅の方向に行くリスクも高くなる。 だから、抵抗心が芽生えたら、それを守り抜くようにしてほしいと思います。
ぜんぶ、すてれば
人生には重要な選択肢がたくさんあり、自分で選んでも後悔することがありますが、一番後悔するのは選択肢を他人に委ねた時です。

自分自身が納得できていないのですから当然と言えば当然です。

私たちは、幼少のころから「協調性が大切」と散々言われてきたせいで、他人の顔色を伺うことだけは得意になってしまいました。

しかし、昨今の若者たちは、「親ガチャがあるから生まれてくることは選べないとしても、ものごころついてからは、自分で人生を選択し、もって生まれた能力を最大限に活かしたい」という考えが主流になりつつあります。

では私たちはどうやって他人と上手く付き合っていったらいいのでしょうか?

付き合いを続けたいのは、明るく未来を語れる仲間。

愚痴や不満を言ってるばかりの人とは、自然と疎遠になります。

ぜんぶ、すてれば
愚痴を聞くのはいい気分ではありません。

私は愚痴や不満を言ってる人、自分の価値観を強要してくる人とは距離を取って付き合っています。
話していても何も楽しくありませんから。

私はたわいのない話でもいいので明るい話題が好きです。

他人から有益な情報を得ようとか、付き合うとメリットがあるとかで人と関わっていません。

どうでもいい話を楽しく笑いあい心地よいと思える時間が過ごせるだけで十分です。

私は人間関係を断捨離して良いことも悪いこともありました。しかし、私自身生きやすくなったのは確かです。
歳を取れば取るほど、新しく人間関係を作るのは難しくなりますが、出会いがあれば別れも必ずあるもの。

最終的には一人で死んでいかなければいけないことを考えると、一人で生きていく術を身に付ける方が大切です。

他人に依存することは自分の失う行為ですから、人付き合いは他人に依存することなく必要最低限にしましょう。

愛社精神を捨てる

ノートパソコンを使う女性ビジネスマン
自分はなんのために働くのか。
答えは1つ。自分のため。「会社のため」じゃない。
「家族のため」というのも、ちょっとあやしい。
自分が好きで、楽しいから、目の前の仕事をやっている。
会社というのは、人間が仕事を楽しくするための手段であり、ただの、“箱〟でしかない。
ぜんぶ、すてれば
愛社精神を持ったところで、会社が社員を大切にしてくれるわけではありません。

会社にとって社員のほとんどは、代替可能な駒でしかありません。

私は一番最初の職場で自分なりに一生懸命に仕事をし、会社に尽くしましたが、あっさりと解雇にあいました。

頑張ったところで認めてくれるのは自分自身だけで、会社が同じように認めてくれるわけではありません。

会社は自分の能力を買ってくれる場所と割り切り、愛社精神は持たず、お互いに依存しない関係が一番良いのではないかと思っています。

会社は使えないと思えばクビにするし、こちらも今の会社では成長できないと思えばさっさと辞めればいいのです。

あくまでお互いにメリットがあるから会社で働くというのが一番健全な関係だと私は思っています。

目標を捨てる

階段に座る疲れ果てたビジネスウーマン
始める勇気と同じくらい、大事なのは〝やめる勇気〟。 じゃあ、どうやって〝やめどき〟を見極めるかと聞かれたら、 「がんばり過ぎている」と気づいた時じゃないかと答えます。
ぜんぶ、捨てれば
私は冒頭のプロフィールに書いてあるように、医学部再受験をダラダラと5年間も続けてしまいました。

どうしてやめれなかったというと単純に〝やめる勇気〟がなかったからです。

私にとって医者になることは夢であり、生きがいでした。それがなくなると自分が何のために生きているのか分からなくなると思ったのです。

医学部再受験時代は明らかに頑張る過ぎている状態でしたが、自分を見失うことが怖くてやめる勇気が持てませんでした。

若い頃は目標に向かってまっすぐ突き進むことができますが、40代にもなると踏ん張りがきかなくなり、頑張ることが難しくなります。

大抵の人の頑張る理由は幸せを手に入れるためだと思いますが、目標を持たなくたって、人は目の前の幸せや楽しみを見つけて生きていけます。

頑張りすぎていると気付いたときは、やめどきだと思って、自分の人生を無駄にしないようにしましょう。

安定を捨てる

安定した心のイメージ

世界の中で必要になるのは、安定を求める心ではなく、変化に対応する力

ぜんぶ、すてれば
2020年に倒産した企業の平均寿命は23.3年らしく、永久に存続する企業なんてありえません。自治体だっていずれかは消える可能性があります。

終身雇用も年功序列もアメリカに倣えば、そのうちなくなるかもしれません。

コロナ禍でいつ会社に首をきられるかもわからない時代です。
会社は自分を守ってくれません。実際に私は2021年の8月に会社から解雇されています。

私は職を失ってから、個人で食べていく力を身に着ける必要があると日々感じています。

高齢者が増え出生率が下がり人口減少が続く将来年金をもらえるかもわからない不安定な日本で、収入を断たれることがどれだけ不安でしょうか。

最近では円安の影響もあってかなりの物価高になり、どんどん使えるお金は減っていっています。

このように世界は刻刻と変化を続けています。

このように変わりゆく世界を前にして安定を捨てることはマズローの欲求に含まれる安全の欲求を捨てることと同義なのでかなり難しいです。

したがって、安定を捨てるのではなく、変化に対応する力を身に付けて今の世の中に変化についていくしかありません。

具体的には古いモノにこだわりすぎず、常日頃から最新のテクノロジーに触れていきましょう。

モノを捨てる

段ボール箱の前で考える若い女性
ものを所有することは安定を生まない。むしろ不安が増えるだけ。 「いつでも移れる。どこでもすぐに新しい生活を始められる」。 人生の選択肢を広げてくれる、そんな軽やかさを持ちたいと僕は思います。
ぜんぶ、すてれば
モノを捨てるという行為は、ミニマリストにとって当たり前すぎて、今更と思うかもしれません。

しかし、どうしてそんなに物を捨てているのかもう一度再確認してほしいのです。

車、家、スマホなど高い買い物をすればするほど、それを失う恐怖が生まれます。

つまり、モノを持てばもつほど、不安が増えていくということになりますが、逆にモノを捨てれば捨てるほど、身軽になり、人生の選択肢を広げてくれます。

たとえば、家を買えば「ここにいつでも戻って暮らすことが出来る」と安心感を得られるかもしれませんが、逆を言えば、「ここにいつまでも縛られる」ということです。

転職や結婚などでいつどこでその地を離れることになるかわかりません。いつでも身軽にしておきたいものです。

予定を捨てる

家で猫におやつをあげる女性
現場の仕事で忙しい年代だったとしても、 定期的に「何もしない時間」をつくって、 ぼんやりお茶でも飲む習慣を持ってみるのがおすすめです。
ぜんぶ、すてれば
私は休日に予定をいれることは絶対しません。

「何時に〇〇しなければいけない」と思うだけで、強制力を感じてしまい、心身を休ませることが出来ないからです。

仕事もせっせと働くのではなく、効率化することで同僚と話しながらコーヒーを飲む時間をわざと作っています。

そういった「何もしない時間」が自分に心の余裕を生み出し、メリハリをつけて仕事が出来るからです。

今の時代はSNSなどで絶えず情報が入り刺激を受けてしまっているので、暇な時間は作らず、なにかをしていなければいけないという強迫観念に囚われることが多いですが、「何かをしなきゃいけない」という決めつけを捨てて、自分を解放してみてください。

慣れを捨てる

キャンプで慣れあう大学生

人間は慣れるとバカになる。

頭を使わなくなって、衰えていく。

だから、できるだけ不慣れな機会に身を置くことが大切だと、普段から意識しています。

ぜんぶ、すてれば
人は安心を求めるので、自分が好きな人とばかり付き合ったりします。

全然知らない他人や嫌いな人と話すのは疲れますし、何より心が落ち着きません。

しかし、新しい人、新しいことに出会って負荷をかけていかないと世界が広がらないし、そのうち退屈になります。

落ち着いた生活も必要ですが、生活の中に刺激をいれないと、やる気もなくただ毎日を生きる動物と変わらない生活になってしまいます。

歳を取れば取るほど、新しいことにチャレンジせず同じルーティンワークになるので要注意です。

私は現在43歳ですが、毎日の生活に少しでも変化をつけないと少しずつ自分が枯れていっているのがよく分かります。

そうなると顔に覇気がなく、年齢以上に年寄りにみえます。

見た目と行動力は比例するので、若くありたいのであれば新しいことにどんどんチャレンジしていきましょう。

相方への執着を捨てる

喧嘩をするカップル

僕の夫婦観は、「高め合える関係でなくなったら、離れたほうがお互いのため」。 そのほうが、長い人生をより豊かに、有意義に生きられると思うのです。

ぜんぶ、すてれば
男女間はとくに依存関係になりやすいと思います。
自分もかつてはそうでした。

他人に対して執着が生まれると相手がいないと何もできなくなってしまう恐れがあります。

また、相方との関係が良好でないと気になって集中できなかったりします。

中野善壽さんが言うようにお互いがお互いを尊敬しあえるような関係でないのなら一緒にいない方がいいと私も思います。

お互いが依存関係だとロクな結果になりません。

少なくとも私は当時付き合っていた彼女に依存してしまい、最後別れるときは泣きじゃくるほどの失態を犯してしまいました。

他者に依存することがどれほど怖いのか身を持って体験したわけです。

福沢諭吉の言葉に『独立自尊』がありますが、「心身の独立を全うし、自らのその身を尊重して人たるの品位を辱めざるもの、之を独立自尊の人と云う」という意味です。

これでは少し分かりにくいのでgoo辞書で調べると、「人に頼らずに自分の力だけで事を行い、自己の人格・尊厳を保つこと」を指します。

厳しいようですが、すべての行いは自己責任という認識がないと真の独立自尊はできません。

他人に頼らないというのは厳しい道のりではありますが、私ならばそういった人とお付き合いしたいと思います。

本は捨てる

積まれた4冊の本

身軽な自分をキープするには?

そう聞かれたら、とにかく「捨てること」と答えます。

捨てる、捨てる、惜しげもなく、捨てる。

物理的にモノを捨てるのを習慣にしていたら、心も身軽になってきた。

ぜんぶ、すてれば
中野さんは本を読んだら捨ててしまうそうです。

じゃ次に本を読みたくなったらどうするのかというと、また新品で買うそうです。

1回目に読んだ時の自分と2回目に読みたくなった自分はまったくの別人です。

中野さんは本を読むときは、ゼロに返って新鮮な気持ちで学びたいようで特に本を捨てて勿体ないとは思わないみたいです。

そう思うと本を捨てると言われても、納得してしまいます。

私は本を捨てることはできませんが、最近では紙の本は買わなくなり、すべてkindleの電子書籍で買うようになりました。

本は買ったら最後読まなくなる本が多いですし、何よりもかさばるのでミニマリストにとってはかなりの負担になります。

紙の本には紙の本の良さが勿論ありますが、ミニマリストを目指すならば紙の本とはさよならしなければいけないと私は思っています。

紙の本か電子書籍にするか悩んでいる方は一度下記の記事を参考にして考えてみてください。

服はいつでも捨てる

段ボールに服をつめて捨てる若い女性

5年前の服を着ると、5年前の自分に戻っちゃうみたいで好きじゃない。

そもそも、着るものにこだわりすぎると不自由になってしまう、というのが僕の価値観です。

ぜんぶ、すてれば
私の服のチョイスは、無印でシンプルなモノを選んでいます。
オシャレというのは、高い服を着なくても、組み合わせで楽しめると思います。

私の服の組み合わせは2~3種類しかありません。

服選びの選択肢を減らすことで時間もミニマムにしています。

「同じ服ばかり着ていると思われたらどうしよう」なんて考える必要はありません。

考えるべきは清潔感のある服を着ているかどうかだけです。オシャレを楽しみたい気持ちはありますが、その分服が増えてしまうので組み合わせで対応しています。

中々服を捨てられない人は下記の記事を参考にしてみてください。

私も服を捨てられなかったので気持ちはよく分かります。

できないものは捨てる

デスクワークをする笑顔のビジネスウーマン
「仕事は、やりがいを持ってがんばりなさい」という教えをよく聞きます。 それもまた真実。しかし、一方で、「諦めも必要」と僕は思います。 つまり、自分の向き不向きをよく観察して、 「できないものはできない」と諦める力。
ぜんぶ、捨てれば
私は人がたくさんいる場所が苦手で、大勢がいる飲み会とかはまず無理です。

また、大勢の人前で話すことが苦手なので、極力避けて通ります。

向き不向きを考える場合、単純に「やりたいか、やりたくないか」で考えるのが私は良いと思っています。

誰でも得意不得意からあるからこそ仕事の分業が成り立っているわけですから、わざわざ苦手な仕事をする必要はありません。

とっても、ある程度やってみるとできることもあるので、極度に嫌なこと以外はチャレンジする精神も大切です。

長年自分と付き合っていれば何が好きで何が嫌いなのかはっきり分かっていると思います。

「できないものはできない」と諦める力を持つことが大切です。

定年を捨てる

パソコン作業をするシニア車椅子に乗る男性
働き続けるつもりがあれば、「年金がいくら足りない」といった不安もなくなるはず。 年金はご褒美程度のオマケくらいに思わないと。 たくさん稼ぐほどがんばる必要もなくて、 自分ができそうな仕事から始めたらいいんです。
ぜんぶ、すてれば
将来に不安に思うのは、仕事が続けられなくなり、収入を年金に頼らざるを得なくなるからです。

少子高齢化で年金が今までと同じような金額を貰えるのか分からない以上、不安に思うのは当然です。

しかし、定年を先延ばししに、働き続けるつもりであれば、こういった問題は解決されます。

人の老化は避けられませんが、避けられないからこそ、今の健康を何よりも大切にしなければいけません。

私は理学療法士なのでたくさんの高齢者のみてきましたが、介護が必要になるのは、身体の問題よりも認知症の問題の方が大きく、認知機能が低下すればするほど、何をしても手遅れになってしまいます。

頭がクリアならば、車椅子になっても十分に働けます。今から認知症対策をしておいてください。

どこまでモノを捨てるべきか?

何もない部屋に住む若い女性
極限までモノを減らしているミニマリストは中野善壽さん以外にもミニマリストしぶさんとかいらっしゃいますが、一般人がこれらを真似することは現実的ではありません。

モノを減らせば減らすほど不便さを感じますし、人間ですから欲しいモノも必ず生まれます。

欲しいモノがあるというのは、仕事をしてお金を稼ぐモチベーションにもなりますし、完全に欲望を断ってしまっては何のために働いているのか分からなくなります。

したがって、中野善壽さんの考えを参考にしつつ、自分の中で要不要を見極めていくことが大切です。

人間関係の断捨離は、歳を取れば取るほど出会いがなくなることを考えれば、極端にするべきものではありませんし、生活スタイルを捨てて我慢を強いられる生活は人生の楽しみを奪ってしまいます。

ミニマリストを目指すのはよりよい生活を求めてするものであって、不自由さを生んでしまっては何の意味もありません。

しかし、モノを減らした方が執着が減ることは確かなので、あなたにとって不要なモノを少しずつ減らしていってみてください。

最後に

集中してパソコンで仕事をする女性
中野善壽さんは他にもたくさんのものを捨てています。

中野善壽さんが物を捨てるときの工夫として、鞄一つだけと決めて、数を絞らざるを得ない状況に追い込み、自然と持ち物を減らしているそうです。

最初から「これしか持っていけない」と枠を決めてしまえば、諦めざるを得ません。

「捨てる」ということは「いつか使うかもしれない」ともったいない精神が働いてしまうため本当に難しい行為です。


所有は執着を生み、その執着にこだわればこだわるほど不幸を招きます。

執着を捨てた方がいいことは分かっていても中々捨てられないのが人間というものです。

しかし、私はミニマリストになってモノを捨て、人間関係も整理してから、凄く生きやすくなりました。

自分が何が好きで何が嫌いなのか自分を知ることからはじめていきましょう。

実際に読んだ方が中野さんの生の声を聞けるので、ぜひ読んでみてください!
下記は、同じ中野善壽さんの著書『孤独からはじめよう』の記事です。
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