断捨離はうつ状態に効果がある!失恋や無職からの立ち直り

断捨離はうつ状態に効果がある!失恋や無職からの立ち直り
恥ずかしながら私は30代前半に彼女に振られ、うつ病を発症しました。

失恋直後は何もする気が起きず、彼女を失った喪失感で人生のどん底にいる気分でした。

毎日のように彼女への未練が断ち切れず、夜な夜な彼女の夢でうなされました。

今の状況をなんとかしたいと思い、私が1番最初に断捨離したものが彼女との思い出です。

彼女との思い出の品を断捨離したところで、未練がなくなるわけでも、悲しみがなくなるわけでもありません。

ただ、前に進めないと思ったのです。

うつ病になると何もする気がおきません。そして何をしても気が晴れません。

では断捨離はうつ状態に効果があるのでしょうか?

私の実体験では、生きる上で何かをしているという安心感断捨離をすることで心の重りが消えていくことを実感できるようになります。

ただ、断捨離をするだけで完全にうつ状態が治るわけではありません。

結局は、『心を休ませること』と『時間』が1番解決してくれると思っています。

心を休ませることの中に断捨離が含まれています。

ではなぜ断捨離をすると心が休まるのでしょうか?

それをこれから説明していきます。

この記事とはあまり関係ありませんが、失恋から立ち直った方法を知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
目次

断捨離がうつに効果があったこと

モノを捨てる=過去を捨てる

モノを断捨離する若い女性
人それぞれうつになる原因は違うでしょう。

私の場合は失恋でしたが経験上、精神的なショックが強すぎるもしくはストレスが徐々に増えていき臨界点を越えた時にうつになりやすいみたいです。

『モノを捨てる』という行為は、「精神的なショック」もしくは「ストレスの原因」と関係のあるモノがある場合に有効です。

私は彼女の写真、もらったもの、思い出の品、彼女の携帯番号を捨てることで彼女のことを思い出すというストレスから解放され、早くうつから回復できました。

また、けじめをつけることで自分の中に『ストレスの原因を断つ』という確固たる覚悟が生まれます。

うつから回復させるために一端過去は捨てましょう。10年も経てば、辛かったことも良い思い出となります。

無職で一時期うつ状態に

鬱状態の男性の写真
会社を突然解雇され、無職になりました。

無職のショックだけでなく、それまでの人間関係の悪化によるストレスで精神はボロボロでした。

あまりの辛さに夜中に親に電話して「もう仕事続けられない。ごめん」と泣きながら電話したほどです。

38歳までまともに職についたことがなく、やっと手に入れた正社員も首になったので、何もする気が起きず、ほぼうつ状態でした。

そんな状態でもできたのが、『断捨離』です。

きっかけは、無職になり収入が途切れたので少しでもメルカリで稼ごうと要らないモノを処分し始めました。

部屋から余分なモノが1つ1つなくなり部屋が少しずつ片付き綺麗になっていく姿をみていると、心が少しずつ晴れていくのが分かりました。

最終的には10万円分になったのでかなりの量を処分したことになります。

このことでうつ状態が完全に治ったわけではありません。

ただ、自分は少ないモノで暮らしていけるという安心感モノを必要以上に欲しくなくなり生活にゆとりができたことがうつ状態とは離れた穏やかな暮らしに近づいたのだと思います。

モノを捨てることで心が整理される

心が穏やかな女性
上記で紹介したことはストレスの原因と関係あるものを捨てることでしたが、他に自分にとって不要なものを捨てることで心が整理されていきます。

意外に気付かないのですが、散らかった部屋にいるだけで心に負担がかかります。
綺麗な部屋の写真
綺麗な部屋
散らかった部屋の写真
散らかった部屋
上記の2枚の写真を見てどうでしょうか。

私は、綺麗な部屋の写真を見ると心が落ち着きますが、散らかった部屋を見ると気分が悪くなります。

モノが多いということは認識するモノが増えるということです。

認識するモノが増えれば増えるほど脳に負担がかかり、ストレスが溜まります。

したがって、モノが多い部屋にいるということはうつとなる原因を増やしているということになります。

断捨離はモノだけではない

断捨離のイメージ
断捨離するべきはモノだけではありません。

あなたがうつとなった原因を断捨離しなければまたストレスが溜まりうつに逆戻りです。

先ほど会社を解雇された説明しましたが、私の場合は人間関係の悪化で依頼退職という形で会社を辞めました。

仕事がうつの原因だったわけです。

無職になり不安要素が増えましたが、今では新しい職が見つかり、人間関係も良くほぼストレスフリーで働けています。

前の職場を断捨離したおかげで、うつ状態が治ったと言ってもいいでしょう。

あなたにとってストレスの原因は何なのか考える必要があります。

断捨離するのはモノだけじゃない。ストレスの原因を断捨離しましょう!

一番断捨離するべきは人間関係

良い人間関係の男女3人組
人が生きる上で人との繋がりは必要です。

良い人間関係を作るために人間関係を断捨離する必要があります。

逆説的に聞こえますが、人との距離感が分からないと人間関係はストレスが溜まります。

人間関係が悪化したときに学んだことは、自分が感じる相手との距離感があるように相手が感じる自分との距離感があるということです。

自分が好意的であっても相手が好意的に返してくれるわけではありません。逆もしかりです。

自分が歩み寄った時に相手が歩み寄ってこれば仲良くする。自分が歩み寄った時に相手が一歩下がれば、それ以上距離はつめない。

そうすれば人間関係でストレスを感じることはなくなります。
職場の人間関係はドライになりやすいですが、職場によって同僚と仲良くなるかならないかは変わってきます。

最近では圧倒的にプライベートまで関わりたくない人が増えましたが、「仲間なんだから仲良くしたい」と思ってくれてる人もいます。

一概に職場では一線引こうなどと考えず、人によって距離感を変えていった方が楽しく仕事ができるようになります。

情報を断捨離する

ゴミ箱に捨てたスマートフォン
うつ病のときに断捨離してほしいものが情報です。

今はスマホがあるため、SNSやニュースアプリなどで簡単に情報が得ることができます。

実際の研究では以下のことが分かっています。

16件の研究で合計12万5000人の子供・若者を調査した結果をまとめると、1日2時間を超えるスクリーンタイムはうつのリスクを高めている。時間が長くなればなるほど、リスクは高まる。4万人の子供・若者を調べると、1日7時間以上使用する人はスクリーンタイムの短い人と比べると、うつと不安の症状が倍も多く見られることが分かった。

スマホ脳
本来ならばスマホを断捨離すべきなのでしょうが、現代においてスマホを手放すことはほぼ無理と言っていいでしょう。

したがって、SNSとニュースアプリを消せば、スマホを触る頻度は極端に少なくなるはずです。

使えば使うほどうつになりやすいスマホを手放すことは、ある意味一番効果が得やすく実行しやすいのでぜひスマホを手放し情報の断捨離をしてみてください。

私は一切ニュースを見ませんし、SNSもしていません。

私の人生において、ニュースやSNSを見たからといって人生が有意義になったことも幸せに感じたこともないからです。

人の時間は誰でも1日24時間と限られています。無限に時間があるわけではありません。

仕事以外の余暇の時間はなるべく自分の人生が有意義になることに使いたいと思って、私の場合は読書を主にしています。

うつ状態になった原因にもよりますが、うつ状態を結果的に良くしてくれるものはモノの考え方だと思っています。

同じ考え方に固執していれば、結局同じことでストレスを感じまたうつ状態になってしまう可能性があります。

自分の経験で学ぶ価値観だけには限界がありますが、読書をすることでモノの見方を変えることができます。

同じ知識を得るのならばニュースやSNSなどの雑な知識よりは読書から得られる見識のある知識をお勧めします。

断捨離&掃除という行為が心を落ち着かせる

キッチンを掃除する女性
うつ状態になると、頭の中で考え込みすぎてしまい、収拾がつかなくなります。

つまりは、脳を酷使しすぎて疲れ切っている状態といえます。

しかし、断捨離&掃除という行為は特に頭を使わなくても体を動かすことですることができます。

うつ状態になると意欲が起こらず、何もできなくなりますが、1ついらないモノを捨てるぐらいのことだったらなんとかできそうです。

うつ状態のときに頑張りすぎることは良くありません。

しかし、何もしていない自分も許せなくなってしまうのがうつ状態といえます。

断捨離をできるところから始め、少しずつ部屋が片付いているのが分かってこれば、心が少し落ち着いてきます。

何かをやっている状態が精神的に安定をもたらし、断捨離という作業をすることで今まで考えすぎていたことが空白になります。

今でも私は嫌なことがあり心が不安定になると断捨離&掃除で頭に空白の時間を作り、心を落ち着かせています。

うつ状態のときは断捨離で効果を出すために、空白を作り出す

秋冬の寒い日にホットドリンクを飲む若い女性
現代人はSNSが流行ったせいか「~をしなければならない」「~をしないといけない」と思いがちな傾向にあります。

その「何かをしなきゃいけない」という決めつけが、一人時間を貧しくしていると思うよ。なんもせんでええやん。私なんてサボり放題、だらけ放題よ。ゴロゴロとソファーで寝転んだり、日向ぼっこしたり、テレビを見ながらボーッとしたり。そのうち何かをしたいことを思いついたら、ゆっくりやってみるって感じ。

不安と折り合いをつけて うまいこと老いる生き方
モノも情報も断捨離したら、次にすることは空白を作り出すことです。

部屋はある程度空白ができていると思いますが、うつ状態の時に「~をしないといけない」はやめましょう。

あなたに一番必要なことは心をリラックスさせることです。

何もしない時間を作るというのはソワソワしてしまい難しいですが、うつ状態で心が疲れ切ってるうちはダラダラと何もしないことをお勧めします。

人間は自然と心が回復に向かって、何かをしたくなります。思い存分だらだらしましょう。
怠惰ねこ

だらだらなら得意だからまかせといて~

断捨離はうつに効果がある!

自然の中をランニングをする健康的な若い女性
実体験を通りして断捨離がうつ状態に効果があったことを紹介させて頂きました。

最初に説明した通り、断捨離をしたからといってうつが治るわけではありません。

ストレスの原因の1つを取り除けるだけです。

しかし、1つでも心の重荷が減れば、心が回復しやすくなり、早く復帰できるようになります。

うつ状態になると何もする気が起きなくなりますが、毎日1つずつ要らないモノを捨てることぐらいはできそうです。

一気に断捨離をする必要はありません。

毎日1つずつ要らないモノを捨てることで、少しずつ前に進んでいるという感覚が大切です。

焦らずのんびり断捨離しましょう。心の重荷も少しずつ断捨離されます。

何もかも捨てて解放されたいという方は下記の記事を参考にしてみてください。

中野善壽さんは何も持っていません。何も持っていないからこそ身軽に心も軽く動くことができます。
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