誰もが体験する理学療法士あるある。実習、職場、職業病

誰もが体験する理学療法士あるある。実習、職場、職業病
これから理学療法士になる大学生や専門学生の方も現在理学療法士で働く人も長年理学療法士に携わっていれば、理学療法士として「それあるある!」と言ったことがいくつか出てきます。

私は理学療法士になり早4年目ですが、たまには大学時代の友人と会い、「それって理学療法士あるあるじゃない?」と会話に花を咲かせることもあったります。

それぐらい理学療法士にはどこの学校でもどこの職場でも「決まり事」みたいになっていることがいくつかあります。

今思えば不思議なものですが、なぜ『理学療法士あるある』があるのかはさておき、ここでは『理学療法士あるある』をご紹介することで、それって自分だけではなく、どこにでもあるんだということを認識してもらえたらと思います。

※新人理学療法士にお勧めする本を紹介しています。最初の頃はどの本から手を出していいのかさっぱり分かりません。
私も同じだったのでよくわかります。私が厳選した本だけを紹介しているので参考にしてみてください。
目次

理学療法士の実習でのあるある

実習先ではバイザーに付くことが当たり前ですが、バイザーとの関わり合いの中で必ず『理学療法士あるある』があります。

それによって、実習が辛いものになったり、辞めたくなったりすることもありますが、それはみんなですので安心してください。

自分一人だけではないの分かれば、バイザーの言動も少しはやり過ごせるのではないでしょうか。

バイザーは質問しないと怒るが、質問すると「自分で考えなさい」と言って怒る

生徒に怒るバイザー
実習は実際に働いている理学療法士を見学させていただいて臨床を学ぶ場です。

したがって、学生はバイザーが話すことを聞くだけの受け身姿勢では、実習に臨んでもあまり学ぶことができません。

臨床を見学して今まで学んできたことが生きた知識になりますが、当然ながら疑問も生まれます。

初めての実習であれば、「こんなこと質問していいのかな」「今質問していいタイミングかな」とかあれこれ考えてしまい質問できないことがあります。

実習生にとっては質問することすら勇気がいるのです。

そんな実習生を見て、バイザーはやる気がないと判断し、「どうして質問してこないの?」と結構きつく言ってきたりします。

ここで質問に対してただ親切に答えてくれればいいのですが、バイザーによっては「質問ばっかりしてないで、少しは自分で考えなさい」と言ってきます。

こうなると実習生の頭の中は「質問した方がいいのか」「自分で考えた方がいいのか」余計分からなくなり、混乱することになります。

かなり理不尽だとは思いますが、私も含めみんな経験していることではないでしょうか。
激怒ねこ

質問したらいいのか、しないで考えた方がいいのかはっきりしろや!!!

しょんぼりねこ

とはいえません・・・しょぼん

「睡眠時間はしっかり確保してね」と言いつつ、課題をたくさん出す

課題が終わらない猫
最近の実習では、実習で自殺に追い込まれたり、実習中に寝不足で倒れて親からクレームがきたりと不祥事が多かったため、昔に比べてかなりゆるくなっています。

実習の終了時刻となる5時半には帰れるようになり、ハラスメントになるような発言も減り、無理難題も言われなくなりました。

先輩たちの話を聞いていると睡眠時間が3時間が当たり前だったようで、ブラック企業並みに実習をこなさなければいけませんでした。

もちろんこれはお上から指導が入ったからですが、それでも症例検討なみに実習のデイリーノートをまとめる必要があるため、ある程度帰ってからも時間はかかります。

デイリーノートにプラスして、バイザー達は自分たちが苦労した世代なので、実習の形態が変わった今でも課題を出してきます。

「明日〇〇やってもらうから、きちんと勉強しといて」「明日〇〇さんの動作分析を自分なりにまとめてきて」など多種多様です。

もちろん、お上から指導が入っているので、
バイザー

しっかり睡眠時間は確保してね♪

と意味不明なことを言ってきます。

ふ、ふざけんなっー!

と思うこともしばしばです。

私の場合は性格がひん曲がっているので、時間までに課題が終わらなければ

まぁできないものはしょうがない。寝よう・・・。

と開き直っていました。

もちろん、次の日バイザーに怒られるのですが、「寝る時間まで頑張ったけどできませんでした!!!」と言っては喧嘩ばかりしてました。

真面目な先生が多いので、必要最低限に教育しなければという意識があるのでしょう。

自分で考えて行動しなさいと言いつつ、勝手に動くと余計なことはしなくていいと怒る

喧嘩する猫
実習はバイザーによるほとんどボランティアといっていいほどの慈善事業によって成り立っています。

実際に貰えるお金は実習先によって違うそうですが、相場は一週間で3,000円なので月12,000円ほど貰えることになります。
(※職場によっては会社にそのまま搾取される場合もあります)

バイザーもほとんど慈善事業と分かってやっているので、実習生としてはある程度バイザーの役に立つ必要があります。

したがって、実習に慣れてくるとバイザーから「事前にいつも〇〇を用意しておいてほしい」など頼まれることが増えていきます。

さらに実習の期間が長くなると「そろそろ自分で考えて行動しなさい」と言われるようになります。

実習生の立場ですので、バイザーと同じように治療行為はできませんが、ある程度バイザーが動きやすいように自分で考えて行動する必要がでてきます。

しかし、正直いってこれが難しいです。

バイザーが使い終わったものを片づけるために少し離れると、
激怒バイザー

のんねこ君どこ行ってたの?〇〇頼もうと思ってたのに、いないと困るじゃないか。

のんねこ

自分で考えて行動しろって言ったじゃないかー!!!

と理不尽に怒られることがしょっちゅうあります。

自分の仕事の時間を削って、色々を教えてくれているのですから恩返ししたい気持ちはありますが、正直何をすれば満足させれるのかさっぱりでした。

他の先生から教わった方法を真似すると注意される

びっくりする猫
実習になると、基本バイザーにずっとつくことになりますが、他の先生にもつくことがあります。

他の先生にもバイザーと同じように指導を受け、バイザーと違う観点から教えてくれることがあるのでたくさんの先生に付いた方が勉強になります。

しかし、評価方法など他の先生方も教えてくれるのですが、それをバイザーの前で真似すると、「それはやり方がおかしい」と言って注意されることがあります。

当然ながら、先生方によって評価の方法もまちまちです。

学校で教わりやり方が統一されていると言っても、長年仕事をしていると自分のやり方に変わってきます。

別に悪いことではないと思いますが、バイザーの前で他の先生の真似を控えた方が余計なことで注意されなくて済みます。

難しいことを質問すると、「それ今の実習に必要なのかな?」と怒る

怒るひよこと注意する猫
私はかなりめんどくさい学生でした。

それというもの、分からないことがあると気になってしょうがなく自分が分かるまでとことん考え込んでしまうからです。

考えても自分で調べても納得いかないことはバイザーに質問するようにしてますが、
やる気のある俺

筋緊張て何ですか?どうして起こるのですか?脳卒中の方の筋緊張を正常に戻すために何をどうしたら効果があるのですか?

てな感じでとことん質問しまくります。

バイザーの解答が曖昧だと自分が分かるまで納得しません。

バイザーされた方なら分かると思いますが、こういった学生はかなりめんどくさいです。

自分でもめんどくさいというのは分かっているのですが、気になってしょうがないのです。

最終的には、
激怒バイザー

それ今の実習に必要なことなの?怒怒怒

というふうにかなり怒られます。

自分も詳しく分かっていないことをひたすら聞かれると普通ならむかつきます。

あまり質問攻めにするのはやめましょう。

患者さんとコミュニケーションを取りなさいと言いつつ、話す間がない

患者さんとお話をしたが質問する理学療法士の猫
理学療法士の実習には「コミュニケーション実習」という名前の実習があるほど、コミュニケーションが重視されます。

当たり前ですよね。コミュニケーションが取れなければ、患者さんとの間に信頼関係も生まれないのでリハビリはできません。

あまりにコミュニケーションがないとバイザーから「患者さんとコミュニケーションを取りなさい」と注意されることがあります。

もちろん話しかけようと心掛けてはいるのですが、ひたすら患者さんとバイザーが話しているので

どのタイミングで話しかけたらいいんだー!
今いいのだめなの?わかんないよー。

となります。

患者さんは少しでもよくなりたくてリハビリを受け、療法士は必要な情報を聞き出すためにコミュニケーションを取ります。

要するに、ムダな雑談をしているわけではないので、入り込めないのです。

理学療法士の職場でのあるある

勉強会なのになぜか時間外

早く家に帰りたい猫
職場によりけりでしょうが、理学療法士として働き始めると勉強会がある場合があります。

業務時間内にやってくれればいいのですが、会社からすれば勉強会に時間を費やすよりも少しでもリハビリをしてお金を稼いで欲しいと思うのが当然でしょう。

誰が「勉強会を始めましょう」と言い出すのかなぞですが、大きい職場ほど必ずと言っていいほど勉強会があります。

勤務時間内に勉強会する時間がないのならばどうすればいいかといえば、時間外というブラック企業と言わんとばかりの時間帯から始めます。

私の前の職場では時間外から勉強会が始まり、おまけにサービス残業でお金はつきませんでした。

時間外なのだから、帰ってもよさそうですが日本人には同調圧力があるため、中々自分だけ帰るとは言いにくいのが現状です。

こんなことが蔓延していること自体おかしな話ですが、今でも残る悪き風習ではないでしょうか。

回復させることが必ずしも家族のニーズではない

家に帰りたい老人
理学療法士法で「理学療法」とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マツサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいうと定義されています。

つまりは理学療法士は理学療法を通して、基本的動作能力の回復を図ることを目的とされているのですが、これが家族のニーズと一致しないことが多々ありますというかほとんどです。

学生の内は理学療法士に憧れ、「患者さんを自分の手でよくするんだ」と意気込んでいますが、家族のニーズに合っていないとリハビリをして機能回復させると怒られる場合があります。

どうゆうことかというと、家族さんは下手に機能が回復して本人様が「家に帰りたい」と言い出すような状態にしてほしくないわけです。

病院ではこういったことはあまりないかもしれませんが、高齢になり自立できるぐらいまでの回復の見込みがない場合、介護の負担が増えるので帰ってきてほしくないと思うのは当然の流れでしょう。

介助が必要かどうかと自立とでは天と地と言っていいほどの差があります。

中等度介助を最小介助にしたぐらいでは意味がないのです。

私達理学療法士は家族のニーズを叶えてお金を貰っていますので、自分よがりなリハビリはナンセンスです。

医療報酬や介護報酬の改正による省令の解釈は抽象論が多すぎる

介護報酬のことで悩む猫
理学療法士はリハビリの治療の勉強だけでなく、医療報酬や介護報酬の知識も学ぶ必要があります。

厚生労働省が作った省令を読んでみると分かりますが、お役所言葉で分かりにくく、全くと言っていいほど具体的には書かれていません。

省令を解釈する必要があるため、施設によって取り方はまちまちです。

省令には抽象論が多いのが原因なのですが、困るのが監査の時です。

監査では解釈が違っていると問答無用で忠告され、ひどいと減算を喰らいます。

省令のQ&Aがあるのでまだマシですが、すべてを網羅できているわけではないので結局は解釈する羽目になります。

不正をしたくてやっているわけでもないのに、監査の時に注意されるのは本当に納得できません。

理学療法士病あるある

歩いている人を見ると、つい動作分析をしてしまう

歩く姿を動作分析をする猫
私たち理学療法士はある意味動作を分析することが仕事みたいなものです。

ですので、リハビリ中以外にも患者さんのADLを見ては、常日頃から動作分析は欠かせません。

ある意味職業病とも言えますが、動作分析をするのが患者さんだけならいいのですが、出掛けたりしたときに歩行が変な人がいるとついつい動作分析をしてしまいます。

それ以外にも正常歩行とはなんだろう?と歩行が特におかしくない人でも見入ってしまうことがあります。

これが老若男女問わずならば、ただの変態です。
警察ぽい人

おいこら君なにしてるの

変態

動作分析してただけなんです・・・すいません

と言ってもまず信じてもらえないでしょう。

特に女性を動作分析すると、変態を通り越して犯罪者なので要注意です。
ねこガール

あそこの人私に気があるだわ。ずっと見てるもの!!!ど変態!

補助道具が合っていないと気になってしまう

じいさんの杖が気になる猫
街中で歩いていれば、自然と杖やシルバーカー、歩行器で歩いている方が目につきます。

これらの補助道具が適切でないと、かえって歩きにくかったりするわけですが、理学療法士の立場としては一言言いたくなります。

といっても、見ず知らずの人にいきなり声をかけられては犯罪者と間違わられる世の中なのでグッとこらえていつも我慢しています。

なんとも生きづらい世の中ですが、最近では特に高齢者の詐欺が多いので変に声をかけないのが無難でしょう。

理学療法士あるあるは誰もが通る道!

理学療法士になるのが辛い猫
理学療法士になるためには、当たり前ですが実習を耐え忍び、学校を卒業して国家資格を取り、どこかに就職しなければなりません。

要するに誰もが同じ道を通るということです。

『理学療法士あるある』の中には理不尽なことも多く、多くは耐えなければいけないものばかりです。

私と同じことを皆さんがまったく同じように体験しているかは分かりませんが、あなた一人だけではなく、みんなが同じような目に合っているということを忘れないでください。

就職をし、ある程度年数がたてば、「世の中こんなもんか」と世の中のからくりがある程度分かってくるので理不尽なことも少なくなるはずです。

それでも理学療法士になって理不尽なことに合い、理学療法士が続けるのが辛いのならば下記の記事がきっと参考になるはずです。
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