誰もが体験する理学療法士あるあるネタ。実習、職場、職業病

誰もが体験する理学療法士あるあるネタ。実習、職場、職業病
これから理学療法士になる大学生や専門学生の方も現在理学療法士で働いている人も長年理学療法士に携わっていれば、理学療法士として「それあるある!」と言ったネタがいくつか出てきます。

私は理学療法士になり早5年目ですが、大学時代の友人と時々再会し、「それって理学療法士あるあるじゃない?」と会話に花を咲かせることもあります。

それぐらい理学療法士にはどこの学校でもどこの職場でも「決まり事」みたいになっていることがいくつかあります。

今思えば不思議なものですが、なぜ『理学療法士あるある』があるのかはさておき、ここでは『理学療法士あるある』をご紹介することで、それって自分だけではなく、どこにでもあるんだということを認識してもらえたらと思います。

理学療法士になるために一番大変なことが実習でしょうが、あなた一人だけではなくみんな同じように辛い思いや苦しい思いをしているんだと分かると、気が楽になるのではないでしょうか。

私自身も実習は楽しい部分もありましたが、辛いと思うことも沢山ありました。

理学療法士になってからも大変なことはたくさんあります。
笑えるぐらい悩みはみんな一緒ですので、自分がダメなんだと自分を責めないでください。

『理学療法士のあるあるネタ』を知ることで、少しでも心が楽になれば幸いです。

※新人理学療法士にお勧めする本を紹介しています。最初の頃はどの本から手を出していいのかさっぱり分かりません。
私も同じだったのでよくわかります。私が厳選した本だけを紹介しているので参考にしてみてください。
目次

理学療法士の実習でのあるあるネタ

実習先ではバイザーに付くことが当たり前ですが、バイザーとの関わり合いの中で必ず『理学療法士あるあるネタ』があります。

何度も同じ話になってしまいますが、『理学療法士あるある』によって、実習が辛いものになったり、辞めたくなったりすることもありますが、それはみんな一緒ですので安心してください。

自分一人だけではないの分かれば、バイザーの言動も少しはやり過ごせるのではないでしょうか。

尚、実習が辛くて耐えれない方は下記の記事を参考にしてみてください。

私が卒業した学校は普通の学校の倍近く実習があったので辛さを解決する方法が見つかるはずです。

バイザーは質問しないと怒るが、質問すると「自分で考えなさい」と言って怒る

生徒に怒る理学療法士のバイザー
実習は実際に働いている理学療法士を見学させていただいて臨床を学ぶ場です。

したがって、学生はバイザーが話すことを聞くだけの受け身姿勢では、実習に臨んでもあまり学ぶことができません。

臨床を見学して今まで学校で学んできたことが生きた知識になりますが、当然ながら疑問も生まれます。

初めての実習であれば、「こんなこと質問していいのかな」「今質問していいタイミングかな」とかあれこれ考えてしまい質問できないことがあります。

実習生にとっては質問することすら勇気がいるのです。

そんな実習生を見て、バイザーはやる気がないと判断し、「どうして質問してこないの?」と結構きつく言ってきたりします。

ここで初めて質問しても大丈夫なのだと分かりますが、質問ばかりしているとバイザーによっては「質問ばかりしてないで、少しは自分で考えなさい」と言ってきます。

こうなると実習生の頭の中は「質問した方がいいのか」「自分で考えた方がいいのか」余計分からなくなり、混乱することになります。

かなり理不尽だとは思いますが、私も含めみんな経験していることではないでしょうか。
激怒ねこ

質問したらいいのか、しないで考えた方がいいのかはっきりしろや!!!

しょんぼりねこ

とはいえません・・・しょぼん

しかし、今思えば自分が分からないことを質問されるのはプライドに関わるのでバイザー自身も嫌な思いをしてたのではないかと思っています。

私自身も学生さんに質問されることがよくありますが、自分の分からない範囲だと言葉を濁すか、一緒に考えようかと質問から逃げてしまいます。

それが何度か続けば、当然バイザーも人間ですから不機嫌になります。

学生らしい王道の質問をすることがバイザーを困らせない一番良い方法ではないかと思います。

「睡眠時間はしっかり確保してね」と言いつつ、課題をたくさん出す

実習の課題が終わらない猫
少し前の実習では、実習で自殺に追い込まれたり、実習中に寝不足で倒れて親からクレームがきたりと不祥事が多かったため、現在は昔の実習に比べてかなりゆるくなっています。

実習の終了時刻となる5時半には帰れるようになり、ハラスメントになるような発言も減り、無理難題も言われなくなりました。

先輩たちの話を聞いていると睡眠時間が3時間が当たり前だったようで、ブラック企業並みに実習をこなさなければいけませんでした。

実習が定時に終わるようになったのは、もちろんお上から指導が入ったからですが、それでも症例検討なみに実習のデイリーノートをまとめる必要があるため、現在の実習でも帰ってからもある程度時間はかかります。
※私たちの時代は途中からプリント一枚のデイリーノートに変わりました

デイリーノートにプラスして、バイザー達は自分たちが苦労した世代なので、実習の形態が変わった今でも課題を出してきます。

「明日〇〇やってもらうから、きちんと勉強しといて」「明日〇〇さんの動作分析を自分なりにまとめてきて」など多種多様です。

もちろん、お上から指導が入っているので、
バイザー

しっかり睡眠時間は確保してね♪

と意味不明なことを言ってきます。

ふ、ふざけんなっー!

と思うこともしばしばです。

私の場合は性格がひん曲がっているので、時間までに課題が終わらなければ

まぁできないものはしょうがない。寝よう・・・。

と開き直っていました。

もちろん、次の日バイザーに怒られるのですが、「寝る時間まで頑張ったけどできませんでした!!!」と言っては喧嘩ばかりしてました。

真面目な先生が多いので、必要最低限に教育しなければという意識があるのでしょう。

自分で考えて行動しなさいと言いつつ、勝手に動くと余計なことはしなくていいと怒る

喧嘩する猫
実習はバイザーによるほとんどボランティアといっていいほどの慈善事業によって成り立っています。

実際に貰えるお金は実習先によって違うそうですが、相場は一週間で3,000円なので月12,000円ほど貰えることになります。
(※職場によっては会社にそのまま搾取される場合もあります)

バイザーはほとんど慈善事業と分かってやっているので、実習生としてはある程度バイザーの役に立つ必要があります。

したがって、実習に慣れてくるとバイザーから「事前にいつも〇〇を用意しておいてほしい」など頼まれることが増えていきます。

さらに実習の期間が長くなると「そろそろ自分で考えて行動しなさい」と言われるようになります。

実習生の立場ですので、バイザーと同じように治療行為はできませんが、ある程度バイザーが動きやすいように自分で考えて行動する必要がでてきます。

しかし、正直いってこれが難しいです。

バイザーが使い終わったものを片づけるために少し離れると、
激怒バイザー

のんねこ君どこ行ってたの?〇〇頼もうと思ってたのに、いないと困るじゃないか。

のんねこ

自分で考えて行動しろって言ったじゃないかー!!!

と理不尽に怒られることがしょっちゅうあります。

自分の仕事の時間を削って、色々を教えてくれているのですから恩返ししたい気持ちはありますが、正直何をすれば満足させれるのかさっぱりでした。

他の先生から教わった方法を真似すると注意される

びっくりする猫
実習になると、基本バイザーにずっとつくことになりますが、他の先生にもつくことがあります。

他の先生にもバイザーと同じように指導を受け、バイザーと違う観点から教えてくれることがあるのでたくさんの先生に付いた方が勉強になります。

しかし、評価方法など他の先生方も教えてくれるのですが、それをバイザーの前で真似すると、「それはやり方がおかしい」と言って注意されることがあります。

当然ながら、先生方によって評価の方法もまちまちです。

学校で教わりやり方が統一されていると言っても、長年仕事をしていると自分のやり方に変わってきます。

別に悪いことではないと思いますが、バイザーの前で他の先生の真似は控えた方が余計なことで注意されなくて済みます。

難しいことを質問すると、「それ今の実習に必要なのかな?」と怒る

怒るひよこと注意する猫
私はかなりめんどくさい学生でした。

それというもの、分からないことがあると気になってしょうがなく自分が分かるまでとことん考え込んでしまうからです。

考えても自分で調べても納得いかないことはバイザーに質問するようにしてますが、
やる気のある俺

筋緊張て何ですか?どうして起こるのですか?脳卒中の方の筋緊張を正常に戻すために何をどうしたら効果があるのですか?

てな感じでとことん質問しまくります。

バイザーの解答が曖昧だと自分が分かるまで納得しません。

バイザーされた方なら分かると思いますが、こういった学生はかなりめんどくさいです。

自分でもめんどくさいというのは分かっているのですが、気になってしょうがないのです。

最終的には、
激怒バイザー

それ今の実習に必要なことなの?怒怒怒

というふうにかなり怒られます。

自分も詳しく分かっていないことをひたすら聞かれると普通ならむかつきます。

あまり質問攻めにするのはやめましょう。

患者さんとコミュニケーションを取りなさいと言いつつ、話す間がない

患者さんとお話をしたが質問する理学療法士の猫
理学療法士の実習には「コミュニケーション実習」という名前の実習があるほど、コミュニケーションが重視されます。

当たり前ですよね。コミュニケーションが取れなければ、患者さんとの間に信頼関係も生まれないのでリハビリはできません。

あまりにコミュニケーションがないとバイザーから「患者さんとコミュニケーションを取りなさい」と注意されることがあります。

もちろん話しかけようと心掛けてはいるのですが、ひたすら患者さんとバイザーが話しているので

どのタイミングで話しかけたらいいんだー!
今いいのだめなの?わかんないよー。

となります。

患者さんは少しでもよくなりたくてリハビリを受け、理学療法士は必要な情報を聞き出すためにコミュニケーションを取ります。

要するに、ムダな雑談をしているわけではないので、入り込めないのです。

雑談が多い理学療法士も多いので、理学療法士はうさんくさいと思われることもしばしばですが、考えている先生は雑談の中からほしい情報を引き出します。

決しておしゃべりだけしているわけではありません。
私は歯医者に定期健診で大学病院まで行きますが、実習生と度々会います。

先生に代わって、雑用全般はやらされているわけですが、実習生から話しかけられたことは一度もありません。

「理学療法士だけ特殊なのだろうか?」と勘繰りたくなります。

いきなり学生と1v1で長時間話すのは患者さんにとっては、かなりストレスになる行為ではないのかなと思ってしまいます。

私が逆の立場だったら、学生にあれこれ聞かれるのは正直言って不快に感じてしまいます。

実習生がいないと回らない病院が多い

実習生にお願いをするバイザー
病院によっては実習生をリハビリ助手として、患者さんの自主トレに付き合わせるところが多いです。

実習生に患者さんの治療をさせるわけにはいきませんが、自主トレを見守るぐらいならば学生でも十分できます。

実習生に患者さんを任せて、カルテ記入を行ったり、別の患者さんのリハビリをしたりとまちまちですが、実習生を上手く利用しないとリハビリが回らないのが本音でしょう。

バイザー自身は実習をみてやってるんだからギブアンドテイクだという考えが主流になっており、ある意味仕方ない部分もあります。

実習生は自主トレの付き添いでは何も学ぶことはありませんから、不平不満を心の中に抱いてはいますが、それを声に出して言うことはできません。

私自身も何度か患者さんのエルゴメーターや筋トレに付き合ってあげてとお願いされて、仕方なくついていた記憶があります。

自主トレを見学するのも勉強だと言われてしまえばそれまでですが、正直「バイト代払え」と声を大にして言いたかったです。

こういった実習生がいないとリハビリが回らない現状もリハビリあるあるネタではないでしょうか。
実習生

ふざけんなー!バイト代払え~!

バイザーはパワハラしてないかと怯え、実習生は実習に怯える

実習生を怖がるバイザー
バイザーから実習生へのパワハラが大いに問題になっています。

実習生への暴言、実習生の技量を超えるような課題の注文、睡眠不足になるような無理な学習の押し付けなど枚挙にいとまがありません。

今の世の中では年齢を聞くこと、趣味を聞くこと、家族構成を聞くことなどもプライバシーの侵害になりかねませんから下手な雑談もできません。

結局は実習生のとりようの問題ですが、実習生からバイザーがパワハラしてくると言われてしまえば注意されるのはバイザーです。

こういった体制になったのも実習生の中に自殺者がでたからなので、バイザーの言動に過敏になるのも当たり前だと思われますが、お互いがお互いに怯えているようでは実習どころではありません。

実習生へ課題を出せないということは理学療法士の質の低下を招きますし、まったく実習で技術面の経験ができないまま理学療法士になってしまう可能性も十分ありえます。

実技試験のない理学療法士の国家試験では、試験の点数さえよければ誰でも理学療法士になれてしまうのです。

といっても、バイザーからしてみれば、実習生が成長しようとしなかろうと無事に実習が終わればそれでいいので現状が変わらないまま実習が終わるパターンが多いのではないでしょうか。
実習生

それパワハラですよ!!!

バイザー

ごめんよ~

理学療法士の職場でのあるあるネタ

勉強会なのになぜか時間外

早く家に帰りたい猫
職場によりけりでしょうが、理学療法士として働き始めると勉強会がある場合があります。

業務時間内にやってくれればいいのですが、会社からすれば勉強会に時間を費やすよりも少しでもリハビリをしてお金を稼いで欲しいと思うのが当然でしょう。

誰が「勉強会を始めましょう」と言い出すのかなぞですが、大きい職場ほど必ずと言っていいほど勉強会があります。

勤務時間内に勉強会する時間がないのでどうするかといえば、時間外というブラック企業と言わんとばかりの時間帯から始めます。

私の前の職場では時間外から勉強会が始まり、おまけにサービス残業で残業代はつきませんでした。

時間外なのだから、帰ってもよさそうですが日本人には同調圧力があるため、中々自分だけ帰るとは言いにくいのが現状です。

こんなことが蔓延していること自体おかしな話ですが、今でも残る悪き風習ではないでしょうか。

といっても、勉強会ははとんど役に立たないので、休みなどを利用して自分で勉強を続けていく必要があります。医療は日進月歩です。

休みの日まで勉強したくない気持ちは分かりますが、たとえ10分でもいいので勉強するようにしましょう。臨床が楽しくなります。

回復させることが必ずしも家族のニーズではない

家に帰りたい老人
理学療法士法で「理学療法」とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マツサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいうと定義されています。

つまりは理学療法士は理学療法を通して、基本的動作能力の回復を図ることを目的とされているのですが、これが家族のニーズと一致しないことが多々ありますというかほとんどです。

学生の内は理学療法士に憧れ、「患者さんを自分の手でよくするんだ」と意気込んでいますが、家族のニーズに合っていないとリハビリをして機能回復させると怒られる場合があります。

どうゆうことかというと、家族さんは下手に機能が回復して本人様が「家に帰りたい」と言い出すような状態にしてほしくないわけです。

病院ではこういったことはあまりないかもしれませんが、高齢になり自立できるぐらいまでの回復の見込みがない場合、介護の負担が増えるので帰ってきてほしくないと思うのは当然の流れでしょう。

介助が必要かどうかと自立とでは天と地と言っていいほどの差があります。

中等度介助を最小介助にしたぐらいでは意味がないのです。

私達理学療法士は家族のニーズを叶えてお金を貰っていますので、自分よがりなリハビリはナンセンスです。

実際の介護での理学療法士の仕事内容を知りたい方は下記の記事を参考にしてみてください。

リハビリがまったく必要ない患者がたまにくる

リハビリを頑張る猫と呆れるひよこ
たまに患者の中に元気すぎて「リハビリ必要なの?」という人がきます。

身体能力が高くても、認知機能の低下により介護が必要となる患者さんもおり、こういった人たちにはほとんどリハビリはいりません。

「独歩で歩け、ADLがほぼ自立しているのにリハビリいりますか?」という感じなのです。

ADLを自立にできない理由が認知機能の低下の場合は、認知症はどれだけリハビリをしようが不可逆的なので治ることはないので、理学療法を提供しても効果はありません。

ということは、リハビリをしても身体能力を維持させることが目的となってしまいます。

また、病院に入院中に介護認定を受けると、身体能力も認知機能もまったく問題ない人がリハビリの対象になる人がいます。

入院中は寝たきりが多く、状態が悪いので介護度が高くなるのは当たり前なのです。

こういった人たちのリハビリは、入院前の体力に戻すために少し運動をするだけで済みます。

はっきり言って、理学療法士がやらなくても大丈夫なレベルです。

こういったことがあるのも理学療法士あるあるではないでしょうか。

医療報酬や介護報酬の改正による省令の解釈は抽象論が多すぎる

介護報酬のことで悩む理学療法士の猫
理学療法士はリハビリの治療の勉強だけでなく、医療報酬や介護報酬の知識も学ぶ必要があります。

厚生労働省が作った省令を読んでみると分かりますが、お役所言葉で分かりにくく、全くと言っていいほど具体的には書かれていません。

省令を解釈する必要があるため、施設によって取り方はまちまちです。

省令には抽象論が多いのが原因なのですが、困るのが監査の時です。

監査では解釈が違っていると問答無用で忠告され、ひどいと減算を喰らいます。

省令のQ&Aがあるのでまだマシですが、すべてを網羅できているわけではないので結局は解釈する羽目になります。

さらに、分からなくて厚生労働省に電話すると「市町村に聞いてください」と言われ、市町村に電話すると「厚生労働省に電話してください」と言われます。

結局振り回されるだけで解答が得られないまま終わることがほとんどです。

不正をしたくてやっているわけでもないのに、監査の時に注意されるのは本当に納得できません。

無駄にプライドが高い先生が多い

プライドが高い理学療法士の猫
実力のある理学療法士も実力のない理学療法士も『先生』と周りから呼ばれるためプライドが高い理学療法士が多いように感じられます。

他人に自分の治療を否定されるのが大嫌いで、自分の臨床思考過程に絶大の自信を持っています。

もちろんプライドを持って仕事をすることは大事ですが、あたかも自分の意見がすべて正しいように振舞うのは周りから嫌われる要因となるでしょう。

私も臨床をしていると自分の考えに固執してしまい、他人のアドバイスを聞けなくなってしまうことが多々あります。

謙虚に学ぶ心がなければ、完全に成長が止まってしまうのは明らかです。

プライドが高くならない良い方法は、色々な先生のセミナー動画を観ることです。

理学療法士といっても皆それぞれ考え方が違うことを忘れてはいけません。

そして世の中には自分よりもすごい先生方がたくさんいることを知った方がいいです。

お勧めのセミナー動画はリハノメです。講義形式で短時間で先生の考えの全体像を学ぶことができます。
リハノメ 公式サイトはこちら
井の中の蛙の状態にならないように謙虚にふるまいましょう。

ほとんどの理学療法士はやる気がない

怠ける理学療法士猫
理学療法士の数は年々増え続けていますが、当然仕事ができる人もいればできない人もいます。

それは努力できる人もいればできない人もいると同意義で、努力に関してはそのほとんどが才能によって決まってしまっていることが分かっています。
つまりは、大多数がやる気がないとはある意味当然といえます。

しかも、医療保険や介護保険の改定があるたびにマルメ加算になるなどしてリハビリ単価が下げられ、理学療法士の給料が上がらないばかりか下がる一方だとを誰もがやる気が出ないのもうなずける話です。

ほとんどの理学療法士は、いまさら職を変えるわけにもいかず、リハビリの仕事はそこそこ感謝される仕事なので多少やりがいも感じられ、安定した給料をもらえるので続けている場合が多いです。

理学療法士の友達とあっても、話すことは患者さんの話と「給料あがらねー。やってられねー。」と言った愚痴ばかりです。

皆さんもそんな話をしてしまっている自覚があるのではないでしょうか?
怠惰理学療法士

ぼくみてるので頑張って歩いてください

怒る患者

ふざけんなぼけぇ!

頑張ってもいないのに給料が安いと文句を言う

給料が安すぎて怒る猫
理学療法士という職種は他の職種に比べ、給料が安いことで有名です。

年収を見る場合、中央値で見る方がより現実的な数字を表していますが、理学療法士の年収中央値は平均年収.jpによれば約351万円で、日本企業の年収中央値の399万円を大きく下回っています。

そのためか、私が出会ったほとんどの理学療法士は給料が安いことに文句を言っています。

理学療法士になるには、学校によりけりですが3~4年の時間と500万~1000万近くのお金が必要です。

それを考えた場合、ハイリスクハイリターンというわけにはいかなく、どちらかといえばハイリスクロウリターンです。

これだけの時間をお金をかけたのにも関わらずこの給料の安さには目に余るものがありますが、今はネットによって事前に年収については調べられる世の中なので、自分で選んでおいて文句をいうのはおかしいとも思います。

こういった輩はろくに働きもせずただ文句だけを言っている場合が多く、勉強もせず同じリハビリばかりしています。

会社の利益が上がるからこそ給料が上がるわけであって、同じことをしていて「給料を上げてくれ」は元々おかしいのです。

文句を言うのではなく、実力を身に付けて会社にとって唯一無二の存在でありたいものです。

マウントをとりたがる

マウントを取る猫
マウントとは、『見栄を張って相手よりも自分の方が優位だと見せつけるような言動』を指しますが、理学療法士には無駄に見栄をはることが多いように感じます。

他部署同士では知識がかぶらないためか、そこまでマウントを取ることはありませんが同じ理学療法士になると自分の知識と経験に絶対の自信を持っておりほとんど譲ろうとしません。

理学療法士同士の臨床の話になると必ずお互い喧嘩腰になります。

一流の理学療法士なら別にいいと思いますが、大して勉強もしていないそこそこの理学療法士でさえ、妙にマウントを取りたがるのでやっかいです。

先ほどもお話ししましたが、結局は「先生」「先生」と呼ばれるためプライドだけが高いのがそもそもの原因と思われます。

心から「先生」と思われていないのに先生と呼ばれることに何の意味があるのでしょう。

どうせマウントを取るならば、しっかりと実力を身に付けてからにしてほしいものです。

認知機能がある方がクレームが多い

文句をグチグチ言う患者
認知症の患者さんを相手にすると疲れることもありますが、認知症で良かったと思うことも多々あります。

患者さんの中には身体機能に問題があり、認知機能がクリアな人が何人かいます。

こういった方々は、認知機能がしっかりしているので、病院や施設生活に不平不満を言いやすく、中々障害受容ができません。

「ご飯がまずい」「おむつをすぐに交換してくれない」「毎日退屈だ」「早く家に帰りたい」と同じ話を何度も何度もされ、不満を理学療法士にぶつけています。

もちろんこういった話を聞いて気持ちを和らげてあげることも理学療法士の仕事の一環だとは思っていますが、毎日リハビリのたびに同じ話をされるとこちらとしても嫌になってきます。

認知症がある方が、病院や施設生活になじみやすく、むしろ穏やかに暮らしています。

そう思うと認知症というのは、歳を取ったときの不安を取り除くために神様が与えてくれたモノだと取ることもできます。

もちろん認知症を美談にするつもりはなく、認知症になったせいで暴言・暴力を言ったり、徘徊したり、我儘言いたい放題の人もいます。

といっても、認知症がある患者よりも認知症がない患者の方が厄介というのは理学療法士の中ではあるあるなのではないでしょうか。

理学療法士病あるあるネタ

歩いている人を見ると、つい動作分析をしてしまう

歩く姿を動作分析をする猫
私たち理学療法士はある意味動作を分析することが仕事みたいなものです。

ですので、リハビリ中以外にも患者さんのADLを見ては、常日頃から動作分析は欠かせません。

ある意味職業病とも言えますが、動作分析をするのが患者さんだけならいいのですが、出掛けたりしたときに歩行が変な人がいるとついつい動作分析をしてしまいます。

それ以外にも「正常歩行とはなんだろう?」と歩行が特におかしくない人でも見入ってしまうことがありますが、世の中は老若男女問わず教科書通りの歩行で歩けている人は意外に少ないことに気付かされます。

誰にでも動作分析をするならまだマシですが、若い女性ばかり見ていればただの変態です。
警察ぽい人

おいこら君なにしてるの

変態

動作分析してただけなんです・・・すいません

と言ってもまず信じてもらえないでしょう。

特に女性を動作分析すると、変態を通り越して犯罪者なので要注意です。
ねこガール

あそこの人、私に気があるだわ。ずっと見てるもの!!!ど変態!

補助道具が合っていないと気になってしまう

じいさんの杖が気になる理学療法士の猫
街中で歩いていれば、自然と杖やシルバーカー、歩行器で歩いている高齢者が目につきます。

これらの補助道具がその高齢者に適切でないと、かえって歩きにくかったりするわけですが、理学療法士の立場としては一言言いたくなります。

といっても、理学療法士といえども見ず知らずの人にいきなり声をかけられては犯罪者と間違わられる世の中なのでグッとこらえていつも我慢しています。

なんとも生きづらい世の中ですが、最近では特に高齢者の詐欺が多いので変に声をかけないのが無難でしょう。

身内に体のことを聞かれて分からないと適当にごまかす

聞かれても分からず適当にごまかす猫
理学療法士という職業柄、身内によく体をのこと聞かれます。

「腰が痛いのだけどどうしたらいい?」「歩くときに膝が痛いからなんとかしてほしい」などズバリ聞いて欲しくないことを聞いてきます。

新人だった頃は、なんとなく誤魔化すようにマッサージに近い行為をしていただけで根拠が合ってリハビリをしているわけではありません。

5年目になった今でも分からないことが多く、認知症の高齢者は誤魔化せても認知症のない一般人は中々誤魔化せないので苦労することが多いです。

分からないと言ってしまえばそれまでですが、プライドがあるので自分の無知を認めることができません。

自分の体の痛みを友達の理学療法士に聞いても、とりあえず納得するようなことを話してくれますが、それで痛みが取れたことは一度もありません。

結局、理学療法士というのはプライドが高いので「分からない」とは言えず、分からなくても適当に答えてしまう職種なのだなとつくづく感じさせられます。

理学療法士あるあるネタは誰もが通る道!

理学療法士になるのが辛い猫
理学療法士になるためには、当たり前ですが実習を耐え忍び、学校を卒業して国家資格を取り、どこかに就職しなければなりません。

要するに誰もが同じ道を通るということです。

『理学療法士あるある』は理不尽なことが多く、多くは耐えなければいけないものばかりです。

私と同じように理学療法士あるあるを皆さんが体験しているかどうかは分かりませんが、あなた一人だけではなく、みんなが同じような理不尽な目に合っているということを忘れないでください。

就職をし、ある程度仕事に慣れてこれば「世の中こんなもんか」と世の中のからくりがある程度分かってくるので理不尽と感じることも少なくなるはずです。

それでも理学療法士になって理不尽なことに合い、理学療法士が続けるのが辛いのならば下記の記事がきっと参考になるはずです。
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