人生が行き詰まりの40代はとりあえず色々とやめてみる

人生が行き詰まりの40代はとりあえず色々とやめてみる
しょんぼりねこ

人生なんかどうでもいいです。特に楽しいこともない。
毎日辛いし疲れました・・・。

こんなお悩みを解決します。
のんねこ

私も人生が行き詰った時期がありました

22歳で大学中退をし、そのまま10年以上フリーターを続け、27歳で始めた医学部再受験には失敗し、この先どうしようと先行きが決まらないまま不安でいっぱいでした。

この時にはもう33歳です。こんな経歴ではまともに仕事につくのが難しく、どうにもならない状況に追い込まれ、まさに人生行き詰まり状態です。

経歴は最悪、職歴なし、金なし、彼女なし、まさに人生のどん底にいました。
私が人生に行き詰った一番の原因は、職がなかったことですが、人生が行き詰まる原因は人それぞれで千差万別です。

その後は、医者は諦め、同じ医療職である理学療法士になるべく大学に入り直し、大卒と理学療法士の国家資格のおかげでなんとか37歳で初就職することができました。

しかし、せっかく就職した会社でしたが、職場の人間関係で揉めたせいで解雇に近い形で退職になり、無職生活になりました。

今度は40代で人生が行き詰ってしまったわけです。

私の人生の行き詰まりはあくまで一例であり、1つ1つ皆さんの悩みを聞き、人生の行き詰まりを解決することは困難です。

したがって、私が40代になって人生の行き詰まりを解決するためにしたことを紹介したいと思いますが、結論だけ先に述べさせてもらうと『色々やめてみること』心の余裕を作ることです。

そして、1番良いのは悩みの原因をやめることです。

しかし、もしその原因が仕事ならば仕事を辞めることでしょうが仕事を辞めることは難しいですし、辞め癖がついてしまいどこに就職しても長続きしないのでお勧めしません。

そもそもいつも人間関係のトラブルで仕事を辞める人はどこの職場で働いたとしても、人間関係はトラブルでしょうし、そうなると解決策は仕事を辞めることではなく、人間関係の処世術を学ぶことになるでしょう。

それならば心の余裕を作るために、心のリソースを割いている他のことをやめてみてはどうでしょうか。

ここで紹介するのはほんの一部分ですが、私なりに試してみて心が軽くなったものを紹介しています。

この記事はわたなべぽんさんの『さらに、やめてみた。』を参考にしています。

なお、私がフリーター時代にどうやって絶望から脱したのか知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
目次

人生が行き詰った40代がやめてみるべきこと

察してほしい

高齢者を察するスタッフ
人間関係で一番疲れることは『気疲れ』だと思っています。

職場や家庭で気を遣いすぎていないでしょうか。

人に気を遣いすぎると自分を殺します。


例えば、風邪とかで体調が悪いと察してほしいと思うのが、人というもの。

「どうして私がこんなに体調悪そうにしているのに察してくれないの!」「私はいつも察しているのに」
のんねこ

はい、とってもめんどくさいです

鬼ではないので、気づけば察しますが常に察しろとは無理な話です。

それはお互い様のはず。

わたなべぽんさん夫婦も、「察すること」ができなかったので喧嘩したみたいです。

旦那さんがきっぱり「察せません」と答えています。男らしい(笑)

私としては「察してほしい」と心の中に秘めるよりも、口に出していってほしいなと思います。

気遣いできる人が良い人と言われていますが、正直私には無理です。

気疲れしてしまい、一緒にいることに疲れてしまいます。

私のスタイルは、無理にて気遣うことはしないことです。

わざわざ先読み深読みすることはしません。

人として何かをしてあげようと思ったときだけするようにしています。
心の思うままにするのが一番疲れません。

別に好かれる必要もないので、今のスタイルが一番私にとっては幸せです。

職場などで気を遣いすぎている人は、一度やめてみてはどうでしょうか。

一定の距離感を持って付き合った方が職場関係は上手くいきます。

人間どうしようもない人は、どうにもならないし、気にかけたところで良い反応が返ってくるとは限りません。

疲れる人とは距離を取り、割り切ることが肝要です。

人に気を遣いすぎるのはやめましょう。

時間厳守

時間厳守な男性
時間を守ることは社会人にとっては当たり前のことですが、自分がそう思っていても時間を守れない人は一定数います。

『元2chの管理人のひろゆき』も時間は守れないと豪語していますね。

『時間を守る守らない』に関しては、どれだけ話し合っても意味ないような気がします。

走るのが苦手、泳ぐのが苦手、数学が苦手というように時間を守るのが苦手な人もいるわけです。

そう思うと少し気が楽ですね。

わたなべぽんさんは、きっかり時間を決めないで待つ前提で待ち合わせ場所を決めたり、待つための時間つぶしを考えてのんびり待つようにしました。
ゆったりねこ

のんびり待ちますZzz

ここでの話は、時間を守らない人との付き合い方であって、自分が時間を守らないという話ではありません。

時間を守る人ということは約束を守るということですから、約束を守る人の方が信用されることは明らかです。

私が言いたいことは他人に対して寛容であれということです。

自分だけ約束を守り、相手の約束を守らないことを許容することは難しいことかもしれません。
人生において道義としての価値が高いものを守り抜こうとすれば、守らない人間に対した時に、馬鹿をみることだけは確かなのだ。馬鹿をみるとわかっていることなので、利口すぎる現代人には多分、貫けないのだろう。
 馬鹿をみてもよいではないか。そんなことよりも、自分が心ある人間なのだと信ずることができる生き方をすることの方が、人生においてはずっと重要なのだ。馬鹿をみても、それを貫き通す。貫き通せば良い人生になる。そう信ずることが最も大切なのだ。それが、自分の人生を、本当に大切にしている人間の考え方を創ると信じている。
生くる
自分だけ時間を守るというのは馬鹿をみる行為なのかもしれませんが、自分を道義のある人間だと思えることが何よりも大切なのでしょう。

自分に嘘をつかない生き方は、自分の人生に自負心を与えてくれます。そうやって人は強くたくましく生きていけるようになるのではないでしょうか。


Youtuberを見ていると世界には自分にはまったく合いそうもない考え方をする人が大勢いるなと感じさせられます。

今までは多様性を捨て、同調圧力で他者に合わせて生きていたのでしょうが、ネットのおかげで自分らしく生きられるようになりました。

この多様性の社会では、自分の考えに合わないからと目くじらを立てててはキリがありません。

生きるためには信念は必要ですが、それは自分に対する誓いであって、他人に強要するものではありません。

趣味活動

多趣味な男性
大人になると中々友達が増えません。

そんなとき趣味のサークル活動をして、交流を広めている人もいるのではないでしょうか。

わたなべぽんさんも、『羊毛フェルト教室』に通っていたのですが、どうしても人が増えると嫌な面も増えます。

でも、サークルの様子を見ると楽しそう。行けばよかったかなと思ったりして一日もやもやしてしまいます。

でも友達と居酒屋で飲むことがあり、友達からこう言われます。
笑顔ねこ

せっかく美味しいお酒飲むなら楽しい人と一緒じゃないともったいない!

そのとき、わなたべぽんさんは

大好きな趣味の時間なら楽しい人と一緒か、もしくはもくもくとひとりでやりたい。

と思ったのでした。

私も同じ考えです。

趣味の時間に没頭してればそれはそれで一人でも楽しいし、趣味友達も自然と増えればいいな~ぐらいで気楽に考えています。

最近ではソロ活も増えてきています。無理に交友関係を作らなくてもいいのではないでしょうか。

ソロ活に関しては下記の記事を参考にしてみてください。

本当の友達

仲の良い3人組
これも永遠のテーマですね。
個人的には本当の友達なんて括りはいらないと思いますが・・・。

わたなべぽんさんは、本当の友達についてかなり悩んだみたいです。

「はっきり友達のために意見を言う」ことが本当の友達なのか、「じっくり友人の話を聞いてくれる」ことが本当の友達なのか分からなくなります。

わたなべぽんさんの旦那さんが、「人はみんな性格も価値観も理想も目標も違うのだから、友達の付き合い方もそれぞれ違っていいんじゃない」と答えています。

素晴らしいですね。

生まれた環境、出会った人、今までの経験によって価値観なんて千差万別です。

本当の友達の考え方が人間の数だけあって当然です。

自分で"本当の友達"はどうゆうものか決めましょう。

ちなみに、私の中の本物の友達は「信用におけるかどうか」「礼節がしっかりしているかどうか」です。

信用できるからこそ、一緒にいて安心感が生まれます。

礼節がしっかりできているからこそ、心地よい人間関係が作れます。

先ほどの時間厳守の話をしましたが、人に信用されたいのなら時間を守りましょうということです。

情報収集をやめる

スマホを持ってファッション誌を読む女性の手
今の時代はスマホを触ればすぐに最新のニュースにアクセスすることができます。

インスタを見れば、リア充の写真をたくさん見ることができますし、twitterをすればたくさんの人と繋がることができます。

そう考えれば常に私たちは何かの情報と繋がっています。

人生が行き詰ると解決策を探ろうと余計に情報を集めてしまいますが逆効果です。

人生が行き詰っている人は、情報が多すぎて脳に余白が全くない状態なので、デジタルデトックスをして情報を遮断することをお勧めします。

中々デジタルデトックスできない人は温泉に行きましょう。

さすがに温泉にスマホを持っていけないので長時間スマホを触らない状態を作ることができます。

温泉につかりながら、ひたすら何も考えずボーッとする時間を作りましょう。心の余裕が生まれるはずです。
情報が多い人は全部駄目です。情報に流されてしまって、一般的にくだらない知識ばかりつく。口先ばかりというのが大体情報通です。皆気を付けなければ駄目です。さっき言ったハウツー本が、本で言えば情報なのです。
日本の美学
情報を手に入れないと話題についていけないという心配も生まれると思いますが、情報通ほど大したことを喋っていません。

軽薄な人との会話は疲れるだけで何の実りもないので、聞き役にだけ回れば特に人間関係を悪化させずに済むでしょう。

人生が行き詰った40代が情報通になっても仕方がありません。

どうせ読むのならば本を通して、深みのある文章を読むようにしましょう。

人の思考と読書量は比例します。

マルチタスクをやめる

酒をつまみながら動画を観る若い女性
マルチタスクは日常生活の色々なところでみられます。

TVを見ながらご飯を食べる、電話をしながら車の運転をする、ラジオを聴きながら勉強をするなど枚挙にいとまがありません。

こういったマルチタスクは効率を上げているようで、パフォーマンスを大幅に低下させています。
タスクを切り替えるには無関係な思考を止めなくてはならず、そのたびに認知資源が消費される。当然、パフォーマンスは下がることになる。
マルチタスクで仕事の効率を上げようとすると、酔っぱらいながら仕事をするのと同じことになってしまう。「時間が足りない」という問題を解決しようと思って、状況をさらに悪化させているのだ。
シンプルで合理的な人生設計
私としてはパフォーマンスだけでなく心の負担もかなり大きくなっているように感じられます。

マルチタスクをしていると脳がいつも以上に疲弊していることはないでしょうか?

脳が疲れてくると同時に精神も疲れてきます。

心にゆとりがない人は、マルチタスクが多く、1つのことに集中できないことが考えられます。

1つ1つに集中した方がパフォーマンスが上がり、結果的に早く終わるので、この機会にマルチタスクをやめてみてください。

人生が行き詰ったときに私がやめた3つのこと

夢を追いかけることをやめた

進路を妥協する男性
最初に説明した通り、私は一時期医学部再受験をしていました。

中々医学部再受験をあきらめることができず、医学部再受験を費やした時間は5年ほどです。

「俺には夢がある!」「医学部再受験が俺の生きがいなんだ!」と意気込んでいましたが、歳はもう言い訳のできない30代です。

私はこの医学部再受験を通して努力すれば夢が叶うわけではないことを学ぶことができました。

実際に人の能力の限界があり、科学的に才能のほとんどが遺伝によって決まることが証明されています。
つまりは、医学部再受験で自分の能力以上のことを目指したので失敗したということです。

自分の能力以上の夢は叶わないということは、どこかで自分の能力の限界値を知る必要があります。

成績が上がらなかった時点で自分の能力の限界値が分かっていたのですが、それを無視をしてやり続けていたのが失敗だったと今では思っています。

気付くのが遅くなりましたが、私は夢を追いかけるということをやめることでやっと次のステップに行くことができました。

私のように人生に行き詰っている人は何かを追いかけたりしてないでしょうか?

といっても、夢を追いかけることを完全に否定しているわけではありません。

私たちは仕事をしなければ食っていけないので、仕事をしながら夢を追いかけた方がノーリスクで夢を追いかけることができます。

私と同じ過ちを犯さないように夢を追いかけるときは手に職を持ってから目指してください。

好条件の転職先を探すのをやめる

転職先を妥協する女性
前向きな転職活動では、やりがいの仕事や高年収の仕事を探す場合がほとんどでしょう。

しかし、自分のスペックがよくないとそもそも自分で選ぶ権利はありません。

無職になり転職活動中は、高年収で仕事が楽で定時で帰れて年間休日が多くて実家から通えるところなど色々条件をつけていたわけですが、そんな自分の思い通りの転職先はありません。

好条件の転職先を探すことをやめなければ次のステップに行くことができなかったわけです。

転職活動で行き詰っている人は私と同じように好条件の転職先を探したりしてないでしょうか?

転職活動は1つだけ自分の妥協できないところを絞り、できるだけ条件をなくて探した方が次に進みやすくなります。

これもやめることで人生の行き詰まりが改善した一例です。

いい加減に生きるのをやめた

ノートパソコンを使うビジネスウーマン
楽に生きるというのは誰もが憧れる生き方でしょうが、それだけではどうしても人は退屈するようになってしまいます。

私たちの生活のほとんどが同じことのルーティンワークですが、その中で刺激が少しでもなければ不満を覚えるのは誰もが経験していることでしょう。
生きているという感覚の欠如、生きていることの意味の不在、何をしてもいいが何もすることがないという欠落感、そうしたなかに生きているとき、人は「打ち込む」こと、「没頭する」ことを渇望する。
暇と退屈の倫理学
楽に生きるという生き方は心に平穏と余裕をもたらし、気楽に暮らすことができます。

しかし、裏を返せば怠惰に生きることに繋がり、生きるという感覚の欠如を招きかねません。

そうなると私たちは刺激を求めて「打ち込めるもの」「没頭できるもの」を求めるようになります。

少なくとも私は転職後はまったくやる気がなく、楽に働ける職場で働けることになったので、かなりいい加減に働いていました。

1年ほどは楽で転職先の職場で本当によかったと思ったのですが、1年が過ぎると楽に慣れてしまい毎日が退屈になってきました。

転職で人生の行き詰まりが改善したと思ったのも束の間、今後は『退屈』のという人生の行き詰まりを感じるようになっていました。

そこで私は仕事をいい加減にやるのではなく、適当に(100%以上の力をださない)やることにしました。

つまりは、仕事に没頭できるように無理をしない程度に勉強をすることにしました。

今では仕事に退屈することなく、仕事にやりがいを持って働くことができています。

楽に生きるというのは誰もが望む働き方ですが、楽しすぎると人生が退屈に感じすぎてしまうので気を付けましょう。

人生が行き詰まりの40代は余白を持つことが大切

人生に行き詰まる40代男性
人生が行き詰った40代の方は、何かをやめてみたり、少し考え方を変えるだけで救われることがあります。

私が人生が行き詰ったときに始めたことは『読書』です。

読書を通じて新しい価値観に出会い、考え方を変え、今回は「やめてみる」という価値観に出会うことで私は救われました。

ここでもいくつかの本の引用を紹介させていただきましたが、言葉一つで気付かされることが多くあります。

今でも辛いときや苦しいとき足を止めてしまった時には、本を読み心の栄養を注入して、また前に進みます。

私にとって読書とはなくてはならないものであり、人生の進むべき指標なのです。

特に現在無気力で何をしても楽しくない、人生行き詰ってしまったけれど何をしたらよくなるのか分からない人は読書をぜひお勧めします。

しかし、読書をするときの大切な心掛けがあります。
読書をするための一番の心掛けは、とにかく読書そのものを人生の中心に立てて、読書のためならとにかく死んでもいいと思うことです。
日本の美学
本を読んでも何も変わらない、本を読んでも意味がないという人は、死ぬ気で本を読んでいないからです。

最近ではすぐに悩みを解決をしてくれるハウツー本が流行っていますがハウツー本はいくら読んでも意味がありません。

読書習慣のない人はぜひ下記の記事を参考にしてください。
私は、『医学部再受験をやめてみる』ことで理学療法士という違う医療職を目指すことができました。

『やめてみる』力は絶大です。

あなたもあなたの人生の中でネックになっていることをやめてみてください。

やめることで心に余白ができ、穏やかに暮らせるようになります。
わたなべぽんさんの『やめてみた』『もっと、やめてみた』の記事はこちらです。
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