30代で人生のどん底でもなんとかなる!底辺からの復活劇

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30代で人生のどん底でもなんとかなる!底辺からの復活劇
泣く30代ねこ

30代ですが人生のどん底です。どうしたらいいですか・・・。

人生でどん底を味わうことは何度かあるけれど、30代でどん底になると、取り返しのつかないこともある。

人生のどん底に落ちたとき、多くの人が考えるのは「一発逆転を狙う」ことだと思う。でも、夢を見たまま終わるか、インフルエンサーのカモになって高い教材を買わされ、結局人生がまったく好転しないことがほとんどだ。

少なくとも私は自己啓発セミナーに6万円も払って参加してみたけれど、自己啓発されたのは最初の1、2日だけで、すぐに元の状態に戻ってしまった。

私は一発逆転を狙って医学部を再受験しようとしたこともあるが、まったく能力が足りずに断念。結果的に時間とお金を棒に振るだけだった。私と同じように、医学部で一発逆転を狙おうとしている人もいると思うけれど、ほとんどうまくいかない。

なぜなら、能力がないからこそ、30代で人生のどん底にいるのだと思う。
人は簡単に変わることなんてできない。だからこそ、みんな苦労しているんだと思う。

最初に私のどん底人生を少し紹介しておくと、大学を中退してから22歳から33歳までの10年以上、ずっとフリーター生活だった。30歳のときには結婚を考えていた彼女に振られ、1年間うつ状態で何もやる気になれず、まさに30代で人生のどん底にいた。

お金もない、彼女もいない、友達もいない、仕事もない、経験もない、勇気もない――ないものだらけだった。でも今は理学療法士(リハビリの専門職)として正社員で働いている。

30代でどん底にいたとき、どうやってこの状況を抜け出せばいいのかまったく分からず、私なりに活路を見つけて、なんとかここまで立て直すことができた。

結論を言ってしまえば、人生には戦略が必要だ。

何も考えずに生きていたら、人生はどうにもならない。ドラマや映画のように、突然人生が好転するような大イベントが起こればいいけれど、現実ではそんなこと滅多に起きない。

だから、自分でなんとかするしかない。でも、何をどうすればいいのか分からない。

そんな30代の人たちに向けて、私がどん底からどうやって抜け出したのかを紹介したいと思う。
目次

30代で人生のどん底から抜け出す方法

生きていくのにいくらいるのか計算する

結局のところ、人生はお金がなければ何もできない。

衣食住が最低限そろっていることが、人生において何よりも大切なのは言うまでもない。

娯楽を楽しむのは、その3つがそろって初めて生まれる余裕からくるものだ。

衣食住を最低限整えるために必要なのは、最低限の仕事。そんなことはだれでもわかりきっている。

まず生活に最低限いくら必要なのかを知りたい場合、『年収90万円で東京ハッピーライフ』の著者・大原扁理さんの生活が参考になる。彼は、年収90万円、つまり月7〜8万円で暮らしている。つまり、最低限7〜8万円あれば大原扁理さんの生き方を参考にして生きていけるということになる。
今ではどこでも最低賃金が1000円を超えているから、8万円稼ごうと思えば、20日働くとして8万円÷20日=4000円、つまり1日4000円稼げばいい。1時間1000円なら、1日4時間働けばいい計算になる。

実際に、東京のような都会でこの生活費で暮らしている人がいるわけだから、衣食住に関しては大原扁理さんのように工夫すれば、なんとか生きていくことはできると思う。

自分にとっての幸せが何なのかは人それぞれだけど、まずは必要最低限の生活を手に入れ、そのうえで大原扁理さん流のシンプルな幸福を真似するところから始めてみよう。

自分にとって何が必要か把握する

正解も連続性もない、不安定な時代だからこそ必要なのは「何をするか」ではなく、「何をしないか」を決める勇気。 習得するべきは「何かを得る」スキルではなく、足るを知る極意と「何かを削ぎ落とす」ミニマル術だ。
超ミニマル主義
私は自称ミニマリストだ。37歳で初めて就職した職場をクビになり、無職に戻ってしまったときは、本当に絶望した。

そのときに痛感したのは、「必要最低限のモノで生き、支出をできる限り減らさなければ、お金の不安からは解放されない」ということだった。

生活をそぎ落とすために、使っていないものをメルカリでほとんど売った。総額で10万円になり、いかに無駄にモノを持っていたかを思い知らされた。でも、それ以上に断捨離で得られたのは、「必要最低限のモノでも十分に暮らしていける」という実感だった。

30代で人生のどん底にいる人は、まず“削ぎ落とす”という作業が必要だと思う。

自分にとって何が必要で、何が不要なのかを見極め、いらないものはすべて手放して人生をリセットしよう。

ミニマムな生活を送るうえで、「足るを知る」ことができれば、生活に困ることなんてない。

今の時代、SNSのおかげで他人の生活を簡単に覗けるようになり、他人と自分を比べやすくなってしまった。

だからこそ、よりいっそう「自分自身の生き方」を見つめ直すことが大切だ。

自分が何に喜びを感じ、何が嫌なのか。どう生きていきたいのかを知ることで、自分らしく満足した生き方ができるようになる。

生活費を抑える

大原まりさんの食事は、朝は自作のスコーンと紅茶、昼は麺類(うどんかそば)に常備菜、夜は無農薬玄米とみそ汁、つけものという、1日300円ほどの粗食らしい。けれど、必要最低限生きていけるだけの食べ物があればいいわけだから、真似できないことはないと思う。

私も一時期、1日2食の玄米菜食をしていたことがあるけれど、正直言ってあれは“慣れ”だ。贅沢を言える立場じゃないなら、まずは生きていけるだけのエネルギーを確保することが大事だと思う。

この健康的な献立なら、体を壊して仕事ができなくなることもないし、味はどうであれ十分に素晴らしい食事だと思う。

たとえお金があって毎日おいしいものを食べたとしても、結局のところ人はそれにも慣れてしまうものだ。
「限界効用」はひと口目からふた口目、3口目への変化のことで、美味しさが減っていくのが「逓減」だ。「これ以上はもういらない」と思ったら、そこが平衡状態になる。「限界効用逓減の法則」というとなにやらすごく難しそうだけど、美味しいと思うのは最初だけで、うれしいことにも悲しいことにもいずれ慣れてしまうという、誰でも知っていることを専門用語でいっているにすぎない。
人生は攻略できる
つまり、どれだけ美味しいものを食べても、すぐに慣れてしまい、満足度は下がっていくということだ。

そう考えると、今が生活レベルの底だとすれば、この状態に慣れて現状を維持することが、今後の生活を楽にする近道になると思う。

どうせお金があって裕福になったとしても、結局はそれにも慣れてしまう。だからこそ、最低レベルの生活に慣れてしまうことこそが、これからの人生で一番賢い戦略なんじゃないかと思う。

小さなことから始める

人生のどん底にいる30代といっても、人それぞれ状況は違うと思う。でも、もし30代で無職の引きこもり状態を想定するなら、まず何よりもネックになるのは「社会に少しでも関わること」だと思う。

というのも、引きこもり生活が長くなればなるほど、年を重ねても社会性が失われ、精神は子どものままなのに体だけが大人になる。そうなると、働くどころか人と話すことすら緊張してできなくなり、それが嫌でさらに引きこもるという悪循環に陥ってしまう。

一歩踏み出すことがどれほど大変かは、同じ状況になった人にしか分からない。

親は簡単に「働け!」と言うけれど、働かなければいけないことなんて本人が一番よく分かっている。それでも勇気が出なくて動けないのだ。

だから、いきなり働くことを目標にするのではなく、自分ができることから少しずつ始めよう。

最初は、1日30分散歩するだけでもいい。それに慣れたら、図書館に行ってみる、スーパーに行ってみる、電車に乗ってみる――そんなふうに、少しずつハードルを上げていけばいい。

人間は、どんなことにも慣れていく生き物だ。最初は緊張しても、続けていくうちに自然と慣れ、行動できたことが自信につながっていく。

自分の中で「できること」と「まだできないこと」を見極めて、一つひとつ小さな目標を達成することから始めてみよう。

アルバイトに挑戦してみる

小さな目標を達成して少しずつ自信がついてきたら、次のステップは「働くこと」だ。

でも、いきなり派遣社員や契約社員、正社員として働くのはおすすめしない。

そもそも社会人としての基本的なマナーがまだ身についていない状態で就職できたとしても、年齢に見合った対応を求められる。その期待に応えられなければ、「使えない人」と思われ、自分を責めてしまうことになる。

もちろん、最終的なゴールは正社員になることかもしれない。でも、正社員になってからのほうがずっと大変だ。レベル1の状態でラスボスに挑むようなものだから、まずは自分に合った難易度のステージから始めたほうがいい。

ということで一番最初にお勧めするのはアルバイトだ。アルバイトを選ぶときは、「なんとなく興味がありそう」というくらいで十分だ。とはいえ、長く無職だったり、働いた経験がなかったりすると、最初はなかなか雇ってもらえないかもしれない。

だから、面接は落ちることを前提で受けたほうが精神的にラクだ。

私自身もアルバイトに受からなかったり、働き始めても途中でクビになったりと、苦い経験をたくさんしてきた。
アルバイトぐらい受かって当たり前だと思うかもしれないが、意外に落ちる。みんな同じだから心配しなくてよい。

でも、所詮アルバイトだ。深刻に考えすぎず、気楽にチャレンジしていこう。

30代で職歴なしなら介護士になるか医療系の学校に行く

アルバイトで働くことに慣れてきたら、次に目指すべきは正社員の道だ。

30代で職歴がない場合、現実的には派遣社員や契約社員の求人しか残っていないことが多い。でも、将来のことを考えるなら、やっぱり正社員としての就職を目指したほうがいい。

とはいえ、職歴なしで正社員になりやすいのは、いわゆる3Kと呼ばれる「きつい」「汚い」「危険」な仕事くらいだ。こうした職種は人気がなく、常に人手不足。だからこそ、就職のハードルは低いけれど、人がやりたがらない仕事でもある。

職歴なしの無職状態からこういった仕事を始めると、確かに挫折するリスクもある。でも、「まず働く」という意味では現実的な選択肢の一つだと思う。

その中でも特におすすめなのが介護職だ。他人の下の世話をするのは最初こそ抵抗があるかもしれないが、人は意外とすぐに慣れる。

介護職のいいところは、「やりがい」を感じやすいことだと思う。

やりがいというのは、仕事を長く続けるうえで欠かせないもので、私は給料の次に大事な要素だと思っている。

ただ、介護職は厚生労働省による処遇改善のおかげで少しずつ低賃金が解消されつつあるとはいえ、依然として給料が安いことで知られている。

介護福祉士の平均年収はいろんなところでデータとして出ているけれど、地域や施設によってかなり差があるので、あまり参考にはならない。実際のところは、自分の住んでいる地域で募集している介護士の求人を見て、給料を確かめるのが一番現実的だと思う。

人生のどん底にいるときに贅沢な悩みかもしれないが、「他人の下の世話なんてしたくない」「もっとやりがいのある仕事がしたい」「それなりに給料が欲しい」と思う人もいるはずだ。

私もその一人で、職歴なしのフリーターの身でありながら、人並みの給料をもらいたいと思っていた。

「3Kの仕事はしたくない」「介護職にもなりたくない」「世間にある程度認められている職につきたい」と思っているなら、医療系の学校に通って国家資格を取るのがおすすめだ。

医療系の資格の力は本当に大きい。実際、私は37歳まで職歴がなかったけれど、国家資格を取ったおかげで、正社員の理学療法士として就職することができた。

詳しいことはここでは省くけれど、もし学費の問題をクリアできるなら、医療系の資格を手に入れることを強くすすめたい。

学校生活は、勉強&バイトに励む

学校生活は新鮮で、人生の中でも輝かしい時期のひとつだと思う。だけど、30代での大学生活は正直、かなり浮く。

思っている以上に30代は見た目に年齢が出る。まだまだ20代に見えるだろうと思っていると、現実とのギャップにショックを受けることになる。

さらに、体力や記憶力の面でも20代の学生とは明らかに差があることを実感する。

そもそも、人生のどん底で対人恐怖症の状態なら、フリーターとして少し人と関わっていたとしても、最初はまともにコミュニケーションを取ることすら難しいと思う。

私も33歳で大学に入学したときは、周りの20代の学生に完全に浮いていた。でも、1年もすれば同期の友達もでき、今でも卒業後に交流が続いている。

コミュ障でも、時間をかけて一緒に過ごしていけば、ちゃんと仲間として受け入れてもらえる。だから、最初から新しい環境を怖がる必要はない。

ただし、勉強だけは本気でやらなければいけない。30代になると、どうしても記憶力が落ちる。20代と同じペースで勉強していたら、普通に留年してしまう。

ストレートに卒業したいなら、人の倍は勉強する覚悟を持ったほうがいい。

アルバイトは学費のためにするものだと思う。

学費をどうするかを考えたとき、奨学金を思い浮かべる人も多いと思うけれど、奨学金は名前こそ「支援」っぽいが、実際は借金だ。卒業後はもちろん返済していかなければならない。

ただでさえ手取りが少ないなかで、月2万円の返済が15年続く生活を想像してみてほしい。かなりきついはずだ。

就職できたとしても、卒業時点で30代後半になっている。だからこそ、できる限り奨学金というリスクは避けたほうがいい。

正社員で就職できれば30代でも人生のどん底からは脱出できる!

医療系の学校を順調に進級していけば、最終学年には就職活動と国家試験が待っている。

学年が上がるごとに、まるで階段を一段ずつ上がるように、少しずつ無理なく自分を成長させていけると思う。

30代で人生のどん底からいきなり就職活動をして正社員を目指すのは、階段を100段一気に飛ぼうとするようなものだ。でも、学校という環境で一つひとつレベルを上げていけば、自然と自信がついていく。

だから、最終学年になる頃には、就職活動も国家試験も「無謀」ではなく「現実的な挑戦」になっているはずだ。

多くの人が一番不安に思うのは就職活動だと思うけれど、医療系の資格は本当に強力で、選ばなければ確実に就職先はある。

「選ばなければ」というのは、もし自分が採用担当者だったらと考えてみてほしい。30代で未経験の新人を積極的に採用したいと思うだろうか。立派な経歴がある人なら別だが、そうでなければ正直、採用側から敬遠されることもある。

企業は年齢が高ければ経験豊富な人を求めるし、新人を採るなら若手を優先するものだ。

それでも、求人の中には「急募」や「応募がほとんどない」職場もある。そういったところなら、資格さえあれば採用されやすい。

「どうせ働くなら、良いところに就職したい」と思うかもしれないが、それは少し贅沢だと思う。まずは経験を積み、人脈を作ることから始めよう。そのうえで転職していけば、希望の職場に近づくのはずっと簡単になる。

もちろん、年収が高い職場は競争が激しくて入りにくい。でも、ワークライフバランスを重視した職場――たとえば残業が少ない、仕事量が多すぎない、年間休日が多いなど、ほどよく楽に働ける環境ならいくらでも見つかる。

大切なのは、どん底から少しでも早く抜け出すこと。そして、ただ抜け出すだけでなく、「この先の人生をどう楽に生きるか」も考えていくことだ。

就職できても、それがブラック企業だったら、せっかく這い上がった人生がまた最悪な方向に戻ってしまう。

30代で人生のどん底から抜け出した後も人生は続く

当たり前のことだけど、正社員になった後も人生は続いていく。

正社員になるまでの道のりに比べれば、働き始めてからのほうが精神的にはずっと楽だと思う。でも、仕事がつらいと感じることもあれば、辞めたいと思う瞬間も必ずある。

医療系の資格のいいところは、経歴や職歴が悪かったり、年齢が高かったりしても比較的転職しやすい点だ。これこそ国家資格の強みであり、だからこそ無理に合わない職場で耐える必要はない。自分に合わないと思ったら、潔く辞めて次を探したほうがいい。

医療職は「やりがいのある仕事」に分類されるけれど、給料は国の医療保険や介護保険の制度に左右されるため、どうしても頭打ちになりやすい。

どんな仕事にもメリットとデメリットはある。だからこそ、「足るを知る」ことが大事だ。正社員として働けるようになったこと自体を、まずは誇りに思ってほしい。

仕事で充実感を得るために必要なのは、結局のところ「一生懸命働くこと」だけだと思う。

せっかく人生を立て直せたのだから、不平不満は心の中にしまっておいて、今目の前にあることに集中しよう。

そして、少しでも早く社会性や専門性を身につけて、職場で必要とされる人間になっていこう。

30代が人生のどん底を抜け出すために読書が必須な理由

雨の日、窓際に座って読書をする眼鏡の女性
30代で人生のどん底に落ちると、人生を諦めてしまい、何か行動を起こそうという気力すら湧かなくなることがある。

特に実家暮らしの場合、衣食住が親によって与えられているから、生きること自体に困ることはない。だからこそ、怠惰な生活を送ることに何の支障もなくなってしまう。

たとえ親がいなくなったとしても、最悪生活保護という手段があるため、生存という意味では行き詰まらない。

しかし、30代でどん底の状態にあるときの精神は本当に不安定で、考え方を変えない限り、行動する気力が永遠に戻ってこない可能性がある。

私の場合、母親に勧められて読書を始めたことがきっかけだった。本を読むうちに「生きるとは何だろう」「自分がしたいことは何だろう」「どうすれば自分らしく生きられるだろう」といった“問い”が自分の中に生まれた。それが、どん底から這い上がるきっかけになった。

読書というのは、答えを見つけるためにするものではない。むしろ、自分の中に新しい“問い”を生み出すための行為なんだと思う。
現代人が共通している読書の目的というのが、何か自分の疑問点に対する答えが欲しいということが挙げられます。これは私の経験から、今まで会った人が全員そうでしたから。しかしこれが間違いなのです。そうおもって読んでいる限り、いかに優れた本も全部ハウツー本の価値しかなくなってしまう。本当に優れた人が書いたものを本当に自分が付き合うということは、優れた人が悩んだ悩みを自分も受け取るということなのです。それは、問いを与えてもらうということです。
日本の美学
YouTubeで有名な人たちの動画を見れば、人生の生き方を教えてくれるように思えるかもしれない。けれど、そうしたハウツー的な内容を真似してみても、実際にはほとんどうまくいかないし、心にも深く残らないことは、あなた自身が一番よく分かっているはずだ。

本を読むことで、自分の中に少しずつ“問い”が生まれ、人間としての深みが増していく。読書はそのためにあると言ってもいい。

そして、本を読み続けていれば、必ず自分にとっての「座右の銘」と呼べる言葉に出会う。その言葉が、あなたを行動へと導き、人生のどん底から抜け出すきっかけになるはずだ。
感動したことがあったら、なるべく簡単な言葉に直して、自分の言葉として覚えてほしいのです。自分の言葉として、自分の座右銘として覚えてほしい。座右銘になったものは、ある意味では自分にとっては永遠の書物になる。だから座右銘を唱えるということは、毎日書物を読み返しているのと同価値だと言いたいのです。
日本の美学
私は本の中で感動した言葉を、こうして引用するようにしている。

そういった言葉の一つひとつに助けられ、それを自分の行動へと変えてきた。

名著に出会うことはそう多くないけれど、たくさんの本を読んでいけば、自然と良書と悪書の違いが分かるようになる。

ひとつの目安として、読んでも“問い”を与えてくれず、ただハウツーばかりが書かれている本は、悪書と言ってもいいと思う。

あなたの人生を変えてくれる一冊に出会えることを願っている。

ちなみに、私は執行草舟先生の『生くる』を読んで、初めて読書の本当の楽しさに気づくことができた。もし機会があれば、ぜひ読んでみてほしい。

30代が人生のどん底から抜け出した後に、やるべきこと

年収を増やすために副業をする

正社員になった後にやるべきことは、年収を少しずつでも上げていくことだ。
とはいえ、本業での昇給を待っているだけでは、いつまで経っても収入は増えない。

今の時代、年収を上げるために必要なのは「副業」だと思う。
本業とは別に、自分の好きなことの中から副業を選び、毎日少しずつでもいいから続けてみてほしい。

私も副業としてブログをやっているが、作業時間は朝の1時間ほどだ。

副業のいいところは、本業の収入があるからこそ、安心して自由に好きなことを始められる点にある。本業では、嫌なことや苦手なこともやらなければならないが、副業は自分でやる内容を選べる。やりたいことだけをやっていいのだ。

ただし、副業で稼ぐのは簡単ではない。毎日1時間ほどの作業を半年続けても、得られる収入は数千円ほど。それでも、自分の力でお金を生み出す感覚は何にも代えがたい経験になる。

全然稼げないじゃん!!!

と思うかもしれないが、1〜2年と副業を続けていけば、収益が指数関数的に伸びる可能性もある。

「可能性がある」と言ったのは、もちろん確実ではないからだ。副業で収益を上げるためには、ちゃんと知識を身につけて取り組まなければならない。何も考えずにやみくもに続けても、稼げるようにはならない。

会社勤めの人には実感しづらいかもしれないが、自分のコンテンツで100円を稼ぐことですら、本当に大変なことなんだ。

それでも、副業は自分の好きなことを選べるから、楽しみながら続けられると思う。
だから、ぜひチャレンジしてみてほしい。

目標を設定する

次に、30代で人生のどん底から抜け出したあとにやるべきことは「目標の設定」だ。

人生というのは、変化がないととても退屈に感じるものだ。ただ生きているだけでは、刺激がなくて苦痛にすらなる。だからこそ、ある程度の刺激を自分で作り出す必要がある。

そのために大事なのが「目標を持つこと」だ。

ただし、最初から大きすぎる目標を立てるのはよくない。達成できないと挫折してしまい、自信を失う原因になるからだ。

小さな目標を立てて、ひとつずつ成功体験を積み重ねていこう。小さな成功でも、それが自信につながり、次の目標に挑戦する力になる。そうして少しずつ高みを目指していくうちに、自分が成長している実感を得られるはずだ。
いまはダメでも、死ぬ気になって何度も何度も挑戦すれば、必ずできるようになります。しかし、もしも「自分には才能がないから」と思ってしまったら、そこまでです。「このへんでいいや」と思ったときが、終わるときです。 
成功に価値は無い!
人間というのは不思議なもので、「このへんでいいや」と思った瞬間から、努力をやめて怠けた生活に戻ってしまう。

その結果、せっかく正社員として働いていても、心の中はまたどん底にいた頃と同じような感覚に陥ることがある。
もし目標を立てるのが難しいと感じるなら、新しい刺激を求めて簡単なことにチャレンジするだけでもいい。

たとえば、行ったことのない店に行ってみる、行ったことのない場所に出かけてみる、食べたことのないものを食べてみる――そんな些細な変化でも構わない。

変化のない毎日は本当に退屈だ。だからこそ、刺激を求めてどんどん行動していこう。

30代が人生のどん底から立ち直るには、一歩踏み出すこと

1歩ずつステップアップしていくサラリーマン
30代で人生のどん底から立ち直るために必要なのは、どんな些細なことでもいいから「一歩踏み出すこと」だ。

行動しなければ、現状が変わることは絶対にない。たとえ小さな目標でもいいから、行動して、それを一つひとつ達成していこう。

私がブログを始めたときも、最初はネット上に自分の文章を公開するのが恥ずかしくて、まずは手書きの日記から始めた。そこから毎日の日記をネットに投稿するようになり、やがて無料ブログで記事を書くようになって、今の形にたどり着いた。

まるで階段を一段ずつ上がるように、少しずつステップアップしてきただけだ。

いきなり大きすぎる目標を達成しようとするのは無謀だが、自分ができそうな小さな目標に分けて取り組めば、いつかは大きな目標も達成できる。

人生とはそういうものだ。だから、自分のペースで一歩ずつ進んでいけばいい。
のんねこ
ミニマリスト
現在は理学療法士という医療従事者として働いていますが、かなりの底辺な人生を歩んできました。

22歳で大学中退⇒フリーターを10年以上経験⇒医学部再受験失敗⇒33歳で理学療法士養成大学に進学⇒37歳で理学療法士として初就職しましたが、人間関係のトラブルで40歳で無職に逆戻り。なんとか転職先を見つけて現在働いています。
こういった経験からお金を大切に使うためにミニマムに生きることにしました。

失敗ばかりで成功体験なんてほとんどありませんが、私と同じように社会の底辺の方でも、ミニマリストになることで人生を上手く生きていく方法をご紹介できたらと思います。
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