浪費癖を直す7つの方法|具体的な事例に沿って紹介

浪費癖を直す7つの方法
悩みねこ

ついつい買い物で余分なものまで買ってしまう
浪費癖が直らないよ~(涙)

ここでは、浪費癖を直す7つの方法を紹介して、お悩みを解決します。

近年、脳科学や心理学の進歩により、私たちの脳にはさまざまなクセがあることが分かっています。
ひよこ先生

脳にはムダづかいをするクセがあります

驚きねこ

な、なんだって!?

正確には、私たちは「買っている」のではなく「脳に買わされている」のです。

脳は少しでもエネルギーのムダを省くために、できるだけ「反射的に」物事を判断したりします。

この「反射的に」物事を判断する能力のせいで、「買う」方向に誘導されて浪費という形に繋がります。

企業としても消費を促すために定期的に〇〇%還元キャンペーンをしたり、ポイントアップキャンペーンをしたり、何%OFFキャンペーンとあの手この手を使ってモノを買わせようとしてきます。

わざわざこういったお得キャンペーンを利用するために、必要のないモノまで購入させられているのです。

本来キャンペーンをしていなかったら消費していなかったお金を無駄に使わされているわけです。
お得であればあるほど、反対にお金が貯まりません。

ミニマリストなのにお金が貯まらない人はこういったマーケティングにひかかり、お金を無駄にドブに捨ててしまっているのです。
こういったマーケティング戦略に引っ掛からないための浪費癖を直す方法を具体的に事例をだし、その対処法も紹介していきます。
目次

浪費癖を直す7つの方法

買い物でストレス発散を直す

買い物をする女性
主な症状
  • ストレスが溜まるとつい、買いすぎてしまう
  • 買っただけで満足し、包装がといていなかったり値札がついたままのものがある
  • かたちから入ることが多いが、飽きっぽくて長く続く趣味がない
買い物をするときは欲しいものがあると、ついつい「ときめいて」しまいます。

実は、この『ときめき』の正体は、脳の中に「ドーパミン」という物質が分泌されることによってもたらされた、一時的な興奮にすぎません。
バカンスねこ

欲しいものがありすぎて困るぜ~!

欲しいものがあると

脳内興奮(ドーパミンの放出による)⇒衝動買い(一時の満足感が得られる)⇒ドーパミンの放出がやみ、興奮が冷める(満足感の消失)⇒なんで買ったんだろう?と後悔する

という流れで買い物しても後悔してしまうのです。

メルカリに気を付けよう

メルカリなどのフリマは欲しいものを安く買うことができます。

欲しいものを安い値段で買えた時、お得感で『ドーパミン』が放出されます。

買うつもりがないものでも、安い!お得!と思って買ってしまったことはないですか?

私は、
しょんぼりねこ

クーポンでてるから、使わないと損じゃん・・・

と無駄な買い物をよくしてしまうことがあります。

メルカリはよくクーポンを発行しているので要注意です。
クーポンなどもドーパミンの放出を利用しているので気を付けましょう。

処方箋

  1. なるべくネットオークション、ネットフリマはしないようにする
  2. 「欲しいもの」を目の前にしたときの「脳の高揚感」に気付く
  3. 「脳の高揚感」にとらわれていると感じたら、できれば3日、最低でも15分間、時間をおく。それでも欲しければ買う。
買ってもいいです。しかし、必ず時間をおいてから買うようにしましょう!!!

ランキング1位、ベストセラーで買ってしまうのを防ぐ

ランキング1位のイメージ
主な症状
  • 「ランキング1位」「女優の〇〇さんも愛用」という売り文句で買ったものを後悔したことがある
  • 「ベストセラー」の本を買ったものの、結局読まない
笑顔ねこ

みんな大好きランキング1位

ランキング1位だと、無条件にみんなが買っているから凄くいいものに違いない!と思ってしまいますよね。

私もよく本を買うときは、ランキング1位のものをついつい買ってしまいます。

心理としては、やはり誰もが買い物に失敗したくないので、人が買っているモノを買うことで「失敗することはない」という安心感を得たいのです。

ハロー効果

この言葉を聞いたことありますか?

ランキング1位のような目立ちやすい特徴に影響されて、他の条件を簡単に変えてしまう脳のクセです。

例でいうと、東大生とFラン大学生が「この勉強法が最高です!」といった場合、どちらを信じてしまいますか?

明らかに東大生ですよね。

もしかしたら、Fラン大学生は、各国を渡り歩き見聞を広め、実は自分の会社を経営しているかもしれません。

しかし、内容はともかく肩書で判断してしまいます

『ランキング1位』や『ベストセラー』はハロー効果を引き起こしています。

ランキング1位やベストセラーは、マーケティング戦略になっている場合があります。

CMや新聞などの広告の取り扱いの数が増えれば増えるほど、目に入る回数が増えるので思わず買ってしまい、ベストセラーになる可能性があります。

買い物をするときは、『ランキング1位』や『ベストセラー』いった言葉に気を付けるようにしましょう。

また、3BといわれるBeauty(美人)、Baby(赤ちゃん),Beast(動物)も使うと注目されやすく好感が得られるのでCMで起用されることが多いです。

これらも気を付けるようにしましょう。

処方箋

  1. 「人気・人のおススメ=価値が高い」という思い込みを捨てる
  2. 「美人・赤ちゃん・動物」が登場する誘導効果の高いCMは、いつもより一歩引いた視点でみる
  3. 「もともと欲しかったものか?」「どのくらいの頻度で使うのか」お金を払う前に自分の日常と照らし合わせる

「節約しよう」と思っているのに、お金がたまらない癖を直す

節約できなくて悩む女性
主な症状
  • 財布に入っているお金が増えると出費も増え、お金が貯まらない
  • タクシーをよく利用する
  • 自分が何にお金を使ったのか把握できていない
  • 預金残高<一か月分の収入額となっている

正常性バイアス

医者ねこ

高血圧と言われたことはありませんか?

しょんぼりねこ

ありますけど、何も症状がないのでそのままにしてます

しょんぼりねこ

自分元気だから、そこまで心配しなくても大丈夫なのにな~

この「自分だけは大丈夫、何とかなる」という心理の働きを「正常性バイアス」といいます。

お金が貯まらない人はこの「正常性バイアス」が働いています。

このまま出費をしていると今月は赤字と分かっていても、今普通に生活できていると「なんとかなるだろう」と思って判断してしまいます。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

たとえば、火災報知機が鳴ったとしても、誤報かな?と思ってすぐには逃げませんよね。

警告に対していちいち反応していると精神的に疲れてしまうため、脳は無意識にその警告を軽く見積もります。

こういった理由から、今月出費が多くても「大丈夫」と思ってしまう傾向にあるのです。

私自身も、ブログのおかげで収入が増えた時に同じように支出が増えてしまい、結局貯金額が変わらなかったことがあります。

人は「収入が増えたのだからこれぐらい買っても大丈夫だろう」とつい財布のひもが緩くなりがちです。

無駄な買い物をすることがあなたにとっての心豊かな生活なのでしょうか?

お金の使い方は本当に難しいですが、一つ一つのモノを他人と同じように大切にする気持ちがあれば大きく失敗することはないでしょう。

これを機会にお金の使い方がいまいち分からない方はぜひ下記の記事を参考にしてみてください。

処方箋

  1. 家計簿をつける前に、具体的な目標や予算を決める
  2. 一か月収入がなくても食べていけるお金がない人は、特に「正常性バイアス」の影響が強いという自覚をもつ
  3. 「突然の出費」にどれだけお金が必要かを知っておく

見栄でものを買ってしまうのを直す

カフェで料理を撮影する女性
主な症状
  • 「新商品」「最新機種」といった新しいものが大好き!
  • SNSに、行ったところや食べたものを投稿している
  • 大きなブランドロゴの入った服や鞄が好き

自己顕示欲

「みんなが旅行に行ってるいるから自分もいきたい」、「友達が新しいブランドの製品を持っていたから、自分もほしくなった」

自分の「こうしたい」「これが欲しい」という気持ちよりも、他人の行動に影響を受けているとしたら、そこには「自己顕示欲」が働いています。
バカンスねこ

最新のスマホ、最新の車、最新の服。
最新のものを持ってる俺ってかっこいいぜ~!

特に最近ではSNSが流行っているため、自己顕示欲をアピールできる場が増えています。

Youtube,twitter,instagramこれらのSNSによって、「他人」のリア充ぶりをみていると、「いいな」「うらやましいな」「自分も欲しいな」と思ってしまいがちです。

どうしても嫉妬心からか、「自分も同じところに行ってみたい!」「食べてみたい!」と欲望に駆られます。
こんなこともあって、私はX(旧twitter)をやめています。
私は一時期、最新のapple製品がすべて欲しくてiphone,apple watch,ipad,airpods pro,homepad miniとなんでも最新のものを買ってしまったことがありました。

この時、1か月の支出が収入を超えていました。散財もいいとこですね。

自己顕示欲が強くなるのは、自分に自信のない証拠です。

どんなにお金をかけて、「自分はすごい!」と思えても、次の瞬間には栄光は過去のものになってしまいます。

そうすると、次の栄光を手に入れるために、よく多くの時間とお金が必要となります。

どうせ自己肯定感を上げるならば読書であげましょう。

本の読み方を変えるだけで自己肯定感が上がります。

処方箋

  1. SNSを見ない。投稿しない。(やめるのが一番効果があります)
  2. モノを買うときに誰かの顔が浮かんだら、自己顕示欲で買ってしまっていることを自覚する。

値下げしてあるものをつい買ってしまうのを直す

半額 値引きシール
主な症状
  • 値下げの値段が書かれた商品を買いがち
  • 値下げしてあるものを買ったら、型落ち商品だったことがある
  • 贅沢をしているつもりがないのに、生活費が上がっている

アンカリング効果

値引きされた値札
上のイラストのような値札がついていると、直前はいくらだったかに購買意欲が大きく影響されてしまいます。

この認知バイアスを「アンカリング効果」といいます。

私たちが何かを購入しようとするとき、「何かの基準」として相対的に検討します。

この「何かの基準」として参考にしやすいのが「直前の値段」というわけです。

この値札をみただけで、お買い得に感じ、ついつい購入してしまいますよね。

amazon、楽天、ヤフーなどなどよくセールをやっているので、セールになると大量に買ってしまう人も多いのではないでしょうか。

最近ではブラックフライデーという大型のセールをやっていることが多くなり、そこでここぞとばかりにモノを大量に買ってしまいます。

私の考えとしては、セールのときに買うのではなく、必要だと思ったときに買うのが一番冷静に買うことができ、無駄な買い物がなくなるので総合的にみて得になることがほとんどです。

セールを意識しない買い方をしていると、お金の使い方が上手になります。

値下げに騙されてモノを買ってはいけません。
バカンスねこ

安い時に大量に買わないと損だぜ~!

処方箋

  1. 「値下げしてる!買おう」と衝動買いしそうになったら、ネットで他の店の価格を検索してみる
  2. 毎月、家計簿アプリなどで自分の習慣的な出費を見直す

「損」をしたくないという気持ちによる損失を直す

損をしたくなくて悩む女性
主な症状
  • 「セール」「アウトレット」で買ったものに使わないもの、着ない服が多い
  • いくつもの通販サイトやショップから、メールやはがきを受け取っている
  • 「セット割引」や「パック料金」を利用しているが、実はその内容を知らない

損失回避性

私たちの脳は「得よりも損を多く見積もる」という傾向にあります。私たちの脳は「とにかく損をしたくない」という働きが強いのです。これを、「損失回避性」といいます。この心理は、本来なら「損」といえないような小さなことにも働いています。

たとえば、会員限定のセール情報や、先着〇名様にプレゼント(ノベルティ)、何%OFFクーポンなどがあると、あたなの脳に「欲しい」「買わなくちゃ」「買わないともったいない」という損を避けるための脳の仕組みがあるのです。

結局、無駄遣いが増えて、大きく損失するわけなのですが、こういったセールを逃す方が損をすると短絡的に考えてしまうようです。

他にもポイントカードには有効期限がありますが、有効期限が近づいてくると「ポイントがもったいないからつかわなといけない」という心理が生まれます。

ポイントを全部使いきれても新たにポイントが付与されるのでまたそのポイントを使わなければいけなくなり堂々巡りになってしまいます。

結果、無駄な買い物をし続けるという悪循環になるので、有効期限付きのポイントカードは持たないのが賢明です。

処方箋

  • 通販サイトやショップのメールやはがきはすべて解除する
  • ポイントカードは厳選し、有効期限のあるものはとくに持たない
  • ノベルティ(おまけ)そのものに「お金を払う価値」があるかを考える

1週間お試し無料につられて、そのまま買ってしまうのを直す

無料体験のイメージ
主な症状
  • 「1週間おためし無料」「いつでも返品可」とあると、つい試したくなる
  • 「来店するだけでプレゼント」をよくもらう
  • 携帯電話や生命保険の契約プランを何年も見直していない

保有効果

「1週間お試し無料」の広告が最近増えましたね。

私がu-next,apple music,youtube premiumなどなどお試しで使えるものが多いです。

一度手に入れたものを、手放したくなるなることを「保有効果」といいます。

アメリカの行動経済学者、ダニエル・カーネマンの実験で保有効果は持っている期間の長短にかかわらず発生することが分かっているそうです。

一度購入してもらえれば、ほとんどの人は返品してこないことが証明されているそうですがこれには驚きです。
驚きねこ

1週間お試し無料で試用させれば、儲かり放題じゃないか!

最近は、サブスクリプションも増えなんとなくお金を払っているものも多くなりました。

私もネットのセキュリティ対策に500円払っているのですが、現在もめんどくさくて解約してない状況です・・・。

こういったものは塵も積もれば山となりますので注意しましょう。

処方箋

  1. まずは使っていないサブスクリプションから整理しましょう。
  2. 行っていない習い事、読んでいない新聞、メルマガを解約しましょう
  3. なるべく一度きりで支払いを済ませられる買い方をしましょう

無料という言葉に弱く、余計に買ってしまうのを防ぐ

0円無料イメージ
主な症状
  • 通販では「送料無料」の金額になるまで買い物をしてしまう
  • 「入会金無料キャンペーン中」で習い事を始めたものの、あまり通っていない
  • LINEの「無料スタンプ」を使っている

送料無料の罠

「〇〇円以上」で無料といわれると、ついその金額を目標にして無駄に商品を購入してしまいます。

「無料」という言葉の影響力で、私たちの消費行動を変化させ、余計なものまで購入するようになるのです。
しょんぼりねこ

だって、送料無料まで買わないと損した気分になるんだもん・・・

LINE無料スタンプは、タダだからいいんじゃないの?

フリーミアムという造語があります。

これは「フリー(無料)」と「プレミアム(割増料金)」の組み合わせた言葉で、スマホのアプリでよく使われるマーケティング戦略です。

基本的なサービスは無料で広くたくさんの人に使ってもらい、そして一部のユーザーが有料会員となってそのサービスの売り上げに貢献するというモデルです。
のんねこ

無料で使っていても、有料のも使いたくなるんだよな~

しかし、無料スタンプも企業が「無料スタンプ」を提供することで、広告宣伝を効果的に行うことができます。

毎日、その企業のスタンプを使っていると親近感が得られます。この親近感が得られる効果を認知心理学で「単純接触効果」といいます。

そして、その企業の商品を見ると、その企業に親しみを抱いているので自然とその商品を取ってしまうというわけです。

処方箋

  1. 「無料」のものには、「無料」になるだけの理由や戦略がある。
  2. 「無料」はコストゼロではないと知っておく。
  3. 「無料」がウリのものには近づかない
ただより高い物はないて本当ですね。

まとめ

ここでは浪費癖を直す7つの方法を紹介させて頂きました。

企業の戦略を知ることで、一歩引いたところからその商品を見ることができます。

SNSなどで広告が増えている現代です。消費者に買わせようとする戦略でいっぱいです。

完全には防ぐことは難しいです。ここに書いてある処方箋を実践してもらって、なるべく無駄な買い物をやめましょう。

この記事は下記の本を参考にしています。読むとさらに詳しくと書いてあります。
そもそもモノへの執着が購買に繋がってしまいます。

私はモノを買うことがほとんどなく、それも断捨離をしたおかげだと思っています。
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