【どっか行きたい病】どこでもいいからどこかへ行きたい pha

【どっか行きたい病】どこでもいいからどこかへ行きたい
悩みねこ

毎日の閉塞感で気分が落ち込む
どこでもいいから、どこかへいきたい。
1人で観光地に行っても、つまらない。
現状を何とかしたいけれど、どうすればいいのか分からない

こんなお悩みを解決してくれる本を紹介します。

気分が落ち込むと現実から逃げようと『どっか行きたい病』にかられます。

『どこでもいいからどこかへ行きたい』の著者であるphaさんも無性にどこかに行きたくなることがあるようです。

phaさんの場合は、日常では気づかないことに気づくため「今までと違ったことをして、違う場所にいってみる」ことをおススメしています。

私たちは毎日様々なストレスを抱えて日常を送っています。

そのストレスが溜まりに溜まって、気分の落ち込みへと繋がります。

しかし、日常をただ送っていると自分の体のSOSに中々気づけません。

日常から距離を取ることによって、自分を客観視することがいかに大切かをこの本は教えてくれます。
目次

phaさんはどんな人?

phaさんは、「日本一有名なニート」という謎の肩書を過去に持ち、長年にわたってギークハウスというシェアハウスを運営していました。

今は一人で住んでおり、文章を書いて生計を立てているみたいです。

若い頃はエネルギーがあったので、「何か大きいことをやらなきゃ」という思いも多少はあったんです。それでいろいろやってきたけど、この歳になると「自分にできるのはたいしたことじゃない」「自分が頑張っても、世界は変わらない」と気づいてしまったんです。

どこでもいいからどこかへ行きたい
結構なダメぷりですが、わたしも40歳になりましたが、同じ気持ちです。
しょんぼりねこ

歳を取ると、夢を追いかけるとか、何かを頑張るとかエネルギーがどうしてもわかなくなってくる・・・

むしろ、人生も半分終わったので、「人生こんなものか」という諦めがでてきます。

40代以上の方は、共感できる部分が多いのではないでしょうか。

旅=観光地巡りではない

旅をする男性
悩みねこ

毎日毎日同じことの繰り返しで嫌になる。
どこかに行きたいけれど、観光地みたいな人混みが多いところは嫌い。

どうしても旅行となると観光地巡りというイメージが強く、移動時間を楽しむというより、観光地で楽しむことが多いです。

僕が旅に求めているのは、珍しい経験や素晴らしい体験ではなく、単なる日常からの距離だけです。

どこでもいいからどこかへ行きたい
決まった時間に起き、同じルーティンで過ごし、決まった時間に会社に行く。帰ったら、また同じルーティンを繰り返す。

同じ場所、同じ風景、同じ人。

旅で一旦日常をリセットして距離を取って振り返ってみると、普段の生活のおかしさや行き詰りや、もしくはなんでもないようなことが幸せだったと気づいたりする。

どこでもいいからどこかへ行きたい
旅の移動時間でいろいろ考えます。

「どこに行っても街の風景はそんなに変わらないな」とか、「綺麗な景色をみててもすぐ飽きるな」とか、「将来どうしようかな」とか。

いつもの日常から距離を取ることで、今の生活の良さだったり、求めすぎている自分に気づいたり、結構毎日幸せだったんだなと気付くことができます。

旅自体に何も意味がなく、楽しいと感じなくても、距離を取って考えたことに意味があると思います。
しょんぼりねこ

日常から距離をとるのって大切・・・。
毎日幸せだったんだな。

人生を劇的に変えてくれるもの

湖を見ている女性

結論からいいますと、phaさんはそんなものは存在しないと言っています。

憧れていたものを実際に手に入れても、世界も自分も大して変わらなかった。人生を劇的に変えてくれる「何か」なんて存在しなかった。

どこでもいいからどこかへ行きたい
恥ずかしながら、夜の営みをしたら、本物の男になれると思っていた若き青春の時期がありました(笑)

人生の転機と呼ばれるものはあると思いますが、結局人間の本質なんてそんなに変わらないと思います。
しょんぼりねこ

人生を変える出会い、本、旅・・・そんなものは存在しなかった

結局、自分が欲しいものは最初から全て小さな部屋の中にあった。外に何かを求める必要はない。

どこでもいいからどこかへ行きたい
人てどんな環境においても、いつかは慣れますよね。

何かに挑戦してもいつかは慣れ、飽きがくる。

「人生とはこうゆうものか」という悟りみたいな気持ちになります。

世界に画期的な変化なんてほとんど起こらなくて、ほとんどは少し世界の見方を変えることで何かが変わった気がするだけだ。

どこでもいいからどこかへ行きたい
考え方次第で、世界の見え方が変わった経験はよくあります。

「青い鳥」という本を読んでから、「幸せは求めるものではなく、気づくものだ」ということを知り、世界ががらりと変わりました。

病気をしていようが生活保護を受けていようが、何をしていようが、もともと幸福というのは足元にあります。
しょんぼりねこ

親が元気でいる、毎日ご飯が食べれる、自分を大事に思ってくれる職場がある・・・幸せだったな~

散歩の仕方

海を散歩する女性

遠くまで海外旅行をしたとしても、物を見る姿勢に新しさがなければ、ガイドブックに載っている情報をなぞるだけで何も新しい気づきを得ずに終わるだろう。

どこでもいいからどこかへ行きたい

細かい場所に面白さや新しさを見いだせる視点さえあれば、家の近所を散歩しているだけでも毎日新たな発見がある。既知と思っていることの中にもいくらでも未知は隠れているものだ。

どこでもいいからどこかへ行きたい
自転車より散歩が好きです。

理由は、速度が遅い分、細かいところに気づけるからです。

同じ場所でも四季の移り変わりがよく分かります。

アジサイが咲いたら梅雨の訪れを感じ、蝉が泣き止んだら夏も終わりかと感慨深くになります。

少しいつもと違う道を通るだけで、「こんなところに神社があったのか」と新しい発見ができ、「この細い道通ったらどこに通じているんだろう」と冒険心をくすぐられます。

近くであっても十分冒険できます。

目の位置を少し変えるだけでもどんな場所にも楽しみは見いだせるものだと思っています。
しょんぼりねこ

近所を歩いているとたまに挨拶されるから、ちょっと嬉しい

どっかに行くことで家の良さが分かる

自宅でストレッチをする女性
どこかに出掛けると大抵疲れます。

家に帰るとほっとし、改めて家の良さに気付くことができます。

逆に家にずっといるとそれはそれで嫌になってきて、遠くに行きたくなってきます。

要するに人は定期的に今いる場所の良さに気付くために、今いる場所から離れる必要があるということです。

出掛けても楽しいとは限らないし、お金は使うし、疲れるけれど、それでも「どっかに行きたい」と思うのは今ある幸せに気付くために大切なことなのです。

どっか行きたい病のあなたへ

ここに紹介した以外にもサウナの魅力、高速バスの魅力、漫画喫茶の魅力などなどいろいろな旅?の楽しみ方がかかれています。

観光地に行くだけが旅ではありません。

毎日がマンネリ化して気分が落ち込むようなら、日常から距離を取るために旅にでてみましょう。

具体的には電車に乗って知らない駅で降りてみる。その駅の周りをぶらぶら散策してみる。

そしたら、ああこの町の雰囲気はこんなかんじなのかというのが分かってきます。

結構同じ日本でも町て微妙に違います。それに気づくのがまた1つの楽しみです。

今までと少し変わるだけで、非日常を生み出せます。
同じphaさんの著書です。こちらはphaさんの読書法について書かれています。
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