ミニマリスト生活で見直すべき「いらないもの」とは?

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段ボールに荷物をまとめる女性
ミニマリスト生活を始めるにあたって、まず見直すべきなのは日常生活にあふれている「いらないもの」です。

私たちは、気づかないうちに多くの物を所有し、その物たちが物理的なスペースを占有するだけでなく、心にも負担をかけています。

ミニマリストとしての第一歩は、自分にとって本当に必要なものを見極め、不要なものを手放すことです。

しかし、何が「いらないもの」なのかを見極めるのは、意外と難しいものです。

多くの人は、「いつか使うかもしれない」「思い出がある」「高かったからもったいない」といった理由で、使わないものを溜め込んでしまいます。

この結果、スペースが圧迫され、選択肢が増えすぎることで日常生活が複雑になり、精神的なストレスも増してしまいます。

本記事では、ミニマリスト生活を送る上で、どのような「いらないもの」を見直すべきかを具体的に解説していきます。

家電やガジェット、クローゼットに眠る着なくなった服、溜まった本や雑誌、使わなくなった趣味用品や思い出の品など、さまざまなカテゴリーに分けて紹介します。

これらを見直し、整理整頓をすることで、生活空間はもちろん、心にも余裕が生まれ、シンプルで豊かな暮らしが手に入るでしょう。
記事のポイント
  • 使っていないアイテム:1年以上使っていないものは、今後も使わない可能性が高く、処分を検討。
  • 重複するもの:同じ機能を持つものや複数あるものは一つに絞る。
  • 感情的な執着があるもの:思い出や感情だけで持っているアイテムも見直し、必要性を再評価。
目次

ミニマリスト生活で見直すべき「いらないもの」

シンプルな空間でくつろぐ女性

TV

テレビは多くの家庭で中心的な存在ですが、ミニマリスト生活を実践する中で「本当に必要か?」と見直すべき家電の一つです。

テレビを手放すことで、シンプルで静かな空間を作り出し、限られた空間を圧迫することもありません。
テレビのデメリット
現代では、スマートフォンやタブレットを通じてニュースやエンタメを手軽に視聴できる時代です。

スマホやタブレットは多用途に恵まれていますが、TVは大型な割に動画を観る以外の機能がありません。

スマホやタブレットだと普通のTV番組が観れるのか心配になるかもしれませんが、TVerというアプリで地上波で放送された番組を観ることができます。

TVを観ることを主に置かないならば、ミニマリストならば真っ先に断捨離するべきモノの1つです。
TVがあるとTV台やNHK受信料も付いてくる
TVを購入すると必要になるのが、TV台です。TVだけでも十分大型家電で場所を取りますが、テレビ台を購入するとさらにスペースを奪います。

さらに引越しのときにTVだけでなくTV台まで運ぶ必要があるので、引っ越し費用の増額は免れません。

また、TVを購入するとNHKの受信料を払う必要があるため、TVやTV台の購入費用だけでなく、月額1,225円かかります。

スマートフォンやタブレットを持っているだけでは受信料の支払い義務は発生しないので、そういった意味でもタブレットで視聴した方がお得になります。

アクションステップ

スマホだと画面が小さすぎて不便に感じるかもしれませんが、iPadならば種類によって8.3~13インチあるので、特にストレスなく観ることができます。

特にiPad(10世代)ならば10.9インチのサイズで58,800円から購入できます。

iPadはTVや動画を観る以外にも使える用途が多いので大変お勧めです。

使っていない家電・ガジェット

現代社会では、技術の進化と共に、さまざまな家電やガジェットが日常に入り込んできました。

しかし、その中で実際に頻繁に使っているものはどれほどあるでしょうか?

以下のようなアイテムは特に見直す価値があります。
古い家電
特に見直すべきは、使用頻度が低いものや、機能が時代遅れになっているものです。

たとえば、あまり使わないフードプロセッサー、かつての必需品だったブラウン管テレビなどはありませんか?

新しいモデルがある場合や、その家電が生活に大きな影響を与えていない場合、手放すことで収納スペースを開放し、掃除も楽になります。
使わなくなったガジェット
スマートフォンの進化とともに、かつて便利だったデジタルカメラ、古いスマートウォッチ、使わなくなったフィットネスデバイスなど、今ではあまり使わなくなったガジェットがたまっていませんか?

技術の進化が速いため、数年前のガジェットが不必要になっていることも少なくありません。

これらは売却したり、リサイクルに回すことで、スペースを有効活用することができます。

Apple製品は、『Apple Trade In』という下取りシステムがあるので、不要になっても売却という形で手放すことが容易です。

できるならば、Apple製品を使用し、ガジェットの無駄をなくしましょう。

アクションステップ

使っていない家電やガジェットを整理するには、まず1年間一度も使用していないものをリストアップしましょう。

1年間一度も使用していないものを使うことは私の経験上ほぼありません。

残しておいたところで経験劣化していきますので、ますます売れなくなります。

どうせならば早めに処分したほうが高く売れます。必要となったとしても新しいモノを購入すればいいだけです。

クローゼットを圧迫する「着ない服」

衣類は、「いらないもの」が多い部類の一つでしょう。

買って着る機会が少ない服や、古くなってしまったものがクローゼットを埋め尽くしていることが多いです。

購入したことすら忘れられている服が多いので、一度持っている服をチェックして断捨離していきましょう。
一年以上着ていない服
特に季節ごとの衣替えを行う際、1年以上着なかった服は今後も着ない可能性が高いです。

一度着て似合わないと感じてしまった服や機能性が悪かったり、肌触りの良くない服はと二度と着ない可能性があるので、断捨離した方が洋服にも時間を取られれずにすみます。
サイズが合わなくなった服
過去に愛用していたけど、現在はサイズが合わない服も見直しの対象です。

「頑張って痩せて着るんだ!」と活き込んでも大体三日坊主で終わります。

無理をせず、現状のライフスタイルに合ったものだけを残すことが大切です。

アクションステップ

衣替えの際に、「今シーズン着なかった服」をピックアップし、高級な服以外は断捨離していきましょう。

ブランド品はフリマアプリで高く売れる可能性があるので、フリマで手放すのも1つの手です。

服を断捨離してしまったほうが「もったいない」と思い、今後の服選びにかなり慎重になります。

結果、無駄な買い物が減り、ミニマリストらしい生活ができるようになります。

積読の本や雑誌

ミニマリストの多くが実践しているのは、情報のミニマル化です。

本や雑誌は、知識を得るために役立つツールですが、積み上げられた未読の本が多すぎると、それが逆にストレスになることがあります。
読んでいない本や雑誌
新しい本をどんどん買って、積読の山ができていませんか? 

購入当初は興味があったとしても、今ではその内容に関心が薄れている場合もあります。

私の経験上よほどのお気に入りの本でない限り、一度読んだ本は2度と読みません。

本の内容を忘れてどういった内容だったか言えないとしても、2回目以降は大抵の本は読んでいると退屈に感じてしまいます。
小説
小説は印象に残りやすく、他の実用書に比べて、2度読みは飽きやすい傾向にあります。

つまりは、再読をしない可能性が高く、10年以上前に買った本であっても、再度読みたいという気持ちになれません。

読みたいと思ったタイミングで再度購入した方が本のスペースを圧迫することがなくなります。

紙の本で読むつもりならば、一度読んだ本はさっさとメルカリで売った方がお得です。

アクションプラン

私としては紙の本はかさばるので、すべて電子書籍に移行することをお勧めします。

今までは紙の本の質感が好きで紙の本ばかりで読んでいましたが、電子書籍で読んだとしてもすぐに慣れます。

電子書籍は購入したら売れないので損することが多いように感じますが、kindle unlimitedという月額980円で本読み放題サービスがあり、図書館と同じように借りたりできるので無駄がなくなります。

ぜひこの機会に電子書籍での読書、kindle unlimitedのサービスの利用を考えてみてください。

もう使わなくなった趣味用品

趣味のために購入した道具やア​​イテムは、最初は必要だと思っていても、趣味に飽きてしまえば、一時押し入れやクローゼットの中で場所を取っていることが多いです。

持ち物の優先順位を見直し、本当に使うものだけを残すことが重要です。
高額で大型の趣味用品は断捨離しにくい
趣味用品は1つ1つが高額で中々手放す気になれないモノが多いです。

またキャンプ用品や自転車など大型のモノは手放すにもお金が必要なので中々行動する気になれません。

といっても、趣味に熱中している時は必要だったとしても、現在はほとんど使っていないなら、それは「いらないもの」として手放すべきです。

アクションプラン

売るのに困っている、わざわざ買取のお店まで出向いて売りたくないという人には、宅配買取サービスをお勧めします。

私のお勧めは、リコマースです。

リコマースは、自宅で簡単に不要品を売却できる宅配買取サービスを提供しています。

Amazonアカウントで簡単に申し込みができ、使わなくなった家電やガジェット、書籍などを箱に詰めるだけで、無料で集荷し査定結果はAmazonギフトカードで即時受け取れるので、迅速かつ便利です。

忙しい方でも、簡単に不要品を整理して現金化する手段として非常にお勧めです

感情的な価値がある「思い出の品」

思い出の品は、単なる物以上の価値を持つことが多いです。

しかし、それが多すぎると、逆に感情的な負担になることもあります。

特に大量の写真、手紙、旅行の土産物などは、適切に整理することで、心のスペースを広げることができます。

思い出の写真や手紙
現在の写真はすべてスマホで撮ることが多く、ほとんどがデジタル化しています。

したがって、物理的に邪魔にならないので特に問題ないと思われますが、手紙や思い出の品などは、デジタル化しにくいため、断捨離するべきか悩むところです。

月日が経てば経つほど思い出の品も色褪せていき、結果捨てることになるので、それならば思い出の中にしまっておくだけで十分ではないかというのが私の考えです。
土産物や記念品
旅行先で購入した土産物やイベントの記念品は、実用性が全くなく、本当にゴミにしかなりません。

売ることすらできないので、さっさと断捨離してしまいましょう。

アクションステップ

思い出の品は、写真はデジタル化、他の思い出の品も結局最後にはゴミにしかならないので、迷わず捨ててしまいましょう。

インテリアとして実用性のある思い出の品だけ残せば十分です。結局、いくら残しておいても実用性のないモノはゴミにしかなりません。

思い出は心の中にあるぐらいがちょうどよい距離感だと思います。

使わないキッチン用品や食器

キッチンには、便利だと思って購入したけれど使わなくなった調理器具や、食器棚に眠っている食器がたまりがちです。

これらはスペースを取るだけでなく、日常の料理の効率を下げることにもなりかねません。

ミニマリスト生活では、使わないものを手放し、日常的に使用するものだけを残すことが理想です。
一度しか使わない調理器具
調理器具は「simple is best」です。鍋1つにフライパン1つあてば事足ります。

シンプルな調理器具の方が凝ったものを作ろうと思いませんし、キッチンを調理器具で圧迫することもありません。

もちろん、ミニマムな生活で大切にしているモノが日々の食事であるならば、とことんこだわればいいと思います。

そうでないならば、調理器具はシンプルに抑えましょう。
食器類
いつまにか増えているモノの代表格が食器類ですが、すべての食器をそもそも使っているでしょうか。

ミニマリストの食器は、お椀、茶わん、プレート皿、どんぶり茶碗で十分です。

不便だと感じた時に、不便を解消してくれる食器を購入した方が合理的です。

カフェ風におしゃれに料理を盛りたいという願望がないのであれば、食器類にこだわることはやめましょう。

こだわりだすと際限なく食器類が増えていき、最終的に食器棚を買う羽目になってしまいます。

アクションステップ

キッチン用品の整理には、まず「3ヶ月以内に使用したかどうか」を基準にしてみるのがいいと思います。

それに該当しないものは、今後も使う頻度がかなり低いので、迷わず処分しましょう。

断捨離は思い切りが大切です。そうでないといつまでたっても捨てることはできません。

使わなくなったデジタルコンテンツやサブスクリプションサービス

デジタル時代において、見落としがちな「いらないもの」の一つが、使っていないアプリやサブスクリプションサービスです。

これらは物理的には目に見えないため、溜まっていることに気づきにくいですが、不要な支出やデバイスの容量を圧迫する原因となります。
不要なアプリやゲーム
スマートフォンやタブレットにインストールされたアプリやゲームの中で、最近使っていないものはありませんか?

これらはデバイスのストレージを消費するだけでなく、通知などが無意識のうちにストレスを引き起こすことがあります。

定期的にアプリを見直し、不要なものはアンインストールしましょう。
不要なサブスクリプションサービス
音楽、動画配信、オンラインフィットネスなど、さまざまなサブスクリプションサービスを契約していませんか?

月額費用が少額でも、積み重ねるとかなりの出費になります。

使わなくなったサービスはキャンセルし、本当に必要なものだけを残すことで支出も最適化されます。

アクションステップ

スマートフォンやパソコンのアプリを半年に一度整理し、使っていないものは削除します。

また、毎月サブスクリプション費用を見直し、利用していないものを解約しましょう。

そもそもサブスク系は大変便利ですが、契約したことすら忘れてしまい、久々にクレジットカードの明細をみたときに気付くパターンが多いので、そもそも試してみようという軽い気持ちで契約しないことをお勧めします。

未使用の家具や収納アイテム

家具や収納アイテムは、必要だと思って購入しても、実際にはあまり使わなかったり、家のスペースを無駄に占有していることがあります。特に、収納スペースが多すぎると、逆に「いらないもの」を溜め込む原因にもなります。
使っていない家具
家具は必要最低限で本当に増やさないことをお勧めします。なぜなら、必要でなくなったときに捨てるのが大変だからです。

部屋が狭く感じる原因になっている場合は、家具を減らすことで空間を有効活用できます。

最小限の家具で生活をシンプルにすることで、動きやすくなり、掃除も楽になります。
過剰な収納アイテム
不思議なことに収納が増えるとモノが増えます。

したがって、収納の数を決めたらこれ以上収納を増やさないと決めておくと、収納ではなく、モノを減らそうという発想になります。

本当に必要なものだけを残して、余分な収納アイテムは手放すことで、整理整頓が楽になります。

アクションステップ

家具の処分は必ずお金がかかるので、一番良い方法はジモティーで家具を無料で譲ることです。

メルカリなどで売れたとしても梱包が大変ですし、送料もバカにならないので、結局売上がまったくないことになりかねません。

ジモティーならば、取りにきてもらえるケースもあるので、梱包の手間が省け、メルカリよりはずっとラクです。

ミニマリストが追求する、いらないものを手放す哲学

ミニマリスト生活を実現するためには、まず自分にとって本当に必要なものを見極め、余分なものを手放すことが大切です。日々の生活の中で、持ち物や環境が自分に与える影響を見つめ直し、心地よさを追求する姿勢が求められます。

まず、個人の選択や習慣を支えるものの中には、すでに役割を終えたものや、存在自体が気づかぬうちに負担になっているものがあります。それらを見極め、手元に置いておく価値があるかどうかを慎重に考えることが大切です。

また、日々の行動を支える環境も整える必要があります。過剰な道具や備品に囲まれることなく、必要最小限のものだけを選ぶことで、自然と余白が生まれ、その結果として自分自身に余裕が生まれます。こうした整理された環境は、思考や行動の明瞭さを引き出し、日常の動作がより軽やかになるでしょう。

さらに、無形の要素に対しても目を向けるべきです。心の中に溜め込んでいる感情や思い出、習慣もまた、物理的な所有物と同様に影響を与えます。それらが自分にとって健全かどうかを見直し、必要以上に執着しないことで、心のスペースも広がっていくのです。

こうした一連のプロセスを通じて、余分なものを手放し、身軽さと心地よさを追求することが、ミニマリスト生活の本質です。それは、物理的なスペースだけでなく、心の中にも広がりをもたらし、より自由で充実した日々を築くための道しるべとなるでしょう。
のんねこ
ミニマリスト
現在は理学療法士という医療従事者として働いていますが、かなりの底辺な人生を歩んできました。

22歳で大学中退⇒フリーターを10年以上経験⇒医学部再受験失敗⇒33歳で理学療法士養成大学に進学⇒37歳で理学療法士として初就職しましたが、人間関係のトラブルで40歳で無職に逆戻り。なんとか転職先を見つけて現在働いています。
こういった経験からお金を大切に使うためにミニマムに生きることにしました。

失敗ばかりで成功体験なんてほとんどありませんが、私と同じように社会の底辺の方でも、ミニマリストになることで人生を上手く生きていく方法をご紹介できたらと思います。
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