現代社会では、サブスクリプションサービス(以下、サブスク)が私たちの生活のさまざまな場面で普及しています。
音楽や動画のストリーミング、クラウドストレージ、フィットネス、食事宅配など、サブスクは便利で魅力的なサービスを提供してくれる一方で、無計画に契約を増やすと、月々の支出がかさみ、気づかないうちに無駄なコストを払ってしまうこともあります。
ミニマリストの生活スタイルは、「少ない物で豊かな生活を送る」ことを大切にしており、物理的なものだけでなく、サービス選びにおいても無駄を徹底的に省きます。
必要なものだけを選び、本当に価値のあるサブスクだけに絞ることが、シンプルで効率的な生活を実現するカギとなります。
この記事では、ミニマリストの視点から、どのようにサブスクリプションサービスを選び、活用すれば無駄を省きながら快適な生活を送れるのか、具体的なコツを詳しく解説していきます。
無駄な支出を減らし、シンプルな生活を手に入れるためのサブスク選びのポイントを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
記事のポイント
- 使用頻度を見極める:サブスクの利用頻度を把握し、本当に必要なサービスだけを選ぶ。
- 重複サービスを統合する:同じ機能を持つ複数のサブスクは整理し、コストを削減する。
- 定期的な見直しを行う:契約しているサービスを定期的に見直し、不要なものは解約して無駄を省く。
目次
ミニマリストはどうやってサブスクを選ぶべきか
利用目的を明確にする
まず、サブスクに加入する際に最も重要なことは、そのサービスを利用する目的を明確にすることです。
「何のためにこのサービスが必要なのか?」を自問することで、無駄な契約を避けることができます。
例えば、動画配信サービスに加入する場合でも、毎日映画やドラマを見る人と、週に1回程度しか利用しない人とでは、適切なプランが異なります。
目的がはっきりしていれば、自分に最適なサービスやプランを選びやすくなります。
例:
週に1度しか映画を見ないのに、複数の動画配信サービスに加入するのは、無駄な出費になりがちです。この場合、一番よく見るサービスを1つに絞るか、レンタル方式のサービスに切り替えることも検討すべきです。
私の場合は、週に1度映画を観るか観ないかなのでPrime会員のサービスの一環であるPrimeVideoでしかみていません。
無料トライアル期間を最大限活用する
多くのサブスクサービスでは、無料トライアル期間が提供されています。
これを利用することで、実際に自分に必要かどうかを試すことができます。重要なのは、トライアル期間が終わる前に必ずそのサービスを評価し、継続する価値があるかどうかを判断することです。
使い方や頻度、満足度を確認し、不要だと感じた場合は、忘れずに解約手続きを行うことが無駄な出費を防ぐ鍵です。
例:音楽ストリーミングサービスの無料トライアルを利用し、どれだけ活用するかを測る。もし、ほとんど使わなかった場合、そのまま課金されることを防ぐために早めに解約する。
私の場合は無料トライアルを利用開始ともに解約手続きをし、無料ともにサービスの利用をやめています。
そうすると、しばらく利用していないとまた無料トライアルを試せるようになるのでその都度契約&解約をして利用しお金を使わずにサービスを利用してなるべく無料の範囲で楽しむようにしています。
びっくりねこ
なんて、せこいんだー!
貧乏なんです・・・すいません。
重複するサービスを整理する
サブスクは多岐にわたり、時には同じ目的を果たす複数のサービスに加入してしまうこともあります。
例えば、音楽ストリーミングや動画配信サービスなど、類似のサービスを同時に利用している場合は、機能や内容を比較し、1つに絞ることでコストを削減できます。
また、同じサブスクでもプランの違いがあり、ファミリープランやシェアプランがある場合は、家族や友人と共有することで費用を分担し、コストをさらに抑えることができます。
例:
複数の動画配信サービスに加入している場合、見たいコンテンツが豊富なサービス1つに絞り、他は解約。また、家族とファミリープランをシェアすることで、月々の費用を抑えることができます。
利用頻度に基づいたプランを選ぶ
サブスクリプションには、通常プランやプレミアムプラン、年契約プランなど複数の選択肢があります。
しかし、プレミアムプランなどは豪華な機能が付いている反面、利用頻度が少なければオーバースペックで無駄な出費となる可能性があります。
自分がどの程度の頻度でそのサービスを使うかをしっかりと把握し、それに合ったプランを選ぶことで、最適なコストパフォーマンスを実現できます。
例:
週に数回程度しか利用しない音楽ストリーミングサービスであれば、無料プランや月々の低額プランで十分な場合もあります。高額なプレミアムプランに加入する必要がないことも。
なお、年契約プランはお勧めしません。年契約すると料金が安くなるメリットがありますが、ライフスタイルが変わればサブスクをまったく利用しなくなる可能性も十分あります。
少なくとも私には年契約して失敗したサブスクがいくつもあり、お得なつもりがトータルで見ると損していることが多いです。
人の心情は変わりやすいので、年契約をする場合は、2~3年は月契約してきたサブスクのみにしましょう。
支出全体を見直し、不要なサブスクを解約する
ミニマリストにとって、定期的に支出を見直すことが重要です。
知らない間に増えてしまったサブスクや、今ではほとんど利用しなくなったサービスを放置していることもあります。
定期的に契約内容を見直し、利用していないサブスクがあれば解約することが無駄を防ぐ最善の方法です。
おすすめの方法
- 契約しているサブスクのリストを作成する
- それぞれのサービスの利用頻度や満足度を確認する
- 解約するべきサービスをリストアップし、すぐに解約手続きを行う
サブスクは契約したまま存在自体を忘れてしまっている場合があるので、忘れてしまったサブスクを確認するにはクレジットカードの明細をみるのが一番お勧めです。
費用対効果を常に意識する
費用対効果を意識することは、無駄を省くうえで欠かせない要素です。
サブスクリプションは月々の支払いが少額であるため、支出の意識が薄れがちですが、長期的に見ると大きな出費になり得ます。
利用頻度と料金のバランスを考慮し、本当に自分にとって価値のあるサービスだけを選ぶことがミニマリストの視点では重要です。
お金に見合っただけの満足度を得られているのかその都度確認しましょう。使用頻度の高いサブスクでも満足度が低ければ解約の対象になります。
私の場合は、アニメが好きで以前はdアニメストアに契約していましたが、観ても自分が自己成長している実感がないため解約しました。
例:
オンライン学習プラットフォームの年契約プランを選ぶ際、自分がどれだけそのコースを継続して学習できるかを考える。
学習する予定がない場合、月額プランの方が結果的に無駄が少ないこともあります。
ミニマリストにおすすめのサブスクリプションサービス
現代では、サブスクを賢く活用することで、物理的な所有物を増やさずに、便利で快適な生活を手に入れることができます。
私が利用しているサブスクは断捨離しすぎてかなり少ないですが、それでも最後の最後まで残った私の生活に欠かせないサブスクです。
私がミニマリストの生活で掲げる目標は少ないお金でものんびり豊かな生活を送ることなので、少ないサブスクでも生活の充実度を最高まで上げたいと思い選び抜きました。
電子書籍サービス
ミニマリストの生活スタイルにおいて、本棚や紙の本が増えすぎるのは避けたいところです。
しかし、読書を通じて知識や楽しみを得ることは、心の豊かさを保つために欠かせません。
そんなミニマリストにとって、電子書籍サービスは理想的です。
特に Kindle Unlimited は、多くの本を物理的に所有することなく、スマートに読書を楽しめる最適なサービスとしておすすめです。
Kindle Unlimited の魅力
- 和書・洋書問わず、幅広いジャンルをカバー
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Kindle Unlimitedでは、日本の書籍だけでなく、洋書や専門書、ビジネス書、コミック、小説など、さまざまなジャンルの本を手軽に楽しむことができます。
膨大な数の書籍にアクセスできるため、幅広い興味に対応でき、知識を深める機会が広がります。 - 月額980円で読み放題
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Kindle Unlimitedは、月額980円という定額で、対象の書籍を何冊でも読み放題にできるサービスです。
数冊の書籍を購入する費用で、多数の本を一度に読むことができるので、コストパフォーマンスが非常に高い点が魅力です。
買う本を選び抜く時間も節約でき、無駄な書籍購入を防ぐことができます。 - デバイスを問わず、電子書籍リーダーを買う必要がない
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Kindle Unlimitedは、Kindle端末だけでなく、スマートフォンやタブレット、PCなど、さまざまなデバイスで利用できます。
電子書籍リーダーの購入は大きな出費となるので、Kindle Unlimitedを誰もが持っているスマホでも利用できるのは大きな利点です。 - 物理的な本を減らし、収納スペースを節約
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電子書籍を活用することで、紙の本を増やすことなく、膨大な量の書籍を管理できます。
物理的な本棚や収納スペースを確保する必要がなくなり、部屋を常にすっきりとした状態に保つことができます。
不要になった書籍の処分も不要で、無駄のないシンプルな生活が実現します。 - いつでも手軽にアクセス可能
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Kindle Unlimitedを使えば、ネットに接続できる環境があれば、読みたいときにすぐに本をダウンロードして読書が始められます。
紙の本のように買いに行く手間もかからず、欲しい本をすぐに手に入れることができるのも、大きなメリットです。 - まとめ
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Kindle Unlimitedは、月額定額で豊富な書籍にアクセスでき、物理的な本を所有せずにシンプルで充実した読書体験を提供してくれるサービスです。
Kindle Unlimitedを使ってみたい方はこちら
本棚にスペースを割くことなく、どこでも好きなだけ本を楽しめるため、ミニマリストの生活にぴったりです。
少ない物で豊かに暮らしたい方には、Kindle Unlimitedの利用を強くおすすめします。
音楽ストリーミングサービス
一昔前までは一枚1000円のCDを購入して1,2曲を楽しめるぐらいでしたが、音楽ストリーミングサービスのおかげで膨大な音楽をわずか月1,000円程度でたのしめるようになりました。
デジタルに置き換え可能なエンターテイメントはかなり安くなり、私を含め貧乏人には大変良い時代です。
その中でも、Amazon Music Unlimited は、prime会員ならばお値打ちに1億曲以上の楽曲を聞くことが出来ます。
- 1億曲以上の楽曲が聴き放題
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Amazon Music Unlimitedは、1億曲以上の楽曲を提供しており、ジャンルやアーティストを問わず、幅広い音楽をいつでも楽しむことができます。
新旧問わず様々な楽曲にアクセスできるため、CDやレコードのように物理的なメディアを所有せずに、デジタルで豊富な音楽体験を楽しめます。
プレイリストをカスタマイズすれば、あなたのライフスタイルにぴったりの音楽が常に流れる環境を作ることができます。 - オフライン再生でどこでも音楽を楽しめる
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ミニマリストにとって、デジタルでの利便性は重要です。Amazon Music Unlimitedでは、楽曲をダウンロードしてオフライン再生が可能なため、データ通信を気にせず、いつでもどこでも音楽を楽しめます。
外出中や旅行中でも、ストリーミング再生に頼らず、事前にダウンロードした音楽をスマートフォンやタブレットで再生できるため、モバイルデータの節約にも役立ちます。 - Amazon EchoやAlexaとのシームレスな連携
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Amazon Music Unlimitedは、AmazonのスマートスピーカーであるEchoシリーズや、Alexaを搭載したデバイスとシームレスに連携します。
声で簡単に楽曲をリクエストできるため、物理的な操作なしで、部屋の中に音楽を流すことができます。
物を減らし、手軽さと快適さを追求するミニマリストにとって、これは非常に便利です。 - 広告なしの快適な音楽体験
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Amazon Music Unlimitedでは、広告が一切入らないため、途中で中断されることなく、快適に音楽を楽しむことができます。
広告の煩わしさを感じることなく、スムーズな音楽体験が保証されているので、集中したい時やリラックスしたい時間にも最適です。 - Amazon Prime会員なら割引あり
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Amazon Music Unlimitedは、通常の月額料金が1080円で設定されていますが、Amazon Prime会員には割引価格が適用され、月980円になります。
Apple musicはそういった割引がなく、月1080円なのでApple musicと比べても100円お得です。
たった100円と言われそうですが、少しでも出費を抑えたい私としては100円でもかなり大きいです。
なら音楽ストリーミングサービスにそもそも契約しなければいいと言われそうですが、日常の暮らしにも旅のお供にも音楽は必須です。
音楽を聴いているだけで人生の充実度が全然違うので、音楽ストリーミングサービスに契約しないという選択肢はありません。
動画ストリーミングサービス
私がAmazon Prime Videoで動画を観る理由はprime特典の1つとしておまけでついてくるからです。
Amazon Prime VideoはAmazon Prime会員なら追加料金なしで利用可能で、映画やドラマを楽しむために新たな支出を増やす必要がありません。
また、Prime会員としての他の特典(配送無料、購入時のポイントアップ、Amazon Music、Prime Readingなど)も同時に受けられます。
- 豊富なコンテンツが見放題
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Amazon Prime Videoは、映画、ドラマ、アニメ、ドキュメンタリーなど、数多くのジャンルを網羅しています。
特にAmazonオリジナル作品や、人気の新作・旧作映画も充実しており、物理的なDVDやBlu-rayを購入する代わりに、デジタルで手軽に好きなコンテンツを楽しむことができます。
ラインナップとしては物足りなさを感じることがありますが、そこまでたくさんの動画を観たいわけでもないので追加料金なしでここまで楽しめるなら十分と割り切って使っています。 - ダウンロード機能でオフライン視聴が可能
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Amazon Prime Videoでは、事前に好きな映画やドラマをダウンロードしておけば、インターネット接続なしでも視聴できます。
これにより、特にデータ容量を節約したい旅行先でもデータ通信を消費せずにコンテンツを楽しめるため、場所やタイミングを問わず手軽にエンターテインメントが楽しめます - マルチデバイス対応でどこでも視聴可能
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Prime Videoは、スマートフォン、タブレット、PC、スマートテレビなど、様々なデバイスに対応しており、いつでもどこでも簡単に視聴することができます。
私はTVを断捨離しているのでタブレットで楽しめるのは大変大きなポイントです。
クラウドストレージサービス
クラウドストレージサービスは以前はicloudの容量を増やしたくてicloud+というicloudの容量を増やすサブスクに入っていました。
50GBで月130円ですからかなりお得ですが、塵も積もれば山となります。
icloudは無料でも5GB利用できますが、icloudの容量を圧迫する原因が写真や動画だと分かったので今ではPrime会員の得点の一つであるAmazon photoを利用しています。
Amazon Photosは、Amazonが提供するクラウド写真ストレージサービスで、写真や動画を安全にバックアップし、デバイス間で簡単にアクセスできます。
Prime会員は無制限の写真ストレージが利用でき、家族や友人と写真を共有することも可能です。スマートなアルバム機能や自動整理機能により、写真の管理が効率的に行えます。
つまりprime会員ならば別途お金がかかることがありません。写真ストレージが無制限のサービスをまったく使わないのはどう考えてももったいないですよね。
ということでクラウドサービスはAmazon Photos以外は使わないことで地道に節約しています。
ミニマリストのサブスクは必要最低限でお得に使う
サブスクは何も考えずに使っていると契約しているサービスが多くなり、気付くと月5,000円以上もかかっていることもあります。
サブスクは必要最低限にしているつもりの私でもKindle Unlimitedで月980円、Amazon Music Unlimitedで980円、Prime会員は年間プランで契約していますが年5,900円なので月500円ぐらいかかります。
合計すると必要最低限のサブスクでも月2,500円もかかっているわけですから、馬鹿になりません。
定期的に自分にとって本当にそのサブスクは必要なのか考えてみてください。
自分の人生において何が大切なのか分かれば、自分に必要なサブスクが分かるはずです。
私は旅に出掛けることが自分にとって大切なことなので、旅を楽しくしてくれるサブスクのみ契約しています。