“軽やかに生きる”を旅で試す。ミニマリスト流のんびり旅の心得

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“軽やかに生きる”を旅で試す。ミニマリスト流のんびり旅の心得
旅の準備をしていると、「これも使うかも」「あれも持っていこう」と、つい荷物が増えてしまいますよね。
私も以前はそうでした。ノートパソコンやカメラ、本やノートを“念のため”と詰め込んで、気づけばカバンはずっしり。けれど、そんな旅ほどなぜか落ち着かず、帰ってきても心がどこか疲れている――そんなことがよくありました。

そんな私の旅が変わったのは、ガジェットとの付き合い方を見直したときです。
今では、旅に持っていくのはiPhone・iPad mini・Kindleの3つだけ。
この小さなセットがあれば、調べる・記録する・楽しむ、すべてがシンプルにまとまります。

iPhoneは、旅の“動”の相棒。写真を撮ったり、地図を見たり、ふと思いついた場所をすぐにメモしたり。コンパクトで手早く使えるので、歩きながらの情報収集にもぴったりです。
一方でiPad miniは、落ち着いて考えるための“静”の道具。
旅先のカフェでネット検索をしたり、Googleマップで気になるお店や景色をじっくり探したり。電子書籍のガイドブックを開いて、地図と照らし合わせながら「ここに行ってみようかな」と計画を立てる時間は、とても心が穏やかになります。
そしてKindleは、旅の合間を満たしてくれる存在。
移動中や宿で過ごすひとときに、読みたかった本やエッセイを開く。それだけで、旅の時間がより豊かに感じられるんです。

こうしてガジェットをうまく使うようになってから、荷物が減り、旅そのものがずっと身軽で自由になりました。
重たい本も地図も持ち歩かなくてもいい。必要な情報も本もすべて、軽やかに手のひらの中に。モノを減らすことで、代わりに“余白”が生まれ、心にもゆとりができました。

“軽やかに生きる”という感覚は、旅にもぴったりだと思います。
持ち物を減らして、デジタルを味方につけることで、見える景色や感じる時間がやさしく変わっていく。

この記事では、そんな体験から見えてきたミニマリスト流・のんびり旅の心得をお届けします。
ガジェットに助けられながら、カバンも心も軽くなる――そんな「のほほん旅」の魅力を、やさしく綴っていきます。

――身軽になった旅は、きっとあなたの毎日にも、やわらかな風を運んでくれます。
この記事の伝えたいこと
  • 荷物を減らすと、心まで軽くなる 昔は“念のため”でカバンがパンパン。でも必要なものだけにしたら、歩くたびに気持ちまで軽くなっていきました。
  • 予定を詰めすぎず、偶然を楽しむ 寄り道や予定外の出来事が、いちばん心に残ることも。空白の時間こそ、旅の贅沢だなと思いました。
  • 軽やかさは、日常にもつながる 旅で感じた“身軽さ”は、「これでいい」と思える暮らしにつながっていく——そんな実感です。
目次

荷物を減らすと、旅はもっと自由になる

湖畔に座る女性

荷物を減らす工夫

旅のときって、つい「これも持っていったほうがいいかも」と思ってしまいますよね。私も昔はそうでした。服を多めに詰め、使うか分からない充電器や文房具まで入れて、カバンが閉まらなくなるほど。でも、そんな旅ほどなぜか落ち着かず、どこか“余裕のない旅”になっていた気がします。

あるとき、ふと「本当に必要なものってなんだろう」と思い、思いきって荷物を減らしてみたんです。まずは“なくても困らなかったもの”を思い出すところから始めました。前回の旅で使わなかった服、ホテルに備えついていたアメニティ、読みきれなかった本……。そうして少しずつ「持たない勇気」を持てるようになりました。

次に取り入れたのがガジェットで荷物をまとめる工夫
紙の本はKindleに、ノートや地図はiPad miniに。これだけでカバンが見違えるほど軽くなりました。iPhoneがあれば写真もメモもサッとできるので、カメラや手帳もいらなくなりました。旅先で「あ、あれがない」と焦ることも減り、代わりに「これだけでいい」という安心感が増えたんです。

そして何より意識しているのが、「全部を完璧にしようとしないこと」。
服は“お気に入りを少しだけ”、スキンケアも“必要最低限”。完璧を求めるよりも、心地よさを優先するほうが旅はずっと楽になります。荷物が減ると、心も不思議と軽くなるものですね。

今では、出発前にカバンを持ち上げたときの“軽さ”がうれしく感じます。
余白のあるカバンは、まるで心に余裕ができたようで――それが、のほほん旅のはじまりの合図なんです。

旅が自由になる

旅に出るたび、つい「これもあったほうがいいかも」と荷物が増えてしまうんですよね。
以前の私はまさにそうで、カメラも本も洋服も“もしものために”と詰め込んでいました。出発前は「これで安心」と思っていたのに、いざ旅が始まると、カバンの重さに肩がこり、歩くたびにため息。荷物が重いだけで、心までどんよりしてくるから不思議です。

そんなある日、ふと思ったんです。
「本当に、こんなに必要かな?」と。
思いきって荷物を半分に減らしてみたら、びっくりするほど体も心も軽くなりました。必要なものだけをカバンに入れたら、持ち歩くストレスがなくなって、景色をゆっくり楽しむ余裕まで生まれたんです。足どりも軽くなって、いつもより遠くまで歩ける。おまけに、旅先の小さな出来事にまで心が動くようになりました。

荷物を減らすというのは、ただモノを置いてくるだけじゃなくて、「心の荷物」もそっと下ろすことなんだと思います。
「これがないと困るかも」「ちゃんと準備しなきゃ」といった小さな不安を手放すことで、旅そのものが自由になっていくんですね。

たとえ同じ道を歩いていても、カバンが軽いと、見える世界がちがって感じられる。
肩の力が抜けて、空を見上げる回数が増える。そんなとき、「ああ、旅っていいな」と素直に思えるんです。

――荷物を減らすと、心も一緒に身軽になる。
それに気づいたとき、旅はようやく“自由”という名の風をまといはじめるのだと思います。
さらに、荷物の整理には「パッキングリスト」を活用すると効果的です。

旅に必要なアイテムをリストアップし、余分なものがないか、さらに削れるものがないかを確認してからパッキングを行うことで、必要以上の荷物を持ち歩かずに済みます。

ガジェットがあると荷物が減る!

スマホで海の写真を撮る女性

iPhoneは、旅の景色をつなぐ小さな橋

旅に出るとき、私にとってiPhoneは“旅の楽しさを広げてくれる小さな相棒”のような存在です。

写真を撮るときは、つい「インスタに載せたいな」と思いながらシャッターを切っています。
でもそれは“映える”ためだけではなくて、自分が心から「きれいだな」と感じた瞬間を丁寧に残したいから。
光がやわらかく差しこむカフェの窓辺や、夕暮れに染まる街の屋根、静かな神社の参道――
そういう何気ない風景こそ、あとで見返したときに心をあたためてくれます。

そして実は、私自身もインスタの写真から旅先を見つけることが多いんです。
「この景色、行ってみたい」「この空の色を自分の目で見たい」――そんな気持ちが旅のきっかけになる。
だからこそ、私も誰かの“行ってみたい”をそっと後押しできるような写真を撮りたいと思っています。
写真を通じて人とつながるのは、SNSのなかでもとてもやさしい時間です。

さらに、旅で訪れた場所はGoogleマップにピンを立てて「行ったところ」として記録しています。
カフェや公園などに「静かで落ち着く」「コーヒーの香りがよかった」など短いメモを添えるだけで、
あとから見返すと、自分だけの“のほほん旅マップ”ができあがっていきます。
その地図を眺めていると、旅の余韻がふんわりよみがえるんです。

iPhoneがあれば、荷物を増やさずに旅の美しさも、思い出も、人とのつながりもぜんぶ手のひらの中に。
“インスタ映え”という言葉の向こうには、「誰かと共感を分け合いたい」というあたたかい気持ちがあるのだと思います。

iPad miniは、考える時間をくれる旅のノート

旅先のカフェで、コーヒーを飲みながらぼんやりする時間が好きです。
そんなとき、私のそばにあるのがiPad mini。スマホほどせわしなくなく、ノートほど大げさでもない――ちょうどいい距離感で、心を落ち着けてくれる相棒です。

旅の途中で「この町、どんな歴史があるんだろう」「近くに静かな場所はないかな」と思ったときも、iPad miniを開けばすぐに調べられます。画面が大きいから地図も見やすく、気になるお店をGoogleマップで探して、そのままお気に入りに登録。小さな旅の計画を立てるのも、ちょっとした日記を書くのも、この一台で完結します。

紙のノートを持っていた頃は、途中で出すのが少し面倒で、結局書かずに終わることも多かったんです。でもiPad miniなら、カバンからすっと取り出してApple Pencilでさらっと書ける。
「今日の空、やさしい色だったな」とか、「道ばたの花が思ったより鮮やかだった」とか――そんな何気ない言葉を残しておくだけで、旅の記憶があたたかくなっていきます。

iPad miniは、私にとって“考える時間をくれる旅のノート”。
ネットで調べることも、日記を書くことも、気分に合わせてゆるやかに切り替えられる。
その自由さが、旅のリズムをのんびりと整えてくれるんです。

ページをめくるように、ゆっくり画面をスワイプしながら、思いつくままに書きとめる。
そんな穏やかなひとときが、旅の中でいちばん心を整えてくれる時間かもしれません。

Kindleは、心を休める静かな時間

旅の途中、少し疲れたときや、景色を眺めながらひと休みしたいとき。
そんなときに取り出すのが、私のKindleです。
車を道の駅や海の見える駐車場に停めて、シートを少し倒して読む時間が、私にとっての小さなご褒美。旅の空気を感じながらページをめくる瞬間は、何とも言えない“のほほん”とした心地よさがあります。

Kindleにはいろんな本を入れていますが、旅にいちばん合うのはやっぱりエッセイ。
日常の小さな気づきや、誰かの思い出を綴ったやさしい文章は、不思議と旅先の空気に溶け込んでくれるんです。
たとえば、静かなカフェで「こんな生き方もいいな」と感じたり、
道の駅の駐車場で夕暮れを見ながら「今日はこのままでいいや」と思えたり――。
エッセイを読む時間は、旅を“観光”ではなく“自分と向き合うひととき”に変えてくれます。

昔は旅に本を何冊も積んでいましたが、結局ほとんど開かないまま帰ることも多かったんです。
でも今は、Kindleひとつに何冊もの世界を詰め込める。
読みたいときにすぐ開けて、疲れたらそっと閉じる。そんな気軽さが、心にもやさしいんですよね。

旅は、遠くへ行くことよりも、心をほどく時間の積み重ね。
Kindleで読むエッセイは、そんな“心の余白”をつくってくれる存在です。

――ページをめくるたびに、旅が静かに深まっていく。
そんな“のほほん旅”こそ、私がいちばん好きな時間です。

デジタルが荷物を減らして、心に余白をくれる

旅の荷物を減らしたいと思っても、最初はなかなか難しいですよね。
「地図がないと不安」「本も読みたい」「ノートも持っていきたい」――そう思って、結局どれも手放せず。以前の私はまさにそんなタイプでした。けれど、あるときふと「これ、iPhoneとiPad miniとKindleがあれば全部できるんじゃない?」と気づいたんです。

それからの旅は、本当に身軽になりました。
紙のガイドブックの代わりに、Kindleで電子書籍の旅本を開き、カフェでのんびり読みながら行きたい場所を探す。
iPad miniでは、Googleマップを広げて気になるお店をピンで残したり、調べた情報をGoodNotesにまとめたり。
iPhoneは、道中のナビや写真撮影に大活躍。思いついた瞬間にすぐ使えるので、何かを「探す」「残す」「楽しむ」が、すべて手のひらの中で完結します。

重たい荷物を持たずに歩けると、風の心地よさや街の音に自然と気づくようになります。
何も持たない不安よりも、「これで十分」という安心感が大きくなっていく。
デジタルの力に支えられて、“モノを持たない自由”と“心に余白がある時間”の両方を手に入れられたような気がしました。

旅の途中で立ち寄ったカフェで、iPad miniを開きながら静かに過ごす時間。
その穏やかさこそ、私にとって“のほほん旅”のいちばんの贅沢です。

予定を詰めこまないから、見えてくる景色がある

「寄り道」こそ、旅のいちばんの贅沢

旅に出ると、つい予定をきっちり立てたくなりますよね。
「この時間にここへ行って、次はあそこを回って…」とスケジュールを詰め込みすぎて、気づけば“予定をこなす旅”になってしまう。私も以前はそうでした。けれど、ある日ふと思いつきで立ち寄った道の駅で、思いがけず素敵な風景に出会ったんです。澄んだ空気の中で飲んだ一杯のコーヒーが、なぜだか忘れられなくて――その瞬間、「寄り道って、こんなに贅沢なんだ」と感じました。

車で走っていると、ナビには出てこない気になる看板や道が目に入ることがあります。
そんなとき、「ちょっと寄ってみようかな」とハンドルを切る勇気があると、旅の楽しさがぐんと広がります。Googleマップで見つけた小さなカフェや、地元の人しか知らない絶景スポット。そういう偶然の出会いが、旅をあたたかいものにしてくれるんです。

ミニマリストの旅は、モノだけでなく“時間の詰め込み”も手放すこと。
予定を空けておくことで、心にも風が通るようになります。
何かを達成する旅ではなく、感じる旅。そんな寄り道のひとつひとつが、あとから思い出すといちばんやさしく心に残っています。

――予定どおりに進まなくても大丈夫。
気の向くままの寄り道こそ、旅のいちばんの贅沢です。

計画どおりにいかなくても、それでいい

旅って、思いどおりにいかないことのほうが多いですよね。
私も以前は「せっかく来たんだから、予定を全部こなさなきゃ」と気合いを入れていたタイプでした。でも、そういう旅ほどどこか慌ただしくて、写真ばかり撮って、気づけば心が置いてけぼりになっていたように思います。

ある日、旅先で予定していたお店が臨時休業だったことがありました。がっかりして歩き出したものの、途中で見つけた小さなカフェにふらっと入ってみたら、窓の外に広がる田んぼの景色が本当にきれいで。湯気の立つコーヒーを飲みながら、ただぼんやり外を眺めているうちに、「ああ、これでいいんだな」って思えたんです。

計画どおりに進まない日こそ、心に残る出来事が起きるもの。
少し道を間違えた先で、知らない町のやさしい人に出会ったり、偶然見つけた景色が旅の一番の思い出になったり。
そんな“想定外の瞬間”を楽しめるようになってから、旅がぐっとやわらかくなりました。

予定を手放すと、時間がゆっくり流れはじめます。
焦らず、比べず、今この瞬間を味わうだけで、心がふんわりと軽くなる。
――ミニマリストの旅って、そんな「ゆるやかな予想外」を楽しむ生き方なのかもしれませんね。

簡単なストレッチやハーブティーで心と体のメンテナンスをする

旅の中で、いちばん心に残っている時間を思い返すと──それは観光地でも、絶景でもなく、ただのんびり過ごした瞬間だったりします。

あるとき、宿のチェックインまで少し時間があったので、近くの川沿いをなんとなく散歩しました。特別な目的もなく、地図も見ずに、風の向くままに。途中で小さなベンチを見つけて腰を下ろし、エッセイでも読もうとkindleを開いたら、ゆるやかに時間が流れはじめました。川のせせらぎ、風にそよぐ木の音、行き交う人の笑い声……ただそれだけなのに、胸の奥がすっと静かになっていくのを感じました。

以前の私は、せっかくの旅だからと予定をぎっしり詰め込み、観光地をいくつも巡っていました。けれど今は、何もしない時間こそ、旅のいちばん豊かな贈りものだと思うようになりました。のんびり過ごしていると、頭の中の雑音が消えて、自然と「自分のペース」が戻ってくるんです。

iPad miniで次に行く場所を調べたり、Kindleで旅エッセイを読んだり。そんなゆるやかな時間が、旅を“深く味わう”時間に変わっていく。予定をこなす旅もいいけれど、のんびり過ごすことで見えてくる景色や心の変化は、もっとあたたかくて、やさしいものです。

“軽やかに生きる”は、旅からはじまる

“身軽な旅”が、心の軽やかさを思い出させてくれる

旅をしていると、不思議と「心が軽くなる瞬間」があります。
予定を詰め込まないで、気の向くままに歩いてみたり、カフェでぼんやり外を眺めてみたり。そんな小さな時間の中で、日常では見落としていた感覚がふと戻ってくるんです。

以前の私は、旅にも完璧を求めていました。忘れ物がないように、無駄のないルートで、できるだけ多くの場所を回ろうと。けれど、そうやって“うまくやろう”とするほど、心はいつのまにか重たくなっていた気がします。

荷物を減らし、iPhoneやiPad mini、Kindleといった身近な道具だけで出かけるようになってから、旅の空気が変わりました。何かが足りなくても「まあ、なんとかなるか」と思えるし、予定が崩れても、それを楽しめるようになった。持ち物が少ない分、心に風が通るような感覚です。

“身軽な旅”は、ただのスタイルではなく、心の軽やかさを取り戻すきっかけなのかもしれません。
モノを減らすことで、自分の中にあった柔らかさや、のんびりとした感性が顔を出してくる。旅先で感じたその感覚は、帰ってからの暮らしにも静かに残り、「もっとシンプルでいいんだ」と背中を押してくれます。

――カバンの軽さは、そのまま心の軽さに。
そんな旅を重ねていくことで、「軽やかに生きる」ということが、少しずつ自分の中に根づいていくような気がします。

自分のペースで旅をする

旅をしていると、人のペースや周りの流れに合わせてしまうこと、ありませんか?
以前の私はまさにそうで、「せっかく来たんだからもっと歩かなきゃ」「人気の場所は全部回らなきゃ」と、誰かにせかされているわけでもないのに、どこか焦るように動いていました。

旅とはこうゆうもの、旅行とは観光地を周るものと他人の価値観を自分の価値観にしてしまっていたんです。

でもあるとき、そんな自分に疲れて足を止めてみたんです。

海沿いのベンチに腰かけて、通り過ぎていく人たちを眺めながら、何かをするわけでもなく、ぼんやり空を見ていたら、不思議と風がやさしく感じられました。時間の流れが少しゆっくりになったような、そんな感覚です。

そのとき気づいたんです。
「旅って、がんばって進まなくてもいいんだ」って。
自分のペースで歩くと、見える景色も、人との距離も、ぜんぜん違ってくる。道を聞いたときにかけてもらった地元の人の笑顔や、ふと立ち寄ったお店での会話――そういう小さなやり取りが、心の奥に静かに残るんです。

それ以来、私は“ゆっくり歩く旅”が好きになりました。
旅の途中で行き先を少し変更してもいいし、気まぐれで道を曲がってみてもいい。自分のペースで歩くと、世界はこんなにもやさしかったんだと、改めて思います。

旅も人生も、速さより“心地よさ”を大切に。
そんなふうに歩けたら、どこにいても、きっとのほほんとした風がそっと吹いてくれる気がします。

旅は、生き方のリハーサルみたいなもの

旅をしていると、「ああ、人生もこんなふうなのかもしれないな」と感じることがあります。
どれだけ計画しても、思いどおりにいかないことがある。けれど、それが思わぬ出会いや発見につながる――そんな瞬間が旅にはたくさんあります。

以前の私は、旅でも日常でも「無駄なく動くこと」にこだわっていました。時間どおりに目的地へ行って、決めていた場所をきっちり回る。けれどある日、車での旅の途中で、ふと予定を変えてみたんです。地図アプリで見つけた小さな道の駅に寄って、コーヒーを飲みながら休憩していたら、地元の方が話しかけてくれて、「この先に景色のきれいな場所があるよ」と教えてくれました。予定にはなかった寄り道でしたが、その静かな田園風景が、旅の中でいちばん印象に残りました。

そのとき思ったんです。
「きちんと進もうとしすぎると、大事なものを見落としてしまうのかもしれないな」と。
遠回りに見える道の中にも、ちゃんと意味がある。焦らず、自分のペースで進めば、世界は思っているよりずっとやさしく見えてくる。

旅をしていると、そういう“生き方の練習”をしているような気がします。
思い通りにいかなくても、それでいい。ときには立ち止まっても、また走り出せばいい。
ハンドルを握りながら見る風景は、まるで人生の縮図のようで、道のりそのものが自分を映している気がするんです。

旅は、生き方のリハーサルみたいなもの。
うまくいかない日も、寄り道した日も、すべてが自分の物語の一部。
そう思えるようになってから、私は旅も日常も、ずっとやさしい気持ちで楽しめるようになりました。

まとめ|カバンを軽く、心をのびやかに

ガジェットに助けられながら、身軽にのほほん旅

旅のスタイルは人それぞれですが、私にとっての理想は「身軽で、心に余白のある旅」です。
以前はあれこれ詰め込みすぎて、荷物だけでなく気持ちまで重たくなっていました。けれど今は、iPhone・iPad mini・Kindleの3つのガジェットが、そんな私をやさしく助けてくれています。

iPhoneがあれば、道に迷ってもすぐに調べられるし、気になった景色を写真に残すこともできる。
iPad miniでは、旅先で気になる場所を調べたり、電子書籍のガイドブックを開いてゆっくり予定を立てたり。
Kindleは、移動の合間や宿での夜に心を整えてくれる小さな図書館のような存在です。

どれも軽くて持ち運びやすく、必要なことをシンプルに叶えてくれる。
そのおかげで、紙の本やノート、分厚い資料を持ち歩く必要がなくなり、カバンも気持ちもすっきりしました。
デジタルの力で“荷物を減らす”ことは、単なる便利さ以上に、「心の軽やかさ」を取り戻すことにつながっているように感じます。

ミニマリストの旅は、我慢でも節約でもなく、「自分にとって心地いい選択」を重ねていくこと。
ガジェットに助けられながら、好きな景色を見て、気の向くままに休み、また歩き出す。
そんなのほほんとした旅のリズムが、日常のあわただしさを静かに癒してくれます。

――カバンが軽くなると、心にも風が通う。
今日も、小さなガジェットたちと一緒に、のんびりとした旅を続けていきたいと思います。

情報も思い出も“詰め込みすぎない”ほうが心地いい

旅をしていると、つい「もっと知りたい」「もっと見たい」と、いろんなものを詰め込みたくなりますよね。
私も以前はそうでした。
行きたい場所をGoogleマップにどんどん保存して、ガイドブックやSNSで情報を調べて、気づけば頭の中までパンパン。せっかくの旅なのに、心がずっと忙しく動いていた気がします。

けれどあるとき、ふと思ったんです。
「全部を知ろうとしなくても、いいのかもしれない」と。
予定を少し減らして、調べる時間より“感じる時間”を多くしてみたら、旅の印象がまったく変わりました。立ち寄ったカフェのやさしい接客、風にゆれる木々の音、夕暮れの空の色。どれも検索では見つからない“今ここ”の体験が、心に残ったんです。

情報も思い出も、たくさん集めれば安心する気がするけれど、本当に大切なものは、数じゃなくて深さなのかもしれません。
必要なものをコンパクトにまとめて持ち歩くように、心の中もすこし軽くしておく。そうすることで、旅先での出来事がよりやさしく染み込んでいく気がします。

情報を詰め込みすぎない旅は、心に風が通る旅。
思い出も“ぎゅうぎゅう”に詰めなくていい。
ほんの少しの余白があるだけで、旅はもっと穏やかで、自分らしくなるのです。

軽やかに旅することは、軽やかに生きることにつながる

旅を重ねるうちに感じたのは、“軽やかに旅することは、軽やかに生きること”そのものだということです。

荷物を減らし、予定をゆるめ、ガジェットをうまく使って身軽になると、不思議と心の中にも風が通り抜けていくように感じます。
「これがなくても大丈夫」「今日はこれで十分」――そんな小さな納得の積み重ねが、旅をやさしくしてくれる。そしてその感覚は、旅が終わったあとも、日常の中にしっかり残るんです。

モノや予定にしばられず、自分のペースで歩くこと。
それは、旅だけでなく、生き方にも通じています。
忙しい毎日のなかでも、あえて立ち止まり、心が心地よく感じる方向を選ぶ。その小さな選択の積み重ねが、“のほほんとした暮らし”をつくっていくのだと思います。

軽やかに旅をすると、世界はやさしく見えてくる。
そして、そんな旅の延長線上に、“軽やかに生きる”日々がある。
カバンも心も軽くして、今日という日をのんびり味わう――それが、私の理想の旅であり、生き方です。
のんねこ
ミニマリスト
現在は理学療法士という医療従事者として働いていますが、かなりの底辺な人生を歩んできました。

22歳で大学中退⇒フリーターを10年以上経験⇒医学部再受験失敗⇒33歳で理学療法士養成大学に進学⇒37歳で理学療法士として初就職しましたが、人間関係のトラブルで40歳で無職に逆戻り。なんとか転職先を見つけて現在働いています。
こういった経験からお金を大切に使うためにミニマムに生きることにしました。

失敗ばかりで成功体験なんてほとんどありませんが、私と同じように社会の底辺の方でも、ミニマリストになることで人生を上手く生きていく方法をご紹介できたらと思います。
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