車を手放すと後悔する?地方都市では車は必須

車を手放すと後悔する?地方都市では車は必須
現在、私は車を所有していますが、一度車を手放したことがあります。

理由としては、手取りが少ないため、維持費のかかる車が重荷でしかなかったからです。

軽自動車のワゴンRに乗っていましたが、維持費を節約するための知識がなかったため、車の維持費にかなりお金がかかっていました。

軽自動車であっても車検約60,000円、保険約60000円(車両保険つき)、税金10,800円、オイル交換&エレメント交換5,000円、駐車料金月5000円でガソリン代なしで総額1年間で19万ほどです。

今なら楽天car車検やネット保険などの格安の車検や保険があります。

オイル交換も10,000kmに一回で十分と三菱自動車で働く兄から教えてもらいました。
当時は三重県の津市という、地下鉄はないものの、そこそこの交通の便が良い地方都市に住んでいました。

したがって、車を手放してもなんとかなるだろうと思っていました。

しかし、結論からいえば私は車を手放してあまりの不便さからとても後悔することになりました。
車の維持費の関係から手放すことが多いと思いますが、生活の質は確実に下がります。

その理由についてこれから説明します。
目次

車を手放すと後悔する!不便に感じたこと

通勤がつらい

毎日の通勤が辛い女性
車をなくしてからどうやって通勤してたかというと自転車です。
片道5㎞ある職場に25分かけて行っていました。

自転車で負担のかからないぎりぎりの範囲です。
だからこそ、車を手放すことができたのですが、これが後悔のもとでした。

自転車なら朝の運動になって、車の維持費もかからないし、一石二鳥です。

しかも、朝の時間帯は必ず通勤で混みます。自転車ならば混み具合に関係なく、同じ時間しか掛かりません。
また、朝の時間は走るととても気持ち良かったので軽いサイクリング気分で、とても充実した通勤時間を過ごしていました。

こんなこともあり、一石二鳥どころか一石四鳥ぐらいの気分でした。

後悔したのが夏、冬の季節や風が強かったり、雨が降った日です。

夏は大量の汗で汗で濡れた服を着ているのがとても不快でした。
冬はダウンを着ていればある程度寒さは防げますが、顔が冷たくて仕方なかったです。

風が強い日は、まったく自転車が進まず倍近い時間がかかっていました。
雨の日はカッパを着るのがめんどくさく、帰りは濡れたカッパを着るのが嫌でした。

車は環境に関係なく、車内は快適ですが、自転車はもろに環境による影響を受けます。
しょんぼりねこ

雨にも負けず風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫な体ほしい・・・

行動範囲が狭くなり、要介護になりやすい

愛知県の65歳以上の男女2800人を追跡調査しました。2006~2007年時点で要介護認定を受けておらず、運転をしている人に2010年8月の時点で運転を続けているかあらためて聞き、認知機能を含めた健康状態を調べ、さらに2016年11月まで追跡して、運転継続と要介護認定との関係を分析したのです。病気になったり、認知機能が落ちたりして運転ができなくなった例は除いて、統計学的に調整して分析をしました。その結果、2010年時点で運転をやめていた人は、運転を続けた人に比べて、16年には要介護となるリスクが2.09倍にもなったのです。

70歳が老化の分かれ道
車の運転をやめてしまうだけで、ほとんど外にでることができなくなり、家にこもり、誰とも会わないで過ごすような生活になってしまいます。

そうなると、運動機能も脳機能も簡単に衰えてしまい2~3年後には要介助状態になったり、認知症のような状態になってしまう可能性が高まります。

車がなければ、歩いても行動範囲は家からせいぜい3km以内でしょう。自転車でも行動範囲は家から5kmぐらいがやっとだと思います。

その範囲にスーパーや日常雑貨が売っているお店があればいいですが、なければ宅配サービスを使ってしまいまったく家から出ない恐れもでてきます。

車が運転できれば、ちょっとしたことでも外出する機会は確実に増えます。

これらのことは高齢者だけでなく、若い世代にも言えることです。

車を手放すことは、外出の頻度を減らし、運動機能や認知機能の低下を招いてしまうので車は必需品といえます。

買い物が大変

車がなくて買い物が大変な女性
食料品ぐらいならリュックに詰めればいいのですが、リュックに入りきらないモノが困ります。

今はAmazonなどの通販サービスが充実しているので、たとえ大きいモノであっても買い物にあまり困ることはありません。

しかし、少量の適度に大きいモノを買う場合は、送料込みにすると割高になってしまい、結局友達に車をだしてもらっていました。
少量の適度に大きいモノとは、例えば、ニトリで買える様な日用雑貨です。ふとん、収納ボックス、コーヒーメーカー、絨毯、お盆などなど。

また、職場は5㎞と近い方なのでいいのですが、三重県の津市の街中に住んでいましたが、大型のショッピングストアなどは片道10㎞ほどありました。

バスで行くという手もありますが、買いたいものがあるか分からないのに往復で1,000円もお金を払うのはかなり損した気分になります。

遊びに行けない

車がなくて遊びに行けない女性
友達と遊ぶ場合、同じ市内に住んでいたとしても、会うだけで車で20分はかかります。

車がない時は、友達に迎えに来てもらっていましたが、とても申し訳ない気持ちでした。

また、趣味活動をするにあたり、街中なら交通網がしっかりしているのでいいですが、田舎の方は交通の便が最悪です。

私は登山を趣味としていましたが、山に行くことができなくなりました。
有名な山ならともかく、地方の山にバス停なんてあるわけありません。

インドアな趣味ならいいですが、趣味活動にはある程度、移動に車は必須です。

人生の充実度が趣味である場合は、かなり行動範囲を狭める結果になります。

車がないと寂しい

車がないので道路を歩いて帰る女性
私はワゴンRは新車で買ったので、とても気に入っていて大好きで仕方ありませんでした。

新車を購入したばかりの人は分かると思いますが、車が自分の一部となり、乗るだけで高揚感を与えてくれます。
(その後、中古車を買いましたが、こういった高揚感はありませんでした・・・)

情けない話ですが、車が自分のアイデンティティを満たしてくれます。
「車もっている俺かっこいい。Apple製品使っている俺かっこいい」とかそうゆうレベルです。

モノに価値を見出すのは間違っているのかもしれませんが、モノを持つことで毎日が楽しくなるのならそれでもいいのではないかと思ってしまいます。

私はミニマリストですが、モノを最小限にしてから、モノにこだわるようになり、お気に入りのアイテムを持つだけで嬉しくなります。

車を手放すというのは、お気に入りのモノを1つ失うことになるので、か・な・り寂しくなりますよ。
寂しい猫

心にポッカリ穴があいたみたいだ・・・

お気に入りのアイテムに囲まれてゆったり穏やかに暮らす生活はデンマーク語で『ヒュッゲ』と呼ばれています。

たかがモノと思われるかもしれませんが、お気に入りのモノに囲まれた生活は本当に生活の充実度を上げてくれます。

プラスチックの100均のコップで飲むのと、陶器のオシャレなコーヒーカップで飲むコーヒーどちらがよいでしょうか?

車1つでも毎日の高揚感が違ってきます。清潔なおしゃれな車に乗るだけで毎日が楽しくなるはずです。

モノの持ち運びができない

荷物の持ち運びが大変な女性
車は人を運ぶだけでなく、モノを運ぶことにも使います。
このことで、私が車がなくて不便に感じたのが、実家から野菜をもらっても持って帰るのに苦労したことです。

限界ぎりぎりまで、バッグに詰めて、電車と自転車で移動しましたが、重くて死にそうでした。

そこまでして持って帰らなければよかったのですが、金なしの私にとっては少量の野菜であっても貴重でした。

それ以外にも意外とモノを運ぶ機会は多いと思います。

要らないモノを捨てるとき、友達に何かを上げるとき、自転車をつんだりと用途は多彩です。

緊急時に困る

急に胸が苦しくなった男性
車がなくて本当に困った時がありました。
親が体調を崩し、急遽帰らなければいけなくなったのですが、時計を見れば夜の22時です。

実家まで片道2時間かかる距離で終電に間に合いそうになく、そのときは朝まで移動ができませんでした。

交通網がしっかりしたとしても、深夜には動いていません。

心配したらきりがないですが、緊急時に車があるのはとても安心できます。
今回の件で、車がなくて本当に後悔しました。

車は男のステータス

春にSUVでドライブ
男性が車で判断される時代ではないですが、軽自動車に乗っている男性と500万円以上するSUVなどの普通車に乗っている男性どちらがモテると聞かれれば明らかに後者でしょう。

男性も女性も外見で判断しないといいつつも、相方に選ぶ基準の9.9割はほぼ顔ではないでしょうか?

特に女性は男性を顔だけではなく、収入と資産で判断することが分かっています。
婚活サイトのビッグデータの分析では、男の関心が「若さ」に集中する一方で、女の興味は「収入と資産」に集まることがわかっている。
女と男 なぜわかりあえないのか
合理的に考えれば、男性にとって良い車に乗っていた方が資産があることの証明になりますから、車は男のステータスといっても過言ではありません。

金持ちであることをひけらかすことは嫌味ではありますが、お金があることの証明になるので無理のない範囲でできるだけ良い車に乗るようにしましょう。

通勤手当が無駄になる

通勤手当を考えるイメージ
移動手段を徒歩や自転車に変えたところでそのまま通勤手当がもらえるわけではありません。

そのままもらい続ければ不正受給となり、罰せられます。

そうなるとわざわざ会社のために苦労して自転車で行くようなものです。

仕事で疲れて自転車で帰らなければならないと思うとげんなりします。

また、天気が良い日ならいいですが、雨の日、風が強い日、雪が積もったときなど車がないと通勤に苦労する日がたくさんあります。

真夏の暑い時期だと汗だくで会社に行くことになり、汗のにおいで同僚から嫌われます。

車の通勤は天気や自分の体力そして気温に左右されず毎日が快適です。

わざわざ会社が交通費として出してくれているものなので、貰えるものは貰ってラクをしましょう。

車のドライブは楽しい

角島大橋をドライブする
車を持つ醍醐味として一つドライブがあります。

気軽にどこにでも行ける車はドライブ好きにとっては必需品でしょう。

特に男性女性の趣味ランキングとしてグルメ・食べ歩きが一位にくるのでドライブがてら美味しいモノを食べることが男性にも女性にもうけそうです。(参照元:みんなのランキング)

ただし、ドライブとして車の運動を楽しむにはどうしても高かろうが安かろうが自分の好きな車に乗る必要があります。

どうしても乗っていて楽しい車と通勤などに使う実用的な車と分けられるため、ドライブを楽しむならば乗っていて楽しい車を選ばなければいけません。

車がなければ移動手段は公共交通機関になるでしょうが、電車で行ける場所も見られる風景には限りがあります。

移動を楽しむならば、どこにでも楽しく行ける車は必需品でしょう。

車を手放してよかったと感じたこと

車を持つメリットもあればデメリットもあるものです。

両方の視点から考えなれば、本当に車が必要かどうかは分かりません。

使えるお金が増える

計算機 家計イメージ
詳しくは下記の記事に書いてあるので割愛しますが、車両費は別として車の維持だけでも私の場合は月1万ほどかかっています。
もちろんこの数字は、駐車場代は実家暮らしなので0円で計算しており、実際には平均で月36,000円はかかるようです。
(参照元:自動車の維持費ってどれくらい?平均費用や節約方法も紹介)

月36,000円というと途轍もない金額です。

車を我慢するだけで月36,000円の贅沢もしくは年間40万近く貯金ができると思えばいかに車が金食い虫なのかがよく分かります。

これに車両費も加われば、300万の車を10年間乗ったとしても月25,000円で維持費と合わせれば、月6万ほど車にお金を費やしていることになります。

もちろん、この金額はあくまで一例なのでやりようにやってはいくらでも車にかかるお金を低くできるでしょう。

しかし、それぐらいの金額を毎月車に費やしていることを忘れてはいけません。

身軽になれる

コーヒーを持って歩くビジネスウーマン
車はモノである以上、どこに行ってもついて回る持ち物です。

引越しを考えた場合でも車の駐車場の問題も考えなければいけません。

車という持ち物としてかなりのウェイトを占める車がなくなれば、かなり身軽に生きることができます。

車がなくても、住む場所によっては車がなくても特に困ることなく快適に過ごすことができます。

私は学校の近くに一人暮らしをしてた時は車はない状態でしたが、スーパーが徒歩5分と駅まで自転車で15分と特に困ることはありませんでした。

先ほど説明したように田舎暮らしだと必需品だと言い切れますが、ある程度の都会であれば車はそこまで必需品ではありません。

心にゆとりが持てる

心にゆとりを持ってコーヒーを飲む若い女性
経済的負担は大きく精神の重荷になります。

手取りが少ないほど、車を持った時の負担は大きくなります。

常に正社員として働けていればいいですが、無職になった場合、車などの維持費がかかるものが心にさらなる重圧をかけます。

私は一か月間無職生活がありましたが、たとえ一か月であっても無収入でお金が減っていくというのは、思っている以上に精神的によくありません。

貯金が100万あったとしても無職であればあっという間にお金が無くなってしまいます。

それぐらい月の生活費は働いていなければ維持できるものではありません。

自分への維持費を減らすことで心にゆとりが持てることは確かなので、手取りが少なければ車を手放した方が良いのかもしれません。

ガソリンの値上げに一喜一憂しなくてすむ

ガソリンスタンドで車に給油している男性
2023年8月の時点でガソリン価格が凄いことになっています。SAは200円を超えるところもあり、私が給油しているガソリンスタンドでも170円/ℓぐらいです。

まさしく車は贅沢品になり、地方に住んでいる人達にとっては死活問題です。

燃料の値上げに伴って、ガソリン代だけでなく光熱費、食品、生活必需品などとあらゆるものが値上げになっていますが、生活費におけるガソリン代の支出は小さくありません。

私は月に2回ほど給油しますが、それでも一回に30ℓほどいれるので、10円上がれば単純計算で月600円支出が増えます。

ガソリン代が上げれば上がるほど、車に乗る機会が少なくなり、所有しているだけでお金がかかるのでただの金食い虫になってしまいます。

車を手放させば、そういった物価高の影響から少し離れることができます。

もちろん、交通費の値段も同じように上がっていきますが、どこのお店も自転車で通える街中に住むことでこういった心配からは抜け出すことができます。

多少不便でしょうが、車を持つコストに比べたら、大分楽になるはずです。

車を手放すと後悔する!

車を手放して後悔している男性
個人的にはインターネットのおかげで車の維持費は大分下がった印象です。

楽天車検を使えば、格安の車検を探しやすく+楽天ポイントが付きます。

ネット保険を使えば、代理店を通す必要もなく、車両保険がなければ3万円以下に抑えることも可能になりました。

現在はトヨタのアクアに乗っていますが、普通車であっても維持費はホリデー車検で52,000円、保険は楽天保険で26,000円(20等級、ゴールド、車両保険なし)に下げることができています。

駐車場代は下げるのは難しいですが、これだけでも年間40,000円減です。

昔の車に比べて燃費も格段に良くなっているのでガソリン価格が高くなっている現在ですが、そこまでガソリン価格の影響を受けなくなっています。

交通の便が良いかどうか住む場所によって車の必要不必要は変わると思いますが、車を手放さず使用しないことで一度車がない不便さを味わってから車を手放すかどうか考えてもいいのではないでしょうか?

車を手放すのもまた購入し直すのも本当に手続きが面倒です。(車を再度購入するのが面倒で車のない生活を1年間続けました・・・)
私みたいにならないために、手放す前に一度考えてみてください。
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