
ミニマリストなのに車もつの?
結構お金かかるんじゃないの?
こんな疑問にお答えします。 まず、最初に誤解を正しておきます。 『ミニマリスト=ほとんどモノ』を持っていない人ではなく、ミニマリスト=最小限のモノで豊かに暮らすことを目的にしてる人です。 ミニマリストの中には部屋に何もないような人がいますが、そのような人いるのでミニマリストが病気だと言われる理由でしょう。 モノを持たない生活をするあまり、我慢して不自由さを感じるようであればミニマリストは本来モノを持たない事で豊かな生活を目指す人なので本末転倒になってしまいます。 私にとって車は『使用頻度の高いモノ』であり、毎日のように職場までの通勤で使っています。 休みの日も、趣味(ドライブ、旅、登山)のために利用しています。 私は前にミニマリストの買い物の基準を『使用頻度の高いモノ』にすると生活の充実度が劇的に上がる記事を書きました。
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ミニマリストによっては「お金のかかる車なんて必要ない」という人もいますが、都会などで交通の便が良い人でしょう。 都会であれば、駐車料金がさらにかかり、確かに贅沢品です。 しかし、この記事を読むことで地方暮らしの方にとっては、車は必需品ということが分かってもらえると思います。 また、車がなくても不便に感じない場所に住んでいても自分にとって車が生活を豊かにしてくれるモノならばあなたにとっては必需品になるでしょう。 ミニマリストだから車を持たないと決めつけるのではなく、ミニマリストは自分にとっての要不要を見極めることです。 話が長くなりましたが、ミニマリストの私が車を所有している理由を説明します。
目次
ミニマリストなのに車を持つ理由は?
理由①田舎だから


単純に『田舎』だからです。 私の家から最寄りのスーパーまで2.7km、職場まで7kmと自転車でもいけない距離ではありませんが、さすがに毎日往復14kmは疲れます。 田舎なので風を遮ることものもなく、山の方なので匂配がきついです。 電車やバスを使えばいいと思われるかもしれませんが、職場に近い駅なんでありません。 職場までの公共交通機関を調べてみましたが、バス停まで徒歩26分、バスの乗車時間14分、職場まで徒歩6分と合計1時間14分かかります。 車で15分で行ける距離を1時間以上かけていくのはバカバカしいですよね。 交通の便が悪いと移動に時間やお金のコストがかかりすぎてしまいます。 最近、都会暮らしをやめて田舎暮らしの人が増えていますが、田舎暮らしには車は必須といえます。
理由②趣味活動


私はサイクリングと登山をしています。
いつもサイクリングロードを走るために、友達と特定の場所まで待ち合わせをしてそこからロードバイクで走ることが多いです。
サイクルトレイン(自転車を載せて運べる電車)が多ければいいのですが、大抵の電車はロードバイクを詰め込めません。
家からロードバイクで走れば問題ないかもしれませんが、片道50㎞あったりするので、サイクリングする前に疲れてしまいます。
また、登山は山の中なのでバス停などなく、有名な山ならいいのですが、大抵は車は必須となります。
レンタカーを借りるという手ももちろんありますが、レンタカーのお店まで距離があり、さらに朝早く出たい場合などレンタカーのお店がやっていないので困ってしまいます。
カーシェアサービスなども田舎にはもちろんありません。
生活の質を上げるためにも、趣味活動は必須なので車は必需品となります。
田舎の方は走っているだけで景色がよく、どこを走ってもドライブに最適です。
田舎に住んでいると必ず車が欲しくなります。
理由③恋活&婚活


都会なら電車があるので、デートの時車がなくても困らないと思います。 しかし、田舎でいい大人が電車デートは厳しいです。 目的地まで電車+バスを最大限利用しないとたどり着けません。 車を持たない若者が増えていると聞きますが、田舎で車を持っていないとデートにも誘えませんよ。 地方暮らしの男にとっては車は今でもステータスです。 『良い車に乗っている=年収が高い』ということです。 「車で選ぶ女なんて必要ない!」と思われるかもしれませんが、みんな顔やファッションなど中身と関係ないところで9割がた決めているのではないでしょうか。 持ち物も含めた第一印象が良くなければ、スタートラインに立つこともできません。 2018年内閣府の実施した「少子化社会対策に関する意識調査」では、女性が希望する相手の理想年収は、500~700万円が32.8%ともっとも多く、全体の72%が400万以上を希望しています。(参照元:結婚滅亡) 4分の3の女性に年収400万以上ないと全く相手にされないことはある意味悲劇ですが、全国で400万以上の年収のある未婚男性はたったの27%しかないことを考えると、年収が高いだけで結婚市場においてはかなり有利になります。 婚活においてどれだけ車がステータスか分かってもらえたのではないでしょうか。
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車がないからデートに誘えない
理由④車は大切な相棒


長年車を大切に乗っていれば、車であっても愛着が沸いてきます。 何年も働いてお金を貯め、やっと憧れの車が手に入ったときは両手を万歳にして喜び、毎日乗るたびに嬉しい気持ちを運んできてくれます。 確かに徐々に慣れてきて、車があるのにも当たり前になってしまいますが、それは人に対しても同じこと。 人に対しても当たり前になってしまえば、雑に扱ってしまったり、横柄な態度をとったりと感謝の気持ちを忘れてしまいます。 大袈裟かもしれませんが、車も人も当たり前にあるものではありません。 ない人にとっては車はあこがれの対象であり、友人に囲まれている姿をみれば羨ましいと思うのです。 ミニマリストは1つ1つモノを厳選するからこそ、1つ1つのモノに愛着を持つことができます。 私にとって車は、大切な一人の相棒です。
理由⑤お気に入りを持つことで生活が豊かに


車に限らず、お気に入りのアイテムに囲まれていると生活を豊かにします。 自分のお気に入りだからこそいつまでもモノを大切にできますし、お気に入りのアイテムを集めることで自分が何が好きで何が嫌いなのか分かってきます。 要するにお気に入りのアイテムを集めるということは自分を知るということに繋がります。 モノはピンキリで安いモノから高いモノまでいくらでもある時代ですが、できるならばお金のことは気にせずに自分が気に入ったモノを購入することをお勧めします。 車は値段が高すぎるので自分が気に入ったモノを選ぶことは難しいかもしれませんが、できる範囲で妥協してはいけません。 乗れればいいやと中古車を選ぶ人もいると思いますが、中古だからかぶつけてもいいやと雑に扱う傾向にあるのでできるだけ新車を買うようにしましょう。 私は少なくとも中古の車を買って失敗したと思っている一人です。 他人が乗った車はどうしても大事にできません。自分だけのオンリーワンの車を見つけましょう。
ミニマリストの車の選び方


ミニマリストの私の車選びの基準は、『機能性が良いこと』『オシャレであること』『コスト&維持費ができるだけ安いこと』です。 私はトヨタのアクアに乗っていますが、上の3点で決めました。
機能性が良い
私にとって機能性が良いとは、『ある程度馬力がある』『エンジン音が静か』『乗っていて快適』『燃費が良い』の4点です。 私が1番重視しかたったのは、燃費の良さです。 アクアはハイブリット車なので大体25~30km/lの燃費で走れます。 ガソリン代が高い現状(2022.10)ではかなり助かっています。 冬になると少し燃費が下がるのは残念でしたが、暖かい日だと30km/lを超える日があるので大いに満足しています。 また、ハイブリット車なのでエンジン音が静かで、車の中で音楽をかけてても、エンジン音で聴こえないことはありません。(車体が低いためか道路を走るときのタイヤの音は聞こえます) しかし、アクアは車体が低いので乗っていて快適ではありません。 ここは私が妥協したところです。
オシャレである
ミニマリストは最低限のモノで生活するので、生活品はできるだけおしゃれであてほしいという気持ちがあります。 オシャレなモノで囲まれる生活は、生活に美しさを作り出してくれます。 1つでもよれよれのズボンを着ていると、上衣もよれよれでもいいかという気持ちになります。 1つでも汚いモノ汚れたものがあるとそこからすべて浸食していきます。 したがって、私は車にオシャレを求めています。 車がオシャレで綺麗だと、きちんとした身なりで出掛けようという気分になります。 車が汚れていると気になるので、掃除もしっかりするようになります。 『オシャレなモノを持つ』というのは、自分の心をオシャレにするための道具です。
コスト&維持費ができるだけ安い
いくらオシャレであっても、身の丈に合っていない車を持ったり、維持費がかかりすぎる車に乗れば毎日の生活が破綻してしまいます。 自分を満足させる維持費が高ければ高いほど、支出が増え、お金の不安が増えていきます。 自分にとって必要な最低限のモノを買いつつ、『足るを知る』ことが大切です。 因みに私のアクアの維持費は下記の通りです。
車の維持費そんなにお金がかかる?


ガソリン代
私はトヨタのアクアに乗っています。 車の走行メーターを見る限りでは、私の1年に乗る走行距離は10,000kmぐらいです。 平均では2020年のデータでは6,000kmほどです。(参照:PRTIMES) 年10,000kmをガソリン単価150円/ℓで燃費22km/ℓで計算したところ年約68,000円でした。 会社から月4,000円ほどでるので、年20,000円ほどです。 体感としてはもっとガソリン代がかかっているように感じますが、計算すると年たった20000円ということになります。
駐車場代
現在実家暮らしのため月0円です。
私の住んでいるところの賃貸の駐車料金は3300円でした。
田舎暮らしだと、車を持っていても駐車料金が安いです。
自動車税
コンパクトカー(アクア)の自動車税は普通自動車の最低ラインである年間34500円です。 コンパクトカー以上に大きい車を乗ろうとすると自動車税で自分を苦しめる羽目になります。 軽自動車は年額10,800円なので、軽自動車に変えればさらに安くできそうです。
車検
私は楽天car車検で車検しています。 貰ったポイントを差し引くとトヨタアクアの車検代は56000円でした。 最近では激安で車検をやってくれるところもあるので楽天で最安値を探せばお手軽に車検を受けることができます。 さらに楽天車検を使えば、ポイントもたまるので一石二鳥でしょう。 といっても、上の金額はあくまでどこも修理が必要のない基本料金の値段です。 修理が必要になればそこに+αされます。
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保険料
等級やゴールドかどうか、年間走行距離などによって変わります。 ソニー損保では、私の条件に当てはめると、20等級ゴールド30歳以上年間走行距離11000km以下の車両保険なし(中古車で買ったのでいらない)だと21,630円でした。
オイル&オイルフィルター交換
オイル&オイルフィルター交換はコンパクトカーでは、イエローハット(最安値)で3,600円です。 (参照:CARTUNE) 年に2回しても7,200円です。
田舎暮らしの年間の自動車維持費
ガソリン代 年20,000円
駐車料金=0円
自動車税34,500円
車検56000円÷2=28,000円
保険料(車両保険なし)=21,630円
オイル&オイルフィルター交換=7,200円
計111,330円
月約9300円で乗れることが分かりました。
そう思うと車を持っていても、田舎暮らしならばそこまで負担にはなりません。あくまで私の一例ですが。
ミニマリストの車選び


ミニマリストといえば必要最低限だからとにかく車は走ればいいと中古の安い車を選んでしまうかもしれません。 しかし、私は車に必要最低限を当てはめないほうがいいと思っています。 理由は、車は毎日乗るものであるため、お気に入りの車に乗った方が毎日の充実度が上がるからです。 私の中のミニマリストは、モノは少ないモノしか持たないが自分のお気に入りのアイテムに囲まれて心豊かに暮らす人と思っています。 したがって、自分の年収を考えた上で自分のお気に入りの車を新車で買うことをお勧めします。 新車でといったのは、中古で買うとどうしても大事にしないからです。 私は中古で車を買ったときに、「中古だからいいや」と思って何度も車をぶつけてしまいました。 中古の車だとどうしても運転が雑になってしまいます。 また、中古の車は車のパーツが限界に達していることが多く、車検で余計にお金がかかってしまうことがあります。 どうせ買うならば、お気に入りの車を新車で買い、自分の生活をおしゃれにしましょう!
地方暮らしのミニマリストにとっては車は必需品


ミニマリストで車を持たないというのは『都会』に住んでいる場合だけだと思います。 それぐらい田舎で車がない生活は不便です。 最初にも言いましたが、ミニマリストはモノを減らして豊かな暮らしを目指すものではありません。 車は購入してからも、維持費がかかる金食い虫ですが、工夫次第でガソリン代込みでも月1万に抑えることもできます。 田舎ぐらいのミニマリストにとっては車は決して贅沢品ではありません。 私は一度車を手放して後悔しました。一度よく考えてみてください。
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