理学療法士に向いてない学生はいる?前に進むことだけを考えよう!

理学療法士に向いてない学生はいる?前に進むことだけを考えよう!
理学療法士を目指している学生さんの中には理学療法士に向いていないなと思う学生さんがちらほら見受けられます。

実習先でバイザーにはっきりと「きみ、理学療法士に向いていないよ」と言われてしまえば、「自分は本当に理学療法士になって大丈夫なのだろうか」と心配になってしまうでしょう。

そんなこというバイザーなんているわけないと思われそうですが、実際に私がバイザーから言われています(泣)

私は学生さんに向けてこの記事を書いていますが、私が一番言いたいことは、実習先で「理学療法士に向いていない」と言われようと、あなた自身が理学療法士に向いていないと思うと、気にする必要はまったくないということです。

はっきり言ってしまえば、臨床にでて実際に患者さんのリハビリをしたり働く職場などの環境によって、考えが180度変わります。

実際に私の学生時代はひどいもので、勉強はまったくやる気がなく、バイザー相手に「患者さんがどうなろうと自分にとってどうでもいいです」や「理学療法士の勉強が嫌いでやる気がありません」と言って、バイザーを怒らせたぐらいです。

こんな経緯もあって、「きみ、理学療法士に向いていないよ」と言われてしまったわけです。

しかし、今の私は心底理学療法士になってよかったと思っています。

給料面はとても不満がありすぎて理学療法士を辞めたくなる要素の1つですが、やはり患者さんが良くなったり、患者さんとの会話が楽しく、私にとって患者さんは家族みたいな存在になっています。

バイザーにどれだけ理学療法士に向いていないと言われても、学校の勉強がつまらなくて理学療法士になりたくないと思っていても、働いてみれば考えが全然変わるので焦って「自分は理学療法士に向いていない」と決めるのは時期尚早です。

ここでは、どんな学生さんが理学療法士に向いていないと言われるのか、向いていないと言われた場合対策は何かあるのかご説明していきます。
目次

理学療法士が向いてない学生はどんなタイプ?

コミュニケーションが苦手

理学療法士という仕事は、コミュニケーションが9割と言っていいほど、コミュニケーションが重要視される仕事です。

患者さんとのコミュニケーションだけでなく、同僚、家族さん、他施設のスタッフなどコミュニケーションが必要な機会が多く、コミュニケーションなしではやっていけません。

学生さんの中にはコミュニケーションが苦手で、患者さんとの会話がない&患者さんになめた口をきく人がいます。

バイザーの立場からしてみれば、こういった学生さんは困るというのが本音です。

といっても、学生さんの立場からしてみれば、バイザーと患者さんとの会話に割り込んで話すことはそもそも難易度が高く、話す機会が中々得られないのが学生さんの言い分でしょう。

こういったことは実習で辛いことの1つにはいりますが、私も同じような経験があるので、気持ちがよく分かります。
また、学生さんとしては敬語で話しているつもりでも、正しくない敬語になっている場合が多く、故意でなめた口をきいているわけがないと思われます。

コミュニケーションに関してはっきり言ってしまえば、そこまで気にする必要はありません。

大きな病院とかでは言葉遣いはかなり指導されると思いますが、規模の小さな施設では、患者さんに対して友達感覚で普通に「ちゃん付け」で呼んだりします。

もちろん気難しい人と使い分けますが、言葉遣いを丁寧にしようなどと考えて仕事したことはありません。

変に意識するから言葉遣いがおかしくなるのであって、気にしなくなれば友達と同じように普通に話せます。

初めての実習でバイザーの目もあるので緊張して上手く話せなくて当たり前です。それを分かっていないバイザー自身が問題あるのでコミュニケーションが苦手で、理学療法士に向いていないじゃないのかと考える必要はまったくありません。

人間嫌い

学校の教室で落ち込む女子高校生
学生さんであっても、人生を20年生きていれば人間不信になることはいくらでもあるでしょう。

いじめが当たり前のようにあり、平気で嘘をつき、陰でこそこそと悪口を言われていれば、人が嫌いになっても当然といえます。

私自身も何度か人に裏切られたことがあり、人間不信に陥ったことがあるので気持ちが痛いほど分かります。

理学療法士になりたくて理学療法士になったわけではなく、先生や親に勧められてなった場合、どちらかといえば嫌々学生生活を送っていると思います。

もちろん人と関わる仕事ですから、人間嫌いではそもそも仕事になりません。

理学療法士のメンタルはもろに患者さんに影響を与えますから、理学療法士が無表情で暗い顔をしていれば、患者さんも元気をなくしていきます。

人間嫌いの学生さんが理学療法士に向いていないと言われるのも当然といえるでしょう。

しかし、安心してください。同僚はともかく、高齢者の方々は認知症もあり、嘘偽りなくあなたと話してくれます。

嫌なものは嫌だというし、嬉しいときは嬉しいとはっきり言います。

また、あなたしか頼れる人がいないので、あなたのことを必要以上に大切に思ってくれます。

もちろん中にはどうしようもならないほど暴言・暴力を繰り返す人がいますが、ほんの例外で、ほとんどの方は普通にかわいいおじいちゃんおばあちゃんです。

あなたが人間不信になっているのならば、尚更理学療法士という仕事が向いていると思います。

偽りだらけの世の中ですが、お金も名声も健康も家族も友人も何も持っていない高齢者だからこそ、素のまま付き合うことができます。

同僚とは他者と比べたり、嫉妬したり、妬んだりするかもしれませんが、高齢者はそんなふうに僻むことなくあなたのことを頼りにしてくれるので人間不信になることもなくなるでしょう。

勉強が嫌い

理学療法士の勉強をして疲れている女性
実習に行っても質問しない、何も調べてこない、やる気もなく、やりたいこともなく淡々と実習をこなすだけの学生さんは理学療法士に向いていないと思われても当然でしょう。

学校での成績もも再試が多く、再試でなくても『可』ばかりでは「本当に理学療法士になるきがあるのか?」と問いただしたくなります。

学校の成績でドベに違い学生さんたちはここの部類に入りますが、誰もが立派な志を持って理学療法士になったわけではないのである程度仕方ない気がします。
自分が進学した大学を選んだ理由も自分の成績で入れるところを先生や親に勧められて仕方なく選んだ場合がほとんどだと思います。

私の高校時代もそうでしたし、特に生きがいや夢がなく、高校生なんてみんななんとなく生きています。

そもそも勉強が好きでなければ、高校の勉強が理学療法の勉強に変わったといってやる気が出るわけではありません。

私の場合は、二度目の大学で自分で選んで理学療法士になるために大学に入りましたが、医者になれなかったから妥協して選んだだけであって、特別理学療法士になりたかったわけではありません。

したがって、学校の勉強はするきがなく、授業中も他事をし、学校の成績は後ろから数えた方が早く、実習中もまったくやる気がありませんでした。

年齢が30代とあとがなかったので必要最低限の勉強をしていただけで、それ以外はまったく勉強していません。

私も同じようなものだったので、勉強嫌いだからといって理学療法士に向いていないと気に病む必要はありません。

そもそも学校の勉強はつまらないですし、実習に行っても見学をするだけで患者さんと1v1で1から10まで関わるわけではありません。

学生は大体ROMやMMTなどの評価をさせられますが、これをやって楽しいと思えるのはただの変態だけでしょう。

理学療法士になって面白いと思えるのは就職して実際に患者さんを受け持ってからです。

したがって、今勉強が嫌いであっても焦らずにとにかく理学療法士になってから自分に向いていないのか考えた方がいいです。

若い頃は自分の選んだ選択肢があっているのか間違っているのか考えたくもなるでしょう。

それは本当に心から望んでいるものなのか分からないからです。
自分が何者なのか。自分の「運命」とは何か。これをいち早くつかむには、できるだけ早いうちから体当たりすることです。自分探しの旅に出るのではなく、「これが自分の運命かもしれない」と思うことに、全力を傾け、命を燃やすのです。  そこからしか、自己というものは見えてこないのです。
成功に価値は無い!
理学療法士以外にも自分のやりたいことがあるのではないのかと考えるよりも、俺の人生は理学療法士しかないと思った方が自分の人生を受けいれられます。

理学療法士になることを受け入れられれば、むしろどうせなるなら一流になってやろうというやる気が生まれてくるでしょう。

焦らずに自分の人生をゆっくりと受け入れていってください。

他にやりたいことがある

考える男性シルエットとビル背景
理学療法士の学校に入ってから、理学療法士以外の道を目指したくなる場合があります。

学生生活といえば、ある意味最後の自由時間であり、ゆっくりと自分の将来について考えられる時期です。

色々と行動をし失敗して自分が何がしたいのか大学生活を送るうちに分かってくる人もいます。

私の同期の中には理学療法士以外の道に進んだ人が二人ほどいました。

一人は理学療法士の道が自分に合ってないと思ったのか2年次に学校を退学しました。

もう一人は理学療法士の資格は取ったモノの経営コンサルタントの道を選び、理学療法士とはまったく関係のない経営コンサルタントの一般企業に就職しました。

他にやりたいことがある場合、理学療法の勉強に身が入るわけがありません。

経営コンサルタントの一般企業に就職した同期は、授業中に株をやっていましたし、経営の勉強ばかり一生懸命にやっていました。

はっきり言ってしまえば、理学療法士に向いていなかったと思います。

他にやりたいことがある場合は、とりあえず大学を卒業した上で、一般企業にチャレンジしてみましょう。

一度きりの人生ですので、わざわざ理学療法士になる必要はありませんが、大学だけは必ず卒業しなければいけません。

就職してみたら思っていたのと違っていたというのはよく聞く話ですし、大卒の資格されあれば他の企業に転職しやすいからです。

また、理学療法士の資格も取っておくと、医療の道に進みたくなったら戻ることができます。

人生何があるのか分かりませんし、他の企業と比べることが医療の道のすばらしさに気付くかもしれません。

やってみないと分からないのが人生ですから、20代という失敗できる時期にたくさん失敗して、自分なりの答えを見つけていくことが大切です。

メンタルが不安定

学生の中には明らかにメンタルが不安定の学生さんがいらっしゃいます。

すぐ不機嫌になる、すぐ泣く、すぐ落ち込むなど考え方が元々ネガティブで患者さんとは一応接することができても、無表情なため、患者さん受けはよくありません。

患者さんのメンタルは理学療法士のメンタルに引っ張られますから、メンタルが不安定な学生さんは理学療法士に向いていないと言わざるを得ないところがあります。

といっても、共感力が高い人は誰かが落ち込んでいれば自分も一緒になって悩んであげることができますし、誰かと一緒に笑うこともできます。

逆に共感力が低い人は患者さんに対して、無関心で患者さんが辛そうにしていても何も感じないばかりか、きつい言葉を言ってしまったりとそれはそれで問題があります。

メンタルが不安定の人は共感力が高い人に多いですが、結局は一長一短があり、一概には決められません。

私はどちらかと言えばメンタルが不安定な方で安定して仕事で来ていることの方が稀です。

共感力が高く、同僚と喧嘩すれば仕事が手につかなくなりますし、患者さんが亡くなれば落ち込みます。

メンタルが不安定でも支えてくれる仲間がいるのでなんとか仕事できているのが現状です。

そもそも人生において嫌なこと、悲しいことから避けることはできません。人であればだれもが落ち込みますし、元気がなくなります。

メンタルが不安定だからと不安になる必要はなく、誰でも結局同じなんだという認識が大切です。
陸上自衛官と言えば「心身ともに強い人」というイメージがあると思います。たしかに厳しい訓練を行うと、入隊前よりは心身ともに強くなれます。しかし、私は自衛隊生活を通して「人間の弱さ」 というものを深く知ることができました。  そして、私は自衛隊生活で、ひとつの答えを見つけました。それは、  弱さを握りしめて生きていくほうが、しなやかな強さを得ることができる。  ということです。結局のところ、人間は弱いのです。身体を極限まで鍛えても、1週間も寝ないと精神的に不安定になります。そして、いくら強い人間でも素手でトラと戦って勝つことはできません。
飯は食えるときに食っておく 寝れるときは寝る
屈強な自衛隊でも弱いのですから、一般人であるあなたが弱さを気にする必要はありません。

理学療法士に向いてないかは学生のうちでは分からない

公園で休憩する理学療法士を目指す学生
どれだけ自分が理学療法士に向いていないと思っていても、どれだけバイザーから理学療法士に向いていないと言われても、はっきり言ってしまえば、働いてみなければ分かりません。

どれだけ理学療法士の仕事が好きで、患者さんのお話しすることが好きでも、職場環境が悪ければ辞めたくなりますし、同僚からひどい虐めを受ければ、理学療法士を続けていくことも嫌になるかもしれません。

逆に理学療法士になるのが嫌で、リハビリに楽しさを見出せなくても、患者さんの「ありがとう」という言葉に思わず理学療法士でよかったと思える瞬間がくるかもしれません。

こればかりはあなたの人生なのでどう転ぶか分かりません。

理学療法士という仕事はこれから先供給過多になり、どうあがいても年収が下がる職業です。
どうあがいても花形ではない職業ですが、理学療法士になることを決めてしまった以上膨大な時間とお金がかかっているわけですから、合う合わないを考えても意味がありません。

理学療法士になるための学費を稼ぐことがどれだけ大変かは働くようになってから分かることですが、はっきり言ってしまえば学校に通わせてもらっているだけでありがたいことなのです。

自分が理学療法士に向いている向いていないと考える前に、あなたにはもう理学療法士しかないのだと思うことが大切です。

人生はやり直せるなんて考えずに、宿命だと思って理学療法士の道を歩んでいきましょう。



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