ここで紹介する本は、良本でありながら、隠れた名作になってしまっている教養本のご紹介です。
これらの本1つ1つが私に衝撃を与えてくれた本ですが、マーケティングが弱いだけで埋もれてしまっている本が多々あります。
最近の本はなるべく本を売るために、興味のあるタイトル注意をひきつけ、出来る限り分かりやすく簡単にし、1ページあたりの文字数もかなり少ないため内容が薄い本が多い印象です。
要するに、読み応えのある本がほとんどないと言っていいでしょう。
Youtube動画にもあるように短時間で要約して良いところだけ情報を抽出したいと思っているので、こういった本が売れる傾向にあるのでしょうが、正直買って損をした本が多いです。
確かにグダグタと言いたいことが全く読めないような本は読む気は失せますが、本はYoutubeと違い無料コンテンツではないのだから、元は取りたいと思うのは当然の流れでしょう。
したがって、ここで紹介する本は読みごたえのある確実に人生に変化を与えてくれるおすすめする教養本ばかりです。
教養となると、政治・科学・宗教・経済・地学など多種多様ですが、私は全ての本が教養書だと思っています。
googleで検索すると教養とは「学問・知識を(一定の文化理想のもとに)しっかり身につけることによって養われる、心の豊かさ。」とOxford Languagesでは定義されています。
私も教養とはこの定義通りだと思っています。本を読むことで心の豊かさを与えてくれるならそれは立派な教養書です。
ぜひ本選びの参考にしてみてください。
目次
教養のおすすめ本1位:生くる 執行草舟

汚い本で申し訳ないですが、私がここまでボロボロになるまで読んだ本です。 彼女に振られて、うつ病になって、芯のある強い男になりたくて読んだ本です。 辛くて辛くて泣きながら読みました。 内容としては、人生訓に近いです。 著者である執行草舟さんは、変わった経歴の持ち主で幼い頃死ぬといわれるぐらいの大病にかかり生還しました。 小学生のときに山本常朝の『葉隠』に出会い70歳近くになった今も初志貫徹で武士道を貫いています。 今はBIOTEC株式会社の社長です。 小学生のころに、岩波書店の本をすべて読破した強者で、何万冊と本を読んでいらっしゃいます。 執行草舟さんのほとんどの著書は難しくて読みにくいですが、比較的この本は読みやすいと思います。 正直、この本を読んで強くなれたかは分かりません。
こんな人におススメします
- どう生きていったらいいのか分からなくなっている人
- 自分の中に信念がほしい人
特に自分の中に芯がなく、どうやって生きていっていいのか分からない人にはお勧めできます。 私はフリーター10年間とフリーター時代は出口が見つからない迷路に迷い込んでいましたが、この本の生き方の1つである『食えなければ、食わねばよろしい』を読んで、 人間は行動しなければ、何も変わらないことを教えてもらえました。 これでは良く分からないので詳しくご説明します。
食えなければ、食わねばよろしい
いきなりこのタイトル意味わかりませんよね。 このタイトルの意味は少しわかりやすくするならば、「食わなければ健康。食えなければ餓死。」ということです。 この言葉の違いが分るでしょうか? 違いは能動的に食べないか、受動的に食べれないのかの違いです。 能動的に食べないと決めていれば、お腹は空きますが自分で食べないと決めているので健康でいられます。1日2食しか食べない人達がいますが、彼らは能動的に食べないことを選択しているのです。 逆に食べたいのにもかかわらず、食べ物がなくて食べれない場合は食べれないので餓死してしまいます。 これだと少し分かりにくいので分かりやすい例ていうと、親から言われて進路決めた場合と自分で決めた進路とどちらが納得した人生を送れるでしょうか? 親から言われたことは上手くいかなかった場合、親のせいにしてしまいます。しかし、自分で決めたことは自分の責任ですので、誰のせいにもすることができず、自分が決めたことだからと納得できるはずです。 したがって、すべてのことは自分で決めないといけません。 また、仕事に対して嫌々やっている人と率先してやってる人どちらが美しいのか明らかですよね? このタイトルの意味は、食えないなら自分で食わないと決めればいいんです。 大切なのは「自分の意志で能動的に決めているか」だけです。
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教養のおすすめ本2位:誓い ハッサン・バイエフ

私が医学部を目指している時に読んだ本です。
尊敬するドクターに今まで出会ったことがなく、目指すべきドクターのイメージが湧きせんでした。
しかし、この本を読んだとき、始めて本物のドクターに出会うことができました。
チェチェン共和国の方なんですが、30年前までは内戦があったのはご存じですか?
その時に、敵であるロシア人も味方のチェチェン人もどちらも助けました。
それはすべてヒポクラテスの誓いに守ってのこと。
わたしは自己の能力と判断の及ぶ
限り、病者の治療に力を尽くします。わたしの
治療によっていかなる人を傷つけることも
欺くこともいたしません
ヒポクラテスの誓い
戦火の中で敵を助けることがどれだけ恐ろしいことか分かるでしょうか?
太平洋戦争でアメリカ人を助けるようなものです。
もちろん、自国民からも命を狙われることになりましたが、それでも誓いを守り抜きました。
私は、ここまで自分の信念を貫き通した本物のドクターに会ったことありません。
こんな人におすすめ
- 医者を目指してる人
- 信念を貫くとはどうゆうことか知りたい人
- 今の日本の暮らしがどれだけ恵まれているか知りたい人
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医学部再受験のときの記事です。
医学部再受験の記事です


20代後半で挑戦した医学部再受験の末路【後悔しないために】
医学部再受験したいけれど、失敗した場合どうなる?後悔することはない? 最初に自己紹介をしておきますと、22歳で大学中退後フリーターをそのまま5年間続け、27歳のと…
教養のおすすめ本3位:断片的なものの社会学 岸政彦

人それぞれ人生があります。
成功や失敗、喜びや苦しみ、笑って泣いて芸能人も一般人もそれはみんな一緒です。
しかし、芸能人や経営者などの著名人ならば自伝や伝記として出版されることがありますが、ただの一般人の人生の物語が本になることはありません。
一般人の人生録はブログなどの日記としてならweb上に存在しますが、特に読みたいとは思いません。
岸正彦さんの凄いところは、そんな一般人の人生の一部を読み手に興味のあるものとして語り掛けてくれるところです。
日記なら絶対に読んでいなかったであろう話を、岸正彦さんならではの視点で語ってくれます。
人生に悩んでいる方には、「辛いのはあなただけではないんだよ」と教えてくれると思います。
こんな人におすすめ
- 自分の人生だけが苦しいと思ってる人
- 変わった人生を知りたい人
- 人生とはどうゆうものか考えたい人
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教養のおすすめ本4位:できることならスティードで 加藤シゲアキ

旅とは何でしょうか?
息抜きでしょうか?現実から逃げるための手段でしょうか?自分を見つめなおすものでしょうか?
私にとっての旅は「人生を味わう」ものです。
この本はNEWSの加藤シゲアキさんが旅にでて感じたことをエッセイ風に書いています。
加藤シゲアキさんの旅はただの旅行ではなく、自分の人生そのものを旅として物語にしてしまっています。
自分を小説の中の主人公にしてしまえるのは彼の才能ではないでしょうか。
もし自分が加藤さんのように人生を感じることができるようになったら、ただの思い出も思い出ではなく、物語の一部にできそうな気がします。
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こんな人におすすめ
- 旅に出たい人
- 今の居場所から遠くに行きたい人
- NEWSが大好き
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教養のおすすめ本5位:どこでもいいからどこかへ行きたい pha
旅となると、皆さんにとっては、旅館やホテルに泊まってゆっくりし、観光地を見て回る印象が強いのではないでしょうか。 『どこでもいいからどこかへ行きたい』の著者であるphaさんのとっての旅とは、「日常を客観的に見るためにどこか遠くに行く」です。 「日常から離れること=遠くに行くこと」で、日常の有難さが分かるようになります。 毎日は当たり前にやってくるわけではありません。 かけがえのない日常を大切にするために一度遠くに行き自分の人生についてゆっくりと考えてみてはどうでしょうか。
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まとめ
教養のおすすめ本
- 1位 生くる 執行草舟
- 2位 誓い ハッサン・バイエフ
- 3位 断片的なものの社会学 岸政彦
- 4位 できることならスティードで 加藤シゲアキ
- 5位 どこでもいいからどこかへ行きたい pha
これからの人生まだまだ長いので順位が変動すると思います。 むしろそうであってもらわねば困ります! 私が本当に大好きな本たちです。 手に取って読んでみてください。