これだけたくさんの娯楽のある世界では、読書を習慣化させるのは至難の業です。 「本を読まないといけないことは分かっているけれど、中々読書を習慣化できない」という人は結構多いのではないでしょうか? 読書で読む本は活字が多いせいか、他の娯楽に比べるとどうしても疲れやすいため、忌避する傾向にあるようにも感じます。 しかし、これからの時代には読書は必須です。 なぜなら、これだけ豊かな時代を生きていると生き方の指南書がないと自分が何をしていいのか分からなくなるからです。 住む場所、食べ物、着るものにも困らない。仕事もあり、家庭もあり、趣味もあるけれど、どこか空しい。 この空しさがどこからきているのか分からない。 今の世の中はこんな人達が多いのではないでしょうか? 私はホリエモンの『好きなことだけで生きていく』と言う言葉に一時期救われることもありましたが、自分の好きなことをしていても飽きるかどこか空しさを感じてしまうことがありました。 しかし、本を大量に読み、自分の生き方が決まってからは人生に空しさを感じることもなく、毎日人生を生き切っている感じがして「生きるとはこうゆうことか」と実感しています。 ただし本選びを間違えると、かえって生きづらくなってしまうこともあります。しかし、本を読まなければ何も始まりません。 私は現在42歳で読書歴は10年以上になりますが、30代になってから読書を習慣化させるのは大変でした。 読書を習慣化させるために私が10年間模索しながらやってきた方法をここではご紹介します。 ぜひ参考になれば幸いです。
目次
30代でも読書を習慣化させる方法
毎日1文でいいから読む
読書を習慣化させるには時間が合ったら読もうとか週末だけ読もうとか考えてはいけません。
毎日少しでもいいので読むことをお勧めします。
本を開いて少しでも読めば、気になって1ページ2ページ、10ページと飽きるまで読むことができます。
本の面白さによって、読めるページ数は変わりますが、少しでも読めば作業興奮で10分は続くはずです。
私の場合は仕事から帰り後で本を読もうと先にアニメを観てしまうとそちらが気になってしまい、結局一度も読まずに1日が終わることが多いです。
私は、本を読むためにお風呂の時間は本を読むと決めています。(kindleは防水なのでお風呂の中でも読めます)
その後は、お風呂で本の内容が気になっているので、就寝まで読書することができます。
これだけで毎日1時間半は読書時間を確保できています。
面白い本を読む
読書を習慣化させるには、役に立つ本や古典、ビジネス書のベストセラーを読まないといけないという固定観念を捨てましょう。 エリートビジネスマンが必ず読んでいようが、東大生が読んでいようが、有名起業家が読んでいようが関係ありません。 あなたにとってためになる本ではなく、あなたにとって面白いと思える本を読むのがおススメです。 私の本選びは『直感』です。 表紙を見て、面白そうと思った本を手に取り、「はじめに」や「目次」が興味を引く内容だったら読むようにしています。 ジャンル関係なく、そこにあるのは自分が面白いと思うかどうかだけです。 ここで大切なことは本代をケチってはいけません。「この本面白そうだな」と思ったときが、あたながその本に興味を持った最高潮のタイミングです。 そして何でもそうですが、無理をして続けることは長続きしません。 楽しいから面白いから続くのです。 あなたが面白いと思える一冊に出会えれば一気に読書習慣は加速します。 下記の本は私が読書をするきっかけになった本です。 この本に出会えたおかげで読書が好きになりました。
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ゴミ本も多いですが、それでも出版社からしっかりと出版されている本もたくさんあるので、気楽に良い本を読むことができます。
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朝の時間に読む
皆さんにとって一番頭が働く時間はいつでしょうか? ほとんどの人は朝起きて少し経った後ぐらいがリフレッシュしているので一番頭が働くと思います。 私の場合は読書に慣れた今では本を読む時間は朝ではありませんが、最初の頃は朝に本を読んでいました。 夜の寝る前の疲れた頭で読んでいた時と違って、朝は多少本の内容が難しくても、自分がそこまで興味のない分野でもスラスラ読めてしまいます。 やはり疲れた頭で読む場合とリフレッシュされた頭で読む場合では本への抵抗感が全然違ってきます。 私は朝活と称して、朝に副業するようにしています。なぜなら、朝が一番はかどるからです。 朝は頭が働くゴールデンタイムと言っていいぐらい一番貴重な時間です。 本を読むとすぐ疲れる人は、ぜひ本を読む時間を朝に変えてみてください。
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簡単な本を読む
読書家の読書論を読むと、「古典を読め」とどの本にも必ず書かれています。 時代の洗礼を受けて生き残ってきたものなので、それだけで価値があるというわけです。 私自身も古典には十分価値があると思いますが、読書の初心者が最初に選ぶ本としてはまったく好ましくありません。 読書を始めた時に、近道で古典を読もうとして読書が嫌いになりそうになりました。 読書初心者には古典は難しい言葉で書かれているので読みにくく、そして単調でつまらないのです。 しかも、時代に合っていないこともあって、意味が理解できないところが多く、読むことが苦痛になってきます。 わざわざ古典を読んで読書嫌いにさせて、まったく本を読まなくなるよりも、自分が面白いと思える本を読んだ方がよっぽど人生においては有意義です。 古典を読むのは読書に慣れてからで十分です。最初から難解な本にチャレンジして読書が嫌いにならないようにしましょう。
飽きたら違う本を読む&本を読むのをやめる
どんなに面白い本でも読んでれば飽きがきます。 私の本の読み方は多読です。一冊の本を最初から最後まで読むのがとても苦痛に感じます。 読んでいて飽きたなと思ったら、全然違う別のジャンルの本に変えます。 そうすると新鮮な気持ちでさらに読書が続くことが結構あります。 読書自体に飽きたら、アニメを観るなり、スポーツをするなり別のことをします。 知的な活動をしたあとに、運動をしてリフレッシュするとさらに読書をすることができます。 一度運動で気分をリセットするといいでしょう。
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読書は毎日読む必要がありますが、1日のすべての読書時間にする必要はありません。
凄い人だと1日10時間を読んでいるそうですが、私たち凡人にはそんなことはできません。
無理のない範囲で読むのが読書を習慣化させるコツです。
記憶力を鍛える
読書をしたとしても記憶していなければ本を読んでいないのと同じです。 なぜならば、人は記憶していることだけが人間の知性の根本だからです 人間の思考や想像力というものはすべて記憶したものから出来上がっています。 つまり、記憶していなければあなたの思考や行動が変わることはありません。
何かを話したりする時に、自分で記憶していることしか話せないのです。誰でも自分が記憶している言葉で話し理解している概念しか人に伝えられません。また、行動する時も同じで、先験的なものを含め、すべて記憶している行動しか出来ないのです。そして、記憶しているものが多いほど、微妙なことまで表現でき行動の方も繊細で柔軟な動きが出来るようになるのです。生命の理念Ⅱ
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記憶力を鍛えていくことが、物事に興味を持つための基本のスタイルです。 物事に興味が持てないとさらに記憶しなくなるという悪循環に陥ります。 物事に興味が持てないということは人生を無気力に生きることと同意義です。 記憶するならばしっかりノートに手を使って書くことをお勧めします。やはり、電子媒体では記憶に残すことは難しいです。 私はノートに書いたことを元にブログの記事でアウトプットし二重で記憶するようにしています。
ハウツー本は読まない
ハウツー本は、一万冊読んでも駄目です。一切、人生で自分の生命を生かすということには寄与しません。せいぜいが「もの知りおじさん」になる程度です。そういう知識だけの物知りというのは、皆さんの周りにもいると思います。蘊蓄を語って嫌われているタイプです。だから知識を求めて読んだら蘊蓄の、少々邪魔なだけの人間にしかならないのです。自分というものを確立させた、本物の人物にはならないということです。人間の運命
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本を読む理由は人それぞれでしょうが、「本を読んで自分を変えたい」と思ってる人が多いのではないでしょうか。 読書家であっても知識があるだけでまったく中身のない人がいます。 私自身10年以上読書をしていて思うことは、いくらハウツー本を読んでも人生の悩みは解決しないし、生き方が変わることも生きる軸が作られることもありませんでした。 自己啓発本は読んだときは猛烈にやる気がでるのですが、すぐに冷めてしまい、また元の無気力の状態に戻ることが多いです。 読んだ知識もすぐに忘れることが多く、本をどれだけ読んでも積み重ねがないのです。 読書が何の変化ももたらさないのであれば、読書が嫌いになり、お金と時間の無駄と言われても仕方ありません。 読書をしていても読む本を間違えれば、いつまでたっても読書をする意義が見つけられず、読書が習慣化することがなくなってしまいます。 ハウツー本は簡単に読むことができ、悩みについて書かれているので思わず手に取りたくなりますが、書かれている内容が悩みを解決してくれたことは10年以上読書をしてきて一度もありませんでした。 それぐらい内容が軽く、自分でも思いつくようなことしか書かれていないのです。 読書は大量に読み、たくさん本選びで失敗することでしか自分にとって必要な本に出会うことはできません。 ハウツー本にも手を出してしまうこともあると思いますが、ハウツー本はあなたの人生に何の寄与もしないことだけ覚えておいてください。
動画で本を読む
本は活字で読むモノであり、動画で本を読むということが理解できないかもしれません。
私がお勧めしたいのがYoutubeで本の内容を面白おかしくまとめてくれる本要約チャンネルで本を読む方法です。
はっきり言って衝動がなければ活字の本をわざわざ買って読もうという気持ちになりません。
そんなときにとっつきやすく無料でみられるのが動画でありYoutubeです。短時間で自分が知りたいことだけ簡単に知ることができるので本を選ぶ際の基準になります。
また、本要約チャンネルで動画を観ているだけで自分が「この本を読んでみたい」と思える本に出会うことができるので、本を買って失敗するリスクをなくすことができます。
実際には本要約チャンネルの『「読む」だけで終わりにしない読書術 1万冊を読んでわかった本当に人生を変える方』には次のことが書かれています。
「読む」だけで終わりにしない読書術 1万冊を読んでわかった本当に人生を変える方STEP本の要約サイトで人生の目標や方向性について思考を深めるSTEP自分の中にある潜在的な欲求や知識欲、願望を洗い出すSTEP人生そのものを変えるほどの本に出合うSTEP新しい自分に進化する
活字に抵抗がある人はまずYoutubeの本要約チャンネルを使って、本を読んでみてはどうでしょうか? 紙の本を読むための入り口になるはずです。
読書をする時間を毎日必ず確保する
読書をすると決めても、毎日が忙しくては中々習慣化することはできません。 皆さんにとって読書の優先順位がどれほど高いか分かりませんが、読書を習慣化させたいと本気で思っているならば読書を何よりも優先させる必要があります。
生活というのは、とにかく決めなければ日常生活にすべて流されてしまうのです。それは太古の昔からそうだった。動物はすべてそういうものです。大体三大本能と呼ばれる、性欲と食欲と睡眠で、決まっているものです。だからそうではないことをやる場合は、自分が決意するしかない。例えば、自分は一日に二時間以上は必ず本を読むなど、決めない限りは出来ません。
日本の美学
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結局は「読書を習慣化したい、自分を変えたい」と本気で思っていなければ読書を習慣化することは中々できないことです。 忙しい毎日の中で読書を優先の一番に持ってくることは至難の業でしょう。 しかし、その覚悟がなければいつまでたってもあなた自身が変わることはないといえるでしょう。 読書に面白さを感じなければいつまでたっても優先順位を一番上に持ってくることは難しいと思いますが、本を読まなければいつまでたっても本の面白さに気付かないことも事実です。 最初は短い時間で構いません。学生時代にしていた10分間読書程度でも十分です。 必ず読書をする時間を確保し、毎日本を読むようにしてください。
つらいときこそ本が読める
誰もがつらいときは何かにすがりたくなります。 家族で会ったり、友人であったり、音楽であったりと何が心の癒しになるかは人それぞれです。 ほとんどは時間が解決してくれるでしょうが、自分に落ち度があった場合「自分をかえたい」「もっと強くなりたい」と思うのは当然でしょう。 そんなときにあなたを救ってくれるのは『読書』です。 人が何かをするときには初動が必要ですが、そのきっかけに『つらい気持ち』がなってくれます。 私が読書を始めたのも、彼女に振られ、死ぬほどつらい思いをし、「今の自分のままじゃだめだ」と思ったからでした。 つらいときに街の本屋に行ってみてください。自分が読みたい本がフッと浮き出てきます。 あなたが手に取った本があなたが今必要としている本です。
読書を習慣化させるために紙の本にこだわる必要はない
読書は紙の本でするモノという固定観念が読書を遠ざけている可能性があります。
紙の本は物理的に場所を取り、持ち運びも大変で、傷みやすく劣化が激しいのが特徴です。
読書=紙の本で読むモノと思っていると、持ち運びが手間なため中々本を読み気になれません。
私は読書の9割はkindleという電子書籍リーダーでしています。
電子書籍のいいところは、どれだけ本を買っても物理的に場所を取らず、持ち運びが簡単で本が傷まないところです。
何よりも隙間時間に簡単に取り出して気軽に本を読むことができるので(kindleの重さは200g)、紙の本のように机に座って読書をする必要はありません。
少なくとも私は電子書籍に変えてからより読書がはかどるようになりました。
紙の本は重すぎるため、持ち運びに不便なので、家でしか読書をする気が起きなかったからです。
電子書籍は最初はどうしても抵抗があります。紙の本の方が味わいや読んでいる気分になれるので電子書籍で読むのか好きか紙の本で読むのが好きかと言われれば紙の本と迷わず答えます。
しかし、利便性を考えれば圧倒的に電子書籍に軍配が上がります。
電子書籍に慣れれば、利便性の良さに絶対メインで使いたくなると確信しているのでぜひ電子書籍にもチャレンジしてみてください。
なお、まだ紙の本か電子書籍か悩んでいる方は下記の記事が参考になると思います。
紙の本と電子書籍どっちがいい?メリット・デメリットを比較
本がたくさんあって片付きません・・・。紙の本と電子書籍は結局どっちがいいのでしょうか? 紙の本と電子書籍とでどっちがいいのか、メリット・デメリットを比較し、こ…
30代でも読書を習慣化しよう!
読書に利害を求めるのはナンセンスですが、読書がない人生よりも読書がある人生の方が有意義だと私は思っています。 読書によって自分の価値観を他人におしつけてしまい人間関係に溝を作ってしまうこともありました。 その度に読み方を変え、今では読書があるおかげで多様性のある社会を受け入れるようになってきています。 色々な価値観を学べば他人に寛容になれます。 しかし、難しいことは考えず今は純粋に読書を楽しみましょう。読書は最高のエンターテイメントです。 『好きこそ物の上手なれ』好きになることが一番の習慣化させる方法です。 といっても、読書のメリット・デメリットまだよくわからないというか方は下記の記事を参考にしてください。
大人の読書の効果には何がある?30代からの読書チャレンジ
恥ずかしながら、私がまともに読書をするようになったのは31歳のときからです。 医学部再受験に失敗し、彼女にも振られ、うつ病まで発症してしまい人生に絶望していたと…
散々色々と述べてきましたが、読書は死ぬ気で読まなければまったく身にはなりません。
どれだけ本を読んでもまったく自分に変化がないのは、いい加減に読んでいるからです。
読書を通じて自分なりの哲学を作るには、それなりの覚悟と忍耐が必要になります。
といっても、本を読まなければ何も始まらないので、まずは気軽に本を読むことを好きになってほしいと思います。