読書のメリット・デメリット【生き残るための生存戦略】

読書のメリット・デメリット【生き残るための生存戦略】
これからの時代は無理ゲー社会と言われるほど、生きることが難しい時代です。

なぜかというと、今の時代は昇給がほとんどなく、税金だけが増えていくため、手取りは減る一方だからです。

少子高齢化で国の医療保険や介護保険の負担ばかり増し、働き手がいなければ、税収はどんどん減っていくでしょう。

年金も私が高齢者となる30年後にはいくら貰えるのか見当もつきません。

この先、生き残るにはどうしたらいいのでしょうか?

どんどん変化する時代だからこそ、環境に適応する力が必要です。

今はテレビやネットで情報を得るための媒体が変わりましたが、今でも書籍は残っています。

紙の本が減ったとしても、電子書籍という形でネットに根付いています。

もし私たちがすべてのモノをなくしたとしても、今までの知識と経験は認知症などの記憶障害にならなければ最後までなくすことのできないものです。

逆を言えば、知識と経験こそ私たちの最後の生存戦略だと思います。

「読書」は、これからの時代生き抜くためには必須です。

読書のメリット・デメリットを知った上で、読書という営みをはじめてほしいと思います。
※この記事は、小飼 弾さんの『本を遊ぶ 働くほど負ける時代の読書術』を参考にしています。
目次

読書のメリット

ゼロから考えられる自分を作る

コンサルタントの大前研一さんの言葉にこんなものがあります。

自分を変えるには3つしかやり方がない。1つは場所を変える。2つ目は時間の使い方を変える。そして誰と付き合うかを変える。

時間とムダの科学
確かに、今いる場所を変えれば、自分を変わらざるを得ません。
周りにエリート集団しかいなければ、否応なしに努力せざるを得なくなります。

人の能力の半分は遺伝で決まってしまいますが、他半分は外部の環境要因で決まります。

要するに、周りに優秀な人がいれば、自分の能力も上がりやすいということです。
詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
時間の使い方を変えれば、人は変わります。

今まで毎日1時間しか勉強しなかったのを2時間などにして、倍勉強すれば人によっては倍の成果がでるようになります。

優秀な人と付き合えば、考え方に感化され、「自分も負けられない」と奮起するでしょう。

本を読むという行為は、本の著者と会話すること、つまりは著者と付き合うということです。

実際に場所を変えるのは大変ですが、本を読めば、頭の中は違う場所で旅立っています。

ゲームやSNSに費やす時間を変えてみてはどうでしょう?

今までと同じことをしていてば何も変わりません。

テレビを消して、本を読むだけで相当な変化が起こるはずです。

本を読めば、常識を疑い、ゼロベースでものごとを考えるようになります。

ゼロベースで考えるようになれば、柔軟性が生まれ、自分の中に選択肢ができるようになります。

そうすれば、よりよい人生の選択肢を自ずと選べるようになるのではないでしょうか。

自分に合った学習法が分かる

人が学習法を学ぶのはいつでしょうか?

学校や友達、拾ってきたネット記事など学習に行き詰ればやり方が悪いのだと効率を求め、成功した人のマネをしたくなるのが人間です。

同じやり方をしていれば、同じように良い成績がだせる、良い大学にいけると誰もが思うはずです。

学習法が確立されていれば、巷にこんなにたくさんの勉強法の本が販売されてはいません。

むしろたくさんの勉強法の本が売られている理由は、人それぞれ自分に合った学習法があるからなのです。

世の中で定められたやり方が自分にいちばん会ったやり方とは限りません。

学習ができない人ほど、自分専用の学習法で学習した方がいいのです。

本を読まなければ自分に合った学習法を探すこともできません。

色々な学習法を読み、自分に合えば採用し、自分に合わなければその都度変更していきましょう。

因みに私の学習法は、『飽きたらやめる』です。
無理に勉強しても記憶に残らないし、ストレスしか溜まりません。

これが自分の限界だと割り切って勉強しています。

世界を多く持てる

生きていれば世界は限定されていきます。
自分の前の前にある学校や会社や家庭だけが、自分の世界だと思っていたら大間違いです。

人はいくつでも好きなだけ世界を持つことができます。
本を読むということはその世界を増やす行為です。

本のジャンルをみてください。
文学・評論、人文・思想、社会・政治・法律、ノンフィクション、歴史・地理、ビジネス・経済、投資・金融・会社経営、科学・テクノロジー、医学・薬学・看護学・歯科学、コンピュータ・IT、アート・建築・デザイン、趣味・実用、スポーツ・アウトドア、資格・検定・就職などなど、Amazonのジャンルを一部紹介させて頂きましたが、こんなにも世界があります。

自分の世界を自分で構築できる人は、人生を構築する力がつきます。これこそが「自分の頭で考える」ということです。

生きていれば視野狭窄に陥りやすいですが、1つの世界が開かれれば今までの悩みを別の視点からみれるはずです。

本を読めば、自分が読める

「本とは他人の考えを読むものだ」と思ってる人が大半でしょう。
でも実は本を読むことで何が読めるかといえば、自分自身です。

読書という行為は、自分が何をわかりたいと思っているかを知る過程の1つです。自分が何を知っていて、何を知らなかったのか。これから何を知りたいと思っているのか。

また、本を読んでいれば自分の好き嫌いが分かります。

自分が何に興味を持っていて、何に興味がないのかはっきり分かるはずです。

それが読書で「自分を知る」ということです。

自分を知ろうと一所懸命考えても分かりはしません。


また、年齢を重ねた人が、自分の好きだった本を読み返すことで、自分の変化が分かります。

本の内容は変わっていませんが、自分は変わっているということがよくわかります。

共感したところで共感できなかったり、まったく共感しなかったところで共感できたりと年齢を重ねたからこそ分かることがあります。そういった本の読み方は、特に新しい発見がしやすいです。

マイナーな本を読むことで、人と違う発想が得られる

人と同じ情報を得ている限りは、人と同じ発想しかできません。

ベストセラーを読んだことある人と、ほとんど発行部数のない学術書を読み込んだ人とでは、どちらが希少性があるかといえば、後者でしょう。

どこか突出した部分が一箇所でもある人、尖っているところのある人は、人と違う発想をします。
だからこそ、価値があります。

本選びをするときは、「売れているからこの本がいい」というよりも「誰もこの本を読んでないけれど、自分だけは読んでみよう」の方が希少価値が上がります。

偏見を貯める

いきなりのタイトルに「え?」と思われた方も多いと思います。

「偏見は悪いものだ」という先入観があるから当然でしょう。

アインシュタインは常識を「18歳までに得た偏見」と定義したそうです。
とても的を得ているなと私は思いました。

ほとんどの偏見は、人生にとって有益なものです。

今まで知らなかった物事に出会った場合、いちいち検証していたら判断に時間がかかってしまいます。

しかし、偏見があれば、即座に理解することができます。例えば、出会ったら、挨拶をするという偏見は人間のコミュニケーションをとても楽にしてくれています。

礼や敬語などは人間関係を円滑するための決まり事みたいになっています。

礼や敬語を守っていれば、相手に不快にさせないで済みます。
本当に素晴らしい偏見(常識)だなと私は感心してしまいます。
常識や偏見は、「いちいち考える」という人生で大切な「時間」を節約してくれているのです。

教養を積んでおくことは、自分にとって良質の偏見を得ることができます。

いい偏見を養うためには、最初のうちはなるべくいろいろなものをつまみ食いしてみましょう。

自分に向いた偏見がどんなものかは自分にしかわかりません。

思考パターンを増やせる

本は、さまざまな論理の積み重ねから構成されています。

たくさんの本を読めば読むほど、バラエティに富んだ思考パターンが自然と頭に蓄積されます。

だから何か問題にぶつかったり、うまくいかないことがあっても、ひねり出せる代案をたくさん出すことができます。

解決策が1つしかなかったら、人はどうしても行き詰ります。

選択肢があった方がよいよい選択ができます。

例えば私の場合は、元2chの管理人のひろゆきさんの「ランニングコストを下げる」という考えを知って生きるのが楽になりました。

なぜかというと、ランニングコストを下げれば下げるほど支出が少なくなり少ないお金でも暮らせるようになるからです。

ランニングコストを上げれば上げるほど、人の欲求は尽きないモノで「もっともっと」を欲しくなります。

また、ランニングコストを下げることが難しくなります。

このように1つの考え方に出会うだけで、問題が解決されることが多くなります。

このことは下記の本に書いてあります。ぜひ参考にしてみてください。
一部ですが簡潔に下の記事でまとめてあります。

大きな発想ができるようになる

人間は自分の知識の範囲でしか発想ができません。

大きな発想ができるようになりたかったら、自分の知識を増やし思考を重ねるしかありません。

脳のリミッターを外して思考するためには、空想するしかありません。

空想とは、思考の源です。現実の世界と別の世界を頭の中に思い描くということは、創造力の原点です。

テスラのCEOであるイーロン・マスクは、幼少期に本を読んで育ったそうです。
「1日10時間はSFを読んでいた」というのには驚かされます。

彼の並みならぬ発想は、読書によって培われた空想によるものだと思います。

読書のデメリット

気に入った著者が見つかると、思考が固定化しやすい

しかし、本を読むときに気を付けなければいけないことがあります。

同じ著者の本だけ読んでいると、本を読んでいるつもりが、いつの間にか「本に読まれている」状態になりかねません。

著者の主観に染まってしまう恐れがあります。

私は一人の著者に没頭しまったときがあり、彼のように生きたいと考え方が固執し、周りを見下すようになりました。

自分の考えが正しい。他の奴らは、人生を生き切っていない。人生をなめている。
ここまでいくと大変危険です。

私は周りと軋轢を生むようになり、結局本を読んだのに人生が上手くいきませんでした。

読書で大切なことは『批判しながら読むこと』です。

ものごとをゼロから考えられる自分になるには、自分が主体であるという強い意識が必要となります。

「ビジネス書」を読みすぎると、本に読まれる

仕事をしている以上、1番に読みたいのはビジネス書でしょう。

一番自分の利益になっているかを確認することができ、目に見える形で効果があるからです。

私も気が付けば、ビジネス書ばかり読んでしまっています。

しかし、ビジネス書ばかり読んでいて一番怖いのが、何が自分の利益になるのかということを、自分は全部知ったつもりでいるということです。

読みなれたジャンルの本しか読まず、知らない世界をすべて利益を生まないと拒否する読書は、いっそしないほうがいいくらいです。

一度、小説を手に取ってみてください。
意外とビジネス書より線を引きたくなるところが多いことに気づきます。

私はいまだに金城一紀の『映画編』の一節を覚えています。
easy,come。easy,go。
「簡単に手に入るものは、簡単に失ってしまう」という意味です。

読書も同じです。簡単に手に入る知識は、人生を生きる上ですぐに役に立たない知識になってしまいます。

即効性のある知識ばかりを求めず、長い人生を生きるのに必要な知識を求めましょう。

本に実利を求めると損をする

読書という行為に損得の概念を持ち込むと、かえって損をします。

「自分にとって何が役にたっているのか」を判断することは難しいです。

すべての行為に「これは使える」「これは使えない」という縛りをかけるのは狭量でしょう。

坐禅をする場合も、まず日本人は最初にメリット・デメリットを考えるそうです。
道元禅師の坐禅は、「只管打坐(しかんたざ)」です。ただ、ひたすら座れと言っているだけです。

こういった考えに陥ると、「役に立ちそうだからこの人は助けよう、役に立たなそうだからこの人を助けるのはやめておこう」というように助ける人を選択するようになります。

また、悩み事を解決する場合、悩み事を解決するための本みたいなhowto本を読むと思います。

その方が手っ取り早く解決策が書いてあるから当たり前です。

しかし、そういった本に書いてあることはほとんど内容が一緒ではないでしょうか?
同じジャンルの本なので当たり前といえば当たり前なんです。

仕事の悩みがある場合は、恋愛小説を読んだ方が根本的に解決することがあります。
違うジャンルの本の方が、今までにない価値観を与えてくれます。

これは脳科学者の茂木健一郎さんが言っていることなのですが、「悩んでいる時にその悩みに関する本を読んでしまうと、脳と同じところしか使わないから解決できないんだ」そうです。

人間同じことばかりしてはいけません。
勉強に疲れたら、スポーツをしましょう。スポーツに疲れたら、読書をしましょう。

まとめ

読書のメリット・デメリットを紹介させて頂きましたが、私が読書をする理由は、単純に『面白い』からです。

自分の知らなかった知識が増えるだけで世界が広がっていきます。

世界が広くなるだけで人生が面白くなります。

最初に読書は生存戦略だと書きましたが、最終的に判断し人生を決めていくのは自分自身です。
その判断材料は知識と経験です。

より良い方向に人生を進めるためにはどうしても「本を読んで考えること」が必要なわけです。

公助も共助もあてにならない世の中では、自助の精神で生きていきましょう。

もっと詳しく知りたい方は小飼 弾さんの『本を遊ぶ 働くほど負ける時代の読書術』を読んでみてください。
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