
人生どん詰まりで何も良いことがありません・・・
人生の転機はあるのでしょうか?
今回は、高野秀行さんの『間違う力』をご紹介しながら「人生の転機を自分で作る6つの方法」について解説したいと思います。
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この本はこんな人におススメです。
- 人生どん詰まりで閉塞感を感じる人
- 人生の転機があれば・・・と人生を変えることを望んでいる人
『人生の転機』を考える場合、皆さんは人生の転機は勝手に起こるものだと思っているのではないでしょうか?
よく人生の転機と思われるものには、大学進学、就職、結婚などが当てはまると思います。
しかし、この中に勝手に起こるものがあったでしょうか?
全て自分で選択し、選んできたと思います。
人生の転機とは受動的に起こるものではなく、自分から能動的に起こすものなのです。
私は大学を中退し、フリーターになってから社会の底辺の人生から抜け出したくて、人生の転機が起きないか待っていました。
ドラマや映画などでは、何かしらイベントが起き、人生が変わっていくようなモノが多いです。
しかし、一般人の人生に限ってはそんなことはまず起きません。
それに気づくのに6年もかかってしまい、結局自分で能動的に動くことで自分の人生の転機を作りました。
といっても、『人生の転機』を作るために何をしたらいいのかさっぱり分からないのが現状でしょう。
そこで、高野秀行さんの生き方の紹介です。
高野秀行さんはどんな人かというと・・・一言で表せば
誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書く
をモットーにしてらっしゃいます。 職業はノンフィクション作家で、早稲田大学を卒業されています。 今までに大学在学中にアフリカ大陸中央部のコンゴ共和国に幻獣ムベンベを探しに行ったり、中国雲南省と国境を接するビルマ・ワ州に行って、アヘンゲシ栽培に参加したりとまさに破天荒です。 高野秀行さんには次の特徴があります。
・他人のやらないことは無意味でもやる
・長期スパンで物事を考えない
・合理的に軌跡を狙う
・他人の非常識な言い分を聞く
・身近にあるものを無理やりでも利用する
・怪しい人にはついていく
・過ぎたるは及ばざるよりずっといい
・ラクをするために努力を惜しまない
・奇襲に頼る
・一流より二流をめざす
間違う力
ここでは私が特に印象に残ったものを紹介しながら、『人生の転機を自分で作る6つの方法』について説明します。
目次
人生の転機を自分で作る6つの方法
他人のやらないことは無意味でもやる


「他人のやらないことをやる」というのは、ビジネスの世界でもブルーオーシャンと呼ばれるほどメジャーになってきました。 では高野秀行は人と何が違うかというと、『他人のやらない』が本当に誰もやっていないことなんです。 高野さんは、「人がやっていない=面白そう」と考え、他人のやらないことは無意味でもやると決めています。 こんな風に高野さんがなったのも大学在学中の先輩たちの影響です。 高野さんは探検部に所属していたのですが、ある日先輩たちと残雪がある四月下旬に八ヶ岳に登ることになりました。 3000m級の山に登るときは衣服や装備に万全の準備をしなければいけないのは常識ですが、高野さんの先輩は穴の開いたズボンに持ち物に酒をもってくるという常識外れぶり。 別の山に登った時は、ゴム草履で登るなど、ありえないことをしています。 ※絶対真似しないでください。命にかかわります。 登山されたことがある人ならわかると思いますが、登山は靴が命です。靴で疲労感が全然違います。 先輩たちの価値観は、「常識はかっこわるく、非常識がかっこいい」なんです。 同調圧力に負けて、みんなと一緒だと恥をかくこともなく、ブランド製品を身に付けることがかっこいいとされています。 私も大学中退、フリーター、医学部再受験、医療系大学、老健と一般の人とは外れた人生を歩んできました。 友達からはからかわれるし、失敗続きでしたが、面白い人生かなとは思っています。 人と違う人生はリスクを伴います。それを面白いと思える人は、そんな人生もいいのではないでしょうか。



最後はよい人生だったて終われるかな・・・
特に40代になると「他人のやらないものをやる」どころかチャレンジ精神がなくなってきます。 人生のマンネリ化を抱いている人が多いのではないでしょうか。 40代で生き方が分からなくなってる人はぜひ下記の記事を参考にしてみてください。
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他人の非常識な言い分を聞く


人と違うことをするためには人と同じことを考えていてはできません。
そのためには型にとらわれない自由な発想や柔軟な思考力が大切になってきます。
ではどうしたらいいでしょうか?
方法は簡単です。
新しいことをやるためには「好み」を捨てること。己を捨てて他人に身を任すこと。
私は本を読んでいるとどうしても自分が好きな本ばかり読んでしまいます。
本で失敗したくないので、ベストセラーばかり読んでしまう傾向にあります。
これでは他人と同じ発想しか生まれません。
高野さんの方法としては
一攫千金や人生一発逆転とは別次元だが、もっと地道に柔軟な発想を得るには、他人の話をじかに聞くのがよい。
とくに私は非常識な話に興味がある。
間違う力
今の時代は他の人と一緒であることに安心するので面白い話を聞くことは難しいですが、私は職業柄、高齢者とお話しすることが多いので結構面白い話を聞けたりします。 考え方を偏らさせないように私がしていることは人が読まないようなレビューの少ない本を読むことと、あらゆる著者の本をまんべんなく読むことです。 かといって、自分の好みでないジャンルはつまらない可能性が高いので外れを引く確率は高くなりますが、面白い発想をするために好き嫌いをなくしましょう。 また、色々な著者の本を読んだ方が飽きがくることがなく、新鮮な価値観に出会うことができます。 元2chのひろゆきさんもこれからの時代は多数派よりも少数派に価値がでるようになると言っています。 Youtubeをみていても、オリジナルティ溢れる作品の方がPVが伸びているので一目瞭然ですね。



色々なジャンルの本を読もうね!
読書習慣がなく人はぜひ下記の記事を参考にしてみてください。
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みなさんはどちらが優秀だと思いますか?
A.とある会社に面接に行くために、面接対策の本を読み、ネットでその会社の知れる情報は全て調べ上げ、服装にもこだわり、完璧な履歴書を作成した上に面接に行かなかった人 B.とある会社に面接に行くために、まったく対策もなく、調べもせず、恰好も私服で面接にいったおバカさん
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間違う力
私もどうみても実際に面接に行ったBの方が優秀だと思います。 Bは恥を書いたかもしれませんが、面接とはどうゆうものかを知り、何を聞かれ、どういった対策をしなければいけないのか経験で学びました。 何より行ったことが自信に繋がります。 しかし、Aは今後面接対策の知識は役に立つでしょうが、思った以上に行かなかったことは自信を喪失させる結果となります。 これは私も経験したことです。 行動することで、次の自信へと繋がり、何でもチャレンジしてみようという気分になるし、生きる気力も湧いてきます。 本で得る知識ももちろん大切ですが、同じぐらい経験も大切です。



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ラクをするためには努力を惜しまない


人生に転機を起こすには、ある程度努力は必要です。 何もせず人生の転機が起きることはないことはここまでで何回も言ってきたことです。 しかし、皆さんの努力は苦労するための努力になっていないでしょうか。 試験勉強に合格するためには満点を取る必要はなく、大学の試験であれば6割あれば可がもらえます。 ということは6.5割ぐらい取れるつもりの勉強をすればいいだけです。 よく頻出する試験範囲だけ勉強すれば、さらにラクに試験に合格することができます。
肝心なのは、「こんなラクをしているのは自分だけだ」と思えることである。ラクしたい人間の最大の醍醐味は「人は苦労しているのに俺はラクちん」ということにある。そのために、人の気づかない抜け穴を探す。その作業はまったく苦ではなく、努力でさえなくて、純粋に面白い。
人生は満点を取る必要はありません。 人生は苦労する必要もありません。 ただ自分がラクに生きれる道を探せるように努力するだけです。 元2chの管理人のひろゆきさんは特にラクに生きる生き方を学ぶのに適していると思います。 ぜひ下記の記事を参考にしてみてください。
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一流より二流をめざす


どの世界もやったもの勝ちである。いくら猛練習を積んでも絶対に試合に出ない野球選手に価値はない。
一流の素材より、二流のプロのほうがずっとマシである。
間違う力
前回と同じことの繰り返しになってしまいますが、高野さんにとってはやらない奴よりはやる奴のほうがマシだと強く思ってるみたいですね。
私の知る限り、ユニークなことをしている人ほど動きが早いのだ。オリジナリティとスピードはどこかで確実につながっているように思える。
間違う力
うちの父親がそうなのですが、思いついたらすぐ始めます。 いきなりミニログハウスのキットを買って建て始めました。
次は自作で軽トラキャンピングカーを作り始めました。
うちの父は本当に行動が早いです。
家族として迷惑かけられることがほとんどですが、楽しそうに生きています。
一流の仕事ではなく、二流の仕事ですが、行動が失敗も含め経験になります。
不思議と『行動をすること』は、生きる活力が湧いてきます。
正しいかどうかより面白いかどうかで決める


高野秀行さんの行動基準は以下の通りです。
- とにかくやること
- 手段を選ばないこと
- 正しいかどうかより面白いかどうかで決めること
他人がやっていない新しいことをやるのに、正しいかどうかなどわけるわけもない。そんなことを考えるより、自分がワクワクしているかどうか確かめることが先決だ。
間違う力
最近ワクワクするような経験をしたことあるでしょうか?
毎日同じように仕事をし、同じようなものを食べ、同じ人とだけ話す。
毎日がマンネリ化するより人生を退屈させるものはありません。
ワクワクするような人生を送るには、常に今までやったことのない新しいことをやってみることです。
新しいことをするといっても、大きなことである必要はありません。
行ったことのないカフェに行ってみる、知らない土地に行ってみる、見たことない映画をみてみる、食べたことのないものを食べてみる。
そんな些細な挑戦が大きな挑戦に繋がっていきます。
「自分が面白そう!」と思うものには、否定せず積極的にチャレンジしていきましょう。
人生の転機は自分で作ろう!


- 他人のやらないことは無意味でもやる
- 他人の非常識な言い分を聞く
- 過ぎたるは及ばざるよりずっといい
- ラクをするために努力を惜しまない
- 一流より二流をめざす
- 正しいかどうかより面白いかどうかで決める
『人生の転機』を作る上で一番大切なことは、『行動力』です。
行動しなければ何も始まりません。
そして、面白そうと思ったら誰がやったことがなくてもやってみましょう。
山道を走っていると、こんな細い道行ったら何があるのあるのだろうとワクワクしてつい行ってしまうことがあります。
(大体は行き止まりだったり、集落があったりするのですが・・・)
他人と違う発想で生きることは難しいですが、それができないと『人生の転機』を作ることは難しいです。
自分の中の固定観念をまず全て捨てて行動してみてください。
人は新しいことをすることを怖がり、常に生活をマンネリ化してしまう傾向にあります。
刺激がなければ、人生が退屈なだけでなく、認知症にまっしぐらです。
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たとえ些細なことでもいいので、新しいことにチャレンジしてみましょう。 小さな行動が大きな行動に変わっていきます。



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すぐにやることが大切だね!
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下記の記事も逆転の発想です。
捨てることで人生が輝くことがあるなんて驚きではないでしょうか。
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