仕事をお金を稼ぐためと割り切れるならば、仕事にやりがいは不要になります。
しかし、人生の半分以上を占める仕事にやりがいがもてなければ人生そのものが退屈になってしまわないでしょうか?
働くうえで自分がやりたいことや好きなことを中々仕事にすることが難しいですが、ある程度やりがいがなければ続けることは難しいです。
仕事にやりがいが不要と思ってる人は最近では会社自体がやりがい搾取しているところが多いからかもしれません。
私は医療人として働いていますが、「働くのはお金のためではなく患者さんのためだろう」なんて言われた日にはかなりグーで殴りたくなります。
あくまで自分の生活のために働いているのであり、やりがいは二の次です。
こういった両極端の考えもありますが、やはり一番よいのは給料もしっかりもらえ、やりがいがある仕事でしょう。
といっても、お金は必要だけど、そんなに働きたくないという人もいるので、働く理由は結局は人それぞれなのだなと感じさせられます。
私は少なくとも仕事にやりがいは必要だと思っているので「どうして仕事にやりがいが必要なのか」をご説明できたらと思います。
目次
仕事にやりがいは不要か?やりがいは必要だと思う理由
働いている時間は年収は関係ない

働いている時間はお金を使う暇なんてないわけですから、年収が高かろうが低かろうが関係ありません。 そうなると仕事にとっての充実度は単位時間当たりの満足度になります。 何に対して面白いと思ったり、楽しいと思ったりするかは人それぞれですが、私の場合は勉強した分だけ成果が出た場合に充実感を感じやすいです。 私は医療職で働いているので患者さんから「ありがとう」と言われることもやりがいになりますが、やはり一時の感情にすぎず、そもそも患者さんがそんなに感謝の気持ちを伝えてくれるわけではありません。 患者さんにすがっていてはモチベーションは下がる一方ですから、結局は自分でやりがいを見つける必要があります。 仕事の成果を価値観に置くと、自分の努力次第で調整しやすいのでお勧めです 単位時間当たりの満足度を上げるためには仕事のやりがいが必要なのは言うまでもありません。 仕事をさぼっていても一生懸命に仕事をしていても時間は過ぎますが、単位時間当たりの満足度を上げるためには何が必要か考えていきましょう。
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やりがいを求めない仕事はとても退屈です。
なぜならば、何の刺激もなく、成長も進歩もないからです。
人は自分から率先してやる場合はやる気が生まれますが、他人から命令されてやるのは逆にやる気がなくなってしまいます。
自分の意志で行動している場合のみ、自負心が生まれます。
話は戻りますが、毎日退屈だった私は、とにかく一生懸命仕事をしようと決めました。
一生懸命といってもがむしゃらという意味ではなく、自分で考えて率先してやっていくという意味です。
やりがいというのは人から感謝されるときだけ生まれるわけではなく、自分の仕事に対して自負心が生まれた場合でも生まれます。
本当のプロフェッショナルを目指すことが、最高のやりがいに繋がります。
これだけは誰にも負けないという武器を作りましょう。
人は成長を求める生き物

仕事のやりがいは色々ありますが、私は特に自己成長できたときにやりがいを感じます。 自己成長するためには、自己成長できる環境にいるか、独学で勉強し自分で考えて自己成長を目指すしかありません。 簡単に自己成長できる方はもちろん前者ですが、大きく成長させてくれる方は後者です。 人の能力には限界があり、努力でどうにもならないことが科学的に証明されていますが、人の能力は遺伝率が大体50%で周りの環境が残りの50%を占めています。 つまりは、周りが仕事ができる人たちばかりだと自分が成長しやすい環境であるといえます。 詳しくは下記の記事を参考にしてみてください。
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といっても、周りのレベルが高いところに中々転職できないのが現実でしょうし、そうなれば自分自身で自分を成長させるしかありません。
私としては読書を主体として、専門分野の勉強をすることをお勧めします。
専門分野の勉強ばかりしているとどうしても視野が狭くなってしまいますが、読書を通して専門分野に関連した本を読んでいけばより強固に専門分野を学ぶことができます。
自己成長という名のやりがいは、仕事のレベルを向上させるためには必須です。
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やりがいにはお金がかからない

皆さんが休みの日に遊びに行くなどのレジャーをする理由は、楽しんで人生に充実感を感じたいからだと思います。 広告などに刷り込まされているせいか遊ぶとなるとほとんどのことは、お金のかかるものばかりです。 話がズレるのであまり詳しくはお話ししませんが、私はお金がかからない遊びで有意義に過ごすようにしています。
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私たちはマスコミにより充実感を得るにはお金が必要とインプットされているので、中々この思考から抜け出すことはできません。 旅行に行く、遊園地に行く、おいしいモノを食べる、温泉に行く、キャンプをするなどどれもお金のかかるものばかりです。 人生は幸福を手に入れるつまりは充実感を得るために働いていると言えますが、仕事にやりがいを得ることができればレジャーと同じように充実感を得ることができます。 仕事でやりがいを得ることにはお金がかかりませんし、やりがいを得るにはこれまでのことをまとめると、ほどほどに勉強をしながら一生懸命に能動的に働くだけです。 人は変化さえあれば退屈することはないので、仕事の中で変化を作っていきましょう。
やりがいが没頭を生む

生きているという感覚の欠如、生きていることの意味の不在、何をしてもいいが何もすることがないという欠落感、そうしたなかに生きているとき、人は「打ち込む」こと、「没頭する」ことを 渇望する。大義のために死ぬとは、この羨望の先にある極限の形態である。暇と退屈の倫理学
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現代人は生きることにすべての時間を費やす必要はなくなりつつあります。
といっても、収入が低ければ毎日生きることに必死になるでしょうが、ほとんどの現代人は暇を持て余し、娯楽を楽しむ余裕があります。
といっても、自分がやりたいことが何か分からず他人から与えられたコンテンツを楽しむだけで、没頭するほど楽しむことが中々できません。
私たちは何かに打ち込みたい、没頭したいと思いながらもそれができず、困り果てているわけです。
ですが、やりがいというのは感情の起伏があるためか、勉強意欲や仕事への意欲を掻き立て、一時の没頭を生み出します。
やりがいを持てなければ、そこまで仕事に熱心に取り組むことは難しいでしょう。
やりがいは仕事への熱意を生み出すための起爆剤といえます。
仕事にやりがいを求めすぎることは危険か?
やりがいがないと愚痴を言うようになる

仕事にやりがいだけを求めすぎると「やりがいがないから、仕事がつまらない」と言うようになります。
そうなると考えることは転職でしょうが、転職したところで自分で変わろうとしなければ変わることはないと思っています。
やりがいを見つけるのも、仕事を作るのも、成果を出すのも自分であり、他人から与えてもらうものではありません。
つまりは、自分から行動を起こさなければいつまでたっても毎日同じことの繰り返しです。
私のおすすめとしては、仕事にやりがいが欲しいと考えずに、ただひたすら一生懸命に仕事をしてみてください。
一生懸命にやれば、やりがいは後からついてくるものです。
少なくとも私は怠惰に仕事をいい加減にしていた時期もありましたが、あまりにも毎日の仕事がつまらなかったので、ただ「人に頼られるような存在になろう」と一生懸命にやった結果、人から頼られるようになり、やりがいを感じています。
やりがいを求めないことも危険ですが、求めすぎることも危険です。
結局はやりがいが不要なのではなく、やりがいを考えてないことが一番のベストだと思っています。
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結局、どこに行っても一緒なんやなあ。100%満足できる環境はないんです。 だから大事なのは、「今いる場所で、どうしたら己が快適に過ごせるのか」を中心に考えることやと思います。 他人さんを変えて快適にするのではなく、「自分がどう動けば快適になるやろうか」「ここで気持ちよく過ごせるようになるやろうか」なんです。心に折り合いをつけてうまいことやる習慣
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やりがいを求めて転職をする人もいるみたいですが、職歴を汚すだけでどこで働いても同じになる可能性があります。
人間は何にでもすぐに慣れる生き物です。最初は新しい人間関係、新しい仕事に刺激を受けるかもしれませんが、すぐに慣れてしまいます。
そうなれば必然とやりがいを求めて新しい職場を探すことになってしまいキリがありません。
結局は環境を変えるのではなく、自分を変える必要があります。
自分が成長できていないからやりがいがないことに気付かなければいけません。
そもそも成長するための努力をしているのでしょうか?
読書をせず、専門の勉強もせず、何も考えずに仕事をするだけでは成長なんてするわけありません。
仕事にやりがいを求めるなら副業をお勧めする理由

本業はどうしても会社から与えられた仕事をしなければいけないので、自分が好きでもないことをする羽目になります。
これはたとえ好きなことを仕事にしたとしても顧客のニーズに合わせてやっていかなければ食ってはいけなくなります。
自分が好きなことを顧客に提供するのではなく、顧客が求めているモノを提供するのが本業の仕事です。
これではやりがいを見つけることは難しいでしょう。
しかし、副業は本業というメインの収入源があるので、自分が好きなことを顧客に提供することができます。
副業が第2の収入源であれば最高でしょうが、副業はわざわざ仕事以外の時間にやる必要があるため、楽しんでやることができなければ、何のために休日をつぶしているのか分からなくなります。
私はこうして副業としてブログを続けていますが、自分が書きたいことを書いているだけで、特に収入に関しては気にしていません。(といっても内心では少しは稼ぎたいと思っています)
本業と違い与えられた仕事ではないので、一から自分で考えて副業をやる必要がありますが、私はその試行錯誤が楽しくてしょうがありません。
本業でやりがいを感じていないわけではありませんが、副業でも十分やりがいを感じることができています。
収益のことは考えずに自分の好きなことを副業としてやってみてはどうでしょうか?
副業=趣味にしてしまえば、大いにやりがいを感じることができると思います。
仕事にやりがいは不要ではない!仕事で充実感を味わおう!

最初にも話しましたが、人生の半分が仕事である以上いくらプライベートの時間が充実していようとも人生が充実することはありません。
やはりどうせ目指すならば、仕事もプライベートも充実させることでしょう。
一度ここの記事に書いてある方法をためしてもらうことでやりがいを見つけられる仕事なのか判断してほしいと思います。
しかし、仕事の内容によってはやりがいを感じにくい職種があるのも事実あり、例えば警備員のようなただ立っているだけの仕事でやりがいを見つけろという方が無理な話です。
そうなると転職しかありませんが、経歴&職歴が良ければ転職も良い条件のところに転職可能でしょうが、元々そこまで優秀でない場合転職するのは難しいのが現状です。
この記事に書いてあることをためしてみても、今の職場がまったくやりがいを感じることが難しいようであれば、医療系の資格を取ることをお勧めします。
医療系の資格を取る人の中には脱サラして社会人経験がある人もいますが、それは今の会社に夢を持てないから医療系の道でやりがいを見つけたい人が多いからでしょう。
医療系の資格は患者さんに直接「ありがとう」と言ってもらえる数少ない職種です。
私は32歳と高年齢で医療系の大学に入りましたが、フリーターの身から医療系の資格を取れているので社会人である皆さんはもっと楽に資格が取れると思われます。
ただし、学費の問題がどうしても発生するので、残りの人生を考えた場合お金を取るのか、やりがいを取るのか十分に考えたうえで選んでほしいと思います。
私の場合はフリーターという社会の底辺だったので、選ぶ余地がなかったから決心できたとも言い切れます。
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フリーターですが、大学受験を考えています。今更いっても意味あるでしょうか・・・? 私はフリーター歴10年でしたが、大学受験によって人生が好転した人間です。 20代…
私は後悔のない人生を送りたいと思っているので、仕事もプライベートも充実させる努力を怠ることはありません。 他者の意見の鵜呑みにすることなく、自分の人生なので自分で考えて行動してもらいたいと思います。