【感想&書評】いのちの車窓から 星野源

いのちの車窓から
悩みねこ

くだらないことが好きなんだけど、最近笑っていないな~.
温かい気持ちになりたい

ていう人におススメの本を紹介します。

星野源さんの本は、笑いあり、涙があるエッセイが多いような気がします。

この『いのちの車窓から』は、

日常が物語になっています。

文章を装飾するだけで、なんでもない日常でもこんな素敵な物語になってしまうのですね。

とてもあたたかい素敵な物語をどうぞ。
目次

笑いあり!くだらないことで怒れる、楽しさ

怒りを吐き出す行為というのは、それをぶつける相手の気持ちを大きく揺り動かすほどに負のエネルギーが強い。しかし、黙って自分の中だけに留めておくと、次第に自分の心は不安定になり、体の具合も悪くなっていく。だからなるべく楽しく面白く吐き出すことが必要である。

いのちの車窓からあ
なるほどと思うところである。

しかし、こんな真面目な文章の後にとってもくだらないことで怒っている。(怒っているのはハマ・オカモトさんです)
激怒ねこ

源さん、許せないことがあるんです

「ちぎれるバターブレッド」をみせながら
激怒ねこ

パンは、元からちぎれます(怒)

そりゃそうだ(笑)
激怒ねこ

そんなに言うなら、どれだけ良いちぎれなのか、確かめるためにちゃんと買いました。

源「どうだった?」
笑顔ねこ

めちゃ普通(ニコニコ)

「ちぎれるバターブレッド」は、パンにちぎりやすい大きさのくびれがあります。

これをポップさから外して、「ちぎれる」というオリジナリティを出してしまった結果、言葉の矛盾が生じた・・・という結論に至っています。

正直
のんねこ

大の大人が2人で真剣に話すことじゃないだろ(笑)

とツッコミたくなりますが、これがこの本の面白さです。

文章の魅力

わたしは文章が書くのが、嫌いでした。

誤字脱字は多いし、日本語もおかしい。

年下の先輩に訂正され、
泣くねこ

40年生きてきて何してんだ俺・・・

と自己嫌悪になったりしてました。

星野源さんはたくさん本を出してますが、最初は文章書くのが嫌いだったそうです。

けれど、今は文章を書くのが楽しくなったそうです。

文章が書くのが楽しくなると読書も好きになる。

いつしか漫画もあまり読まなくなり、小説や随筆を読むことが多くなった。

活字だけの世界にもかかわらず、驚くほどリアリティのある人間味を感じたり、紙の中で世界中を旅し、知らない場所に行ったような感覚に陥り、様々な人の心の中に入ったような気持ちになれる楽しさを知った。

想像力のモーターがフル活動する楽しさ、読書の快感を味わえるようになった。

いのちの車窓から
映像と活字の違いは何でしょうか?

映像は見たそのままだから、情景や人物がわかりやすい。

けれど、活字の方が情景を美しく、人のこころを描けるのはなぜだろう。

「母親」という言葉でも、人にとって意味が違う。

それは一人ひとり自分の母親から受け取ったものを思い出すから。

言葉の意味は人の数だけ存在する。

活字にはそういった楽しさがある。想像をする有意義さがある。

 そして自分でも文筆家としてエッセイを書くこと、目で見た景色と、心の中の景色を描写することが、一種のヒーリングのようになっている。

 私は何をみたのか。どんな風景を見て心が動いたのか。その心の動き方はどんな様子だったのか。そこから何をかんがえたのか。

 どんなたわいないことでも、それをうまく文章にできた時、心の中がきれいに整頓されたように、掃除したての湯船に入り、きれいに体を洗ったようにすっきりとした気持ちになった。

いのちの車窓から
わたしもはてなブログでのほほん日記という日記を書いています。

こちらは本当に思ったことを適当に書くだけ。だから、星野源さんのこの文章の意味がよくわかります。

文章は書いて視覚にして読めた方が自分が今何に悩み、何を考えているのかがよくわかります。

みなさんにも日記でも自分の思ったことを書いてみてください。とってもこころがすっきりした気持ちになりますよ。

名言!新垣結衣への思い

星野源さんと新垣結衣の結婚の発表は全国をびっくりさせましたね。

友達は
泣くねこ

ガッキ―が結婚したので仕事休ませてください

と本気でいったけれど、全国の男性の中に同じような人がたくさんいたんだろうなと想像がつく(笑)

星野源さんが「逃げ恥」のドラマ撮影してるときにガッキ―のことをこう評価してました。

目の前の課題に向き合い、乗り越え、さらに周りをよく見つめ、現場で何か問題があると、表情にはまったく出さず、人知れずこっそりフォローしている。

いのちの車窓から
わたしがガッキ―を知ったのは「マイボスマイヒーロー」のドラマをみてからです。

正直、童顔で幼いなぐらいにしか思っていませんでした。

この文章から周りをよくみてるのはガッキ―だけでなく、星野源さんもじゃないかと温かさを感じます。

俳優というのは大変な職業だ。自分の思っていることではなく、人が書いたセリフをしゃべる。好きでもない相手を愛したり、嫌いでもない人を傷つけたり、体験したことのない職業になる。常に嘘をつき続ける。人気がでれば、チヤホヤされ、注意されることはなくなる。そして、そんな環境の中で、数が非常に少ない椅子取りゲームを、他の俳優相手に延々と繰り返さなくてはならない。

いのちの車窓から
星野源さんも俳優をしてきたからこそ、俳優の大変さが分かるのでしょうね。

そんな精神状態で「普通」の感覚を持てる人は本当に少ない。人気が上がれば上がるほど精神は孤立し、忙しさと比例してその人のエゴはぐんぐんでかくなる。どうしてもわがままになり、周りが見えなくなる。現場をフォローするときは「フォロー」感がどうしても出てしまう。周りからは白い目で見られる。どんどん普通から遠ざかってしまう。

いのちの車窓から
星野源さんは、いろいろな俳優をたくさんみてきたのでしょう。

だからこそ、新垣結衣さんの良さがわかる。

彼女は誠実であり、他の俳優がたどり着くことができない「普通」というものを自分で手に入れている。

星野源さんのこの言葉には「愛」を感じますね。男女ではなく、俳優としてだけでなく、新垣結衣としてみている。

この時は恋愛感情はなかったと思うので(本人にしかわかりませんが)、純粋に尊敬してたのでしょう。

わたしは顔だけで見てしまいますが、この内面の評価には正直脱帽です。

まとめ

このエッセイはくだらなさと笑いと涙と温かさと星野源さんのすごさがつまった素晴らしい本だと思います。

紹介したのは一部ですが、星野源さんの文章に直にふれて、この本の良さを感じ取ってほしいと思います。
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