
毎日つらいばかりことばかり幸せになれません。
幸福感を高める方法があったら教えてください。
こんなお悩みを解決します。 幸福感を高める方法は、たくさんの本を読む必要もなく、たくさんの論文を読む必要もなく、たくさんの人達に話を聞くわけでもなく、世界一幸福な国から学べばいいのです。 成功法を学ぶときに成功者から話を聞きますよね?それと同じです。 今回はフィジーという国の世界一非常識な幸福論のお話です。 幸福な国と聞くと、一番にあがってくるのはフィンランドだと思います。 しかし、これは客観的な幸福度調査の結果で、主観的な幸福度調査ではフィジーが一番にあがってきます。 幸福かどうかは他人が決めるものではなく、自分が決めるものです。 私は主観的な幸福度調査が客観的な幸福度調査よりも、より正しく世界一幸せな国を教えてくれると思います。 厳密に幸福とはこうだ!と教えることはできません。 それは人それぞれ幸福の形が違うからです。 しかし、フィジーは世界で一番「私たちは幸せです!」と言っている人たちが多いのが事実です。 ということで、世界一幸福な国から幸福感を高める方法を学びましょう!
目次
世界一幸福な国に学ぶ幸福感を高める方法 4選
モノもお金も何でも「共有する」


フィジー人には自分のものという感覚がありません。 したがって、車を買えばみんなで車を共有し、子供を産めば子供ができない夫婦と共有します。



子供まで共有するの!?
なぜ、こんなことができるのかというとフィジー人は「モノや経験を多くの人と共有すること」=「幸せ」という考え方があるからです。 僕らは将来に対して不安です。それは一人で生きていかなければいけないと思っているからです。 しかし、他人がお互いにお互いを助けてくれる社会ならば、こんなに将来に対して不安になることもなくなると思っています。 私たち日本人は一人で幸せを得ようと考える傾向があります。 そりゃそうですよね、他人より自分が大切です。 特に今の日本人は共助の考えがほとんどないように感じられます。 2019年に行われた第7回「世界価値観調査(World Values Survey)」にある質問の中には「社会の多くの人は信頼できるか?」というものがあります。 この質問に「信頼できる」と答えた人の割合は、オランダでは58.5%、ドイツでは41.6%だったのに対して、日本では33.7%でした。(参照元:やさしくない国ニッポンの政治経済学) 日本人の2/3は誰も信用していない計算になります。
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このような考えの国で「共有する」という考えは難しいでしょう。 したがって、自分の身近な人、大切な人だけでもいいのではないでしょうか。 私は老人保健施設で働いていますが、個人でリハビリしているよりも、集団でみんなでリハビリしている方がみなさん本当に楽しそうにしています。 私は一人の時間が大好きで一人でいることが多いですが、そんな私でもリハビリでみんなと話していると幸せな気持ちになれます。 誰でも他人と割り切って壁を作る人達たちよりも、介護される立場になり人の助けがなければ生きていけない人達の方が自然と笑って暮らしているのはなんとも皮肉な話です。
自分にも他人にも「テキトー」


私たちは、幸せより「ストレスの多さ」から感じる不幸せのほうが多い印象です。
フィジー人は、自分にゆるく他人にもゆるいためストレスがたまりません。



テキトーでいいじゃん、テキトーで
そのため、クレーマーもいないそうです。
どれぐらいテキトーかというと、時間を守らないのは当たり前で、むしろ約束したことも忘れています(笑)
携帯の契約するのに身元保証人がいるのに、定員さんが身元保証人になるぐらい・・・。
日本は異常なほどにサービスが素晴らしい国ですが、それが自分の首を絞めてしまってる原因になっています。
正直そこまでサービスいりますか?
たまに接客のわるい店員もいますが、この考えを知ってからは特に気にならなくなり、ストレスもたまらなくなりました。
サービスはなくてもいいから、その分安くしてほしいと思ってしまいます。
完璧主義な人は、プロセスも完璧であることに追及し、テキトーな人は目的だけ達成すればいいと考えます。
完璧だろうとテキトーだろうと結果が同じならテキトーな方が人生楽だと思いませんか?
テキトーなラクな生き方は下記の記事を参考にしてください。
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どんな時も「現在フォーカス」


フィジー人は「今」を大切にします。 それはフィジー人の中には「Life is short」という考えが根本にあるからです。 人生は有限ということは誰でも分かっていることなのに、80歳ぐらいまでなんとなく生きられるだろうと思ってしまっています。それには何の確証もありません。 私が感動したフィジー人のお話があります。 とある親子の話ですが、父親が要介護状態になってしまいました。 本来なら、病院や施設に預けるところですが、息子は仕事を辞めて自分で面倒をみると言っています。 理由はただ「自分が今一番したいことがオヤジの介護だ。オヤジも自分も、もしかしたら今日が人生最後の日かもしれない。それなのに仕事なんかやってたら後悔する。」とのこと。 私ならとてもではないですが同じ台詞は吐けません。 スティーブ・ジョブズの名言にも「もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?」とありますよね。



ええ息子さんや~(涙涙涙)
もし、自分の子供にこんなこと言ってもらえたら十分幸せでしょう。 気持ちだけで本当に満たされます。
私は老人保健施設で働いていますが、介護が必要になればみなさん当たり前のように施設に家族さんを預けられます。
責めているわけではなく、私もきっと親に介護が必要になればそうします。
フィジーにはお金がなくても、誰かほかの人が助けれくれる習慣があるから仕事をやめるという選択肢ができるのです。
私は人生のレールから外れてしまったので余計に親に迷惑をかけ、たくさん助けられてきました。
親には感謝してもしきれません。私は「今」恩返しをするために毎日生きています。
光の速さで「つながり」をつくる


フィジー人は、一言話すだけで「人類みな兄弟」という考えを貫いています。 いえ、一言も話さなくても「人類みな兄弟」です。そう感じるエピソードをご紹介します。 3.11の東日本大震災は10年たった今でも記憶に新しいと思います。 フィジー人のとある医師は仕事の合間をぬって、15時になると亡くなった方にむけて祈りをささげてくれているそうです。 どうしてほかの国のためにそこまでできるのか不思議に思いますよね。 「どうしても今でも祈り続けられるのですか?」と聞いたらしいんですが、回答は 「どうしてやめることができるのですか?」 でした。私は、最初の1,2年は3月11日に黙祷はしていましたがそれ以降はしていません。 フィジー人みんながこうだとは思いませんが、こういった方がほかの国にいると思うだけで気持ちが温かくなります。



自分の国のことなのにそこまでしてませんでした・・・反省
人に助けてもらい人の温かさを知ってる人、人との繋がりの大切さを知ってる人、自分一人では生きていけないことを知ってる人は、自然とこういったことができるようになるのでしょうか。 私たち日本人は技術は先進国でも、精神面は後進国だと思わずにいられません。 かといって、現状の日本で繋がりを作っていくことは難しいでしょう。 技術的に先進国になればなるほど、人の力を使わなくても一人でできることが多くなり、それだけ人と繋がる必要性もなくなります。 では一人で生きていくにはどうすればいいのでしょうか?下記の記事を参考にしてみてください。
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他に幸福感を高める方法は?


私の中では幸福とは『思い出』であると確信しています。 人生最後に生きてて良かったな~と思える瞬間は、今までの良き思い出があってこそでしょう。 良いことも悪いことも誰かと一緒にいた記憶だけが思い出として残ります。 思い出すという行為が心をとても温かいものにしてくれます。 中々過去を振り返ることは情報化社会の中ではあまりないでしょう。 暇な時間があれば常にスマホを開き、情報を入手してしまっています。 散歩でもしながら一度ゆっくり昔のことを思い出してみてください。 私がこのことを知ったのが『葬送のフリーレン』という漫画を読んでからです。 この漫画は、魔王を倒した後の勇者一行のお話しです。 主人公であるフリーレンはエルフなのですが、長命で寿命は1000年以上あります。 しかし、勇者はヒトなので寿命は私たちと変わりありません。 当然80年も経てば、勇者は死にますが、フリーレンは生き続けなければなりません。 フリーレンは感情を知らないロボットのような存在でしたが、勇者たちとの魔王討伐の旅の思い出が彼女を変えていきます。 勇者とのやさしい思い出を思い出していく中で、フリーレンは人に興味を持ち始めます。 この漫画は淡々とストーリーが流れていきますが、押しつけがましさがなく、すーと温かい気持ちになれるから不思議です。 一度手に取って読んでみてください。
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世界一幸福な国に学ぶ幸福感を高める方法まとめ


今回はフィジー人の幸福論について紹介させて頂きました。 皆さんの中に幸福とは何か答えは見つかったでしょうか? 結局は自分で考えて、自分にとっての幸福とは何かを考えていく必要があります。 人にとっては一人でいるのが好きで繋がりがストレスの人もいるでしょう。 ここまでフィジーの話を色々してきましたが、私にとってはフィジーは理想郷のような国に感じてしまいます。 日本で同じような生き方をしても余計生きづらいだけだということはなんとなく分かります。 ただ、同じ世界にこういった国があるというだけで、目指すべき日本の形が理想だけの夢物語ではないと思うと励みになります。 最後に私は先ほど紹介したように老人保健施設で働いています。 たくさんのご家族さんが親さんを施設に預けられます。 しかし、フィジーの老人ホームにはフィジー人の入所者はいません。 ※フィジーはフィジー人とインド人が住んでおり、老人ホームにいるのはインド人ばかり ここまで読んでくれた方なら理由はわかりますよね。 日本もこういった国になってほしいと切に願います。 ちなみに私にとっての幸福は『毎日を穏やかに暮らせること』です。
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今回は永崎裕麻さんの『世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論』について紹介させて頂きました。現在Kindle Unlimitedの対象本になっています。この機会にぜひ読んでみてください。
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