仕事で充実感がない人はどうしたらいい?一生懸命は美しい

仕事で充実感を得るためには?一生懸命は美しい
『仕事で充実感がない』というのは『人生に充実感がない』のと同意義だといっても過言ではないでしょう。

なぜならば、1日8時間仕事をするとして週に40時間が仕事の時間になります。睡眠時間を8時間とすれば、残りは16時間しかありませんから、一週間の仕事の占める割合は単純に40/112時間になります。

残業が増えればさらに仕事の割合は増えますから、半分とはいかないまでも人生において仕事の占める割合がかなり大きいことが分かります。

最近では、FIRE(Financial Independence, Retire Early)いわゆる早期リタイヤを求める人が増えていますが、プライベートを重視するのは、仕事に充実感を感じていないのが1つの原因なのかもしれません。

仕事は職種によって充実感が得られにくいのも事実ですが、工場勤務などの単調な仕事が好きな人もいるので充実感は人それぞれ違うのだと思います。

仕事はサービス業などの人の役に直接立てる仕事もあれば、モノづくりなどの間接的にしか役に立てない仕事とまちまちです。

直接お客さんから「ありがとう」と言ってもらえれば、充実して仕事ができるでしょうし、誰からも感謝されなければそれこそ自分が何のために仕事をしているのか分からなくなっても当然といえます。

冒頭でお話ししたように『人生=仕事』だからこそ、少しでも充実感を持って仕事をするにはどうしたらいいのでしょうか?

私なりの工夫をここでは紹介していきます。
目次

仕事で充実感が得られない理由と対策

いい加減に仕事をしている

いい加減に仕事をしている若い女性
目の前にある仕事に命がけで体当たりする以外、道は開けません。「仕事に手ごたえを感じない」「仕事の価値がどうだ」と言っている人は、全員、屁理屈を言っているだけです。

成功に価値は無い!
頑張っても頑張らなくても給料は変わらない世の中ではありますが、頑張らずにいい加減にやって給料をもらおうという考え方だと仕事に充実感は得られません。

なぜなら、いい加減にやっている自分を自分自身が認めていないからです。

いい加減にやればやるほど、「自分は誰からも必要とされていない」「自分の代わりはいくらでもいる」と考えてしまいます。

といっても実際役立たずなのですから仕方ありません。

ならば、あなたが他の同僚にとって唯一無二の存在になればいいのです。

はっきり言ってしまえば、「仕事がつまらない」「やる気が出ない」と文句ばかり言っても、駄々をこねている子供と何の代わりもありません。ただ、自分自身に甘えているだけなのです。
人間はもっともっとできるはずです。それなのに、すぐに「自分はもうダメだ」と落ち込む。「これ以上がんばれない」と言う。そんな人は、心の底から「自分はダメだ」なんて思っていないでしょう。ダメだと言ったほうがラクだから、そうしているだけです。

成功に価値は無い!
言い訳をする人はただラクな道を求めているだけであって、本当に自分がダメだと思っていないでしょう。

苦労をするから充実感を得られるのであって、苦労もせずに充実感だけ得られるわけがありません。

目標を達成したことがある人ならば、苦労すればするほど充実感が生まれることは分かるはずです。

もちろん自分が壊れるまで仕事をするのではなく、適度に仕事全力でやる必要がありますが、それには仕事を適当にやることをお勧めしています。
適当というのは『いい加減に』という意味ではなく、無理のない範囲で自分の力を出し切るという意味です。

騙されたと思って一度仕事を一生懸命にやってみてください。他者の評価すら気にならなくなり、自分が自分自身を認めてくれるようになります。

一生懸命に仕事をしている人はみていて美しいと思いませんか?

具体的に目標設定していない

目標に向かってステップアップ
何のために働いているのか自分なりに目標設定はしているでしょうか?

目標設定をしていても漠然と「俺は一流の〇〇になる!」といった具体性のないモノは具体的に何をしていいのか分からず、よくありません。

目標設定は必ず具体的に行動に落とせるものにしましょう。

私は理学療法士という医療職で働いているので、習慣としての目標は『毎日朝1時間勉強する』にしています。

仕事としての目標は『月に一度患者さんのQOL(生活の質)を満たすために自分なりに考えたことを1つ提案する』と決めています。

目標を設定して達成するということは、自分なりに成長いているということなので、仕事の充実感が得られやすくなります。

仕事はただ仕事をしているだけでは、ただのルーティンワークになりやすく何の変化もなければ、自分自身仕事をしていても変われることはありません。

同じことをしているだけですから当たり前といえば当たり前です。

自分なりに目標を設定し、達成することで自分の中に変化を作りましょう。

ルーティンワークで同じ仕事をしていては、仕事に充実感が得られず仕事に飽きてくるのは当然です。

勉強していない

新緑の中で勉強をさぼる女性
仕事の勉強をしている人はどれだけいるでしょうか?

仕事の勉強をしない人は永遠に能力が変わらないまま、同じことをし続けるということです。

同じ仕事しかしなければかえってくる成果も同じなわけですから、仕事に充実感に得られないとは当然といえます。

同じことしかしない人、同じことしか話さない人など自分から何かを提案することもなく、ただ決められたことをする人材に価値を感じてくれる人はいません。

他人からやさしくされたかったら、ちゃんと勉強したほうがいいです。勉強してオンリーワンのスキルや知識を身につけると、周りがやさしくしてくれます。でも、そうした「武器」がないといつまでもひどい扱いを受けます。

飯は食えるときに食っておく 寝れるときは寝る
勉強をし、オンリーワンのスキルや知識を身に付けると周りがあなたを必要としてくれるようになります。

誰かに必要とされればされるほど自尊心が高まってくるのは誰もが感じていることでしょう。
自尊心というのは、要するに他者の評価のことだ。ヒトは徹底的に社会的な動物なので、他者からの評価が自尊心や自己肯定感と結びつくように「設計」されている。
バカと無知
要するに、私たちは他者評価で自尊心が高まるように遺伝子的に設計されているのであり、人間をやめない限り、他者評価を求めることをやめることはできません。
いまはダメでも、死ぬ気になって何度も何度も挑戦すれば、必ずできるようになります。しかし、もしも「自分には才能がないから」と思ってしまったら、そこまでです。「このへんでいいや」と思ったときが、終わるときです。 
成功に価値は無い!
また、自分には才能がないから「ここまででいいや」と思った時点で人生が終わってしまいます。

諦めは無気力を生み出し、何に対してもつまらなくなり、暇と退屈をもたらす結果になるだけです。

一流に到達できないとしても一流を目指すことが人生の充実感に繋がっていくのです。

ぜひ勉強をし、自分の価値を上げてください。

チャレンジしていない

ガッツポーズをする笑顔のビジネスウーマン
先ほどの話をかぶりますが、チャレンジをせずに同じ仕事ばかりしていては仕事に飽きて当然です。

要するに同じ仕事ばかりしているから飽きがくるのであり、自分で勉強したり、チャレンジしたりして変化を作っていけば仕事に飽きて充実感が得られなくなることもなくなるでしょう。

与えられた仕事があるので職場で自分で勝手にチャレンジすることは難しいかもしれませんが、ふられた内容については「〇〇してみてはどうでしょうか」と意見をいいやすいのではないでしょうか?

その内容が分かりやすくまとまっていれば、あなたの評価にも繋がります。

他にもステップアップのために仕事に関する資格を取ることも新しいチャレンジです。

新しい知識が身につけば、人とは違った発想で新しい景色をみせてくれるようになります。

今までの経験や同じ知識で働いていれば、同じことしかできません。

仕事に充実感を持つためにも、ぜひ自分なりに色々とチャレンジしてみてください。

やらされている

困った表情の女性ビジネスマン
人は同じ仕事をしていても、やらされている仕事に対しては不平不満を言い、自分から率先してやっている仕事には充実感を得る生き物です。

自分から進んで何かをする人間は美しく、させられる人間は不様となる。何事もそれをする中心にいる人間、つまり自己が、させられるのではなく、すると決められるかどうか、その心がけ一つで決まってくる。自らの自発的な意思で行うことは、たとえそれが合理的でなくても、必ず自分自身の糧となり自己の人生を拓く。

生くる
要するに仕事に充実感を得られないのは、会社から指示されたことを嫌々やっているその態度に原因があると言えます。

好きでもない仕事を自分から率先してやるというのは難しいことですが、どうせやらなければいけないことならば、自ら選んでやるようにしましょう。

そもそも会社から言われたことをするからこそ給料がもらえるわけで、あなたの我儘を聞くために雇っているわけではありません。

嫌な仕事をしたくないのならば自分が経営者になるしかありません。

給料を貰っている以上、我慢料だと思って、どうせやらなければいけない仕事ならば自らやるようにしましょう。

人間関係が良くない

不満を抱えたビジネスウーマン
職場の人間関係は働きやすさと切っても切り離せません。

人間関係が良好であれば、それだけで十分すぎるほど仕事が楽しくなります。

会社の同僚はただの他人、自分の仕事さえしていればいいという態度だと周りと仕事がしづらくなります。

どれだけ独りでいるのが好きだろうが、集団で仕事をしていれば孤立感を味わうことになり、他人に対して攻撃的になります。

職場での孤立は思ってる以上に辛く、人は本能的に人を求めるのだなと思わずにはいられません。

仕事で充実感を得たいならば、良好な人間関係は必須です。

一生懸命に仕事をしていれば、そう簡単に人間関係が悪化することはありませんが、一生懸命になりすぎて、周りの意見も聞かず仕事をするのはやめましょう。

一生懸命にやりすぎることの弊害は、頑張らずにサボっている人を見ると、見下すような態度をとってしまうことです。

どんな人でも一度は助けてもらったことがあるはずです。他者への恩を忘れずに、謙虚に仕事をしましょう。

仕事が自分に合っていない

目頭を押さえる疲れた男性社員
そもそも仕事が自分に合っていない場合、充実感を得られるはずがありません。

仕事選びは好きである必要はありませんが、自分に合っているかどうかは確認する必要があります。

一時期ホリエモンの『好きなことだけで生きていく。』が流行りましたが、好きなことを仕事にするのは難しく、好きなことを仕事にできたとしても、仕事にした途端に嫌なこともやらなければいけなくなり、好きでなくなる場合もあります。

したがって、仕事は合っていれば十分だと思っていますが、そもそも合っているかどうかは働いてみないとわかりません。

どんな仕事でも一生懸命にやれば、楽しくなるなんてことは言いません。

工場のバイトを一生懸命にやったとしても楽しいとは思えないからです。

ということは、自分の気質を考えていく必要があります。

ひとりで黙々と仕事をするのが好きなのか、人と関わる仕事でコミュニケーションをとるのが好きなのか、パソコン作業が好きなのか、普段生活していれば、何に快を感じ、何に対して不快に感じるかは分かるはずです。

私の場合は長時間のパソコン作業が無理なので、半分体を動かし、半分デスクワークのある理学療法士という仕事が合っていると思っています。

転職しなければ解決しない問題ではありますが、早めに自分に合った仕事を探しましょう。

直接感謝される仕事に就いていない

高齢者と話すヘルパー
人から直接「ありがとう」と感謝言ってもらえる仕事は圧倒的に少なく、ほとんどの仕事は世の中の役に立っているのか分からないまま働いているだけです。

自分が世の中の役に立っているのか分からないようであれば、仕事に充実感を得ることは難しいでしょう。

私は理学療法士という医療職なため、直接感謝の言葉を言ってもらえる仕事です。

といっても、人から感謝されることなんて医療職であってもあまりありませんが、人から必要とされているという瞬間がないわけでもありません。

とある患者さんが「先生のリハビリが一番良かった。ありがとうね」とわざわざいいにきてくれたとき、理学療法士になってよかったと心底に思いました。

仕事というのは人の役に立ってなんぼなんだなとつくづく思います。

直接感謝される仕事に就くことは、転職するしか方法がありませんが、他にも同僚から頼りにされる方法もあります。

自分が職場で唯一無二の存在で頼りになる存在になれば、同僚から直接感謝の言葉を言ってもらえるようになるでしょう。

そのためには仕事ができるようになる必要があるので、先ほどお話ししたように勉強をし、仕事の能力を磨いてください。

給料が安い仕事に就いている

パソコン作業をする作業着を着た男性
人は自分の仕事に対して給料が上がればやる気が出ますが、逆に変わらなかったり下がってしまえば当然やる気が下がります。

大抵ほとんどの場合は、一生懸命に仕事を頑張っても給料が変わらないのが現状でしょうが、どれだけ働いても変わらないのであれば、合理的な選択は仕事をサボるが選択肢に入ってきます。

元々給料が高いのであれば、給料が変わらなくても気になりませんが、元々低年収だと仕事にやりがいを求めろと入れても無理があります。

つまりは仕事に充実感を求めるには自分の能力と仕事量にあったそれなりの給料をもらえることが最低限の条件になります。

自分が今の給料額に満足できていなければ、仕事に充実感を得ることは難しいでしょう。

自分に能力がなければ転職しても給料は上がらないでしょうし、同じ会社でどれだけ頑張っても給料が上がることはありません。

ということは唯一の解決策は、同じ給料水準でできるだけ楽な職場(定時上がり、年間休日多い)に転職し、年収は副業で増やすという手がよさそうです。

現に私は楽な職場に転職し、空いた時間で副業をして年収を増やしています。

成長を感じられない

成長を感じられないビジネスウーマン
どれだけ働いてもスキルが溜まらない仕事は充実感を得ることは難しいでしょう。

例えば、コンビニの店員、清掃員、単純作業、配達員などは誰にでもできる仕事です。

こういった仕事に成長を感じることは難しいです。
仕事選びで迷っている人に僕がおすすめしているのは、「カンストの訪れが遅い仕事を選ぶこと」 です。カンストとはカウンターストップの略で、ここでは仕事の熟練度とそれに伴う生産性を示しています。カンストの訪れが遅いというのは、要はマスターするには時間や手間がかかって、そのマスター具合により生産性がアップする仕事です。
凡人道 役満狙いしないほうが人生うまくいく
上記の引用は元2ch管理人のひろゆきさんの著書から引っ張ってきたものですが、仕事の熟練度が遅い仕事ほど他者との差別化がしやすくなり、給料水準が高い傾向にあります。

つまりは、時間はかかるけれど、確実に成長を感じられ、おまけに給料が上がりやすい仕事ということになります。

こういった仕事は充実感が得られやすく、ぜひとも仕事選びの選択肢にしてほしい職業です。

といっても、私が現在働いている職種である理学療法士は専門職なため、仕事の熟練度が上がる仕事ではありますが、国の医療保険や介護保険で給料が支払われているので給料が上がることはありません。

つまりは、民間の企業であり、さらに熟練度の上がる専門職につかないと仕事に充実感は得られにくいでしょう。

こうなるとかなりハードルは上がりますが、あなたが20代と若いのならば早めの転職をお勧めします。

仕事内容に飽きてきた

頬杖をつき不機嫌そうな表情の若い女性
職種によっては、毎日同じことの繰り返しで、何の創意工夫も必要ない仕事があります。

先ほど紹介したスキルが溜まらない仕事がそれに当てはまりますが、同じことを何年も続けていれば当然飽きがきます。

頭脳労働であっても、会社から言われたことだけをしていては結局同じルーティンワークになるのでもちろん飽きがきます。

つまりは、仕事に飽きを作らないためには何かしら変化を作り出す必要があります。

といっても、単純作業ではどうしようもないので、頭脳労働が必要な仕事に転職する必要がありますが、元々頭脳労働している人は、変化を作るために仕事関係の勉強をすることをお勧めします。

勉強をすることで違う発想が湧きますし、その発想を元に創意工夫することができ、仕事が発展していきます。

仕事に変化が生まれるので、飽きがくることはありません。

仕事に充実感がない人は、仕事を変化させる努力を怠っている人が多いので、ぜひ仕事関連の勉強を続けることでさらに仕事を良いモノに変えていってください。

仕事に充実感がない人は副業で求めるのも1つの手

窓際でパソコンを使う笑顔の日本人女性
本業というメインの収入源があれば、副業で好きなことを仕事にしても特に困ることはありません。

本業は生活が懸かっているため、顧客のニーズに合わせて仕事をしていく必要があります。

しかし、副業は収益のことを考えないのであれば、顧客のニーズに合わせる必要はなく、自分がやりたいように商売をすることができます。

少なくとも私はブログで好き勝手に書いていますが、本当はクレジットカードや美容や車の記事を書いた方が単価が高いことは分かっていますが、そんな記事を書いても自分がつまらないので、雑記ブログで自分が好きなことを書いているというわけです。

多少なりとも収益があるので、自分はこれで十分だと思っています。

すなわち私にとってはブログは充実感を味わえる1つの趣味です。

本業の仕事に充実感を味わえないと感じているのならば一度副業の仕事で好きなことをやってみてはどうでしょう?

仕事に充実感がない人は一生懸命に働こう!

スマホで通話する笑顔の女性ビジネスマン
色々と仕事に充実感を得るために述べてきましたが、結局は仕事に一生懸命に取り組まなければすべてが無駄になります。

仕事を一生懸命にやることは疲れるように思いますが、私が言いたいのは自分の能力でできる範囲で無理をせず、前に向かって前進するということです。

無理をしないので疲れることはありません。マラソンで考えると分かりまりが、マラソンは全力疾走で走るのではなく、ひたすら60%ほどの力で長時間走り続けます。

この場合60%の力があなたにとっての一生懸命にあたるので、多少疲れることはあるかもしれませんが、何とか続けられそうです。

一番いけないのが仕事に対して「給料が変わらないならいい加減でいいや」となんでも投げやりになってしまうことです。

こうなると、やらされている感が増してしまい、何の達成感もないので仕事に充実感が得られるわけありません。

何よりもいい加減に仕事をしていると「自分は何のために生きているんのだろう」とどんどん無気力になっていき、自分が何のために存在しているのか分からなくなります。

そうなるとチャレンジ精神もなくなり、ただご飯を食べて仕事をして寝るだけの堕落した生活が待っているだけです。

特に40代は無気力で仕事を辞めたいと思う時期ですが、仕事を頑張ることでなんとか人生を生き切ってほしいと思います。
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